硝酸イソソルビドテープの効果・副作用を解説!【医師監修】

ウルソ

 

「胸が締め付けられるような痛みが時々あって不安…」
「心臓の薬を毎日飲むのが大変。貼り薬があると聞いたけれど、どう違うの?」

そんな悩みをお持ちの方によく処方されるのがイソソルビドテープです。
心臓の血管を広げて、胸の痛み(狭心症)を予防してくれるこのお薬。
飲み薬ではなく「貼り薬」という形には、実は大きなメリットがあります。
今回は、イソソルビドテープの効果や正しい使い方、副作用、さらにはオンライン診療での処方について、医師が詳しく解説します。

 

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

 

イソソルビドテープとは?効果は?

イソソルビドテープは、「硝酸薬」と呼ばれるグループに属するお薬です。
皮膚から有効成分を少しずつ吸収させることで、心臓の血管(冠動脈)を広げ、心臓に酸素や栄養が届きやすくする働きがあります。

イソソルビドテープの種類(剤型)

このお薬は「経皮吸収型製剤」といって、肌に貼るテープ剤です。
1日1回貼り替えることで、皮膚から成分がゆっくり吸収され、狭心症発作の予防に用いられます。

イソソルビドテープの成分

有効成分はイソソルビド(硝酸イソソルビド)です。
血管の平滑筋を緩めることで血管を拡張させる作用があります。

 

イソソルビドテープの効果

心臓を囲んでいる血管(冠動脈)を広げて血流をスムーズにし、心臓にかかる負担を軽くします。
これにより、胸が苦しくなる「狭心症」の発作が起きないように予防する効果があります。

 

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

適応疾患

  • 狭心症
  • 心筋梗塞(急性期を除く)
  • その他の虚血性心疾患

貼る場所

  • 貼る場所は、胸部、背部(背中)
  • 皮膚が清潔で傷がない場所を選んで貼り付けます。

 

イソソルビドテープはオンライン診療で出せる?

「定期的に薬が必要だけど、病院の待ち時間が長いのがつらい」
「仕事が忙しくて、薬をもらうためだけに受診するのが難しい」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

イソソルビドテープのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
イソソルビドテープに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。

特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

イソソルビドテープの使い方(用法・用量)

通常、成人には1回1枚(40mg)を、胸、背中のいずれかに貼ります。

 

使用上の注意

  • 貼付後24時間又は48時間ごとに貼りかえる
  • 毎回同じ場所に貼ると、皮膚が赤くなったりかゆくなったりすることがあります。
  • 貼る場所を少しずつずらして使うのが大切です。
  • この薬は発作を「予防」する薬です。
  • 緊急時はニトログリセリンの舌下錠など別の指示された薬を使用してください。
  • すでに起きてしまった激しい発作をすぐに止める効果(即効性)はありません。

※必ず医師に指示された用法、用量を守ってください。

 

イソソルビドテープの副作用

主な副作用

一般的な副作用

  • 皮膚の刺激感
  • 一次刺激性の接触皮膚炎
    • 刺激症状、発赤、そう痒等、アレルギー性接触皮膚炎
  • 血圧低下
  • 頭痛
  • めまい・ふらつき、熱感、潮紅、動悸
  • 発疹
  • 脱力感、不快感
  • 胃部不快感、食欲不振、嘔吐

 

副作用が出たときの対処法

頭痛がひどい場合は、無理をせず医師に相談してください。
多くの場合、鎮痛剤との併用や、一時的な減量で対応可能です。
また、血圧が下がって立ちくらみを感じることがあるため、急に立ち上がらないように注意しましょう。
皮膚のかゆみについては、貼る場所を毎回変える(ローテーションする)ことで予防できます。
もし強い湿疹が出た場合は、早めに主治医や薬剤師に相談しましょう。

 

イソソルビドテープの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

貼付してはいけない方(禁忌)

  • 重篤な低血圧又は心原性ショックのある患者
  • 閉塞隅角緑内障の患者
  • 頭部外傷又は脳出血のある患者
  • 高度な貧血のある患者
  • 硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤

特に注意して使う方(慎重投与)

  • 低血圧の患者
  • 原発性肺高血圧症の患者
  • 肥大型閉塞性心筋症の患者
  • 肝機能障害患者
  • 妊婦
  • 授乳婦
  • 小児等
  • 高齢者

 

併用に注意が必要な薬

併用禁忌

  • ホスホジエステラーゼV阻害薬
  • シルデナフィルクエン酸塩
    • バイアグラ、レバチオ
  • バルデナフィル塩酸塩水和物
    • レビトラ
  • タダラフィル 
    • シアリス、アドシルカ、ザルティア
  • グアニル酸シクラーゼ活性化薬
  • グアニル酸シクラーゼ活性化薬
    • リオシグアト

併用に注意が必要な薬

  • アルコール摂取
  • 利尿剤
  • 血管拡張剤
    • 硝酸系血管拡張薬

 

生活上の注意(使用上の注意)

項目内容
即効性について急な胸の痛み(発作中)を止めるための薬ではありません。
貼り忘れ忘れた場合は気づいた時に1枚貼ってください。
2枚同時に貼ってはいけません
車の運転めまいやふらつきが起こることがあるため、運転や高所作業には注意しましょう。
お風呂貼ったまま入浴しても構いませんが、剥がれた場合は新しいものに貼り替えてください。

 

保管方法

直射日光や高温多湿を避け、子どもの手の届かない涼しい場所で保管してください。

 

貼り忘れたら?

貼り忘れたことに気づいたときは、すぐに新しいものを1枚貼ってください。
ただし、次の貼り替え時間が近い場合は、1回分飛ばして、次の時間から通常通り貼るようにしましょう。

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。

イソソルビドテープに市販薬はある?値段は?

市販薬

現在、イソソルビドテープと同じ成分の市販薬はありません。
医師の処方が必要な医療用医薬品です。

 

ジェネリック

「フランドルテープ」という先発品のほかに、「イソソルビドテープ」という名称で多くのジェネリック医薬品(後発品)が出ています。

 

薬価

時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。

薬剤名区分薬価(1錠)3割負担の目安(1錠)
フランドルテープ40mg先発31.9円約9.6円
イソソルビドテープ40mg後発24.4円約7.3円

※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。

 

添付文書

フランドルテープ40mg
硝酸イソソルビドテープ40mg「テイコク」

 

よくある質問(FAQ)

Q.妊婦・授乳中でも使えますか?

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ処方されます。
自己判断せず、必ず主治医に相談してください。

Q.子どもでも使えますか?

通常、お子様の狭心症治療には使用されません。
小児に対する安全性は確立されていません。

Q.運転しても大丈夫ですか?

めまいや血圧低下によるふらつきが起こる可能性があります。
特にお薬を使い始めた初期や、立ちくらみを感じる時は運転を避けてください。

Q.いつから効き始めますか?

貼ってからおよそ2時間から4時間で血中の濃度が安定し始め、持続的に効果を発揮します。
数分で効くタイプではないため、継続的な予防として使用します。

Q. お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

お控えいただくのが望ましいです。
アルコールには血管を広げる作用があるため、お薬の効果が強く出すぎてしまい、急激な血圧低下や貧血症状を引き起こす危険があります。

 

まとめ

イソソルビドテープは、1日1回肌に貼るだけで、狭心症の発作を24時間しっかり予防してくれる便利なお薬です。
飲み忘れが多い方や、嚥下(飲み込み)が苦手な方にとっても続けやすいのが大きなメリットです。
使い始めに頭痛が出ることもありますが、多くは一時的なものですので、医師と相談しながら上手に付き合っていきましょう。

「病院へ通う時間がない」
「定期的な処方を楽に済ませたい」

そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。

  • スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
  • 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
  • お忙しい方でも安心の年中無休で診療
  • 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能

通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。

 

オンライン診療なら
ウチカラクリニックで!

クマの医師
  • 夜間・土日も診療
  • 全国から自宅で受診可能
  • 診療時間:07:00-22:00

※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。

チェックシートのアイコン
気になる症状を
無料かんたんチェック!
LINE icon ウチカラ公式LINE

主な診療科目

  • 一般内科
  • 皮膚科
  • 小児科
  • 耳鼻咽喉科
  • 婦人科
  • 泌尿器科
  • 心療内科
  • 発熱外来
  • ピル外来
  • 生活習慣病
  • アレルギー外来
  • AGA・ED
  • 肥満症外来

 

ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。