「仕事を休むために診断書が必要だけど、病院に行く時間がない…」 「オンライン診療で、傷病手当金の申請書を書いてもらうことはできるのかな?」
オンライン診療の利用を考えたとき、診断書や各種証明書が発行できるかどうかは、多くの方にとって重要なポイントだと思います。
この記事では、オンライン診療で発行できる証明書の種類や発行の流れ、料金について、そしてウチカラクリニックでの具体的な対応についても詳しくご紹介します。
オンライン診療でも診断書の発行が可能
結論からお伝えすると、オンライン診療でも、医師の診察に基づいた診断書や各種証明書を発行することは可能です。
ただし、医師がオンラインでの診察情報だけでは判断・記入が難しいと判断した場合は、発行をお断りしたり、対面での受診をお願いしたりすることがあります。
あくまで、医師が医学的根拠に基づいて診断できた範囲でのみ発行が可能となります。
オンラインで発行できる書類、難しい書類
どのような書類が発行できて、どのようなものが難しいのでしょうか?
一般的な例を見てみましょう。
発行可能なことが多い書類
オンラインでの問診・視診で、医師が診断や判断を下せるものが対象となります。

- 一般的な傷病に関する診断書(病名や治療期間を証明するもの)
- 就業制限に関する診断書(業務内容の制限や休職の必要性を証明するもの)
- 学校・会社向けの簡易診断書(病欠や遅刻・早退の理由を証明するもの)
- 治癒証明書(特定の疾患が治癒したことを証明するもの)
- 通院証明書(通院の事実と期間を証明するもの)
発行が難しい、または対面診療が必要な書類
医師による触診や、レントゲンなどの詳しい検査、法的な要件が関わる書類は、オンラインでの発行が難しくなります。

- 健康診断書(各種検査が必要なため)
- 保険会社向けの詳細な診断書(保険金請求用など、詳細な身体所見が必要なもの)
- 障害に関する診断書(詳細な身体・精神機能評価が必要なもの)
- 運転免許関連の診断書(視力検査などが必要なもの)
- 精密検査を要する診断書(画像検査や血液検査などが必要なもの)
- 裁判所や行政機関提出用の公的診断書(法的要件により対面診療が必要な場合)
診断書発行までの一般的な流れ
- 予約時に申請
オンライン診療を予約する際に、診断書が必要な旨を伝えます。 - オンライン診察
医師が通常の診察を行い、症状などを確認します。 - 発行可否の判断
診察内容をもとに、医師がオンラインでの発行が可能か判断します。
(対面診療をご案内する場合もあります) - 受け取り
作成された診断書を、データ(アプリやLINEなど)または郵送で受け取ります。
料金の目安について
診断書の発行は、健康保険が適用されない「自由診療」となり、診察料とは別に文書作成料が必要です。
料金は書類の内容によって異なり、一般的な相場は以下の通りです。
- 簡易な診断書(登校許可証など):1,000円〜2,000円程度
- 一般的な診断書:3,000円〜5,000円程度
- 詳細な診断書:5,000円〜10,000円程度
- 英文の診断書:8,000円〜15,000円程度
ウチカラクリニックの場合
ウチカラクリニックでは、上記の原則に基づき、患者様の様々なニーズにお応えできるよう各種証明書の発行にオンラインで対応しています。
対応可能な主な書類と料金の目安
- 診断証明書(当院所定フォーマット):3,300円(税込)
- 傷病手当金申請書:5,500円(税込)
- 診療情報提供書:3,300円(税込)
- その他、各種証明書・申請書:5,500円(税込)〜
記載内容のボリュームによって料金が変動する場合がございます。
英字発行などについては別途ご相談ください。
発行の流れ
オンライン診療予約時に申請
- 診療予約時に診断書発行が必要である旨をお伝えください。
- 診断書の種類と用途をあらかじめお知らせください。
- 指定のフォーマットがある場合は、画像をアップロードしてください。
オンライン診察
- 医師による通常の診察を行います。
- 診断書に必要な内容があれば診察時にお伝えください。
診断書作成の可否判断
- 医師がオンライン診療での診断書発行が可能か判断します。
※必要に応じて対面診療への切り替えをご案内します。
診断書の作成
- 作成には通常1〜3日程度かかります。※緊急の場合は相談可
書類の受け取り
- アプリやLINEでのデータでの送付
- 自宅への郵送(通常1週間〜10日ほど)
診断書は「医療行為」。適切な発行が重要。
ここで一つ、大切なことをお伝えします。
傷病手当金診断書の発行は、医師が診察に基づいて医学的な判断を記載する、責任の重い「医療行為」です。
そのため、信頼できるクリニックは、単に患者様の要望に応えるためだけに、不用意な診断書を発行することはありません。
当クリニックでも、オンラインで得られる情報が不十分なまま安易に診断書を発行することは、結果的に患者様ご自身の不利益に繋がる可能性や、診断書という書類の信頼性を損なうことにもなるため発行をお断りする場合がございます。
医師が「対面診療が必要」と判断するのは、患者様にとって最も安全で確実な医療を提供するためであることを、ご理解いただけますと幸いです。

もっと詳しく知りたい方へ
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まとめ

オンライン診療は、診察や薬の処方だけでなく、必要な診断書や証明書の発行にも対応できる便利なサービスです。
ウチカラクリニックでは、オンラインの利便性を活かしつつ、医師として責任を持った診断書発行を心がけています。
「この書類は発行できるかな?」と迷われた際は、ご予約時の問診票やLINEにてお気軽にご相談ください。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。













