チラーヂンの効果・副作用を解説!【医師監修】

エクメット配合錠

 

「健康診断で甲状腺の数値が悪いと言われた」
「体がだるくてやる気が出ないのは、甲状腺のせい?」

そんなお悩みを持つ方によく処方されるのがチラーヂン(一般名:レボチロキシンナトリウム)です。
この記事ではチラーヂンの効果から注意点、オンライン診療での活用方法まで、医師が詳しく解説します。

 

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

 

チラーヂンとは?効果は?

チラーヂンは、体内で作られる「甲状腺ホルモン」を補うためのお薬です。
甲状腺ホルモンが不足して、新陳代謝が落ちてしまった状態(甲状腺機能低下症など)を改善するために使われます。

チラーヂンの種類(剤型)

チラーヂンには主に「錠剤」と「散剤(粉薬)」、そして「注(注射剤)」があります。

  • 錠剤(チラーヂンS錠)
    • 最も一般的です。
    • 成分の量によって12.5μgから100μgまで細かく種類があります。
    • 体調に合わせて微調整がしやすいのが特徴です。
  • 散剤(チラーヂンS散)
    • 錠剤を飲み込むのが難しい方や、より細かな用量調節が必要な方に使われます。

チラーヂンの成分

有効成分はレボチロキシンナトリウムです。
これは人間の体内で作られる甲状腺ホルモン(T4)と全く同じ構造をしています。
足りない分を外から補うだけなので、適切な量を飲んでいれば自然な状態で過ごすことができます。

チラーヂンの効果

主な効果は、全身の代謝を活発にすることです。
チラーヂンを飲むことで、低下した体温を上げたり、脈拍を整えたり、元気を出す手助けをしてくれます。

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

以下のような病気や症状に対して処方されます。

  • 粘液水腫
  • クレチン病
  • 甲状腺機能低下症
    • 橋本病
    • 先天性甲状腺機能低下症
    • 甲状腺内分泌不全症
  • 甲状腺腫

チラーヂンはオンライン診療で出せる?

「定期的な検査が必要だけど、忙しくて病院に行けない」
「いつものお薬が切れそうだけど、受診の時間がとれない」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

チラーヂンのようなお薬も、対面診療で状態が評価され、病状が安定しており、継続的なフォロー体制がある場合には、再診の一部をオンライン診療で行えることがあります。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
チラーヂンに関するご相談、お薬の処方をオンライン診療にて承っております。

特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

チラーヂンの使い方(用法・用量)

通常、1日1回決まった時間に服用します。

  • 服用: 医師が血液検査の結果を見ながら、一人ひとりに最適な量を決定します。
  • 成人としての服用量
    • 25〜400μgを1日1回
    • 投与開始量は 25〜100μg
    • 維持量は 100〜400μg
  • ポイント: 飲み忘れないよう「朝食前」や「寝る前」など、毎日決まったタイミングで飲むのがコツです。

 

チラーヂンの副作用

主な副作用

一般的な副作用

  • 過敏症状
  • 肝機能検査値異常(AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇等)
  • 心悸亢進、脈拍増加、不整脈
  • 頭痛、めまい、不眠、振戦、神経過敏・興奮・不安感・躁うつ等の精神症状
  • 嘔吐、下痢、食欲不振
  • 筋肉痛、月経障害、体重減少、脱力感、皮膚の潮紅、発汗、発熱、倦怠感

重大な副作用

  • 狭心症
  • 肝機能障害、黄疸
  • 副腎クリーゼ
  • 晩期循環不全
  • ショック
  • うっ血性心不全

副作用への対処法

もし「心臓がドキドキする」「汗が止まらない」といった症状が出た場合は、お薬の量が今の体にとって少し多いサインかもしれません。
逆に、いつまでもだるさが取れない場合は足りない可能性があります。
違和感を感じたら、次回の診察を待たずに医師に相談しましょう。
血液検査でホルモン値をチェックし、量を微調整することで、これらの症状は改善されます。

 

チラーヂンの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

使ってはいけない方(禁忌)

  • 新鮮な心筋梗塞のある患者
    • 狭心症
    • 冠動脈硬化症
    • 重症高血圧症
    • 心不全
    • 頻脈性不整脈

特に注意して使う方(慎重投与)

  • 狭心症、陳旧性心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧症等の重篤な心・血管系の障害のある患者
  • 副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある患者
  • 糖尿病患者
  • 妊婦
  • 授乳婦
  • 小児等
  • 高齢者

 

併用に注意が必要な薬

併用注意

  • クマリン系抗凝固薬
  • アドレナリン受容体作動薬
  • 強心配糖体
  • 血糖降下剤
  • コレスチラミン、コレスチミド、鉄剤
  • フェニトイン製剤
  • アミオダロン
  • 卵胞ホルモン

現在飲んでいる薬がある場合は、必ず医師・薬剤師に伝えてください。

生活上の注意(使用上の注意)

項目内容
継続が大切症状が良くなっても自己判断でやめず、飲み続けましょう。
定期的な検査ホルモンバランスを確認するため、数ヶ月に一度の血液検査が必要です。
食事の影響食直後に飲むと吸収が悪くなることがあるため、空腹時の服用が推奨される場合があります。

 

保管方法

直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
小さなお子様の手の届かない場所に置いてください。

飲み忘れたら?

飲み忘れに気づいた時点で、なるべく早く1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飛ばして、次の決まった時間に1回分だけを飲んでください。

絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。

チラーヂンに市販薬はある?値段は?

市販薬

現在、チラーヂンと同じ成分(甲状腺ホルモン)を含む市販薬はありません。

ジェネリック

「レボチロキシンナトリウム錠」という名称でジェネリック医薬品が販売されています。

薬価

時期や規格によって金額は変わってきますが、2026年4月現在の目安は以下の通りです。

薬剤名区分薬価(1錠あたり)3割負担の目安
チラーヂンS錠50μg先発10.8円/1錠約3.2円
レボチロキシンNa錠50μg「あすか」後発10.8円/1錠約3.2円

※3割負担は薬剤料のみの単純計算です。実際は調剤料・診察料などが加わります。

添付文書

 

よくある質問(FAQ)

Q. 妊娠中・授乳中でも使えますか?

はい、使えます。
妊娠中はむしろ赤ちゃんの成長のために甲状腺ホルモンが非常に重要です。
妊娠がわかったら、普段よりも多めの量が必要になることもあるため、必ず主治医に伝えてください。

Q.小児(子供)でも使えますか?

はい、使えます。
成長や発達に欠かせないホルモンですので、医師の指導のもとで適切に服用することが大切です。

Q.運転しても大丈夫ですか?

基本的には問題ありません。
ただし、飲み始めなどでめまいや動悸を感じる場合は、念のため運転を控え、医師に相談してください。

Q.いつから効き始めますか?

飲み始めてから血液中のホルモン濃度が安定するまでに、およそ2週間から4週間ほどかかります。
すぐに劇的な変化を感じなくても、数週間かけてゆっくりと体調が上向いてくるのが一般的です。

Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

適量であれば、チラーヂンの効果自体に直接的な影響はありません。
ただし、お酒を飲みすぎて薬を飲み忘れたり、体調を崩したりしないよう注意しましょう。

まとめ

チラーヂンは、足りなくなった甲状腺ホルモンを補い、あなたの体をサポートしてくれる大切なお薬です。
一生付き合っていくお薬になることも多いですが、正しく飲んで数値を安定させれば、健康な人と変わらない生活を送ることができます。

「通院が負担で薬が切れそう」
「甲状腺の数値を手軽に相談したい」

そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。

  • スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
  • 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
  • お忙しい方でも安心の年中無休で診療
  • 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能

お薬の継続や体調管理に不安があるときは、一人で悩まずにいつでもお気軽にご相談くださいね。
通院の手間なく、ご自宅からリラックスして医師に相談できますので、継続的なお薬の処方が必要な方は、どうぞお気軽にご利用ください。

※対面診療(他院)で診断があり、診療情報を把握した再診以降に処方可能となります。

 

オンライン診療なら
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※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。