ベストロン点眼液(目薬)の効果・副作用を解説!【医師監修】

ベストロン点眼液

 

「目が赤くなって、目やにが止まらない」
「ものもらいができて痛がゆい」

そんな、細菌による目のトラブルに広く処方されるのがベストロン点眼液(目薬)です。

ベストロンは、目の中で繁殖した細菌をやっつける「抗生物質」の目薬です。
使う直前に粉と液を混ぜるという少し珍しい特徴があります。
この記事では、ベストロンの効果や副作用、正しい作り方、そしてオンライン診療での処方について、医師が詳しく解説します。

 

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

 

ベストロン点眼液とは?効果は?

ベストロン点眼液は、セフェム系と呼ばれる種類の抗生物質「セフメノキシム塩酸塩」を有効成分とする目薬です。

ベストロン点眼液の種類(剤型)

ベストロンには、眼科用と耳鼻科用がありますが、目の治療に使われるのは「点眼用」です。

  • ベストロン点眼用0.5%:小さな瓶に入った「粉末」と、それを溶かすための「溶解液」がセットになっています。

ベストロン点眼液の成分

有効成分はセフメノキシム塩酸塩です。

セフェム系の抗生物質に分類されます。細菌の細胞壁の合成を阻害することで強い殺菌作用を示し、眼科領域における広範囲な細菌感染症に対して有効性を発揮します。

ベストロン点眼液の効果

多くの細菌に効果を示す抗菌点眼薬です。

適応菌種であるブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌などによる目の感染症に使用します。

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

  • 細菌性結膜炎
    • 白目が充血し、ドロっとした目やにが出る。
  • 麦粒腫(ものもらい)
    • まぶたの一部が赤く腫れて痛む。
  • 眼科周術期の無菌化
    • 手術前後の感染予防。
  • 角膜炎

 

 

ベストロンは耳や鼻にも使われるの?

ベストロンの有効成分(セフメノキシム)は、目以外の治療にも使われることがあります。

ベストロン耳科用・鼻科用1%

耳鼻科では、中耳炎や副鼻腔炎(ちくのう症)の治療のために、耳や鼻に直接垂らすタイプのお薬として処方されます。
点眼用よりも成分の濃度が濃くなっています。

※注意:点眼用を耳や鼻に使い回してはいけません。
使う場所に合わせて濃度や衛生基準が調整されています。

ベストロン点眼液の正しい作り方

ベストロンは、使用前に「粉」を「液」で溶かす必要があります。

準備するもの

  • 粉末が入った瓶
  • 溶解液が入ったプラスチック容器(目薬の容器)

手順(溶解方法)

  1. 手を洗う
    • 雑菌が入らないよう、石鹸できれいに手を洗います。
  2. キャップを外す
    • 粉末瓶のアルミキャップを剥がし、ゴム栓を抜きます。
    • 溶解液容器のキャップも外します。
  3. 液を注ぐ
    • 溶解液を、粉末が入った瓶の中にすべて注ぎ入れます。
  4. 振って溶かす
    • 粉末瓶に一時的にキャップ(またはゴム栓)をし、粉が完全に溶けるまでよく振り混ぜます。
  5. 元の容器に戻す
    • 溶けたお薬を、空になった元のプラスチック容器(溶解液が入っていた容器)にすべて戻します。
  6. 完成
    • 容器の先端(ノズル)をしっかりはめ込み、キャップを閉めたら準備完了です。

ポイント

「粉を混ぜてから使う」のは、お薬の安定性を保つためです。
混ぜた後は、有効成分が少しずつ変化していくため、必ず期限を守って使用する必要があります。

 

ベストロン点眼液はオンライン診療で出せる?

「目が充血していて外に出るのが恥ずかしい」「ものもらいの痛みがひどく、病院の待ち時間がつらい」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

ベストロン点眼液のようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
ベストロン点眼液に関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。

特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

ベストロン点眼液の使い方(用法・用量)

通常、1回1〜2滴、1日4回点眼します。
症状により適宜回数を増減します。
点眼の際は、容器の先が直接目やまつ毛に触れないよう注意しましょう。

 

ベストロン点眼液の副作用

主な副作用

一般的な副作用

  • 眼への刺激感(しみる感じ)、そう痒感
  • 発疹、蕁麻疹
  • 眼瞼炎、眼瞼発赤・腫脹、結膜充血

重大な副作用

  • ショック

 

副作用への対処

点眼した後に、目の周りに薬液がついたままになると、かぶれの原因になることがあります。
あふれた液は清潔なティッシュなどで優しく拭き取ってください。
また、強い充血や発疹が出た場合は、アレルギーの可能性があるためすぐに使用を中止して医師に相談しましょう。

 

ベストロン点眼液の注意事項(禁忌)

使ってはいけない方(禁忌)

  • 本剤の成分(セフェム系抗生物質)でアレルギー症状を起こしたことがある方(禁忌)

特に注意して使う方(慎重投与)

  • ペニシリン系抗生物質に対してアレルギーの既往がある方。

併用に注意が必要な薬

他の目薬と併用する場合は、成分が混ざらないよう5分以上間隔をあけて点眼してください。

使用上の注意

使用期間医師に指示された期間(通常1週間程度)は使い切りましょう。
溶解後の保管冷蔵庫(10℃以下)で保管するのがベストです。
コンタクト点眼時はコンタクトレンズを外し、再装着まで10分ほどあけましょう。

保管方法

  • 溶解後(混ぜた後)は、冷蔵庫などの涼しい所に保管し、7日以内に使用してください。
  • 7日を過ぎたものは、効果が落ちたり菌が繁殖したりする恐れがあるため、必ず廃棄してください。

点眼し忘れたら?

気づいた時に1回分を点眼してください。
ただし、次の点眼時間が近い場合は1回飛ばし、2回分を一度に点眼しないようにしましょう。

2回分を一度に点眼するのは厳禁です

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、ベストロン点眼液をはじめとしたお薬の処方なども行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は、自費診療です。

 

ベストロン点眼液にジェネリックはある?値段は?

市販薬

現在、ベストロンと同じ成分(セフメノキシム)を含む市販の目薬はありません。
細菌感染をしっかり治すには、医師による処方が必要です。

ジェネリック

現在、ベストロン点眼液のジェネリック医薬品は流通していません。

薬価

時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。

薬剤名区分薬価(ml)3割負担の目安(ml)
ベストロン点眼用0.5%先発54.8円/ml約16.4円/ml

※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。

添付文書

ベストロン点眼用0.5%

 

よくある質問(FAQ)

Q. 妊娠中・授乳中でも使えますか?

はい、原則として使用可能です。
目薬は全身への吸収が非常に少ないため、赤ちゃんへの影響はほとんどありません。

Q. 小児(子供)でも使えますか?

はい、赤ちゃんからお子様まで広く使われます。

Q.運転しても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。
ただし、点眼直後は一時的に視界がかすむことがあるため、数分おいて視界がクリアになってから運転を始めてください。

Q.いつから効き始めますか?

細菌を殺し始めるのは点眼後すぐです。充血などが落ち着くまでは、通常2〜3日ほど継続する必要があります。

Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

直接的な影響はありませんが、炎症が強い時は飲酒によって血流が良くなり、目が赤くなりやすいため控えめにするのが無難です。

 

まとめ

ベストロン点眼液は、細菌性の結膜炎やものもらいを速やかに治療してくれる、安全性の高い抗生物質の目薬です。「混ぜて作る」という手間はありますが、その分、新鮮な状態で使い始めることができます。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。