
「片頭痛が頻繁に起きて、仕事や家事に支障が出ている」
「市販の痛み止めを飲んでも、なかなかスッキリ治らない」
そんな、つらい片頭痛の症状を根本から予防したいと考えている方によく処方されるのがエムガルティです。
この記事では、エムガルティがどのような仕組みで頭痛を防ぐのか、副作用や使い方、オンライン診療での相談方法まで、医師が詳しく解説します。
※エムガルティは原則対面診療での処方となります。
目次
エムガルティとは?効果は?
エムガルティ(一般名:ガルカネズマブ)は、「片頭痛発作の発症を抑える」ための予防薬です。
これまでの飲み薬による予防療法とは異なります。
片頭痛の原因物質のひとつである「CGRP」というタンパク質の働きを直接ブロックすることができます。
頭痛が起きる回数を減らしたり、痛みの程度を軽くしたりする効果があります。
エムガルティの種類(剤型)
エムガルティは自己注射が可能な「注射剤」のお薬です。
- オートインジェクター
- ボタンを押すだけで自動的に針が刺さり、お薬が注入されるタイプ。
- 針が見えにくい設計なので、注射が苦手な方でも使いやすいのが特徴です。
- シリンジ
- 注射器の形をしたタイプ。
- 自分で押し子を操作して注入します。
どちらも成分や効果に違いはありませんが、初めての方には操作が簡単なオートインジェクターが選ばれることが多いですね。
エムガルティの成分
有効成分はガルカネズマブ(遺伝子組換え)です。
これは「抗CGRP抗体」と呼ばれる種類のお薬です。
脳内の血管を広げ、炎症を引き起こす「CGRP」という物質と結合して、その働きを封じ込める役割を持っています
エムガルティの効果
片頭痛が起こる頻度を減らし、頭痛が起きた時の痛みを軽減する効果があります。
- 片頭痛発作の回数を減らす
- 頭痛による日常生活への支障を軽くする
- 急性期治療薬(トリプタン系など)の使用回数を減らす
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
「片頭痛」の予防に使用します。
ただし、誰でもすぐに使えるわけではなく、下記の方が対象となります。
- 十分な診察を実施し、前兆のある又は前兆のない片頭痛の発作が月に複数回以上発現している、又は慢性片頭痛であること
- 最新のガイドライン等を参考に、非薬物療法、片頭痛発作の急性期治療等を適切に行っても日常生活に支障をきたしている患者
エムガルティはオンライン診療で出せる?
「頭痛がひどくて、病院の待ち時間に耐えられない」
「仕事が忙しくて、定期的な通院が難しい」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
片頭痛に関するお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
片頭痛に関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
※エムガルティは原則対面診療での処方となります。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
エムガルティの使い方(用法・用量)
エムガルティは、1ヶ月に1回、皮下注射(お腹、太もも、お尻、腕のいずれか)を行います。
- 初回
- 2本(240mg)を注射します。
- 2回目以降
- 1ヶ月ごとに1本(120mg)を注射します。
※必ず医師に指示された量を守ってください。
エムガルティの副作用
主な副作用
一般的な副作用
- 注射部位疼痛、注射部位反応(紅斑、そう痒感、内出血、腫脹等)
- 回転性めまい
- 便秘
- そう痒症、蕁麻疹
- 発疹
重大な副作用
- 重篤な過敏症反応
- アナフィラキシー、血管浮腫、蕁麻疹等があらわれることがある。
副作用が出たときの対処法
注射した場所が赤くなったり腫れたりした場合は、保冷剤などで軽く冷やすと落ち着くことが多いです。
ほとんどは数日で自然に治まりますが、もし腫れがひどい場合や、じんましん、息苦しさなどのアレルギー症状(アナフィラキシー)が出た場合は、すぐに主治医や薬剤師に相談しましょう。
エムガルティの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使用してはいけない方(禁忌)
- 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴を有する患者
特に注意して使う方(慎重投与)
- 妊婦
- 授乳婦
- 小児等
併用に注意が必要な薬
併用に注意が必要な薬
現在のところ、他のお薬との飲み合わせで、絶対に併用してはいけないお薬(併用禁忌)は報告されていません。
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 継続が大切 | 即効性のある痛み止めではなく、継続することで徐々に発作を減らすお薬です。 |
| 注射部位の変更 | 毎回同じ場所に打つのではなく、少しずつ場所をずらして打ちましょう。 |
| 自己注射の管理 | 自分で打つ場合は、使用済みの針(オートインジェクター)は医療機関の指示に従って適切に捨ててください。 |
保管方法
必ず冷蔵庫(2〜8℃)で保管してください。
凍らせてはいけません。
また、光に弱いため、箱に入れた状態で保管しましょう。
使用する30分前には冷蔵庫から出し、室温に戻しておくと注射時の痛みが和らぎます。
打ち忘れたら?
予定日に打ち忘れたことに気づいたら、なるべく早く1回分を注射してください。
その後の注射は、そこからまた1ヶ月間隔で行うようにスケジュールを調整します。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。
※エムガルティは原則対面診療での処方となります。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
エムガルティに市販薬はある?値段は?
市販薬
現在、エムガルティと同じ成分の市販薬はありません。
医師の処方が必要な医療用医薬品のみとなります。
ジェネリック
エムガルティは比較的新しいお薬のため、現時点ではジェネリック医薬品(後発品)はありません。
薬価
時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1本) | 3割負担の目安(1本) |
|---|---|---|---|
| エムガルティ皮下注120mg オートインジェクター | 先発 | 42,400円/キット | 約12.720円 |
| エムガルティ皮下注120mg シリンジ | 先発 | 42,284円/筒 | 約12,685円 |
初回(2本分)の自己負担額: 約25.440円
2回目以降(1本分)の自己負担額: 約12.720円
※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
よくある質問(FAQ)
Q.妊婦・授乳中でも使えますか?
基本的には避けるべきですが、治療が必要と判断された場合にのみ使用します。
妊娠を計画している、または妊娠の可能性がある場合は必ず医師に伝えてください。
Q.子どもでも使えますか?
18歳未満の方を対象とした臨床試験は十分に行われていないため、安全性は確立されていません。
Q.運転しても大丈夫ですか?
特に眠気などの副作用は報告されていません。
しかし、作用として「めまい」を感じることがあるため、体調に違和感があるときは運転を控えましょう。
Q.いつから効き始めますか?
効果の出方には個人差があります。
治療開始後は症状の経過を見ながら、通常3か月を目安に効果を評価します。
Q. お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
飲酒自体がエムガルティに悪影響を与えるというデータはありません。
しかし、お酒そのものが片頭痛の誘因(引き金)になることが非常に多いため、治療中は控えるか適量を守るのが無難です。
まとめ
エムガルティは、これまでの治療でなかなか改善しなかった片頭痛に対し、高い予防効果が期待できる新しいお薬です。
1ヶ月に1回の注射で、毎日のお薬の飲み忘れを心配することなく、自分らしい生活を取り戻す手助けをしてくれます。
「今の頭痛薬では満足できない」
「もっと発作の回数を減らしたい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。
※エムガルティは原則対面診療での処方となります。
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