帯状疱疹は何科を受診?迷ったらまずココ!受診のポイントを解説【医師監修】

「体の片側が、なんだかピリピリ痛い…」 「もしかして、これって帯状疱疹かもしれない…」

そう思ったとき、次に頭に浮かぶのは「どこの病院に行けばいいんだろう?」という疑問ですよね。
内科?それとも皮膚科?早く治したいからこそ、的確な病院選びはとても大切です。

この記事では、帯状疱疹の簡単な説明から、何科を受診するのがベストなのか、そして受診する際の大切なポイントまで、分かりやすく解説していきます。

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帯状疱疹とは?

まずは帯状疱疹について簡単におさらいしましょう。

帯状疱疹は、多くの人が子供の頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが原因です。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体の中の神経にじっと潜んでいます。

そして、過労やストレス、加齢などで体の免疫力が低下したときに、ウイルスが再び目を覚まして活動を始め、神経を攻撃することで発症します。

特徴的な症状は、

  1. 体の左右どちらか片側に、
  2. ピリピリ、チクチクとした神経の痛みがまず現れ、
  3. その後、同じ場所に赤い発疹と水ぶくれが出てくる

という順番で現れます。

この症状に気づいたら、すぐに医療機関を受診することが重要です。

帯状疱疹は、まず「皮膚科」へ!

帯状疱疹を疑ったら、まず目指すべきは「皮膚科」です。

なぜ皮膚科が第一選択なのでしょうか?その理由は3つあります。

皮膚症状の「診断のプロ」だから

帯状疱疹の最も特徴的なサインは、皮膚に現れる赤い発疹と水ぶくれです。

皮膚科医は、まさにこの皮膚症状を診る専門家。他の紛らわしい皮膚の病気(例えば、単純ヘルペス接触皮膚炎など)と正確に見分ける「鑑別診断」のエキスパートです。

的確な診断が、正しい治療への第一歩となります。

診断から治療までを一貫して行えるから

皮膚科では、診断をつけるだけでなく、治療の3本柱である「抗ウイルス薬」「痛み止め」「塗り薬」の処方をすべて一貫して行えます。

特に、水ぶくれの処置や皮膚の状態に合わせた塗り薬の選択は、皮膚科の得意分野です。

多くの帯状疱疹の患者さんを診ているから

皮膚科は、日常的に多くの帯状疱疹の患者さんを診察しています。そのため、治療経験が豊富で、症状の経過や起こりうる合併症についても熟知しています。

安心して帯状疱疹の治療任せられる、最も頼りになる診療科です。

ただ一つ、注意してほしいポイントが〈発症してから3日以内〉に治療を開始することが重要ということです。
3日以内に治療をはじめることで重症化や後遺症のリスクを下げることができるというデータがあります。

帯状疱疹のような症状が出たけど、「土曜だしもう少し様子を見るか…」と待たずに早めに受診して下さい。

ウチカラクリニックのオンライン診療なら、夜間早朝や土日祝日でも、お手持ちのスマートフォンやパソコンを使って、自宅にいながら医師の診察を受け、処方薬を受け取ることができます。

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皮膚科以外でも診てもらえる?

「近くに皮膚科がない」「かかりつけの先生にまず相談したい」という場合もありますよね。もちろん、他の診療科でも対応は可能です。

内科

かかりつけの内科医がいる場合は、最初の相談窓口として非常に心強い存在です。

帯状疱疹の診断と治療(抗ウイルス薬や痛み止めの処方)は内科でも可能ですし、もし専門的な判断が必要だと判断されれば、適切な皮膚科へ紹介状を書いてくれます。

ペインクリニック・麻酔科

痛みが特に強い場合や、皮膚の症状が治った後も痛みが続く後遺症「帯状疱疹後神経痛(PHN)」の治療では、痛みの専門家であるペインクリニックが頼りになります。

ただし、最初の窓口というよりは、皮膚科や内科からの紹介で受診することが一般的です。

ペインクリニックとは、痛みの診断と治療を専門とする診療科です。
神経ブロック療法薬物療法理学療法などを組み合わせて、様々な痛みの原因を特定し、治療を行っています。

眼科・耳鼻咽喉科(特に注意が必要な場合)

帯状疱疹が顔や目、耳の周りにできた場合は、特に注意が必要です。目の合併症(失明のリスク)や、顔面神経麻痺、難聴などを引き起こすことがあります。

これらの場所に症状が出た際は、皮膚科と並行して、必ず眼科や耳鼻咽喉科も受診するようにするといいでしょう。

受診の3つのポイント

最後に、いざ病院へ行くときに後悔しないための、3つの大切なポイントをお伝えします。

「72時間以内」が勝負

これが最も重要です。帯状疱疹の治療薬(抗ウイルス薬)は、発疹が出てから72時間(3日)以内に飲み始めると、最も効果が高いとされています。

早く治療を始めるほど、症状が軽くなり、つらい後遺症のリスクを大幅に減らすことができます。後遺症が残ってしまうと夜も朝もずーっと耐えられない痛みが続き、うつ病を発症してしまう人もいるほど辛い状態になってしまいます。

「週末だから様子を見よう…」などとためらわず、すぐに受診しましょう。

症状を詳しく伝える準備を

診察の際に、症状を正確に伝えることも大切です。

  • いつから(例:3日前から)
  • 体のどのあたりが(例:右のわき腹あたりが)
  • どんなふうに痛むか(例:服がすれるだけでピリピリ痛い)

などを、事前にメモしておくと、スムーズに伝えられますよ。

迷ったら、まず電話で相談を

どうしても何科に行くべきか迷う場合は、近くのクリニックや病院に電話で問い合わせてみるのも一つの手です。

「帯状疱疹のような症状があるのですが、そちらで診てもらえますか?」と相談すれば、適切な案内をしてくれるでしょう。

ウチカラクリニックでは、LINEで気軽に相談することもできますよ。

まとめ

帯状疱疹は、正しい知識を持って、すぐに行動することが何よりも大切な病気です。

  • 「帯状疱疹かも?」と思ったら、第一候補は「皮膚科」へ!
  • もし迷っても、かかりつけの内科など、まずは身近な医療機関に相談を。
  • 放置せずとにかく「すぐに」受診すること。

この行動が、未来のあなたを痛みから守ることにつながります。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。