
「健康診断で『骨密度が低い』と言われてしまった…」
「骨粗鬆症の薬を飲んでいるけど、本当に効いているのかな?」
「ビタミンDの薬って言われたけど、サプリメントとは違うの?」
年齢とともに気になってくる骨の健康。「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」と診断されたり、
腎臓の働きが低下していると言われたりした際に、よく処方されるのがアルファロールです。
アルファロールは活性型ビタミンD3に“変換されて働く”薬(1α-OH-D3製剤)ですが、市販のサプリメントとは働きかける力が大きく異なります。
この記事では、アルファロールがどのように骨を強くするのか、また気をつけるべき副作用について、医師がわかりやすく解説します。
目次
アルファロールとは?効果は?
アルファロールは、活性型ビタミンD3という成分でできたお薬です。
普通のビタミンDよりも体内で働く力が強く、食事から摂ったカルシウムを腸から吸収しやすくしたり、骨の生まれ変わり(代謝)を調整したりして、骨を丈夫にする効果があります。
アルファロールの種類(剤型)
主にカプセルタイプと、液体のタイプがあります。
- カプセル(アルファロールカプセル):0.25μg、0.5μg、1μg、3μgと、成分量によって数種類あります。小さくて飲みやすいカプセルです。
- 内用液(アルファロール内用液):スポイトなどで量を調整できる液体タイプです。カプセルが飲み込みにくい方や、細かい用量調整が必要な場合に使われます。
アルファロールの成分
有効成分はアルファカルシドールです。
この成分は、肝臓で代謝されることで、実際に体の中で働く「活性型ビタミンD3」に変化します。
アルファロールの効果
- 腸からのカルシウム吸収を促進: 食べた物に含まれるカルシウムを、無駄なく体に取り込みます。
- 骨形成の促進: 骨を作る働きを助け、骨密度が下がるのを防ぎます。
- 副甲状腺ホルモンの抑制: 骨からカルシウムが溶け出す原因となるホルモンを抑えます。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 骨粗鬆症(こつそしょうしょう): 骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気。
- 慢性腎不全: 腎臓が悪くなるとビタミンDを活性化できなくなるため、その補充として。
- 副甲状腺機能低下症: カルシウムの調整がうまくいかない病気。
- くる病・骨軟化症: 骨が柔らかくなってしまう病気
アルファロールはオンライン診療で出せる?
「骨粗鬆症の治療は長く続くから、毎回の通院が大変」 「薬をもらうためだけに、混んでいる待合室で待つのは疲れる」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
アルファロールのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
アルファロールに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
アルファロールの使い方(用法・用量)
一般的に、1日1回、朝などに服用します。
病気の種類や年齢、症状によって飲む量(0.5μg〜1.0μgなど)が変わります。
- 慢性腎不全/骨粗鬆症:0.5〜1.0µg 1日1回
- 副甲状腺機能低下症など:1.0〜4.0µg 1日1回
- 小児:体重あたり(0.01〜0.03µg/kg等)
必ず医師から指示された量を守って飲んでください。
アルファロールの副作用
主な副作用
一般的に忍容性は高い一方、高カルシウム血症を起こすと腎機能悪化などにつながるため、定期的な採血で管理が必要
- 消化器症状: 食欲がない、吐き気、胃の不快感、下痢など。
- 皮膚症状: かゆみ、発疹など。
副作用が出たときの対処法
もし、かゆみや吐き気が出た場合は、無理に飲み続けず医師に相談してください。
また、最も注意が必要なのが「カルシウムが増えすぎてしまうこと」です。
【重要】高カルシウム血症に注意
アルファロールはカルシウムを吸収させる力が強いため、稀に血液中のカルシウム濃度が高くなりすぎてしまう「高カルシウム血症」になることがあります。
こんな症状が出たら要注意
- 喉が異常に渇く
- おしっこの量が増える
- 強い吐き気や嘔吐
- ぼーっとする、力が抜ける
これらの症状を感じた場合は、すぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。
アルファロールの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
服用してはいけない方(禁忌)
- 高カルシウム血症の患者さん: すでにカルシウム値が高い方は、さらに悪化させる危険があるため飲めません。
特に注意して使う方(慎重投与)
- 腎臓に結石がある方
- 腎機能が低下している方
- 妊娠中の方
併用に注意が必要な薬
- カルシウム製剤:高Ca血症リスク
- ビタミンD/誘導体(カルシトリオール等):相加作用で高Ca
- ジギタリス:高Ca時に不整脈リスク
- マグネシウム含有製剤:高Mg血症の報告、ミルク・アルカリ症候群の注意
- PTH製剤(テリパラチド等)/PTHrP製剤(アバロパラチド):高Caリスク
使用上の注意
| 定期検査 | 血液中のカルシウム値が高くなりすぎていないか確認するため、定期的な血液検査が必要です。 |
| カルシウム摂取 | 牛乳や小魚などカルシウムを含む食品は大切ですが、サプリメントなどで過剰に摂りすぎるのは控えましょう。 |
| 水分補給 | 腎臓結石の予防や、カルシウム値の上昇を防ぐため、水分はこまめに摂るようにしましょう。 |
保管方法
- 直射日光や湿気を避けて、室温で保管してください。
- 小さいお子様が誤って飲まないよう、手の届かない場所に置いてください。
飲み忘れたら?
気がついた時に1回分を飲んでください。
ただし、次の飲む時間が近い場合は1回飛ばして、次回から通常通り飲んでください。
絶対に2回分を一度に飲まないでください。(カルシウム値が急激に上がる危険があります)
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、アルファロールをはじめとしたお薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております
アルファロールに市販薬はある?値段は?
市販薬
アルファロールと同じ「活性型ビタミンD3(アルファカルシドール)」を含む市販薬は販売されていません。
市販のビタミンDサプリメントは「非活性型」であり、アルファロールのような強い治療効果はありません。
ジェネリック
ジェネリック医薬品(後発品)として、「アルファカルシドールカプセル」などが多くのメーカーから販売されています。
薬価
時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 規格 | 区分 | 薬価 (1カプセル) | 3割負担の目安 (30日分) |
|---|---|---|---|---|
| アルファロール | 0.25μg | 先発 | 6.70円 | 約60円 |
| アルファカルシドール | 0.25μg | 後発 | 6.10円 | 約60円 |
| アルファロール | 0.5μg | 先発 | 6.90円 | 約60円 |
| アルファカルシドール | 0.5μg | 後発 | 6.10円 | 約60円 |
| アルファロール | 1.0μg | 先発 | 10.50円 | 約100円 |
| アルファカルシドール | 1.0μg | 後発 | 6.10円 | 約60円 |
| アルファロール | 3.0μg | 先発 | 26.10円 | 約240円 |
| 薬剤名 | 規格 | 薬価 (1mLあたり) |
| アルファロール内用液 | 0.5μg / mL | 28.00円 |
※薬価は改定などで変わる可能性があります。
※上記は薬剤費のみの計算です。診察料などは含まれていません。
添付文書
アルファロールカプセル0.25μg/アルファロールカプセル0.5μg/アルファロールカプセル1μg
アルファカルシドールカプセル0.25μg「BMD」/アルファカルシドールカプセル0.5μg「BMD」/アルファカルシドールカプセル1.0μg「BMD」
よくある質問(FAQ)
Q.妊婦・授乳中でも使えますか?
動物実験において胎児への影響が報告されているため、妊婦または妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ処方されます。
授乳中の方は、薬が母乳に移行することがあるため、授乳を避けることが望ましいとされています。
必ず医師に相談してください。
Q.子どもでも使えますか?
くる病などの治療で小児に使われることがあります。
成長期の骨の形成に重要な役割を果たしますが、高カルシウム血症などの副作用に十分注意しながら、医師の管理下で使用します。
Q.飲むと眠くなりますか?運転はできますか?
眠気は一般的には強く出る薬ではないが、まれに眠気等が報告されるため、飲み始めは様子を見て眠気・めまい等があれば運転は控えてください。」
Q.いつから効き始めますか?
服用後、肝臓で代謝されてから効果を発揮します。血中の濃度は10〜15時間ほどでピークになりますが、骨密度が改善するには数ヶ月〜年単位での継続が必要です。
即効性を感じる薬ではありませんが、コツコツ続けることが大切です。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
適量であれば、アルコールとの直接的な悪い飲み合わせは報告されていません。
ただし、過度な飲酒は転倒のリスクを高め、骨折の原因になるので注意しましょう。
まとめ
アルファロールは、腸からのカルシウム吸収を助け、骨を丈夫にするための強力なサポーターです。
「骨粗鬆症の薬をもらいに行きたいけど、足腰が痛くて外出がおっくう…」
「毎月薬をもらうためだけに通院するのが大変」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
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