リクシアナ錠/OD錠の効果・副作用を解説!【医師監修】

リクシアナ

 

「不整脈があると言われ、血栓(血の塊)を防ぐ薬を飲むことになった」
「リクシアナを飲み始めたけれど、ケガをしたとき血が止まりにくくなるの?」

そんな方によく処方されるのがリクシアナです。
血液をサラサラにして、脳梗塞や肺塞栓症などの重大な病気を予防するために欠かせないお薬です。

この記事では、リクシアナの効果や副作用について、医師が詳しく解説します。

 

主な診療科目:一般内科、皮膚科、小児科、婦人科、アレルギー外来など

 

リクシアナとは?効果は?

リクシアナは、血液を固まりにくくする抗凝固薬(こうぎょうこやく)と呼ばれるタイプのお薬です。

リクシアナの種類(剤型)

リクシアナには、大きく分けて2つの形があります。

  • リクシアナ錠: 通常の飲み込むタイプの錠剤です。
  • リクシアナOD錠:お口の中でサッと溶けるタイプです。
    水なしでも飲めるため、外出先や飲み込みが苦手な方でも服用しやすいのが特徴です。

サイズは成分量に合わせて15mg、30mg、60mgの3種類があり、症状や体重に合わせて医師が選択します。

リクシアナの成分

有効成分はエドキサバントシル酸塩水和物です。
血液を固める成分の一つである「第Xa(じゅうエー)因子」を直接抑える働きがあります。

 

リクシアナの効果

主に以下の目的で使用されます。

  • 脳梗塞の予防: 心房細動(不整脈の一種)がある方の血栓形成を防ぎます。
  • 血栓症の治療と予防: 足の血管に血が詰まる深部静脈血栓症、肺の血管が詰まる肺塞栓症の治療、および再発を防ぎます。

 

どんなときに使う?(適応疾患・部位)

  • 不整脈がある方
  • 手術後に血栓ができやすい状況にある方
  • 過去に肺や足の血管が詰まったことがある方
  • 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)患者における血栓・塞栓形成の抑制

 

リクシアナはオンライン診療で出せる?

「定期的にお薬が必要だけど、仕事が忙しくて通院の時間がとれない」
「感染症が流行っている時期に、病院の待合室で長く待ちたくない」

そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。

リクシアナのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。

ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。

ウチカラクリニックでも、
リクシアナに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。

特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

 

リクシアナの使い方(用法・用量)

通常、成人には1日1回決まった時間に服用します。

  • 一般的な用量: 1日1回30mgまたは60mg(体重や腎機能により調整)
  • ポイント: 飲み忘れを防ぐため、「朝食後」など時間を決めて飲むのがおすすめです。

※必ず医師に指示された量を守ってください。
自分の判断で量を増やしたり減らしたりしてはいけません。

 

リクシアナの副作用

主な副作用

一般的な副作用

  • 貧血
  • 鼻出血、血尿(尿中血陽性等)
  • 皮下出血、挫傷、創傷出血
  • 肝機能異常

重大な副作用

  • 出血
  • 急性腎障害
  • 肝機能障害、黄疸
  • 間質性肺疾患
  • 血小板減少症

 

副作用が出たときの対処法

軽い鼻血や小さなあざであれば、様子を見ながら次回の診察時に医師に伝えてください。
ただし、転んで頭を強く打ったとき血が止まらない場合便が真っ黒(血便のサイン)になった場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

抜歯や手術を受ける予定がある場合は、必ず事前に「リクシアナを飲んでいること」を歯科医師や外科医に伝えてくださいね。

 

リクシアナの注意事項(禁忌)

使用に注意が必要な方

服用してはいけない方(禁忌)

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 出血している患者
    (頭蓋内出血、後腹膜出血又は他の重要器官における出血等)
  • 急性細菌性心内膜炎の患者
    (血栓剥離に伴う血栓塞栓様症状を呈するおそれがある)。
  • 重篤な腎機能障害
  • 凝血異常を伴う肝疾患の患者
  • 高度の腎機能障害

特に注意して使う方(慎重投与)

  • 出血する可能性が高い患者
  • 低体重の患者
  • 腎機能障害患者
  • 肝機能障害患者
  • 妊婦、授乳婦、小児等
  • 高齢者

 

併用に注意が必要な薬

併用禁忌

「併用禁忌」に該当する薬剤はありません

併用に注意が必要な薬

  • 抗血栓薬、抗凝固薬 (ワーファリンなど)
  • 血栓溶解薬 
  • 抗血小板薬、 血小板凝集抑制薬(アスピリンなど)
  • 非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニンなどのNSAIDs)
  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬
  • ABCB1阻害薬 

 

生活上の注意(使用上の注意)

項目内容
出血への注意ケガをしやすい激しいスポーツや、深い切り傷を作りやすい作業は避けましょう。
定期的な検査腎機能や出血の有無を確認するため、定期的な血液検査が必要です。
飲み忘れ1日1回のお薬なので、飲み忘れは効果に直結します。
飲み忘れた際の対応を事前に医師に確認しましょう。
食事制限は必要かワーファリンと違い、納豆やクロレラ、青汁などの食事制限はありません。

 

保管方法

直射日光や高温多湿を避け、子どもの手の届かない涼しい場所で保管してください。

 

飲み忘れたら?

気づいたときにすぐ1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに1回飛ばしてください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

 

ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。

リクシアナに市販薬はある?値段は?

市販薬

現在、リクシアナと同じ成分(エドキサバン)を含む市販薬はありません。
医師の処方が必要な医療用医薬品のみとなっています。

 

ジェネリック

2026年4月現在、リクシアナのジェネリック医薬品(後発品)はまだ登場していません。
そのため、現在は先発品のみの処方となります。

 

薬価

時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。

薬剤名区分薬価(1錠)3割負担の目安(1錠)
リクシアナ錠 15mg先発180.3円54.1円
リクシアナ錠 30mg先発330.1円99.0円
リクシアナ錠 60mg先発334.5円100.4円
リクシアナOD錠15mg先発180.3円54.1円
リクシアナOD錠30mg先発330.1円99.0円
リクシアナOD錠60mg先発334.5円100.4円

※2026年4月現在。価格は改定などで変わる可能性があります。
※リクシアナ錠とリクシアナOD錠(口の中で溶けるタイプ)の価格は同一です。

 

添付文書

リクシアナOD錠15mg/リクシアナOD錠30mg/リクシアナOD錠60mg
リクシアナ錠15mg/リクシアナ錠30mg/リクシアナ錠60mg

 

よくある質問(FAQ)

Q.妊婦・授乳中でも使えますか?

原則として、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ処方されます。
動物実験では胎児への移行や乳汁への移行が報告されているため、必ず医師と相談してください。

Q.子どもでも使えますか?

小児等に対する安全性は確立していません。
通常、子どもには処方されません。

Q.運転しても大丈夫ですか?

リクシアナ自体に眠気が出るなどの副作用はほとんど報告されていません。
基本的には運転は可能です。
ただし、体調に不安があるときは控えましょう。

Q.いつから効き始めますか?

服用後、約1〜3時間で血中濃度がピークに達し、速やかに効果を発揮し始めます。
飲み始めたその日から血栓予防の効果が期待できます。

Q. お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?

少量であれば問題ないとされることが多いですが、飲みすぎは肝機能に影響を与えたり、転倒して怪我(出血)をしたりするリスクを高めます。
主治医に確認の上、たしなむ程度にしましょう。

 

まとめ

リクシアナは、1日1回の服用で脳梗塞や血栓症を強力に予防できる、非常に優れたお薬です。
ワーファリンのように食事制限を気にする必要がないのも大きなメリットですね。
2026年からは薬価も下がり、経済的な負担も以前より軽減されています。

「毎日忙しくて、つい通院を後回しにしてしまう」「お薬が切れそうなのに、病院に行く時間がない」

そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。

  • スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
  • 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
  • お忙しい方でも安心の年中無休で診療
  • 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能

通院の手間なく、ご自宅から医師の診察を受け、症状に合った適切なお薬を処方してもらうことが可能です。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。

 

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※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。