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不整脈とは?症状やセルフチェックの方法は?原因は?【医師解説】

[2022.05.06]

 

 

こんにちは。ウチカラクリニック健康メディア「予防医学大辞典」です。

 

今回は「不整脈」について、不整脈の原因や症状・種類、チェックの方法などについて医師の視点から徹底解説していきます。

 

 

 

不整脈は放置しておくと脳梗塞のリスクを上げたり、失神を繰り返してしまう場合があります。

 

あなたはもし自分の脈が速かったり、遅かったりしたらあなたはどのように考えますか?

そもそも自分の脈を測定する習慣はあるでしょうか。

 

不整脈とは年を重ねるごとになりやすくなるとされている病気で、中高年にとっては決して無視できないものです。

 

しかし、この不整脈も病院にいくタイミングを結構逃しがちな病気なんですね。

 

年齢を重ねてくると、

「なんか胸があぶるような感じがする...

「最近立ち眩みが多い...

こういう訴えが増えてくるものです。

これらが全て不整脈によるものではないのですが、今回は

・どういった時に病院に行くべきなのか

・不整脈に特徴的な症状や、

・不整脈になる原因

・普段の生活で気を付ける事

まで徹底解説していくので是非ご覧ください。

 

不整脈とは?

 

まず、不整脈という言葉が、医学的にどのような状態の事を言うのか知っておきましょう。

 

まず、脈とは文字通り、心臓がちぢまってどっくん、どっくんと血液を送る動き11回で感じるもので、

一番わかりやすいのは腕の親指側に流れている動脈の上を触れてみる事ですね。

触ってみるとトクトクいっているのがわかると思います。

 

そして不整脈とはこの脈が何かしらの形で乱れてしまっている事なのですが、

 

この不整脈、大きく3つにわけられるんです。

 

それは

・脈が速くなる事

・脈が遅くなる事

・脈のリズムが狂う事

この3つなんですね。

 

脈が速くなる事、遅くなる事をそれぞれ医学用語で頻脈、徐脈といい、

 

一般的な定義としてはそれぞれ脈が100回/分以上になる事、または50回/分以下になる事を指します。

 

普通の場合、脈拍の平均値としてはだいたい60-80回/分くらいの事が多いですね。

 

勿論緊張した時などに一過性に脈が速くなってしまう事はなんの問題もないのですが、こういった頻脈や徐脈、そしてリズムが狂った状態が一定期間続く場合は何かしらの不整脈の可能性があります。

 

 

不整脈が起きる原因とは?不整脈の種類とは?

不整脈が起きる原因

 

では、このような不整脈はなぜ、どういった原因で起きてしまうのでしょうか?

 

それを理解する前に、そもそも人間の心臓が脈を打つ仕組みをしっておきましょう。

 

脈を打つ、とは先ほど説明したように心臓がドックン、ドックンと拍動する事で起きる訳なんですが、心臓は実は心臓の上の部分の「心房」という場所から下の部分の「心室」という場所へ「電気信号」を伝える事で心臓の筋肉を動かしています。

 

そしてその電気信号には「発電所」にあたる部分があります。

 

それが右の心房にあるこの場所なんです。医学用語で「洞結節」と呼びます。

 

この洞結節から心房に電気が伝えられ、中継ぎ場所を通り心室に伝えられる、この電気の流れの繰り返しによって心臓が1日中ドックンドックンと絶えまなく、同じリズムで動き続けられる訳です。

 

しかし、この発電所からゴールまでの心臓の電気の流れに何らかの障害が起き、本来の発電所からの指令が狂ってしまう事、これが不整脈の原因となる、こういう仕組みなんです。

 

 

不整脈の種類とは?

イマイチわかりにくいと思うので、例えば、不整脈の中でも数が多い「心房細動」という不整脈を例にとってみましょう。

 

この不整脈は、心臓の上の心房の部分が小刻みに震えてしまう状態の事です。

 

そしてなぜ心房細動が起きてしまうかといいますと、心臓の電気の発電所である洞結節、ここ「以外」の所から電気を発信する余計な輩が現れる事で、心房での電気の流れがぐちゃぐちゃになってしまい、正規のルートが乱され、心房が細かく震えてしまう、こういう仕組みになってます。

 

 

また健康診断の心電図でよく指摘される人が多い「期外収縮」という不整脈も、心房や心室の、本来発電所でない部分が、その心電図を測定しているタイミングで単発で電気を飛ばす事で出現してしまうものです。

 

他にも、先ほど説明した心臓の本来の電気の通り道が硬くなってしまい、電気が上手く通らなくなってしまう事があります。

 

この状態を心房の房と心室の室をとって房室ブロックと呼び、このせいで思うように電気の信号が送れないがために脈が遅くなる徐脈、の状態になってしまう事もあるんです。

 

 

不整脈に関しては、例えば心房細動がある場合は心房がずっとふるえている状態で、心房で血が固まりやすくなってしまい、最終的に血栓ができてそれが脳に飛ぶと脳梗塞になってしまう場合があります。

 

その為心房細動がある人は必ず病院を受診して、必要な場合は血を固まりにくくする薬の処方がされる場合がありますし、

房室ブロックの場合はペースメーカーが必要な場合もあります。

 

 

それでは一体、どういう検査をしたら不整脈かどうか、また原因を発見する事ができるでしょうか?

 

不整脈の原因を発見する方法は?

 

こちらはご存じかとは思いますが、最もわかりやすいのが心電図です。

 

まさに心電図は今説明した心臓の電気の流れをはっきり示してくれるものなので、

 

心電図を測定する事で、どのような理由で不整脈が起きているのか目でみて確認する事ができます。

 

 

しかし、心電図にも一つ問題点があります。

それは、心電図を測定しているその瞬間に必ずしも不整脈が出ている訳ではない、という事です。

 

例えば救急の現場でも、動悸の症状で救急車を呼び、救急車の中でも非常に脈が速かった女性が、病院に到着した時にはすっかり症状がなくなっていて、脈も落ちついており、心電図を測定しても特に異常がなかった、

こんなケースはそんなに珍しくないんですね。

 

こういった場合はもうその場ではなかなか原因を特定できなかったりします。

 

こういう時に役立つのが、「ホルター心電図」という心電図のアップグレード版のような検査なんですね。

 

 

ホルター心電図は、おうちにお持ち帰りできる携帯用の機械を使う事で、24時間心電図を測定して、そのデータを解析する事でどこかに脈の異常がないか確認する、こういう検査なんです。

 

ホルター心電図のおかげで見つかる不整脈も多く存在するんですね。

 

他にも、心臓の超音波検査で心臓の動きを見てあげる事も重要ですし、運動によっておこる不整脈もあるので、自転車をこいだり、ベルトコンベアの上を歩きながら心電図を測定する、こういう検査もあるんですね。

 

こういった検査を行うため、不整脈が疑われる場合は早めに病院に受診しておきたい所ではありますが、

「なかなか自分で気づくのは難しい...」

というのも正直な所だと思います。

 

では、不整脈ではどのような症状が出現するのでしょうか?知っておいて欲しい病院に行くべき基準と合わせて解説していきましょう。

 

不整脈の症状とは?チェックの方法は?

 

はい、では不整脈の症状や、気を付ける事について解説していきます。

 

不整脈の症状チェック①気を失う事を繰り返す

まず、不整脈の症状として代表的なもの、それは「失神」です。

 

 

街を歩いていたら突然気を失って倒れてしまって、すぐ意識が戻る、こういう現象が起こる場合があります。

 

一般的に失神の原因の多くは脳に血液が行き届かない事で、不整脈の場合もこの理由です。

 

脈とは心臓のポンプが血液を全身に送っている回数の事ですから、この回数が少なくなる「徐脈」や、リズムがおかしくなってしまうと、一定期間脳に血液が行き届かない時間ができてしまう事があり、そのせいで失神してしまう事があります。

 

失神が起きて、

「元に戻ったから大丈夫でしょ~」

と放置するのはやめた方が良いです。

てんかん、などが原因の場合もありますし、はっきり失神があったなら一度病院にかかっておきましょう。

 

不整脈の症状チェック②動悸や、胸が苦しくなる

また、脈が速くなる頻脈の時は心臓がいつもより多く拍動しているので、動悸の症状、または胸が苦しくなる症状が出る事もあります。

 

 

こういった時は、最初に説明したように自分の手首の親指側で脈をはかってみても良いかもしれません。

 

脈をはかるのは慣れない作業だと思いますが、明らかにリズムがおかしい、明らかに早い場合は自分の脈を触れる事で気づく場合もなくはないです。

血圧計で脈の回数を確認するという手もありますね。

 

不整脈の症状チェック③足のむくみ、息が切れる、息苦しさ

そして不整脈を放置しておくと心臓に負担がかかってしまうので、最終的には心不全の状態になり足のむくみ、息切れ、息苦しさといった症状が出現する場合もあるのでそちらも併せて覚えておいて下さい。

 

 

不整脈の治し方は?予防法は?

 

では、不整脈を自分で治す方法や、予防する方法、こちらはあるのでしょうか?

 

正直言って、不整脈は年をとるごとに起きやすくなるものですし、過度なストレスや睡眠不足、飲酒などが影響するとは言われていますが、いわゆる予防といっても一般的な規則正しい生活するのが良い、くらいの事しか言えないでしょう。

 

 

そし例えば心筋梗塞になり、そこから心不全になる事で不整脈が出現してしまう場合もありますし、心筋梗塞などの大病につながる生活習慣病予防をしておく事も不整脈予防とはいえるでしょう。

 

 

何より不整脈に関しては病院に受診するタイミングを知っておく、これが非常に重要です。

血圧を測った時はちらりと脈の回数を確認するようにしておいて、

症状がないとしても

・脈が40以下、もしくは40以上の状態が一定期間続く

場合は何らかの異常がある可能性が高いですし、脈に異常を感じなくても動機が頻繁にあったり、失神を繰り返すなど何かしらの症状がある場合は一度病院を受診しましょう。

 

不整脈のそもそもの原因として甲状腺の機能の異常や、肺の病気が関係している事もあり、もしかしたらこういった原因が見つかるかもしれません。

 

不整脈の症状や原因 まとめ

 

①不整脈は放置しておくと脳梗塞や心不全、失神のリスクになるものもある。油断は禁物。

脈が40以下、もしくは140以上の状態が続く場合は要注意。さらに症状を伴う場合は一度病院に行きましょう。

 

今回はこの2ポイントを絶対に覚えて帰ってくださいね。

もしかしたら明日のあなたの心臓を助ける予防医学として役立ってくれるかもしれません。

 

 

 

 

 

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記事を書いた人:森 勇磨

ウチカラクリニック/Preventive Room株式会社代表 内科医/産業医/労働衛生コンサルタント

主にプライマリケアや予防医学の情報発信、医療×IoTの実践を目指して活動中。

執筆・監修書籍:40歳からの予防医学(ダイヤモンド社) わたしの血圧ノート2022(扶桑社)

詳細プロフィール 

またウチカラクリニックと連携したYouTubeチャンネル予防医学chでも不整脈について解説しておりますので、是非合わせてご覧ください。

 

 

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