
「便秘でお腹が張って苦しい…」 「市販の便秘薬を使っているけど、だんだん効かなくなってきた」
「植物由来の便秘薬なら、体に優しいの?」
何日も出ない便秘のつらさは、お腹の張りだけでなく、食欲不振や肌荒れにもつながりますよね。
そんな頑固な便秘に対して、古くから医療現場で使われているお薬がアローゼンです。
「センナ」という植物を原料にしたお薬ですが、使い方を間違えると「癖になって効かなくなる」こともあるため、正しい知識が必要です。
この記事では、アローゼンの効果や副作用、そして長く使い続ける際のリスクについて、医師が詳しく解説します。
目次
アローゼンとは?効果は?
アローゼンは、マメ科の植物であるセンナの葉と実を粉末にした「植物性下剤(生薬)」です。
大腸を直接刺激して、低下している腸の動き(ぜん動運動)を活発にすることで、溜まった便を強力に押し出す効果があります。
アローゼンの種類(剤型)
アローゼンは、茶色の粉末状の「顆粒(かりゅう)」タイプのみです。
1回分(0.5gや1.0g)が個包装されているものが一般的です。
独特の草のような匂いと苦味がありますが、オブラートなどに包んで飲むことも可能です。
アローゼンの成分
有効成分はセンナ(センナ葉・センナ実)です。
これに含まれる「センノシド」という成分が、腸内細菌によって分解されることで効果を発揮します。
アローゼンの効果
- 大腸刺激作用: 腸の神経に働きかけ、便を送り出す動きを強制的に起こします。
- 便秘症の改善: 弛緩性便秘(腸の動きが悪いタイプ)に特に効果的です。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 便秘症: 何日も排便がない、便が硬くて出にくいとき。
- 駆虫剤投与後の下剤: 寄生虫の薬を使った後に、虫を排出させるため(現在は稀です)。
アローゼンは痩せるの?
アローゼンは「ダイエットによく使われる」という誤解が多いですが、非常に注意が必要です。
「アローゼンを飲むと痩せる」という噂を耳にすることがありますが、
これは医学的には間違いであり、推奨できません。
- 体重が減る理由: 単に体内の「便」と「水分」が排出されるだけであり、脂肪が燃焼しているわけではありません。
- リスク: 必要以上に服用すると、脱水症状や電解質異常(カリウム不足など)を引き起こし、逆に体がむくみやすくなったり、代謝が落ちたりする危険があります。
- 美容目的での処方は保険が効かず、健康被害のリスクも高いため、安易な使用は控えましょう。
アローゼンはオンライン診療で出せる?
「便秘が続いていてつらいけれど、病院に行く時間がない」「便秘薬をもらうためだけに、長時間待つのは恥ずかしい」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
アローゼンのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
アローゼンに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
アローゼンの使い方(用法・用量)
通常、成人は1回0.5g〜1.0gを、1日1〜2回服用します。 多くの場合、就寝前に服用することで、翌朝に自然な排便が期待できます。
- 飲む量: 便通の具合に合わせて、医師の指示の範囲内で量を調整します。
- 飲み方: 水またはぬるま湯で服用してください。
アローゼンの副作用
主な副作用
腸を無理やり動かす薬ですので、以下のような症状が出ることがあります。
- 消化器症状: 腹痛(お腹が痛くなる)、下痢、お腹がゴロゴロする、吐き気。
- 尿の色調変化: 尿が黄褐色〜赤色になることがありますが、成分によるものなので心配ありません。
副作用が出たときの対処法
お腹が痛くなりすぎる場合や、水のような下痢になってしまう場合は、薬が効きすぎています。
服用量を減らすか、使用を一時中止してください。
また、赤い尿が出ても驚かずに、「薬の成分の色だ」と理解しておきましょう
(検査などでは影響が出る場合があるので、医師に伝えてください)。
耐性と依存性について
アローゼンなどの「刺激性下剤」を長期間毎日使い続けると、腸が刺激に慣れてしまい、薬がないと自力で排便できなくなる(依存)ことや、薬が効きにくくなり量が増えていく(耐性)ことがあります。
これを防ぐため、「出ない時だけ使う(頓服)」ようにし、毎日漫然と飲み続けないことが大切です。
アローゼンの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
服用してはいけない方(禁忌)
- 急性腹症が疑われる方: 激しい腹痛、虫垂炎(盲腸)、腹膜炎などの可能性がある場合は、腸を動かすと症状が悪化・破裂する恐れがあるため絶対に使えません。
- 痙攣(けいれん)性便秘の方: ストレスなどで腸が過敏になっているタイプの方は、痛みが悪化することがあります。
- 重症の硬結便のある方: カチカチに固まった便が詰まっている場合、無理に動かすと危険です。
- 電解質失調(特に低カリウム血症)のある方: 下痢でさらにカリウムが失われる危険があります。
- 本剤の成分に過敏症のある方
特に注意して使う方(慎重投与)
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性: 子宮収縮を誘発し、流早産のリスクがあるため、原則として使用しません(有益性が危険性を上回る場合のみ)。
- 腹部手術後の方
併用に注意が必要な薬
- 他の下剤:作用が強く出すぎて、激しい腹痛や下痢になることがあります。
使用上の注意
| 尿の色 | 成分の影響で尿が赤っぽく(黄褐色〜赤色)なることがありますが、健康上の問題はありません。 |
| 連用注意 | 毎日飲み続けると効かなくなります。「3日出なかったら飲む」など、ルールを決めて使いましょう。 |
| 食生活 | 薬だけに頼らず、水分・食物繊維を摂る、運動をするなど、自然な排便習慣をつける努力も必要です。 |
保管方法
- 湿気に弱いため、直射日光や湿気を避けて保管してください。
飲み忘れたら?
気がついた時に飲んでも構いませんが、日中に飲むと仕事中や外出中に便意を催すことがあります。
排便したい時間の8〜10時間前を目安に飲むのがおすすめです(例:朝出したいなら寝る前に飲む)。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、アローゼンをはじめとしたお薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております
アローゼンに市販薬はある?値段は?
市販薬
アローゼンそのものの市販薬はありませんが、同じ成分(センナ)を含む市販薬は多数販売されています。
- 山本漢方 センナ顆粒S
- ベクニスドラッジェ これらは成分や効き目が似ていますが、含有量が異なる場合があります。
ジェネリック
アローゼンは非常に歴史の長いお薬(標準的製剤)であり、後発品として「ピムロ顆粒」などが存在します。
また、剤形は異なりますが、有効成分を精製・抽出した「センノシド錠」も広く普及しています。
- アローゼン(顆粒): 生薬の粉末そのもの。独特の風味がある。
- センノシド錠(錠剤): 有効成分を抽出したもの。無味無臭で飲みやすく、持ち運びにも便利。
顆粒の味が苦手な方や、外出先で手軽に服用したい方は、医師に相談して錠剤タイプ(センノシド錠)へ切り替えることも可能です。
薬価
| 薬剤名 | 先発/後発 | 薬価(1gあたり) | 3割負担の場合 |
|---|---|---|---|
| アローゼン顆粒0.5g | 先発 | 6.70円/g | 約2円/g |
| ピムロ顆粒0.5g | 後発 | 7.90円/g | 約2円/g |
※薬価は改定などで変わる可能性があります。
※1ヶ月毎日飲んでも、薬剤費の自己負担は数十円〜百円程度です(診察料等は別途かかります)。
添付文書
センノシドの詳しい解説はこちら。
よくある質問(FAQ)
Q.妊婦・授乳中でも使えますか?
妊娠中: 子宮収縮を起こす可能性があるため、妊婦には治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与。投与する場合も大量服用は避ける(子宮収縮→流早産リスク)。
妊娠中の便秘には、水分を集めるタイプの「酸化マグネシウム」などが優先して処方されます。
授乳中: 授乳婦:治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮し、授乳継続/中止を検討。
乳児の下痢報告があるため注意。
医師に相談し、授乳中は他の薬への変更を検討してください。
Q.子どもでも使えますか?
刺激が強いため、小さな子供には通常使用しません。
子供の便秘には、より穏やかな薬(モビコールや酸化マグネシウムなど)が推奨されます。
Q.飲むと眠くなりますか?運転はできますか?
眠くなる成分は入っていないため、運転に支障はありません。
ただし、急な腹痛や便意が起こる可能性には注意してください。
Q.いつから効き始めますか?
個人差はありますが、服用してから8〜10時間後に効果が現れることが多いです。就寝前に飲めば、翌朝の起床時〜朝食後に排便が期待できます。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
直接的な危険な飲み合わせはありませんが、アルコールは脱水を招き、便を硬くする原因にもなるため、便秘のときは飲み過ぎないようにしましょう。
Q. 毎日飲んでもいいですか?
毎日飲むと腸が慣れてしまい、薬なしでは排便できなくなる「依存症」のリスクがあります。
「どうしても出ない時だけ」使うようにし、基本は食事や運動、または癖になりにくい薬(酸化マグネシウムなど)でコントロールすることをお勧めします。
まとめ
アローゼンは、植物由来の成分で腸を動かす、古くからある確実性の高い便秘薬です。
「便秘薬がないと不安だけど、このままずっと飲み続けていいのかな?」
「妊娠中でも安心して飲める便秘薬が欲しい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。
オンライン診療なら
ウチカラクリニックで!
- 夜間・土日も診療
- 全国から自宅で受診可能
- 診療時間:07:00-22:00
診察相談する 24時間
受付
※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。
無料かんたんチェック!
主な診療科目
- 一般内科
- 皮膚科
- 小児科
- 耳鼻咽喉科
- 婦人科
- 泌尿器科
- 心療内科
- 発熱外来
- ピル外来
- 生活習慣病
- アレルギー外来
- AGA・ED
- 肥満症外来






