
「トイレが異常に近い…」 「排尿の最後にツーンとした痛みがある」 「トイレに行ったばかりなのに、まだ残っている感じがしてスッキリしない」
そんなつらくて不快な症状、もしかしたら膀胱炎かもしれません。膀胱炎は多くの女性が経験する病気ですが、デリケートな悩みのため、なかなか人に相談しにくいものですよね。
「とりあえず市販薬で…」と考える方も多いですが、膀胱炎の治療は市販薬でできることと、病院でしかできないことがあります。
この記事では、そんなあなたのために、膀胱炎の原因とその薬について分かりやすく解説します!
正しい知識を身につけて、不快な症状から早く解放されましょう!
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INDEX
膀胱炎の原因は?なぜ女性に多いの?
膀胱炎は、尿道から侵入した細菌(主に大腸菌)が膀胱の粘膜に感染し、炎症を起こす病気です。
特に女性は、男性に比べて尿道が短く(約3~5cm)、細菌の侵入口である尿道口が肛門や膣と近いため、細菌が膀胱まで到達しやすく、膀胱炎になりやすいのです。

以下のようなことが、膀胱炎の引き金(誘因)となります。
- トイレの我慢
- 疲れやストレス、睡眠不足による免疫力の低下
- 体の冷え
- 性行為
- 生理ナプキンなどで陰部が不潔になること
思い当たることがあれば、それが膀胱炎のサインかもしれません。
膀胱炎の市販薬に含まれる「生薬・漢方」の働き
ドラッグストアで膀胱炎の薬を探すと、その多くが「漢方薬」や「生薬」であることに気づくでしょう。これらは、西洋薬の「抗生物質」とは異なり、体の内側から働きかけて症状を和らげます。
主な働きは以下の3つです。
利尿作用

尿の量を増やし、その勢いで膀胱内にいる原因菌を洗い流します。
抗炎症作用

膀胱の粘膜で起きている炎症を鎮め、排尿時の痛みや不快感を和らげます。
抗菌作用

細菌がそれ以上増殖するのを抑える働きが期待できます。
これらの市販薬は、原因菌を直接殺す「殺菌作用」を持つものではありません。
あくまで症状を緩和し、体の治癒力をサポートするのが目的です。
膀胱炎の市販薬、どう選ぶ?
市販薬は、軽い症状の初期段階や、繰り返す方のセルフケアとして有効です。
代表的なものを紹介します。
ボーコレン:漢方薬「五淋散(ごりんさん)」がベース

「排尿痛」「頻尿」「残尿感」といった膀胱炎の代表的な症状に幅広く対応する漢方薬です。
主な成分/剤形
五淋散/錠剤
特徴・こんな方におすすめ
膀胱炎市販薬で最も有名。 11種類の生薬からなる五淋散のエキスを配合。錠剤タイプで飲みやすく、初めての方にもおすすめです。
腎仙散(じんせんさん)

多くの生薬を組み合わせた和漢薬で、膀胱炎だけでなく、むくみや腎臓の病気にも古くから使われてきました。
主な成分/剤形
タクシャ、ブクリョウなど15種類の生薬/散剤(粉末)
特徴・こんな方におすすめ
利尿作用に優れ、菌を早く洗い流したい方に。鎮痛や抗菌作用も期待できます。お湯に溶かして飲むのが基本で、体を温める効果も。
猪苓湯(ちょれいとう)

排尿に関する様々な症状(排尿痛、残尿感、頻尿、尿が出にくいといった症状)に用いられる漢方です。
主な成分/剤形
猪苓、茯苓、沢瀉、阿膠、滑石の生薬/錠剤、顆粒など
特徴・こんな方におすすめ
体力に関わらず使いやすい、マイルドな効き目の漢方。尿量が少なく、排尿痛や残尿感がある場合に。喉が渇く方にも適しています。
市販薬はあくまで症状を和らげるためのものです。
2~3日服用しても症状が改善しない、または悪化する(血尿が出る、痛みが強くなるなど)場合は、すぐに医療機関を受診してください。
膀胱炎は「処方薬(抗生物質)」での治療が基本?
「市販薬を試したけど、いまいち良くならない…」そう感じたことはありませんか?
より早く、的確に膀胱炎を治したいのであれば、医師が処方する「医療用医薬品(処方薬)」が断然おすすめです。
市販薬は症状を和らげるのに役立ちますが、膀胱炎を根本から治すためには、医師が処方する「抗生物質」が不可欠です。
①原因菌を直接殺菌できる
抗生物質は、膀胱炎の原因である大腸菌などを直接攻撃して殺菌します。 これが、症状緩和が目的の市販薬との決定的な違いです。
②効果が早く、確実
医師の指示通りに服用すれば、通常1~3日程度でつらい症状が劇的に改善します。
③「腎盂腎炎(じんうじんえん)」への重症化を防ぐから
膀胱炎をこじらせ、細菌が尿管をさかのぼって腎臓にまで達すると、「腎盂腎炎」という病気を引き起こします。腎盂腎炎は38度以上の高熱や背中の痛みを伴い、入院が必要になることもある重篤な病気です。抗生物質で確実に菌を叩くことが、この重症化を防ぎます。
つらい症状を長引かせない・悪化させないためには、自己判断で市販薬を使い続けるよりも、専門家である医師の診断を受けることが、結果的に回復への一番の近道なのです。

代表的な膀胱炎の処方薬(抗生物質)
医療機関では、尿検査などで原因菌を推測し、効果的な抗生物質を処方します。
クラビット錠(一般名:レボフロキサシン)

特徴 | ニューキノロン系と呼ばれる抗生物質で、幅広い細菌に有効です。高い殺菌効果が期待でき、現在の膀胱炎治療で最もよく使われる第一選択薬の一つです。1日1回の服用で済むタイプもあり、飲み忘れが少ないのもメリットです。 |
ジェネリック | 「レボフロキサシン錠」という名称で処方されることが非常に多く、効能・効果は同じです。 |
バクタ配合錠

特徴 | スルファメトキサゾールとトリメトプリムという2つの成分を組み合わせた抗生物質です。細菌の増殖に必要な「葉酸」の働きを阻害することで効果を発揮します。古くから使われていますが、近年は耐性菌が増加傾向にあります。 |
ジェネリック | ジェネリックはありません。 |
この他にも、セフェム系の抗生物質(フロモックス、メイアクトなど)も、
安全性と効果のバランスから第一選択薬として広く使われています。
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治療と予防に!今日からできるセルフケア
膀胱炎の治療中はもちろん、再発を防ぐためにも以下のセルフケアを習慣にしましょう。
水分をたくさん摂る
1日1.5~2リットルを目安に、こまめに水分を摂りましょう。膀胱に溜まった尿の細菌濃度を薄め、排尿の回数を増やすことで、原因菌を物理的に洗い流します。これは治療と予防の両方において最も重要なケアです。

トイレは我慢しない
尿意を感じたら、すぐにトイレに行く習慣をつけましょう。尿を膀胱内に長時間溜めておくと、その中で細菌が増殖しやすくなってしまいます。特に外出先などでは我慢しがちですが、意識的にトイレ休憩をとることが大切です。

下半身を冷やさない
体の冷えは血行不良を招き、免疫力の低下に繋がります。夏場の冷房対策に羽織るものやひざ掛けを用意したり、冬場は腹巻や厚手の靴下、カイロなどを活用したりして、腰から下をしっかりと温めましょう。
いつも清潔を心がける
デリケートゾーンを清潔に保つことが再発予防の鍵です。排便後は、大腸菌が尿道口に付着しないよう、必ず「前から後ろ」に向かって拭きましょう。また、おりものシートや生理用品は雑菌の温床になりやすいので、こまめに交換してください。

疲れ・ストレスを溜めない
睡眠不足や過労、精神的なストレスは、体の抵抗力を著しく弱め、細菌に感染しやすい状態を作ってしまいます。忙しい毎日の中でも意識してリラックスする時間を作り、十分な休息をとって免疫力を高く保ちましょう。
性行為の後はトイレへ
性行為は膀胱炎の大きなきっかけの一つです。行為によって尿道口付近に付着した細菌を体外へ洗い流すため、終わった後は意識的に排尿する習慣をつけましょう。可能であれば、シャワーで軽く洗い流すのも効果的です。

これらのセルフケアで膀胱炎を予防、改善をしながら、
次のステップとして症状に合った薬を選んでいきましょう!
まとめ
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- 膀胱炎は細菌感染が原因。市販薬は症状緩和が目的で、菌を殺す力はない。
- 根本治療には「抗生物質」が不可欠。放置すると重症化のリスクも。
- つらい症状が出たら、我慢せずに医療機関を受診するのが完治への一番の近道。
- 忙しい方や対面診療に抵抗がある方は、オンライン診療が便利で安心。
- 水分摂取や体を冷やさないなど、日々のセルフケアが再発予防の鍵。
つらい膀胱炎の症状は、女性のQOL(生活の質)を大きく下げてしまいます。我慢せずに正しい治療を受け、スッキリ快適な毎日を取り戻しましょう。することが早期回復への近道です。この記事を参考に、スッキリ快適な毎日を取り戻してください。
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