
「健康診断で尿酸値が高いと言われてしまった」「足の親指の付け根が激しく痛む『痛風』と診断された」
このような症状や不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな痛風や高尿酸血症の治療によく処方されるのが「アロプリノール」です。このお薬がどのようにして尿酸値を下げるのか、注意すべき副作用や正しい飲み方について、医師が詳しく解説します。
目次
アロプリノールとは?効果は?
アロプリノールは名前のまま、「アロプリノール」という有効成分を含む尿酸生成抑制薬(にょうさんせいせいよくせいやく)です。
昔は「ザイロリック」という先発医薬品が発売されていましたが、2025年2月に販売中止(自主回収)し、2026年4月現在は後発品(ジェネリック)のアロプリノールが各製薬会社から販売されています。
アロプリノールの種類(剤型)
アロプリノールは「錠剤」のお薬です。尿酸値の高さや腎臓の働き具合、症状などに合わせて、医師が適切な強さのお薬を選びます。
- アロプリノール錠50mg
- アロプリノール錠100mg
アロプリノールの成分
有効成分は「アロプリノール」です。
食べ物に含まれるプリン体などが、体内で「尿酸」に変わる時に必要な酵素(キサンチンオキシダーゼ)の働きを邪魔することで、尿酸が作られすぎるのを防ぎます。
アロプリノールの効果
血液中の尿酸の量を減らし、尿酸値を正常な範囲まで下げる効果があります。
これにより、関節に尿酸の結晶がたまって起こる激しい痛み(痛風発作)を予防したり、尿酸が腎臓にたまって機能が落ちるのを防いだりします。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
主に以下の病気や症状のときに処方されます。
- 痛風
- 高尿酸血症(尿酸値が高い状態)を伴う高血圧症
アロプリノールはオンライン診療で出せる?
「尿酸値の薬がなくなるけれど、病院に行く時間がなかなか取れない」「毎月の通院や、待合室での待ち時間が負担になっている」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
アロプリノールのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
アロプリノールに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
アロプリノールの使い方(用法・用量)
通常、大人は1日量として200〜300mgを、2〜3回に分けて食後に水またはぬるま湯で飲みます。
ただし、急に尿酸値を下げると、かえって痛風の発作を引き起こしてしまうことがあるため、最初は少ない量から飲み始め、様子を見ながら少しずつ量を増やしていくのが一般的です。
治療初期の1週間は1日100mgの投与が望ましいとされています。医師から指示された用法・用量を必ず厳守してください。
アロプリノールの副作用
主な副作用
長く使われているお薬ですが、まれに重い副作用が起こることがあるため注意が必要です。特に、発疹、発熱、水ぶくれ、皮膚のただれなどは重い皮膚障害のサインであることがあり、すぐに受診が必要です。
そのほか、胃の不快感、下痢、吐き気などの消化器症状がみられることもあります。ごくまれに、重い肝臓や腎臓の障害が報告されています。
副作用への対処
軽い胃の不快感などであれば、お薬を飲み続けるうちに体が慣れてくることが多いです。
しかし、お薬を飲んだ後に「皮膚の赤いブツブツ」「かゆみ」「発熱」「白目が黄色くなる(黄疸)」「体がひどくだるい」といった症状が現れた場合は、すぐに飲むのをやめて、直ちに医療機関を受診してください。特に、飲み始めの時期の皮膚の異常や発熱には十分に注意しましょう。
アロプリノールの注意事項(禁忌)
使ってはいけない方(禁忌)
- 過去にザイロリックの成分でアレルギー(過敏症)を起こしたことがある方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 腎臓/肝臓が悪い方
- 妊婦・授乳中の方
→動物実験で胎児への影響が報告されており、母乳へもお薬の成分が移行します。 - 小児(子ども)/高齢の方
併用に注意が必要な薬
① 相手のお薬の効き目や副作用を「強めてしまう」もの
- メルカプトプリン、アザチオプリン(免疫抑制剤・抗がん剤)
副作用(血液を作る機能が落ちるなど)が非常に強く出るため、これらの薬の量を「3分の1から4分の1」に大幅に減らす必要があります。 - ワルファリン(血液をサラサラにする薬)
効き目が強まり、血が止まりにくくなるおそれがあります。 - クロルプロパミド(糖尿病の薬)
効き目が強まり、血糖値が下がりすぎるおそれがあります。 - テオフィリン(気管支の薬)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、フェニトイン(てんかんの薬)など
お薬の成分が体に残りやすくなり、それぞれの副作用(腎臓の低下、強い眠気など)が出やすくなります。 - ビダラビン、シクロホスファミド、ジダノシン
これらのお薬も一緒に飲むと作用が強まり、神経障害などの副作用が出るおそれがあります。
② 一緒に飲むと「アレルギー・過敏症」を起こしやすいもの
- ペントスタチン(抗がん剤)、カプトプリル(血圧の薬)、ヒドロクロロチアジド(利尿剤)
一緒に飲むと、重いアレルギー症状や発疹、関節痛などが出たという報告があります(※特に腎臓が悪い方がカプトプリルを飲む際は要注意です)。 - アンピシリン(抗菌薬)
一緒に飲むと、発疹が出やすくなると報告されています。
使用上の注意
| 水分をしっかりとる | 十分な水分摂取は尿酸の排泄を助けます。ただし、心不全や腎機能低下がある方では水分制限が必要なこともあるため、水分量は主治医の指示に従ってください。 |
| 痛風発作が起きたときの対応 | 薬を飲んでいる途中で痛風の発作(激しい痛み)が起きた場合、自己判断で薬の量を増やしたり減らしたりせず、いつもの量をそのまま飲み続けてください。 |
| 食事と運動の改善 | お薬だけに頼らず、プリン体の多い食事を控え、適度な有酸素運動を取り入れて肥満を解消することが大切です。 |
保管方法
直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。小さなお子様の手の届かない場所に置いてください。
飲み忘れたら?
飲み忘れに気づいた時点で、なるべく早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合(おおむね半日以上過ぎてしまった時など)は、忘れた分は飛ばして、次の決まった時間に1回分だけを飲んでください。2回分を一度に飲むのは厳禁です。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、アロプリノールをはじめとしたお薬の処方なども行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は、自費診療です。
アロプリノールにジェネリックはある?値段は?
市販薬
アロプリノールと同じ成分が入った市販薬(OTC医薬品)は、ドラッグストアなどでは販売されていません。高尿酸血症の治療薬は、定期的な血液検査と医師の診察が必要なお薬です。
ジェネリック
アロプリノール錠自体が「ザイロリック」のジェネリック(後発品)医薬品です。
※「ザイロリック」は2025年2月に販売中止(自主回収)し、2026年4月現在は後発品(ジェネリック)のアロプリノールのみが各製薬会社から販売されています。
薬価
時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1錠・1gあたり) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| ザイロリック錠50 | 先発品 | 10.4円 | 約3円 |
| アロプリノール錠50mg | 後発品 | 10.8円前後 | 約3円 |
| ザイロリック錠100 | 先発品 | 11.8円 | 約4円 |
| アロプリノール錠100mg | 後発品 | 10.8円前後 | 約3円 |
※銘柄によって薬価に差がある場合があります。3割負担は薬剤料のみの単純計算で、実際は調剤料や診察料などが加わります。
添付文書
よくある質問(FAQ)
Q. 妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠中の方、または妊娠している可能性のある方は、動物実験で胎児への影響が報告されているため、治療のメリットが危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ使用されます。
授乳中の方については、お薬の成分が母乳中へ移行することが報告されているため、治療上の必要性と母乳栄養のメリットを踏まえて、授乳を続けるか中止するかを医師と相談して決めます。
Q. 小児(子供)でも使えますか?
小児等を対象とした臨床試験は実施されておらず、安全性は十分に確立されていないため、特別な病気(白血病の治療に伴う高尿酸血症など)を除き、基本的には処方されません。
Q.運転しても大丈夫ですか?
眠気やめまいが現れることがあるため、自動車の運転や高い所での作業、危険を伴う機械の操作を行う際には十分に注意し、体調に違和感があれば運転を控えてください。
Q.いつから効き始めますか?
お薬を飲み始めると、数日から数週間かけてゆっくりと血液中の尿酸値が下がっていきます。ただし、尿酸値が下がったからといって、すぐに関節にたまった尿酸の結晶が消えるわけではありません。
痛風の発作が完全に起きなくなるまでには、数ヶ月から年単位で根気よくお薬を飲み続ける必要があります。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
お薬を飲んでいる期間中のお酒は、できるだけ控えるようにしてください。 アルコール自体に尿酸を作りやすくし、さらに尿酸を体の外に出しにくくする働きがあるため、アロプリノールの効果が打ち消されてしまいます。
特にビールにはプリン体が多く含まれていますが、プリン体オフのアルコールであっても尿酸値を上げる原因になるため、飲み過ぎには十分に注意しましょう。
Q.痛風の発作が起きている時に飲み始めてもいいですか?
痛風の激しい痛み(発作)が起きている真っ最中に、新しくアロプリノールを飲み始めることはできません。 発作中に急に尿酸値を下げると、関節の中の尿酸の結晶が崩れて、かえって痛みが悪化したり長引いたりしてしまいます。
Q.いつまで飲み続ければいいですか?やめ時はありますか?
高尿酸血症は体質や生活習慣が大きく関わっているため、基本的には長期間お薬を飲み続けることになります。自己判断でお薬をやめてしまうと、再び尿酸値が上がり、痛風発作や腎臓の障害を引き起こすリスクが高まります。
食事や運動の改善によって尿酸値がしっかり安定していれば、お薬を減らしたりやめたりできるケースもありますので、必ず主治医と相談して決めてください。
まとめ
アロプリノールは、体内で尿酸が作られるのを抑え、痛風の発作や腎臓のトラブルを防ぐ歴史あるお薬です。飲み合わせに注意が必要な薬があったり、腎臓の働きに合わせて量を調整したりする必要がありますが、発熱や発疹などの副作用サインに気をつけながら正しく使えば、尿酸値をコントロールする心強い味方になります。
「尿酸値が高いと言われたけれど、毎月の通院が負担」「仕事が忙しくて、ついつい病院から足が遠のいてしまう」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
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- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
高尿酸血症の治療は「お薬を途中でやめずに続けること」が何よりも大切です。通院の手間なく、ご自宅からリラックスして医師に相談できますので、継続的なお薬の処方が必要な方は、お気軽にご利用ください。
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