
「病院で、アテノロールという血圧の薬を処方された」 「以前はテノーミンだったのに、薬局で名前が違う薬に変わったけど大丈夫?」
高血圧や動悸の治療で、このような経験をされた方もいるかもしれません。
今回は、この「アテノロール」がどのようなお薬なのか、その効果や副作用ついて、医師がやさしく解説していきます。
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アテノロールとは?効果・効能は?
アテノロールは、「β(ベータ)遮断薬」というグループに分類されるお薬で、興奮した心臓を落ち着かせ、心臓を休ませます。
心臓の過剰な働きを穏やかにすることで、血圧を下げたり、胸の痛みを和らげたり、速すぎる脈を整えたりします。これは、先発医薬品「テノーミン」のジェネリック医薬品(後発医薬品)であり、効果や安全性は全く同じです。
主に高血圧症や狭心症、不整脈(頻脈)の治療に用いられます。
アテノロールは、「アテノロール錠『製薬会社名』」という名前で、様々な製薬会社から販売されています。錠剤の規格(成分量)も、先発品のテノーミンと同じく25mgと50mgがあります。
アテノロールの成分
有効成分は「アテノロール」です。
緊張したり興奮したりすると、体の中ではアドレナリンなどの「興奮ホルモン」が出ます。このホルモンが心臓にある「β1受容体」というスイッチを押すと、心臓はドキドキと速く、強く拍動します。
アテノロールは、この心臓の「β1受容体」というスイッチをブロックします。これにより、興奮ホルモンからの指令が心臓に伝わりにくくなり、心臓はリラックスして、ゆっくり穏やかに拍動するようになります。
その結果、血圧が下がり、心臓の負担が軽くなるのです。
アテノロールの効果
- 血圧を下げる効果
- 心臓の拍動をゆっくりにし、心臓の負担を減らす効果
- 胸の痛みを和らげる効果(狭心症)
- 速い脈(頻脈)を整える効果
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 本態性高血圧症
- 狭心症
- 頻脈性不整脈
アテノロールはオンライン診療で出せる?
「高血圧で薬が必要」「急に症状が出たけど、病院に行く時間がない…」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
アテノロールのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
アテノロールに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。
特に、症状が安定している場合の継続処方や、お薬への切り替え相談などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
アテノロールの使い方(用法・用量)
通常、成人には1日1回、50mgを服用します。
年齢や症状によって量は調整されます。必ず医師の指示した用法・用量を守ってください。
アテノロールの副作用
主な副作用
主な副作用として、徐脈(脈がゆっくりになりすぎる)、めまい、ふらつき、だるさ・倦怠感、手足の冷えなどが報告されています。これらは、お薬が効いているサインでもありますが、程度が強い場合は注意が必要です。
まれですが、注意すべき重大な副作用として、重度の徐脈、心不全、心ブロック、呼吸困難などがあります。
副作用への対処法
- 徐脈・めまい: 脈が1分間に50回を下回る、強いめまいやふらつきを感じる場合は、医師に相談してください。
- だるさ・倦怠感: 飲み始めに感じることが多いですが、体が慣れてくると軽くなることもあります。
- 気になる症状が出たら: 我慢せずに、すぐに処方してくれた医師や薬剤師に相談してください。
アテノロールの注意事項(禁忌)
使ってはいけない方
- 本剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある方(禁忌)
- 心不全や徐脈、心ブロックなどの重い心臓病のある方(禁忌)
- 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある方(禁忌)
- 低血圧症の方(禁忌)
- 重度の末梢循環障害のある方(禁忌)
- 未治療の褐色細胞腫又はパラガングリオーマの方(禁忌)
- 気管支ぜんそくやその既往歴のある方
- 糖尿病の方
- 高齢の方
併用に注意が必要な薬
- 一部の他の血圧の薬や心臓の薬(カルシウム拮抗薬など)
- 糖尿病のお薬(インスリンなど)
- 痛み止めの一部(非ステロイド性抗炎症薬:ロキソニンなど)
使用上の注意
絶対に自己判断で中止しない | 急にお薬をやめると、血圧が急上昇したり、狭心症が悪化したりする「リバウンド現象」が起こる危険があります。お薬をやめる際は、必ず医師の指示に従って、徐々に量を減らしていきます。 |
血圧測定の習慣を | 毎日、家庭で血圧を測定し、記録することは、治療効果の確認と副作用の早期発見のために非常に重要です。 |
めまい・ふらつきに注意 | 立ちくらみが起こりやすいので、車の運転や高所での作業には十分注意してください。 |
塩分制限と運動で薬の効き目を後押し | 1日6g未満の減塩や、ウォーキングなどの適度な運動は、血圧を下げる上で非常に効果的です。薬だけに頼るのではなく、生活習慣を一緒に見直すことで、より良い血圧コントロールを目指せます。 |
保管方法
- 直射日光や湿気を避け、室温で保管してください。
- お子さんの手の届かないところに置きましょう。
飲み忘れたら?
気づいた時点で、忘れた分を服用してください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は、1回分をとばしましょう。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、アテノロールをはじめとしたお薬の処方なども行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

アテノロールに市販薬はある?値段は?
市販薬
2025年8月現在、アテノロールと同じ成分の市販薬は販売されていません。
必ず医師の処方が必要なお薬です。
ジェネリック
アテノロール自体が、先発医薬品「テノーミン」のジェネリック医薬品です。
薬価
時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
- テノーミン錠50(先発品):約9.3円/錠(3割負担の場合:約3円)
- アテノロール錠50mg(後発品):約6.1円/錠(3割負担の場合:約2円)
※2025年8月15日現在
※薬価は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
アテノロール錠25mg「JG」/アテノロール錠50mg「JG」
よくある質問(FAQ)
Q.妊婦・授乳中でも飲めますか?
妊娠中は、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ使用されます。授乳中の方も、服用中は授乳を避けることが望ましいとされています。自己判断で服用せず、必ず医師に相談してください。
Q.子どもでも飲めますか?
小児に対する安全性は確立されていないため、基本的には使用されません。
Q.どのくらいで効きますか?
服用後、数時間で心拍数を抑える効果が現れ始めますが、血圧が安定するまでには1~2週間かかることもあります。焦らず、医師の指示通りに服用を続けることが大切です。
Q.飲むと眠くなりますか?運転はできますか?
副作用でだるさやめまいが出ることがあります。そのため、服用中は車の運転や危険な作業には十分な注意が必要です。
Q.お酒(アルコール)を飲んでも大丈夫ですか?
服用中の飲酒は、控えるか、ごく少量に留めるのが賢明です。アテノロールにもアルコールにも、血圧を下げる作用があります。一緒に飲むと、作用が強まりすぎて、めまいやふらつきが起こりやすくなります。
Q.「あがり症(社交不安障害)」にも使われるって本当ですか?
はい、医師の判断で処方されることがあります。アテノロールは、不安な気持ちを直接抑えるわけではありませんが、スピーチや発表など緊張する場面での「心臓のドキドキ」や「手の震え」といった身体的な症状を強力に抑えてくれます。その結果、落ち着いて行動できる助けになります。これは保険適用外での使用となります。
アテノロールの処方はウチカラクリニックオンライン診療で!
アテノロールは、先発品テノーミンと同じ効果を持つ、心臓を穏やかにして血圧や脈拍をコントロールする、信頼性の高いお薬です。
ジェネリック医薬品なので、治療費の負担を軽減できるメリットがあります。効果が高い反面、「急にやめられない」など、自己判断が禁物のお薬でもありますので、必ず医師の指示通りに服用を続けましょう。
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