ウルソ(ウルソデオキシコール酸)の効果・副作用を解説!【医師監修】

ウルソ

 

「健康診断で肝臓の数値が悪いと言われて不安……」
「最近、脂っこいものを食べると胃もたれや腹痛がする」

そんな悩みをお持ちの方によく処方されるのがウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)です。
今回はこのウルソについて、その効果や副作用、正しい飲み方などを医師が詳しく解説します。

 

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

 

ウルソとは?効果は?

ウルソは、私たちの体の中にある「胆汁酸(たんじゅうさん)」という成分をベースにして作られたお薬です。
「肝臓の働きを助け、胆汁(たんじゅう)の流れをスムーズにするお薬」です。

ウルソの種類(剤型)

ウルソには主に以下の3つの形があります。

  • 錠剤(50mg・100mg)
    • 最も一般的で、飲み込みやすいサイズです。
  • 顆粒(10%)
    • 錠剤が苦手な方や、量を細かく調整する必要がある方に使われます。
  • 経口用剤(内服液など)
    • 主に乳幼児向けとして使用されることがあります。

 

ウルソの成分

有効成分は「ウルソデオキシコール酸」です。
もともとはクマの胆汁(熊胆:ユウタン)に含まれている成分で、それを化学的に合成して作られています。

 

ウルソの効果

ウルソには主に4つの大きな働きがあります。

  • 肝臓の細胞を守る
    • 肝細胞のダメージを抑えます。
  • 胆汁の流れを良くする
    • 利胆(りたん)作用と呼ばれます。
  • 石を溶かす
    • コレステロールでできた胆石を溶かすことがあります。
  • 消化を助ける
    • 脂肪の消化吸収をサポートします。

 

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

  • 慢性肝疾患における肝機能の改善
  • 胆道(胆管・胆のう)系疾患や、胆汁うっ滞を伴う肝疾患における利胆
  • 外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解
  • 小腸切除後遺症や炎症性小腸疾患に伴う消化不良

 

ウルソはオンライン診療で出せる?

「定期的にお薬が必要だけど、仕事が忙しくて通院の時間がとれない」
「感染症が流行っている時期に、病院の待合室で長く待ちたくない」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

ウルソのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
ウルソに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。

特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

ウルソの使い方(用法・用量)

通常、成人は1日3回、食後に服用します。

  • 肝疾患・消化不良の場合:1回50mg〜100mg
  • 胆石を溶かす目的・C型肝炎の場合:1回200mg(1日600mg)

※必ず医師に指示された量を守ってください。
自分の判断で量を増やしたり減らしたりしてはいけません。

 

ウルソの副作用

主な副作用

一般的な副作用

  • 下痢
  • 悪心、食欲不振、便秘、胸やけ、胃不快感、腹痛、腹部膨満
  • そう痒、発疹
  • AST上昇、ALT上昇、ALP上昇
  • 全身倦怠感、めまい

重大な副作用

  • 間質性肺炎

 

副作用が出たときの対処法

飲み始めてから「お腹がゆるくなったかな?」と感じる程度であれば、体が慣れてくることも多いです。
しかし、激しい腹痛や全身にかゆみが出るような場合は、お薬が体に合っていない可能性があります。
早めに主治医や薬剤師に相談しましょう。

 

ウルソの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

服用してはいけない方(禁忌)

  • 完全胆道閉塞のある患者
  • 劇症肝炎の患者

特に注意して使う方(慎重投与)

  • 重篤な膵疾患のある患者
  • 消化性潰瘍のある患者
  • 胆管に胆石のある患者
  • 原発性胆汁性肝硬変の硬変期で高度の黄疸のある患者
  • C型慢性肝疾患で高度の黄疸のある患者
  • 妊婦、授乳婦
  • 高齢者

 

併用に注意が必要な薬

併用禁忌

「併用禁忌」に該当する薬剤はありません

併用に注意が必要な薬

  • コレスチラミン
  • 制酸薬、 金属イオン系制酸薬
  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
  • 合成ケイ酸アルミニウム
  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム 
  • 脂質低下薬

 

生活上の注意(使用上の注意)

項目内容
即効性肝機能の改善や胆石溶解には時間がかかるため、長期的な服用が必要です。
定期的な検査肝機能の状態を確認するため、定期的な血液検査を受けましょう。
食事胆石や肝臓への負担を減らすため、脂っこい食事は控えめにしましょう。

 

保管方法

直射日光や高温多湿を避け、子どもの手の届かない涼しい場所で保管してください。

 

飲み忘れたら?

気づいたときにすぐ1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに1回飛ばしてください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。

ウルソに市販薬はある?値段は?

市販薬

ウルソと同じ成分「ウルソデオキシコール酸」を含む市販薬も販売されています。

肝疾患や胆石の治療を目的とする場合は、医師の診断が必要です。

 

ジェネリック

「ウルソデオキシコール酸錠」という名称で、多くのメーカーからジェネリック医薬品(後発品)が出ています。

 

薬価

時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。

薬剤名区分薬価(1錠)3割負担の目安(1錠)
ウルソ錠100mg先発10.4円(1錠)約3円
ウルソ顆粒5%先発7.7円(1g)約2円
ウルソ内用液5%先発20.1円(1mL)約6円
ウルソデオキシコール酸錠100mg後発10.1円(1錠)約3円
ウルソデオキシコール酸顆粒5%後発7.1円(1g)約2円
ウルソデオキシコール酸内用液5%後発13.5円(1mL)約4円

※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。

 

添付文書

ウルソ錠50ml/ウルソ錠100mg
ウルソ顆粒5%
ウルソデオキシコール酸錠100mg

 

よくある質問(FAQ)

Q.妊婦・授乳中でも使えますか?

原則として、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ処方されます。

Q.子どもでも使えますか?

はい、使えます。先天性胆道閉鎖症などの治療において、小さなお子様に使用されることも一般的です。

Q.運転しても大丈夫ですか?

基本的には運転は可能です。眠気が出るような成分は含まれていません。

Q.いつから効き始めますか?

消化を助ける目的であれば服用後30分〜1時間程度で効果が出始めます。肝機能の数値改善や胆石を溶かす目的の場合、数ヶ月〜1年以上の継続的な服用が必要になることが多いです。

Q. お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

厳禁ではありませんが、そもそもウルソを飲んでいる方の多くは肝臓や胆のうに負担がかかっている状態です。お酒はそれらの臓器にさらなる負担をかけるため、治療中は控えるか、医師に相談した範囲内にとどめましょう。

 

まとめ

ウルソは副作用が少なく、肝臓の保護から胆石の溶解、消化のサポートまで幅広く活躍してくれるお薬です。長く飲み続けることで効果を発揮するため、焦らず継続することが大切です。

「肝臓の数値が気になる」「通院を続けたいけれど時間が取れない」

そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。

  • スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
  • 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
  • お忙しい方でも安心の年中無休で診療
  • 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能

通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。

 

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※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。