リオナ錠(クエン酸第二鉄水和物)の効果・副作用を解説!【医師監修】

リオナ

 

「健康診断で貧血だと言われてしまった」「慢性腎臓病で、リンの数値を下げるように言われている」

そんな方によく処方されるのが、リオナというお薬です。

この記事では、リオナの具体的な効果や副作用、正しい飲み方について、医師が詳しく解説します。

  

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

 

リオナとは?効果は?

リオナは、「クエン酸第二鉄」を有効成分とするお薬です。
体に不足している鉄分を補う働きと、食事に含まれる「リン」という成分が体内に吸収されるのを防ぐ働きの、2つの効果を持っています。

 

リオナの種類(剤型)

リオナは錠剤タイプのお薬です。

  • 錠剤(リオナ錠250mg)
    • 水やぬるま湯と一緒に飲みます。成分が湿気を吸いやすいため、飲む直前にシートから取り出すようにしましょう。

 

リオナの成分

有効成分は「クエン酸第二鉄」です。

鉄分そのものを補給するほか、腸の中で食事に含まれるリンとくっつき、便と一緒に体の外へ排出する働きがあります。

 

リオナの効果

主に以下の2つの病気の治療に対して効果を発揮します。

  • 慢性腎臓病における高リン血症の改善:腎臓の働きが落ちると、リンが尿からうまく排出されず体に溜まってしまいます(高リン血症)。リオナは腸内でリンと結合し、体内に吸収されるのを防ぎます。
  • 鉄欠乏性貧血の治療:体内の鉄分が不足して起こる貧血に対して、鉄分を直接補給して症状を改善します。

 

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

  • 慢性腎臓病に伴う高リン血症
  • 鉄欠乏性貧血(鉄分不足による貧血)

 

リオナはオンライン診療で出せる?

「通院のたびにかかる待ち時間が負担に感じる」「定期的なお薬の相談を、自宅でリラックスして行いたい」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

リオナのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
リオナに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。

特に、症状が安定している場合の継続処方や、お薬への切り替え相談などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

リオナの使い方(用法・用量)

治療する病気によって飲み方が異なります。また、必ず「食直後」に飲むのが特徴です。

  • 高リン血症の場合:通常、1回2錠(500mg)を1日3回、食直後に飲みます。症状や血液検査の数値に合わせて、お薬の量が増えたり減ったりします。
  • 鉄欠乏性貧血の場合:通常、1回2錠(500mg)を1日1回、食直後に飲みます。こちらも状態に合わせて調整されます。

食事のすぐ後(食後すぐ〜約10分以内)に飲むことで、食事に含まれるリンとうまくくっついたり、胃への負担を減らしたりすることができます。必ず医師の指示に従って正しく飲みましょう。

 

リオナの副作用

主な副作用

リオナを飲むと、以下のような胃腸の症状が出ることがあります。

  • 下痢(特に起こりやすいです)
  • 吐き気(悪心)、嘔吐
  • 便秘
  • お腹の張り、腹痛

 

副作用への対処法

胃腸の副作用を防ぐためにも、必ず「食直後」に飲むことが大切です。飲み始めに下痢や軽い吐き気を感じることがあっても、数日様子を見ているうちに体が慣れて落ち着くことも多いです。

ただし、下痢がひどくて辛い場合や、腹痛が長引くような場合は無理をせず、処方してもらった医師や薬剤師に相談してください。

 

リオナの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

使ってはいけない方(禁忌)

  • 過去にリオナの成分でアレルギー症状が出たことがある方(禁忌)
  • 鉄分が不足していない方(※鉄欠乏性貧血の治療で使う場合)(禁忌):体に鉄分が溜まりすぎ「鉄過剰症」という状態を引き起こすおそれがあるためです。

特に注意して使う方(慎重投与)

  • 胃潰瘍や腸炎などの胃腸の病気がある方
  • すでに他の鉄剤(貧血の薬やサプリメント)を飲んでいる方
  • ヘモクロマトーシスなど、体内に鉄分が過剰に溜まりやすい病気の方
  • C型慢性肝炎などの肝臓の病気がある方
  • ご高齢の方

 

併用に注意が必要な薬

  • 一部の抗生物質・抗菌薬(キノロン系、テトラサイクリン系、セフジニルなど)
  • 甲状腺ホルモンのお薬(レボチロキシンなど)
  • パーキンソン病のお薬
  • 胃薬に含まれるアルミニウム製剤

 

使用上の注意

定期的な血液検査が必要リンやカルシウム、鉄分などの数値を確認するため、定期的に採血をします。指示された検査は必ず受けましょう。
便が黒くなることがあります鉄剤を飲むと便が黒っぽくなることがありますが、これはお薬の成分によるものなので心配ありません。
X線やMRI検査への影響お薬が胃腸に残っていると、レントゲンやMRIの画像に写り込むことがあります。検査を受ける時は、この薬を飲んでいることを伝えてください。

 

保管方法

  • 直射日光、高温多湿を避けて保管してください。
  • 小さなお子様の手の届かない場所に保管してください。

 

飲み忘れたら?

気づいたときに飲んでください。次の服用時間が近い場合は、1回飛ばして次の時間に1回分だけ飲んでください。2回分を一度に飲むのは厳禁です

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、リオナをはじめとしたお薬の処方なども行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は、自費診療です。

 

リオナにジェネリックはある?値段は?

市販薬

現在、リオナと同じ成分(クエン酸第二鉄)を含む市販薬はありません。病院での処方箋が必要です。
(※一般的な貧血向けの鉄剤サプリや市販薬はありますが、リンを下げる目的では使えません)

ジェネリック

2026年現在、リオナのジェネリック医薬品(後発品)はまだ発売されていません。

薬価

時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。

薬剤名区分薬価3割負担の目安
リオナ錠250mg先発68.90円/錠約21円/錠

※2026年4月現在。
※薬価は改定などで変わる可能性があります。

 

添付文書

 

よくある質問(FAQ)

Q.妊婦・授乳中に使えますか?

妊娠中や妊娠の可能性がある方は、治療のメリットが危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ処方されます。授乳中の方も、お薬を続けるべきか、授乳を一旦お休みするべきか医師と相談して決める必要があります。必ず事前に医師にお伝えください。

Q.子供(小児)でも使えますか?

小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。医師の判断により必要に応じて処方されることがあります。

Q.車の運転をしても大丈夫ですか?

通常、眠気などの副作用は報告されていないため、運転に支障はありません。

Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

お薬とアルコールが直接悪い反応を起こすわけではありませんが、アルコールは胃腸に負担をかけ、下痢や吐き気といったリオナの副作用を強くしてしまう可能性があります。また、腎臓病の治療中はアルコールの制限が必要なケースも多いため、お酒を飲む場合は必ず主治医に確認しましょう。

Q.飲み始めてからいつ効果が出ますか?

高リン血症の場合:飲み始めてから1〜2週間ほどで、血液検査のリンの数値に変化が見られ始めます。
貧血の場合:貧血による息切れや疲れやすさといった症状は、数週間から1ヶ月程度で少しずつ改善していくことが多いです。完全に鉄分が満たされるまでには数ヶ月かかります。

Q.鉄剤を飲むとき、お茶やコーヒーは飲んでも大丈夫ですか?

昔は「お茶の渋み成分(タンニン)が鉄分の吸収を邪魔する」と言われていましたが、現在は食事と一緒に常識的な範囲でお茶やコーヒーを飲む程度であれば、お薬の効果に大きな影響はないと考えられています。ただし、極端に濃いお茶で薬を流し込むようなことは避けて、お水や白湯で飲むようにしましょう。

 

まとめ

リオナは、慢性腎臓病で溜まりがちな「リン」を体の外へ出したり、不足した「鉄分」をしっかり補給したりしてくれる、とても頼りになるお薬です。便が黒くなることや、飲み始めにお腹がゆるくなることがありますが、正しく飲めばしっかりと効果を発揮してくれます。

「数値がなかなか下がらない」「今の治療についてもっと詳しく相談したい」

そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。

  • スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
  • 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
  • お忙しい方でも安心の年中無休で診療
  • 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能

お薬の副作用に関する不安や、飲み方でわからないことがあれば、通院の手間なくスマートフォンからいつでも相談できます。お気軽にご活用ください。

 

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※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。