
「のどの痛みや咳が長引いてつらい」 「副鼻腔炎(蓄膿症)と診断された」 「クラリシッドという薬が出たけれど、副作用や飲み合わせが心配」
このような症状や不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方によく処方されるのが「クラリシッド」です。このお薬がどんな効果を持つのか、副作用や正しい飲み方について、医師が詳しく解説します。
目次
クラリシッドとは?効果は?
クラリシッドは、「クラリスロマイシン」を有効成分とするマクロライド系の抗菌薬(抗生物質)です。体内に侵入した細菌の増殖を抑え、感染症を治療する働きがあります。
クラリシッドの種類(剤型)
- 成人向け(主に成人で使用)
- クラリシッド錠200mg:標準的な用量の錠剤タイプ。
- 小児向け(お子様用)
- クラリシッド錠50mg小児用:小児向けに用量が調整された小さな錠剤。
- クラリシッド・ドライシロップ10%小児用:小さなお子様でも服用しやすいよう、甘味がついた粉薬(水に溶かして飲むことも可能)。
クラリシッドの成分
有効成分は「クラリスロマイシン」です。
細菌が成長するために必要なたんぱく質を作るのを邪魔することで、細菌が増えるのを抑え、抗菌作用を発揮します。
クラリシッドの効果
主に細菌による感染症の治療に使われます。風邪などウイルスが原因の感染症には効きません。
のど、気管支、耳、鼻などの細菌感染に用いられるほか、胃・十二指腸潰瘍などに関連するピロリ菌の除菌に使われることもあります。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
主に以下の病気や症状のときに処方されます。
- 呼吸器の感染症(扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎など)
- 耳や鼻の感染症(中耳炎、副鼻腔炎など)
- 皮膚の感染症
- 胃・十二指腸潰瘍などにおけるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌
クラリシッドはオンライン診療で出せる?
「のどが痛くて病院で長く待つのはつらい」「仕事が忙しくて、薬をもらいに行く時間がない」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
クラリシッドのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
クラリシッドに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
クラリシッドの使い方(用法・用量)
大人の場合、通常は1日2回(朝・夕)に分けて水またはぬるま湯で飲みます。
ピロリ菌の除菌や、特別な感染症の場合は飲み方や飲む量が異なることがあります。感染症をしっかり治しきるために、必ず医師から指示された日数・量を守って最後まで飲みきってください。
クラリシッドの副作用
主な副作用
一番よくみられる副作用は「下痢」や「軟便」です。これは、お薬が悪い細菌だけでなく、腸の中にいる良い細菌(腸内細菌)にも影響を与えてしまうためです。
その他に、胃の不快感、吐き気、腹痛、味覚の異常(口の中が苦く感じるなど)が起こることがあります。
副作用への対処
軽い下痢や軟便であれば、お薬を飲み続けるうちに落ち着くことが多いですが、水分をしっかり摂るように心がけましょう。
もし、下痢がひどくて水のような便が何度も出る場合や、強い腹痛、発疹、息苦しさなどを感じた場合は、自己判断でお薬を減らさず、すぐに医師や薬剤師に相談してください。整腸剤を一緒に飲むことで下痢を予防できることもありますので、気になる方は受診時にお伝えください。
クラリシッドの注意事項(禁忌)
使ってはいけない方(禁忌)
- 過去にこのお薬でアレルギー症状(発疹やかゆみ等)が出たことがある方(禁忌)
- 肝臓や腎臓に障害があり、かつ痛風の薬「コルヒチン」を飲んでいる方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 他のマクロライド系お薬でアレルギー症状(発疹やかゆみ等)が出たことがある方
- 肝臓や腎臓の働きが落ちている方
- 心臓の病気(不整脈など)がある方
- 小児/高齢者
- 妊婦/授乳婦
併用に注意が必要な薬
- ピモジド(禁忌)
- エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(禁忌)
- ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(禁忌)
- スボレキサント(禁忌)
- ダリドレキサント塩酸塩(禁忌)
- ボルノレキサント水和物(禁忌)
- ロミタピドメシル酸塩(禁忌)
- タダラフィル〔アドシルカ〕(禁忌)
- チカグレロル(禁忌)
- イブルチニブ(禁忌)
- イバブラジン塩酸塩(禁忌)
- ベネトクラクス(※一部の白血病・リンパ腫治療の特定期間)(禁忌)
- ルラシドン塩酸塩(禁忌)
- アナモレリン塩酸塩(禁忌)
- フィネレノン(禁忌)
- イサブコナゾニウム硫酸塩(禁忌)
- ボクロスポリン(禁忌)
- マバカムテン(禁忌)
使用上の注意
| 自己判断でやめない | 症状が良くなっても、体内に細菌が残っていることがあります。医師の指示通り最後まで飲みきることが重要です。 |
| アレルギー症状に注意 | 飲んだ後に発疹、かゆみ、息苦しさなどが出た場合は、すぐに使用を中止し医療機関を受診してください。 |
| 他の薬との飲み合わせ | 非常に飲み合わせに注意が必要な薬です。市販薬を新しく飲む際も、必ず医師や薬剤師に確認しましょう。 |
保管方法
直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。小さなお子様の手の届かないところに置いてください。
飲み忘れたら?
飲み忘れに気づいた時点で、なるべく早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合(1日2回の場合はおおむね4〜5時間以内)は、忘れた分は飛ばして、次の時間に1回分を飲んでください。
2回分を一度に飲むのは厳禁です。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、クラリシッドをはじめとしたお薬の処方なども行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は、自費診療です。
クラリシッドにジェネリックはある?値段は?
市販薬
クラリシッドと同じ有効成分(クラリスロマイシン)が入った市販薬は、ドラッグストアなどでは販売されていません。抗菌薬は医師の診察と処方箋が必要なお薬です。
ジェネリック
クラリシッドには「クラリスロマイシン錠(またはドライシロップ)」という名前のジェネリック医薬品(後発品)があります。成分や効果は同じですが、お薬代を安く抑えることができます。
薬価
時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1錠・1gあたり) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| クラリシッド錠200mg | 先発品 | 24.90円/錠 | 約7円/錠 |
| クラリスロマイシン錠200mg | 後発品 | 19.20〜25.30円/錠 | 約6〜8円/錠 |
| クラリスドライシロップ10%小児用 | 先発品 | 85.30円/g | 約26円/g |
| クラリスロマイシンドライシロップ10%小児用 | 後発品 | 38.00〜57.90円/g | 約11〜17円/g |
※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
よくある質問(FAQ)
Q. 妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠中の方については、治療のメリットが危険性を上回ると医師が判断した場合のみ処方されます。授乳中の方については、お薬の成分が母乳へ移行することが報告されています。服用の必要性と母乳栄養のメリットをふまえて、授乳を続けるかどうかを医師と相談して決めます。
Q. 小児(子供)でも使えますか?
はい、使えます。はい、お子様にも処方されます。お子様向けには、錠剤50mg小児用のほか、体重に合わせて量を調整しやすい甘い粉薬(ドライシロップ)などがよく使われます。
Q.運転しても大丈夫ですか?
クラリシッドが直接的に強い眠気を引き起こすことは少ないため、基本的には運転等の制限はありません。ただし、体調不良そのものによる注意力の低下には気をつけてください。
Q.いつから効き始めますか?
個人差や感染症の種類にもよりますが、お薬を飲んでからおおむね2〜3時間ほどで血液の中の成分の濃度がピークになり、抗菌作用を発揮し始めます。症状の改善を実感できるまでには、通常2〜3日程度かかることが多いです。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
明確な飲酒禁止の記載はありませんが、胃腸の不調や肝機能への負担が気になる場合は、服用中の飲酒は控えめにするのが無難です。
Q.子供が苦がって粉薬を飲みません。どうすればいいですか?
ドライシロップはそのまま飲むと甘いのですが、水に溶かして時間が経ったり、酸味のある飲み物(オレンジジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料など)に混ぜたりすると、コーティングが溶けて強い苦味が出てしまいます。
飲ませる直前に少量の水でペースト状にして上あごに塗ったり、アイスクリーム(バニラやチョコアイス)や練乳、ココアに混ぜたりすると苦味を感じにくくなり、飲みやすくなります。
まとめ
クラリシッドは、さまざまな細菌感染症に用いられる有用なお薬です。ただし、飲み合わせに強い注意が必要で、下痢などの副作用のほか、まれに重い副作用が起こることもあります。医師の指示通りに正しく使うことが大切です。
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