
「グリミクロンという薬を飲むことになったけれど、低血糖などの副作用が心配」 「このお薬はずっと飲み続けなきゃいけないの?」
そんな2型糖尿病の治療によく処方されるのが「グリミクロン」です。
このお薬がどのようにして血糖値を下げるのか、注意すべき副作用や正しい飲み方について、医師が詳しく解説します。
目次
グリミクロンとは?効果は?
グリミクロンは、「グリクラジド」という有効成分を含む「スルホニルウレア薬(SU薬)」と呼ばれるタイプの糖尿病治療薬です。すい臓に直接働きかけて、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の分泌を強力に促すことで、血糖値を下げるお薬です。
グリミクロンの種類(剤型)
- グリミクロン錠40mg :従来から使用されているお薬です。
- グリミクロンHA錠20mg :お薬の成分量は半分(20mg)ですが、従来の「40mg」と体の中での働きが同じ(生物学的同等)になるように作られており、ほぼ同じ効果を発揮します。
グリミクロンの成分
有効成分は「グリクラジド」です。
すい臓の「β(ベータ)細胞」という部分を刺激して、インスリンを分泌させる働きを持っています。
グリミクロンの効果
インスリンの出が悪くなっている方のすい臓を刺激し、インスリンをしっかり出させることで、高くなっている血糖値を速やかに下げます。
これにより、将来的な糖尿病の合併症(目の病気、腎臓の病気、神経の障害など)を防ぐ効果が期待できます。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
主に以下の病気や症状のときに処方されます。
- 2型糖尿病
※生活習慣(食事や運動)の改善を行っても、十分な血糖コントロールが得られない場合などに処方されます。
グリミクロンはオンライン診療で出せる?
「毎月の通院が負担で、お薬をもらいに行く時間がなかなか取れない」
「仕事が忙しくて、ついつい病院から足が遠のいてしまう」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
グリミクロンのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
グリミクロンに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
グリミクロンの使い方(用法・用量)
通常、大人の場合は1日1〜2回、朝食前または朝食後(1日2回の場合は朝・夕)に水またはぬるま湯で飲みます。
飲む量やタイミングは、患者さんの血糖値や年齢、お薬の種類(HA錠か従来の錠剤か)によって医師が細かく調整します。低血糖を防ぐため、必ず医師から指示された用量・用法を厳守し、自己判断で量を増やしたり減らしたりしないでください。
グリミクロンの副作用
主な副作用
グリミクロン(SU薬)の重大な副作用が「低血糖」です。すい臓を直接刺激してインスリンを出させるため、重篤で長引く(遷延性の)低血糖を起こすことがあると警告されています。
他のお薬に比べて血糖値が下がりすぎるリスクが高いため、十分な注意が必要です。
その他の副作用として、胃の不快感、吐き気、下痢、発疹、体重の増加などが起こることがあります。
副作用への対処
もし「低血糖」の症状(冷や汗、手足の震え、強い空腹感、動悸、目のちらつきなど)を感じたら、すぐにブドウ糖を口にしてください。
通常は砂糖や甘いジュースでも対応できますが、他の糖尿病の薬(α-グルコシダーゼ阻害薬など)を一緒に飲んでいる場合は、砂糖ではなく必ず「ブドウ糖」で対処する必要があります。放っておくと意識を失う(昏睡状態になる)危険性があるため、外出時も必ずブドウ糖を持ち歩くようにしましょう。
また、発疹やかゆみが出た場合や、体がひどくだるい、白目が黄色くなるといった症状(肝機能障害の疑い)が出た場合は、すぐにお薬を中止し、医療機関を受診してください。
グリミクロンの注意事項(禁忌)
使ってはいけない方(禁忌)
- インスリン注射による治療が必要な方(禁忌)
- 肝臓や腎臓の働きが著しく低下している方(禁忌)
- 重い感染症にかかっている方、手術の前後、大きなケガをしている方(禁忌)
- 下痢や嘔吐(吐き気)などの胃腸の症状がある方(禁忌)
- 過去にこのお薬の成分や、「サルファ剤」と呼ばれる種類のお薬でアレルギーを起こしたことがある方(禁忌)
- 妊婦、または妊娠している可能性がある方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
高齢者の方は低血糖を起こしやすいため、少ない量から慎重に使い始める必要があります。
また、食事の量が不規則な方、激しい筋肉労働をする方、軽度〜中等度の肝臓・腎臓の機能低下がある方も、低血糖のリスクが高まるため注意が必要です。
併用に注意が必要な薬
- 他の糖尿病のお薬 (インスリン注射、ビグアナイド系、DPP-4阻害剤、SGLT2阻害剤など)
- 痛み止め・解熱薬 (アスピリンなどのサリチル酸剤、ケトフェニルブタゾンなどのピラゾロン系消炎剤)
- 感染症の治療薬(抗生物質・抗菌薬など) (サルファ剤、クロラムフェニコール、テトラサイクリン系、クラリスロマイシン、ミコナゾール、フルコナゾールなど)
- 血液をサラサラにするお薬 (ワルファリンなどのクマリン系薬剤)
- 心臓や血圧のお薬(不整脈など) (ジソピラミド、シベンゾリン、ピルメノールなど) ※特に「β(ベータ)遮断剤」は、低血糖の初期サインである動悸(ドキドキする感じ)を分かりにくくしてしまうため、さらに注意が必要です。
- 中性脂肪を下げるお薬 (クロフィブラート、ベザフィブラート)
- うつ病のお薬 (イミプラミンなどの三環系抗うつ剤、モノアミン酸化酵素阻害剤)
- 痛風のお薬 (プロベネシド)
- 偏頭痛のお薬 (ジヒドロエルゴタミン製剤)
使用上の注意
| 低血糖への備えと食事 | 外出時は常にブドウ糖を持ち歩いてください。また、薬が効きすぎて低血糖になるのを防ぐため、食事は絶対に抜かず、規則正しくとることが重要です。 |
| シックデイの対応 | 発熱や下痢、嘔吐などで食事がとれない日(シックデイ)は、お薬を飲むと低血糖になる危険があります。事前に医師に「体調が悪くて食事がとれないときの薬の飲み方」を必ず確認しておきましょう。 |
| 高所作業や運転への注意 | 低血糖によるめまいや意識障害が起こる可能性があります。車の運転や高いところでの作業は十分に注意し、異常を感じたらすぐに休んで糖分を補給してください。 |
保管方法
直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。小さなお子様の手の届かない場所に置いてください。
飲み忘れたら?
飲み忘れに気づいた時点で、食事をきちんととれるようであれば、なるべく早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飛ばして、次の決まった時間に1回分だけを飲んでください。
絶対に2回分を一度に飲むのは厳禁です。(重い低血糖になる危険があるためです)。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、グリミクロンをはじめとしたお薬の処方なども行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は、自費診療です。
グリミクロンにジェネリックはある?値段は?
市販薬
グリミクロンと同じ成分が入った市販薬(OTC医薬品)は、ドラッグストアなどでは販売されていません。糖尿病の治療薬は、医師の診察と処方箋が必要です。
ジェネリック
グリミクロンには、「グリクラジド錠」という名前のジェネリック医薬品(後発品)があります。成分や効果は先発品と同じですが、お薬代を安く抑えることができます。
薬価
時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1錠・1gあたり) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| グリミクロンHA錠20mg | 先発品 | 7.40円 | 約2円 |
| グリクラジド錠20mg | 後発品 | 5.90円 | 約2円 |
| グリミクロン錠40mg | 先発品 | 9.30円 | 約3円 |
| グリクラジド錠40mg | 後発品 | 6.10円 | 約2円 |
※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
よくある質問(FAQ)
Q. 妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠中の方、または妊娠している可能性のある方は、胎児の低血糖を起こす危険があるため使用できません(禁忌)。妊娠中の血糖コントロールは、基本的にインスリン注射で行います。授乳中の方は、治療上の必要性と母乳栄養のメリットをふまえて、授乳を続けるかどうかを医師と相談して決めます。
Q. 小児(子供)でも使えますか?
小児等を対象とした臨床試験は実施されておらず、安全性は十分に確立されていないため、基本的には処方されません。
Q.運転しても大丈夫ですか?
低血糖によるめまいやふらつき、意識の低下が起こる可能性があります。高い所での作業や、車の運転をする際は、低血糖事故に十分注意してください。運転中に少しでも異常を感じたらすぐに車を停めて、ブドウ糖を補給しましょう。
Q.いつから効き始めますか?
飲み始めたその日から血糖を下げる作用は出ますが、HbA1c(過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を反映する数値)の改善が目に見えて現れるまでには、数週間以上飲み続ける必要があります。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
お薬を飲んでいる期間中は、お酒は控えてください。 アルコールはグリミクロンの血糖降下作用を強めてしまい、重い低血糖を誘発する恐れがあります。また、アルコール自体が血糖コントロールを悪化させる原因になります。
Q.. グリミクロンを飲むと太りますか?痩せますか?
グリミクロン(SU薬)はインスリンの分泌を強く促すため、血液中の糖分が脂肪として体内に蓄えられやすくなり、体重が増加(太る)しやすい傾向があるお薬です。そのため、お薬を飲んでいるからといって安心せず、食事療法(カロリー制限)と運動療法をしっかり続けることが非常に重要です。
Q.いつまで飲み続ければいいですか?やめ時はありますか?
2型糖尿病は完全に治る(完治する)病気ではなく、上手にお付き合いしていく病気です。そのため、基本的には長期間飲み続けることになります。
自己判断でお薬をやめてしまうと、再び血糖値が上がり、将来の合併症リスクが高まります。お薬の減量や中止については、日々の血糖コントロールの状況を見ながら主治医が判断しますので、必ず相談して決めてください。
まとめ
グリミクロンは、すい臓に直接働きかけてインスリン分泌を強力に促し、しっかりと血糖値を下げる歴史あるお薬です。効果が高い反面、低血糖や体重増加といった副作用には十分な注意が必要です。
「毎月の通院が負担で、お薬をもらいに行くのが大変」「仕事が忙しくて、ついつい病院から足が遠のいてしまう」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。
オンライン診療なら
ウチカラクリニックで!
- 夜間・土日も診療
- 全国から自宅で受診可能
- 診療時間:07:00-22:00
診察相談する 24時間
受付
※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。
無料かんたんチェック!
主な診療科目
- 一般内科
- 皮膚科
- 小児科
- 耳鼻咽喉科
- 婦人科
- 泌尿器科
- 心療内科
- 発熱外来
- ピル外来
- 生活習慣病
- アレルギー外来
- AGA・ED
- 肥満症外来





