ゲンタマイシン軟膏とは?何に効くの?効果・副作用を医師が解説!

ゲンタマイシン

 

「子どもがとびひになり、軟膏を処方された」 「以前はゲンタシンだったけど、薬局でジェネリックのゲンタマイシンに変わった」

皮膚の細菌感染症で処方される代表的な塗り薬が「ゲンタマイシン」です。先発品である「ゲンタシン」のジェネリック医薬品として、非常に広く使われています。

今回は、このゲンタマイシンがどのようなお薬なのか、その効果の仕組みや副作用、そして正しい使い方について、医師がやさしく解説していきます。

 

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ゲンタマイシンとは?効果は?

ゲンタマイシンは、「アミノグリコシド系」というグループに属する抗生物質(抗菌薬)の塗り薬です。皮膚の上で悪さをしている細菌が増えるのを抑え、殺菌します。
これは、先発医薬品「ゲンタシン」のジェネリック医薬品(後発医薬品)であり、効果や安全性は全く同じです。

幅広い種類の細菌に対して効果を発揮するため、皮膚科や小児科、外科など、様々な科で皮膚の感染症治療に用いられています。

ゲンタマイシンには、患部の状態や使う場所に合わせて、主に2つの剤形があります。

  • 軟膏: ワセリンが基剤で、ベタつきがありますが、皮膚を保護する力と保湿力に優れています。乾燥した患部や、傷口をしっかり覆いたいときに適しています。
     
  • クリーム: 水性の基剤で、伸びが良くベタつきが少ないのが特徴です。ジュクジュクした患部にも、広範囲にも塗りやすいです。

ゲンタマイシンの成分

有効成分は「ゲンタマイシン硫酸塩」です。

この成分は、細菌の細胞の中に入り込み、細菌が生きていくために必要な「タンパク質」を作る工場(リボソーム)の働きを邪魔します。

タンパク質を作れなくなった細菌は、それ以上増殖することができなくなり、やがて死滅してしまいます。

 

ゲンタマイシン効果

  • 細菌の増殖を抑え、殺菌する効果

 

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

  • 表在性皮膚感染症: とびひ(伝染性膿痂疹)毛のう炎 など
  • 慢性膿皮症: おでき、にきび(炎症が強い場合)など
  • びらん・潰瘍の二次感染

 

ゲンタマイシンはオンライン診療で出せる?

「肌荒れがひどい」「急に症状が出たけど、病院に行く時間がない…」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

ゲンタマイシンのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
ゲンタマイシンに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。

特に、症状が安定している場合の継続処方や、お薬への切り替え相談などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

ゲンタマイシンの使い方(用法・用量

1日1回~数回、適量を患部に塗るか、ガーゼなどに伸ばして貼り付ける使い方が一般的ですが、医師の指示に従ってください。塗る前には、患部とその周りを清潔にすることが大切です。

1回あたりの塗る量の目安として、成人の人差し指の第一関節までチューブから出した量(約0.5g)で、大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗るのが「フィンガーティップユニット(FTU)」という考え方です。医師や薬剤師から具体的な量の指導を受けましょう。

 

ゲンタマイシンの副作用

主な副作用

塗り薬なので、副作用は非常に少なく、安全性の高いお薬です。

主な副作用として、塗った部分の発疹、かゆみ、赤みといった、かぶれの症状(接触皮膚炎)が報告されています。

 

副作用への対処法

塗った部分がかゆくなったり、赤みがひどくなったりした場合は、お薬が肌に合っていない可能性があります。一度使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

 

ゲンタマイシンの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

  • 本剤、他のアミノグリコシド系抗生物質、バシトラシンでアレルギーを起こしたことがある方(禁忌)

併用に注意が必要な薬

塗り薬なので、飲み薬との悪い相互作用は基本的にありません。

使用上の注意

「細菌」用の薬水虫などの真菌(カビ)や、ヘルペスなどのウイルスには全く効果がありません。自己判断で使うと、かえって症状を悪化させる可能性があるので、必ず医師の診断のもとで使用してください。
長期間、漫然と使わない必要以上に長く使い続けると、薬の効かない「耐性菌」が生まれる原因になります。医師に指示された期間を守りましょう。
お酒(アルコール)直接的な相互作用はありませんが、アルコールは体の免疫力を下げたり、炎症を悪化させたりする可能性があります。傷の治りを良くするためにも、治療中の飲酒は控えるのが望ましいです。

保管方法

  • 直射日光・高温多湿を避けて保管しましょう。
  • 子どもの手の届かない場所に置いてください。
  • チューブや容器の口は清潔に保ち、使用後はキャップをしっかり閉めましょう。
  • 使用期限が過ぎたお薬は使わないでください。

塗り忘れたら?

気づいた時に塗ってください。厳密な時間を守る必要はありません。

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、ゲンタマイシンの処方や皮膚症状の治療も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

ゲンタマイシンに市販薬はある?値段は?

市販薬

医療用のゲンタマイシンそのものは市販されていませんが、他の種類の抗生物質を含む市販の塗り薬はあります。(例:「ドルマイシン軟膏」など)

ジェネリック名

ゲンタマイシン自体が、先発医薬品「ゲンタシン」ジェネリック医薬品です。

 

薬価

時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。

  • ゲンタシン軟膏10g(先発品) 約110 円/本(3割負担の場合:約33円)
  • ゲンタマイシン硫酸塩軟膏10g(ジェネリック): 約87円/本(3割負担の場合:約26円)

※2025年8月29日現在
※薬価は改定などで変わる可能性があります。

 

添付文書

ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%「イワキ」

 

よくある質問(FAQ)

Q.妊婦・授乳中でも使えますか?

治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ使用されます。広範囲に大量に使用することは避けますが、一般的な使用では大きな問題はないと考えられています。ただし、自己判断で使わず、必ず医師に相談してください。

Q.子どもでも使えますか?

はい、お子さんの「とびひ」など、様々な皮膚感染症に広く使われる、安全性の高いお薬です。

Q.いつから効き始めますか?

感染症の種類や重症度によりますが、通常は2~3日の使用で、赤みや腫れ、膿が減ってくるなど、症状の改善が見られることが多いです。

Q.やけどに使えますか?

やけど(熱傷)によって皮膚のバリア機能が失われ、細菌感染を起こした場合(二次感染)に広く使われます。ただし、やけどの深さや範囲によっては、ゲーベンクリームなど別の専用薬が選択されることもあります。自己判断せず、必ず医師の診察を受けてください。

Q.切り傷や擦り傷に使ってもいいですか?

傷口が土や砂で汚れていたり、赤く腫れて化膿していたりするなど、細菌感染の可能性がある場合に使われます。きれいな水でよく洗い流せる程度の、清潔な浅い切り傷に、予防的に毎日使う必要はありません。

Q.顔や陰部に塗ってもいいですか?

顔や陰部は、皮膚が薄くデリケートなため、薬の吸収が良く、副作用が出やすい部位です。
医師が必要と判断した場合には処方されますが、自己判断で安易に使用するのは避けてください。特に、目の周りに使用することはできません。

Q.ニキビにも効きますか?

ニキビの原因であるアクネ菌には、ゲンタマイシンはあまり効果が期待できません。ニキビが悪化して他の細菌による感染(毛のう炎)を合併した場合には使われることがありますが、一般的なニキビ治療には、別の専用の薬が使われます。自己判断でニキビに塗るのは避けましょう。

 

ゲンタマイシンの処方はウチカラクリニックオンライン診療で!

ゲンタマイシンは、先発品ゲンタシンと同じ効果を持つ、とびひや毛のう炎、傷の化膿など、日常でよくある皮膚の細菌トラブルに幅広く使える、非常に頼りになる塗り薬です。大切なのは、「細菌感染」にのみ使うということ。自己判断で水虫やヘルペスなどに使うと、かえって症状を悪化させることもあるため、必ず医師の診断のもとで正しく使いましょう。

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通院の手間なく、専門医に皮膚の悩みを相談し、ご自身の症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。長引く皮膚トラブルにお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。

 

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。