
「背中に今まで経験したことがないような激痛が走った」
「急に胸が苦しくなったけれど、少し様子を見れば治るかな?」
「血圧が高いと言われているので、血管の病気が心配」
そんな症状に襲われたら、それは単なる不調ではなく、「大動脈解離(だいどうみゃくかいり)」という命に関わる病気かもしれません。
大動脈解離(だいどうみゃくかいり)は、ある日突然、体の中で最も太い血管が裂けてしまう非常に恐ろしい病気です。
病院に到着する前に約2割の方が亡くなるとも言われており、一刻を争う事態になることも少なくありません。
そんな大動脈解離について、どのような前兆や症状があるのか、万が一の時にどう動くべきか、医師が詳しく解説します。
目次
大動脈解離とは?どんな病気?
簡単に、大動脈解離がどんな病気かお話しします。
「大動脈」は、心臓から全身へ血液を運ぶ、体の中で一番太い血管です。
この血管の壁は、強い血圧に耐えるために3つの層(バウムクーヘンのような層)でできています。
しかし、高血圧や動脈硬化で血管が弱っていると、ふとした瞬間に内側の壁が裂けてしまうことがあります。
これが「大動脈解離」です。


血管が裂けると、本来流れるべきではない場所に血液が入り込み、血管が破裂してしまったり、他の臓器への血流を止めてしまったり(臓器が腐る原因)と、体中で大事故が起きてしまうのです。
大動脈解離の種類
大動脈解離は「お薬で治す」というより、緊急の「手術」や「血圧管理」が必要な緊急疾患です。
大動脈解離は、裂けた場所によって大きく2つに分けられます。
- スタンフォードA型: 心臓に近い部分(上行大動脈)が裂けるタイプ。
非常に危険で、多くの場合、緊急手術が必要です。 - スタンフォードB型: 心臓から遠い背中側(下行大動脈)が裂けるタイプ。
血圧を下げる点滴などの内科的治療で様子を見ることもありますが、合併症があれば手術を行います。


大動脈解離の原因
主な原因は高血圧です。
長年の高い圧力が血管の壁にダメージを与え続け、動脈硬化が進むことで、ある時限界を超えて血管が裂けてしまいます。
大動脈解離の「治療の目的」
治療の最大の目的は「血管の破裂を防ぐこと」と「重要臓器への血流を守ること」です。
人工血管に置き換える手術や、血圧を厳格に下げる治療が行われます。
大動脈解離の初期症状
大動脈解離の症状は、単なる「胸が痛い」という言葉では片付けられないほど特徴的です。
自分自身や周りの大切な人が以下のような状態になったら、「今は様子を見よう」という判断は捨てて、即座に救急車を呼んでください。
大きく4つの初期症状を紹介します。
1.「バットで殴られたような」突然の激痛
一番の特徴は、ある瞬間を境にいきなり100%の痛みが襲ってくることです。
- 痛みの始まり: 「じわじわ痛くなる」のではなく、「何時何分、何をしていた時」とはっきり言えるほど突然な痛みの始まりです。
- 痛みの強さ: 「経験したことがない」「死を予感する」と表現されるほどの激烈な痛みです。
- 痛みの種類: 血管が裂けるため、「引き裂かれるような」「えぐられるような」と形容されます。

2.痛みが「移動する」
大動脈解離ならではの非常に重要なサインです。
血管の壁がペリペリとはがれ進んでいくのに合わせて、痛い場所が動いていくことがあります。
- 最初は「胸」が痛かったのに、数分後には「背中」へ、さらに時間が経つと「お腹」や「腰」へと痛みが下へ移動します。
- これは、解離(裂け目)が血管に沿って下に向かって広がっている証拠です。
3.胸痛と同時に「血圧」が異常事態に
体の中で最も太い血管にトラブルが起きているため、心臓や血圧にすぐ影響が出ます。
- 血圧の異常: 普段130くらいの人が、突然200を超えたり、逆に80以下まで急落したりします。
- 左右差: 右腕と左腕で血圧を測ったときに、20以上もの大きな差が出ることがあります。
これは、片方の腕へ行く血管の入り口が裂け目で塞がれかけている時に起こります。
4.痛み以外の「意外な」初期症状
裂ける場所によっては、痛みよりも先に他の症状が出ることがあります。
| 症状 | 内容 |
|---|---|
| 突然の足のしびれ・脱力 | 足へ行く血管が塞がると、急に足が動かなくなったり、感覚がなくなったりします。 |
| 激しい腹痛 | 腸へ行く血管が塞がると、お腹が猛烈に痛み、臓器が腐り始めるサインとなります。 |
| 失神(意識を失う) | 心臓の周りに血が溜まったり(心タンポナーデ)、脳への血流が途絶えたりすると、一瞬で意識を失います。 |
医師からのアドバイス 大動脈解離には「前兆」と呼べるような軽い予兆はほとんどありません。
症状が出た瞬間に、すでに血管は裂け始めています。

「少し休めば良くなるかも」と横になるのは非常に危険です。
特に「突然の激痛」+「痛みの移動」があれば、迷わず119番通報をしてください。
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どんな人がかかりやすい?
「高血圧」を放置している人(最大のリスク)

大動脈解離を起こした人の約2/3以上が高血圧と言われています。
- なぜ危ない?: 常に高い圧力が血管の内側に加わることで、ホースが劣化するように血管の壁が傷み、ある時ペリッと裂けてしまいます。
- 特に危険な時: 冬場の寒い時期や、トイレでいきんだ時など、急激に血圧が跳ね上がる瞬間に発症しやすくなります。
「喫煙」習慣がある人
タバコは肺だけでなく、血管にとっても天敵です。

なぜ危ない?: ニコチンなどが血管を収縮させて血圧を上げるだけでなく、血管そのものを「もろく、硬く」(動脈硬化)させてしまいます。
「60歳〜70歳代」の男性
- 年齢: 長年の生活習慣の積み重ねで血管のダメージが蓄積される世代です。
- 性別: 統計的に男性の方が女性よりも発症しやすい傾向にあります。
特定の「遺伝的要因・疾患」がある人
高齢者だけでなく、20代〜40代の若い世代でも以下の特徴がある人はハイリスクです。
- マルファン症候群: 生まれつき血管の壁の結合組織が脆い難病です。「背が非常に高い」「指が長い」といった特徴を持つことが多く、若くして発症するリスクがあります。
- 二尖弁(にせんべん): 心臓の出口にある弁が、通常3枚のところ2枚しかない生まれつきの体質です。大動脈の根元が広がりやすく、解離を起こすリスクが一般の方より数倍〜十数倍高いとされています。
家族」に大動脈解離・大動脈瘤の人がいる人
血管の「性質」は遺伝することがあります。
血縁者にこの病気を経験した人がいる場合、体質的に血管が裂けやすい可能性があるため、血圧管理には人一倍気を使う必要があります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人
寝ている間に呼吸が止まると、その度に体が酸欠状態になり、心臓と血管に猛烈な負担がかかって血圧が急上昇します。
これが毎晩繰り返されることで、血管がボロボロになりやすいことがわかっています。
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まとめ
大動脈解離は、前触れもなく襲いかかり、一瞬で命を奪いかねない非常に恐ろしい病気です。
しかし、最大の原因である「高血圧」を日頃からコントロールし、万が一の際の「激痛」というサインを見逃さなければ、助かる可能性を大きく広げることができます。
「自分は血圧が高いから、いつか血管が裂けるのでは…」と一人で不安になる必要はありません。
医学的根拠に基づいた正しい対策を今から始めれば、そのリスクは確実に下げることができます。
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