アルサルミン細粒/内用液の効果と副作用を解説!【医師監修】

アルサルミン

「胃がキリキリ痛んで、食事がおいしくない」
「胃潰瘍と言われて、胃の粘膜を守る薬を出された」
「アルサルミンという粉薬、いつ飲めばいいの?」

胃の痛みや不快感は、日常生活の質を大きく下げてしまいますよね。 そんなとき、荒れた胃の粘膜を直接保護するために処方されるお薬が「アルサルミン」です。

「ただの胃薬でしょ?」と思われがちですが、実は飲み合わせや、使ってはいけない人(透析中の方など)に注意が必要な薬でもあります。
効果や正しい飲み方、注意点について、医師が詳しく解説します。

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

アルサルミンとは?効果は?

アルサルミン(成分名:スクラルファート)は、「胃の粘膜保護薬」です。 胃酸を抑える薬(ガスターやタケキャプなど)とは異なり、荒れてしまった胃の壁に直接貼り付いて、「絆創膏(ばんそうこう)」のように傷口をカバーするのが特徴です。 これにより、胃酸の攻撃から患部を守り、修復を助けます。

 

アルサルミン種類(剤型)

主に以下の種類が処方されます。

  • アルサルミン細粒90%: サラサラとした細かい粉薬です。胃全体に広がりやすいため、よく処方されます。
  • アルサルミン内用液10%: 白いドロっとした液体(シロップ)です。食道や胃の入り口付近に留まりやすい特徴があります。

 

アルサルミンの成分

有効成分は「スクラルファート水和物」です。

この成分にはアルミニウムが含まれており、これが薬の効果を発揮する一方で、一部の患者さんには使用できない理由(後述)にもなっています。

 

アルサルミン効果

  • 潰瘍の保護: 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の傷口に結合し、保護膜を作ります。
  • 炎症の改善: 胃炎によるただれを修復します。
  • ペプシンの吸着: 胃を荒らす消化酵素(ペプシン)の働きを抑えます。

 

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 胃炎(急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期)

 

アルサルミンはオンライン診療で出せる?

「胃が痛くて、病院の待ち時間がつらい」 「仕事が忙しくて、薬だけもらいに行く時間がない」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

アルサルミンのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
アルサルミンに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。

特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

アルサルミンの使い方(用法・用量

通常、成人は1日3回(製剤により1回量が異なる)。
服用回数・タイミングは医師の指示に従う。


具体的なタイミングは医師の指示に従ってください

飲むタイミングのポイント

医師から特別な指示がない場合、一般的には「食前」または「食間(食事と食事の間)」などの空腹時に飲むことが推奨される場合が多いです。
これは、胃の中に食べ物がない状態の方が、薬が胃の粘膜にしっかり付着して効果を発揮しやすいからです。 (※飲み忘れ防止のために「食後」と指示されることもあります。その場合は医師の指示通りに飲んでください

 

アルサルミンの副作用

主な副作用

副作用は比較的少ないお薬ですが、成分に含まれるアルミニウムの影響で以下の症状が出ることがあります。

  • 便秘: 最も多い副作用です。アルミニウムが腸の動きを鈍くするためです。
  • 口の渇き
  • 吐き気

 

副作用が出たときの対処法

便秘が気になる場合は、水分を多めに摂るようにしてください。
それでも改善しない場合や、お腹の張りがつらい場合は医師に相談してください。

 

アルサルミンの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

服用してはいけない方(禁忌)

  • 透析を受けている方(透析患者

※アルサルミンに含まれるアルミニウムが体外に排出されず、脳や骨に蓄積して「アルミニウム脳症」や「アルミニウム骨症」という重篤な副作用を引き起こす危険性があるため、絶対に使用してはいけません。

特に注意して使う方(慎重投与)

  • 腎臓に障害のある方: 透析まではしていなくても、腎機能が低下している方はアルミニウムが溜まりやすいため注意が必要です。
  • 高齢者
  • 便秘がちな方

 

併用に注意が必要な薬

アルサルミンは、他のお薬の吸収を邪魔してしまうことがあります。

  • ニューキノロン系抗菌薬(クラビット、アベロックスなど)
  • テトラサイクリン系抗菌薬
  • 甲状腺ホルモン薬(チラーヂンなど)
  • 一部の抗ウイルス薬
  • クエン酸製剤(血中Al上昇の懸念)
  • ポリスチレンスルホン酸Ca/Na(カリウム吸着樹脂の効果減弱)
  • ジギタリス製剤、フェニトイン、スルピリド など(吸収阻害)
  • 胆汁酸製剤(UDCA等)
  • テオフィリン徐放(AUC低下のおそれ)

これらのお薬と一緒に飲むと、成分がくっついてしまい、効果が弱まることがあります。
併用する場合は、服用時間を2時間以上ずらすなどの工夫が必要です。

必ず医師・薬剤師に相談してください。

 

使用上の注意

透析の有無透析治療を受けている、またはこれから受ける予定がある場合は、必ず医師に伝えてください。
便通便秘になりやすい薬ですので、食物繊維や水分を意識して摂るようにしましょう。
長期服用漫然と長期間飲み続けるとアルミニウムの蓄積リスクが高まるため、症状が改善したら医師の判断で終了・減薬します。
転倒高齢者の方は、ふらつきによる転倒に注意してください。

 

保管方法

  • 直射日光や湿気を避け、室温で保管してください。

 

飲み忘れたら

気付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分を飲んでください。
絶対に2回分を一度に飲まないでください。

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、アルサルミンをはじめとしたお薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております

アルサルミンに市販薬はある?値段は?

市販薬

アルサルミンの成分「スクラルファート」を配合した市販薬は販売されています。

  • スクラート胃腸薬 シリーズ(ライオン)
    スクラルファートが荒れた患部を修復する、というコンセプトの胃腸薬です。

ただし、市販薬には他の成分(消化酵素や鎮痛成分など)も混ざっていることが多いため、純粋なアルサルミンとは構成が異なります。

 

ジェネリック

アルサルミンには、ジェネリック医薬品(後発品)としてスクラルファート水和物があります。

 

薬価

アルサルミンは古くからあるお薬のため、薬価は非常に安価です。

薬剤名区分薬価(単位)3割負担の目安(1日分)
アルサルミン細粒90%先発品6.70円 / g約6〜8円
スクラルファート細粒90%ジェネリック約6.50円 / g約6〜8円
アルサルミン内用液10%先発品1.90円 / mL約17円

※薬価は改定などで変わる可能性があります。
※細粒を1日3〜4g処方された場合、内用液を1日30mL(1回10mL×3回)処方された場合の計算です。
これに診察料や調剤料などが加算されます。

 

添付文書

アルサルミン細粒90%/アルサルミン内用液10%

 

よくある質問(FAQ)

Q.妊婦・授乳中でも使えますか?

妊娠中: 治療上の有益性が優先される場合は処方されることがあります。
ただし、長期の服用は避けるなど医師の指示に従ってください
授乳中:治療上の有益性と母乳栄養の有益性を踏まえ、継続/中止を検討することがあります。念のため医師にご相談ください。

Q.子どもでも使えますか?

小児への安全性は確立されていません
また、アルミニウムを含むため、小さなお子様への使用は慎重に行われます(他のお薬が選ばれることが多いです)。

Q.飲むと眠くなりますか?運転はできますか?

はい、眠くなる成分は入っていないため、運転しても問題ありません

Q.いつから効き始めますか?

服用後、速やかに胃の中でゲル化(ドロドロになること)し、患部に付着して保護を始めます。痛みなどの症状は数日程度で和らぐことが多いですが、粘膜が完全に治るまでには時間がかかるため、指示された期間は飲み続けてください

Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

薬との直接的な危険な飲み合わせはありませんが、アルコールは胃の粘膜を荒らす大きな原因になります。
胃潰瘍や胃炎の治療中は、できるだけ飲酒を控えてください

Q. バリウム検査の前に飲んでもいいですか?

いいえ、控えてください
アルサルミンの成分がバリウムと反応したり、レントゲンに写り込んで検査の邪魔になったりすることがあります。検診の前日は服用を中止するよう指示されることが一般的です。

 

まとめ

アルサルミンは、胃の荒れた部分に直接貼り付いて守ってくれる「胃の絆創膏」のようなお薬です。 胃痛にはよく効きますが、透析中の方は絶対に使えないという重要な注意点があります。また、他のお薬との飲み合わせにも注意が必要です。

「胃の痛みがなかなか治らない」 「市販の胃薬を飲んでいるけど良くならない」

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※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。