
「口内炎ができて、食べ物や飲み物がしみて痛い…」「早く治したいけど、塗り薬はすぐ取れてしまう」
そんな、つらいアフタ性口内炎にお悩みではありませんか? 「アフタッチ」は、患部に直接「貼る」ことで、有効成分をしっかり届け、同時に痛い部分を物理的に保護してくれる、ユニークな口内炎治療薬です。
この記事では、そんなアフタッチについて、効果の仕組みや副作用、そして最も重要な「正しい貼り方」や市販薬との関係などを、医師が分かりやすく正確に解説していきます。
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アフタッチとは?効果は?
アフタッチは、「口腔用ステロイド薬」に分類される、アフタ性口内炎専用の治療薬です。薬剤が付着した薄いフィルム状の錠剤を、患部に貼り付けて使います。
医療用として処方されるアフタッチは、「アフタッチ口腔用貼付剤25μg」の1種類です。
アフタッチの成分・作用機序
有効成分は「トリアムシノロンアセトニド」です。
これは、炎症を抑える作用を持つ「ステロイド」の一種です。 アフタッチは、口の中の粘膜に貼り付くように設計されており、2つの働きで口内炎を治します。
- 抗炎症作用:有効成分であるステロイドが、口内炎の「炎症」を直接鎮め、赤み、腫れ、痛みを和らげます。
- 物理的な保護作用:薬が患部を「絆創膏」のように覆うことで、食べ物や飲み物、歯などが当たることによる物理的な刺激から、痛い部分を守ります。
この「治療」と「保護」のダブルの効果で、つらい口内炎の症状を速やかに改善し、治癒を早めます。
アフタッチの効果
口内炎の痛みや腫れを和らげ、治りを早くします。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- アフタ性口内炎
※ウイルスの感染(ヘルペスなど)や、入れ歯などが当たってできた傷には使いません。
アフタッチはオンライン診療で出せる?
「口内炎ができて痛いけど、病院に行く時間がない…」「以前処方された口内炎の薬がまた欲しい」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
アフタッチのような口腔用のお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
アフタッチに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。
急な発症でも、通院の負担を大きく減らすことができます。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
アフタッチの使い方(用法・用量)
通常、1患部に1回1錠を、1日1〜2回、患部粘膜に付着させて用います。

- まず、うがいなどで口の中を清潔にし、患部の水分や唾液をティッシュなどで軽く拭き取ります。
- 薬のシートから錠剤を1つ取り出します。
※オレンジ色の面が粘膜にくっつく接着面、白い面が薬の層です。 - 白い薬の面を、口内炎の患部に当たるようにして貼り付けます。
- 指先で数秒間、軽く押さえて、しっかり付着させます。
- 薬は自然に溶けてなくなります。無理に剥がさないでください。
アフタッチの副作用
正しく使えば、副作用はほとんどありません。
主な副作用
- 口腔カンジダ症: 口の中に白い苔のようなものが広がったり、ヒリヒリしたりすることがあります。ステロイドの免疫抑制作用により、口の中の常在菌であるカンジダ菌が増殖しやすくなるためです。
副作用が出たときの対処法
口の中にいつもと違う症状(白い苔が増える、刺激感が続くなど)が現れた場合は、使用を中止し、処方した医師、歯科医師、または薬剤師に相談してください。
アフタッチの注意事項・禁忌
使ってはいけない方
- 過去にアフタッチの成分でアレルギー症状を起こしたことがある方
- 口腔内にカンジダ症やヘルペス性口内炎などの感染症がある場合 (ステロイドは免疫を抑えるため、感染症を悪化させる可能性があります。まずは感染症の治療が優先されます。)
併用に注意が必要な薬
口腔用貼り薬であり、全身への吸収はごくわずかなため、飲み薬との間で特に問題となる飲み合わせは、基本的に報告されていません。しかし、他に口腔用の薬を使っている場合は、医師に伝えておきましょう。
使用上の注意
貼付後、しばらくは飲食を避ける | 薬がしっかり付着し、溶け出すまでの間(30分程度)、飲食を控えるとより効果的です。 |
自己判断で長期間使わない | 5日間程度使用しても症状が改善しない場合や、悪化する場合は、他の病気の可能性もあるため、必ず医療機関を受診してください。 |
保管方法
- 直射日光・高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 子どもの手の届かない場所に置いてください。
貼り忘れたら?
気づいた時点で貼ってください。1日に数回貼る薬なので、厳密な時間を守る必要はありません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、アフタッチの処方や口内炎の治療も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

アフタッチに市販薬はある?値段は?
市販薬
アフタッチと全く同じ有効成分・同じ仕組みの市販薬が、「トラフルダイレクトa」や「アフタシールA」などの名前で販売されています。
ジェネリック名
トリアムシノロンアセトニド口腔用貼付剤25μgなどの製品名で発売されています。
薬価
- アフタッチ口腔用貼付剤25μg:22.7円/錠
(3割負担の場合、自己負担額は1錠あたり約7円) - トリアムシノロンアセトニド口腔用貼付剤25μg「大正」(ジェネリック):31.6円/枚
(3割負担の場合、自己負担額は1枚あたり約10円)
※2025年7月8日現在
※薬価は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
よくある質問(FAQ)
Q.妊娠中や授乳中でも使えますか?
局所に使う貼り薬で、全身への影響は非常に少ないため、比較的安全に使えるお薬とされています。ただし、念のため使用前に医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
Q.子供でも使えますか?
はい、お子様にも使えます。 ただし、薬を飲み込んでしまったり、気道に詰まらせたりする危険がないよう、うがいなどがきちんとでき、保護者の監督のもとで正しく使える年齢(目安として5歳以上)からとされています。
Q.間違って飲み込んでしまいました。大丈夫ですか?
主成分は少量で、飲み込んでもほとんど吸収されずに排泄されるため、1錠程度であれば、まず心配はいりません。 ただし、薬は口の中で溶けて効果を発揮するよう作られています。
Q.どのくらいで効きますか?
痛みを保護する効果は、貼ってすぐに感じられます。 薬が「絆創膏」の役割をして、食べ物などが当たる刺激を防いでくれます。炎症を抑え、口内炎そのものを治していく効果は、数日間使用を続けることで現れます。
Q.うまく貼れません。すぐ取れてしまいます。
貼る前に、患部の唾液をティッシュで軽く拭き取るのが最大のコツです。粘膜が濡れていると、接着面がうまくくっつきません。
Q.お酒と一緒に使っても大丈夫?
飲み薬ではないので直接的な相互作用はありません。しかし、アルコールは粘膜を刺激し、口内炎の治りを遅らせる可能性があります。治療中は、飲酒や香辛料の多い食事など、刺激になるものは控えるのが望ましいでしょう。
まとめ
アフタッチは、つらいアフタ性口内炎の患部に直接「貼る」ことで、ステロイドで炎症を鎮め、同時に刺激から守る、画期的な治療薬です。 貼ってすぐに痛みが和らぐのが大きなメリットです。
効果を最大限に引き出すコツは、「貼る前に患部を乾かすこと」と「白い薬の面を患部に当てること」。そして、ウイルス性などの感染症には使わないことです。
特徴を正しく理解し、つらい口内炎を早く治しましょう。
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