リンデロンA軟膏/液の効果と副作用を医師が解説!

リンデロンA

「結膜炎で目やにが出て、まぶたが腫れている」
「外耳炎で耳の中が痛痒い」

そんなお悩みがあるときによく処方されるのが、リンデロンAです。ステロイドと抗生物質が一つになったお薬で、炎症を抑えながら細菌の繁殖を防ぐ優れた効果があります。

この記事では、リンデロンAの種類(液・軟膏)の正しい使い分けや、副作用、絶対に使ってはいけないケース(禁忌)について医師が詳しく解説します。

 

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

リンデロンAとは?効果は?

リンデロンAは、「ステロイド(炎症を抑える成分)」「抗生物質(細菌を殺す成分)」の2つが配合されたお薬です。
「リンデロン」という名前の薬は他にもありますが、末尾に「A」がつくこのお薬は、特に目、耳、鼻の腫れや赤みを抑え、同時にバイ菌による感染を防いだり治療したりするために使われます。

細菌感染を伴う(またはその恐れがある)強い炎症に対して、赤み、腫れ、かゆみを速やかに鎮めながら、化膿を防ぐ効果があります。

 

リンデロンAの種類(剤型)

リンデロンAには、液と軟膏の2種類があり、それぞれ「使える部位」が厳密に決まっています。

  • 点眼・点鼻用リンデロンA液: 【目】と【鼻】に使用します。耳には使用しません。
  • 眼・耳科用リンデロンA軟膏: 【目】と【耳】(および鼻の周辺など)に使用します。

 

リンデロンAの成分

主に2つの有効成分が含まれています。

  • ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム(ステロイド): 優れた抗炎症作用で、腫れやかゆみを抑えます。
  • フラジオマイシン硫酸塩(アミノグリコシド系抗生物質): 細菌の増殖を抑え、感染・化膿を防ぎます。

 

リンデロンAの効果

主な効果は、ステロイドによる「強力な抗炎症作用(赤み、腫れ、かゆみを抑える)」と、抗生物質による「抗菌作用(細菌の増殖を抑え、感染や化膿を防ぐ)」の2つです。
この2つの成分が同時に働くことで、細菌感染を伴う(またはその恐れがある)強い炎症を速やかに鎮めます。

 

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

リンデロンAは、剤形(液か軟膏か)によって使える部位と適応疾患が厳密に異なります。

  • 【点眼・点鼻用リンデロンA液】
    • 目(眼科): 眼瞼炎(まぶたの炎症)、結膜炎、角膜炎など(※細菌感染を伴う、または疑われる場合)
    • 鼻(耳鼻科): アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻茸症、進行性壊疽性鼻炎、および鼻や咽喉頭の術後処置
    • ※注意: 液タイプは耳(外耳炎・中耳炎など)には使用しません。
  • 【眼・耳科用リンデロンA軟膏】
    • 目(眼科): 眼瞼炎、結膜炎、角膜炎など(※細菌感染を伴う、または疑われる場合)
    • 耳(耳鼻科): 外耳炎、中耳炎など(※鼓膜に穴が開いていない場合に限る)
    • ※注意: 軟膏タイプは鼻の奥(アレルギー性鼻炎など)には使用しませんが、耳鼻科領域の手術創や進行性壊疽性鼻炎には使用されます。

 

リンデロンAはオンライン診療で出せる?

「耳が痛くて動けないけれど、早くお薬が欲しい」「目が充血しているけれど、仕事が忙しくて眼科に行く時間がない」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

リンデロンAのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
リンデロンAに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。

特に、「忙しくて平日の受診が難しい方」や「定期的に継続したい方」に、オンライン診療は便利です。
経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

リンデロンAの使い方(用法・用量

通常、1日3〜4回、患部に数滴ずつ点眼・点耳・点鼻するか、軟膏を塗布します。

  • 点眼の場合: 手を洗い、下まぶたを軽く引いて1滴落とします。その後しばらく目を閉じ、目頭を軽く押さえると効果的です。
  • 点耳の場合: 患部を上にして横になり、指示された滴数を落とした後、2〜3分間そのままの姿勢を保ちます(耳浴)。

※症状によって回数や量は異なります。必ず医師の指示に従ってください。

リンデロンAの副作用

主な副作用

目に使用した場合、一時的な「しみる感じ」や「まぶしさ」を感じることがあります。
また、長期に使用すると目の圧力が上がる(眼圧上昇)ことがあります。
耳や鼻では、使い始めに少し刺激を感じることがあります。

副作用が出たときの対処法

一時的な刺激感であれば、そのまま様子を見て大丈夫なことが多いです。
しかし、もし「目がかすむ」「激しい痛みが出る」「かゆみがひどくなる」といった症状が出た場合は、使用を中止してすぐに医師に相談してください。
自己判断で長期間(数週間以上)ダラダラと使い続けるのは避けましょう。

 

リンデロンAの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

服用してはいけない方(禁忌)

  • 本剤の成分でアレルギーを起こしたことがある方
  • 角膜に傷がある方や、ウイルス・真菌(カビ)による目の病気がある方(ステロイドにより悪化する恐れがあります)
  • 鼓膜に穴が開いている方(点耳の場合、内耳に影響が出る可能性があるため原則禁止です)

特に注意して使う方(慎重投与)

  • 妊婦・授乳中の方(医師の判断により、必要最小限で使用します)
  • 高齢者(長期使用による副作用が出やすいため注意が必要です)

併用に注意が必要な薬

他の点眼薬や点鼻薬を併用する場合は、5分程度間隔を空けて使用してください。

生活上の注意(使用上の注意)

項目内容
容器の先を触らない雑菌が入るのを防ぐため、容器の先端が目や耳、手に触れないようにしましょう。
コンタクトレンズ点眼する場合、基本的にはレンズを外して使用します。成分がレンズに吸着することがあります。
長期使用を避けるステロイドを含むため、医師に指示された期間を超えて長く使いすぎないようにしましょう。

保管方法

直射日光を避け、なるべく涼しい所に保管してください。
開封後は清潔に保ち、長期間経過したものは破棄しましょう。

使い忘れたら?

気づいたときにすぐ使用してください。
ただし、次に使う時間が近い場合は、1回分飛ばして次回から通常通り使用してください。
2回分を一度に使ってはいけません。

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、美容目的をはじめとしたお薬の処方も行っています。
気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております

リンデロンAに市販薬はある?値段は?

市販薬

リンデロンAと全く同じ成分(ステロイド+抗生物質)の市販薬はありません。
ステロイドのみ、あるいは抗生物質のみの市販薬はありますが、目や耳の深い場所のトラブルは医師の診断が推奨されます。

 

ジェネリック

「リンデロンA」そのもののジェネリック医薬品(後発品)は現在流通していません。

 

薬価

時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
(※保険適用の価格を記載していますが、美容目的の場合は自由診療価格となります)

薬剤名区分薬価(単位)3割負担の目安
リンデロンA点眼・点耳・点鼻液先発78.20円 / 1mL約360円
リンデロンA眼科用軟膏先発67.70円 / 1g約102円 / 5g(1本)

※2026年1月現在、価格は改定などで変わる可能性があります。
※上記は保険適用(緑内障治療等)の場合の価格です。
まつ毛育毛などの自由診療(保険外)では、クリニックによって1本3,000円〜6,000円程度と価格が異なります。

 

添付文書

リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1%

 

よくある質問(FAQ)

Q.妊婦・授乳中でも使えますか?

少量であれば問題ないことが多いですが、自己判断は禁物です。
必ず医師に妊娠・授乳中であることを伝えてから処方を受けてください。

Q.子どもでも使えますか?

使用可能です。
ただし、お子様は副作用が出やすい場合があるため、医師の指示した期間と量を守って正しく使用しましょう。

Q.運転はできますか?

点眼直後は目がかすむことがあるため、視界がはっきりするまで運転や機械の操作は控えてください。

Q.いつから効き始めますか?

個人差はありますが、炎症による痛みや腫れに対しては、使用後数時間〜1日程度で効果を実感し始めることが多いです。
しっかり治すために、症状が良くなっても指示された期間は使い切りましょう。

Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

適量であればお薬の効果に直接大きな影響はありません。
飲酒は炎症を悪化(血流が良くなって腫れや赤みが強くなる)させることがあるため、症状がひどい時は控えめにするのが安心です。

まとめ

リンデロンAは、炎症を抑える力と菌をやっつける力を兼ね備えた、目・耳・鼻のトラブルにとても頼りになるお薬です。正しく使えば速やかに症状を鎮めてくれますが、ステロイドを含むため、ダラダラと使い続けないことがポイントです。

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そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。

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通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。