
「鼻水が喉に垂れてきて気持ち悪い…」 「寝ている時に咳き込んでしまう」 「口臭が気になって人との会話が怖い」
喉の奥にネバネバしたものが張り付く不快感。それは「後鼻漏(こうびろう)」かもしれません。 常に喉に異物感があるのは本当にストレスですよね。「今すぐこの不快感を消したい!」と、ドラッグストアで即効性のある薬を探している方も多いでしょう。
しかし、後鼻漏は原因によって効く薬が全く異なります。間違った薬を選ぶと、効果がないばかりか、かえって粘り気が増して悪化することさえあります。この記事で不快な喉の詰まりから解放されるための最短ルートを見つけましょう。
目次
そもそも「後鼻漏」とは?原因とメカニズム
後鼻漏とは、鼻水が喉の方へ流れ落ちてくる状態のことです。「病名」ではなく「症状」の一種です。
健康な人でも鼻水は喉に流れていますが、通常はサラサラしていて無意識に飲み込んでいるため気になりません。これが「不快」と感じる場合、以下の原因で鼻水の「量」が増えたり、「粘り気」が強くなったりしています。

- 副鼻腔炎(蓄膿症):
黄色や緑色のドロドロした鼻水が特徴。後鼻漏の代表的な原因の一つです。 - アレルギー性鼻炎:
透明でサラサラした鼻水が大量に作られ、溢れて喉に流れます。 - 上咽頭炎:
鼻と喉の間(上咽頭)が炎症を起こし、粘液が張り付きます。 - 加齢・乾燥:
鼻の中が乾燥し、少量の鼻水が濃縮されてへばりつきます。 - 咽喉頭逆流症(LPR)/逆流性食道炎:
胃酸が粘膜を刺激することで、粘液が増え喉にへばりつきます。 - 感覚過敏・ストレス:
ストレスなどでのどの感覚が敏感になり、少量の流れ込みを不快に感じます。
【後鼻漏について詳しい解説はこちら!】
🔗後鼻漏(こうびろう)とは?のどに流れる・張り付く不快感の原因|自力での治し方や出し方を解説!【医師監修】
後鼻漏薬の主な成分と働き
市販薬で後鼻漏に対処する場合、その成分が「どう働くか」を知っておく必要があります。
| 作用 | 働き | 代表的な成分 |
|---|---|---|
| 粘液調整・去痰 | ドロドロの鼻水や痰の成分バランスを整え、粘度を下げてサラサラにし、出しやすくする。 | L-カルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩 |
| 排膿・抗炎症(漢方) | 鼻の奥の炎症を鎮め、溜まった膿(うみ)の排出を促す。 | 辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)、荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ) |
| 抗アレルギー | アレルギー反応を抑え、鼻水の発生そのものを止める。 | フェキソフェナジン、ロラタジン |
| 抗炎症(ステロイド) | 鼻粘膜の炎症を直接鎮め、腫れや分泌量を減らす。 | ベクロメタゾンプロピオン酸エステル |
【症状別】後鼻漏の市販薬の選び方
「すぐに何とかしたい」という気持ちに応えるため、症状のタイプ別に適した市販薬を紹介します。
黄色いドロドロ鼻水・蓄膿症タイプなら【漢方薬】

副鼻腔炎(蓄膿症)が疑われる場合、膿を出しやすくする漢方が効果的です。
| 商品名(例) | 主な成分 | 特徴 |
|---|---|---|
| チクナインb | 辛夷清肺湯 | 【ドロドロ鼻水に】 9種類の生薬が鼻の奥の炎症を鎮め、濃い鼻水や膿の排出を促します。錠剤タイプで飲みやすいのが特徴。 |
| ベルエムピL錠 | 荊芥連翹湯 | 【慢性的な鼻づまりに】 チクナインと同様に慢性鼻炎・蓄膿症に用いられる漢方。慢性的な鼻づまりや、粘り気のある鼻水が喉に流れる症状に適しています。 体力が落ちている方や虚弱な方には不向きです。 |
とにかく喉に絡んで切れないタイプなら【去痰薬】

鼻水というより「痰」に近い粘り気がある場合は、粘液をサラサラにする成分が有効です。
| 商品名(例) | 主な成分 | 特徴 |
|---|---|---|
| ストナ去たんカプセル | L-カルボシステイン/ブロムヘキシン | 【絡む粘液をサラサラに】 2つの去痰成分が、へばりつく粘液の成分バランスを整え、流動性を高めて喉から出しやすくします。 |
| クールワン去たんソフトカプセル | L-カルボシステイン/ブロムヘキシン | 【カプセルタイプなら】 ストナと同様の成分配合。中身が液状のカプセルで、体内で素早く溶けます。 |
透明でサラサラ、量が多いタイプなら【アレルギー薬】

花粉症やハウスダストなどが原因で、水っぽい鼻水が大量に流れてくる場合です。
飲み薬で鼻水を止める
| 商品名(例) | 主な成分 | 特徴 |
|---|---|---|
| アレグラFX | フェキソフェナジン | 【眠くなりにくい】 第2世代抗ヒスタミン薬。アレルギーによる鼻水の過剰分泌を抑えます。 |
| クラリチンEX | ロラタジン | 【1日1回でOK】 アレグラ同様に眠くなりにくいタイプで、1日1回の服用で24時間効果が持続します。 |
点鼻薬で炎症の元を抑える(ステロイド点鼻薬)
| 商品名(例) | 主な成分 | 特徴 |
|---|---|---|
| ナザールAR<季節性アレルギー専用> | ベクロメタゾン/プロピオン酸エステル | 【鼻の炎症を直接鎮める】 鼻の粘膜の炎症を抑え、腫れを引かせて鼻水の量を減らします。後鼻漏の“元栓”を閉めるイメージの薬です。 18歳未満は使用不可で、短期間の使用が原則です。(1年間に3か月を超えて使用しない) |
市販薬の注意点
ここで紹介した市販薬は、いずれも「後鼻漏専用薬」ではなく、添付文書に表示されている効能(副鼻腔炎、たん、アレルギー性鼻炎など)の範囲内で使う薬です。
また、「15歳未満は服用不可」「体力中等度以上が目安」といった条件も定められています。小児・高齢者・妊娠中/授乳中の方、持病や他の薬を飲んでいる方は、自己判断で服用せず、必ず薬剤師や医師に相談してください。
市販薬で治らないなら「処方薬」を
「市販薬を1週間飲んだけど変わらない」「一時的に良くなってもぶり返す」 そんな時は、迷わず医療機関での治療(医療用医薬品(処方薬))をおすすめします。
その理由は、市販薬との間に明確な違いがあるからです。
①成分の含有量が多い
粘液をサラサラにする「カルボシステイン」などは、処方薬の方が1回あたりの有効成分量が多く設定されていることが一般的です。
②原因に届く治療(抗生物質など)
市販薬は「症状を和らげる」ものですが、医療機関では細菌などの「原因」を叩く抗生物質の使用が検討できます。 もちろん、体への負担や耐性菌を防ぐため、医師が診察の上で本当に必要な場合のみ厳選して処方します。
③ネブライザーなどの処置
耳鼻科では薬の処方だけでなく、霧状の薬を患部に直接届けるネブライザー治療も受けられます(※対面診療の場合)。
つらい症状を長引かせないためには、自己判断で市販薬を使い続けるよりも、専門家である医師の診断を受けることが、結果的に回復への一番の近道なのです。

【受診の目安】
特に次のような場合は、市販薬で様子を見るのではなく、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
- 激しい頭痛、頬や目の周りの強い痛み、38℃以上の発熱が続く
- 片側だけの頑固な鼻づまりや鼻血、においが分からない症状が続く
- 目の腫れ・視力低下・二重に見えるなど目の症状を伴う
- 数か月〜年単位で後鼻漏が続き、寝込むほどつらい
代表的な後鼻漏の処方薬
病院では、原因に合わせて以下のような薬が組み合わせて処方されます。
カルボシステイン(ムコダイン)

| 効果 | 粘液調整薬の代表格。粘り気の強い鼻水や痰の成分バランスを整え、サラサラにして排出を促します。 |
| ポイント | 後鼻漏治療のベースとなる薬です。粘膜の性状を整え、線毛の動きを改善する「粘膜正常化作用」もあり、鼻や喉の粘膜環境を整えるのに役立ちます。 |
アンブロキソール(ムコソルバン)

| 効果 | 粘液溶解薬。肺の表面活性物質の分泌を促し、気道の滑りを良くして、へばりついた粘液を移動させやすくします。 |
| ポイント | カルボシステインと併用されることが多く、ダブルの効果で排出をサポートします。 |
クラリスロマイシン(クラリス・クラリシッド)

| 効果 | マクロライド系抗生物質。本来は細菌を殺す薬ですが、少量を持続的に飲むことで、鼻の粘膜の炎症を抑え、鼻水の量を減らす作用があります。 |
| ポイント | 慢性副鼻腔炎による後鼻漏では、2〜3か月程度の少量長期投与が行われることがありますが、すべてのケースで必要というわけではなく、耳鼻科専門医が症状や既往歴をみて決める治療です。 |
モンテルカスト(シングレア・キプレス)

| 効果 | ロイコトリエン受容体拮抗薬。アレルギー性鼻炎による鼻づまりや鼻水を抑えます。同じ働きを持つ薬として、プランルカスト(オノン)なども用いられます。 |
| ポイント | 鼻の粘膜の腫れを引かせる効果が高く、通りを良くすることで後鼻漏の滞留を防ぎます。 ※ごくまれに、悪夢・不眠・気分の落ち込みなどの精神神経症状が報告されています。服用後に「いつもと違う」眠りや気分の変化を感じた場合は、必ず医師に相談してください。 |
抗ヒスタミン薬(ビラノア・ルパフィンなど)

| 効果 | アレルギー反応の原因物質「ヒスタミン」をブロックし、サラサラした鼻水が大量に出るのを元から止めます。 |
| ポイント | 花粉症や寒暖差アレルギーなどが原因で、鼻水があふれて喉に落ちてくるタイプに有効です。市販薬より効果が高く、眠気が少ないタイプ(ビラノアなど)や、鼻づまりにも効くタイプ(ルパフィンなど)が選べます。 |
ステロイド点鼻薬(ナゾネックス・アラミストなど)

| 効果 | 鼻の粘膜の炎症をピンポイントで抑える薬です。 |
| ポイント | アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎に対して、現在もっとも中心的に使われる治療の1つです。後鼻漏の「元」となっている鼻の奥の炎症を落ち着かせることで、鼻水の量や粘り気を減らし、喉に落ちてくる不快感も改善していきます。 |
PPI(タケキャブ・ネキシウムなど)

| 効果 | 胃酸の分泌を強力に抑える薬です。 |
| ポイント | 「逆流性食道炎(胃酸の逆流)」が原因で、喉の奥が炎症を起こし、後鼻漏のような不快感(咽喉頭異常感症)が出ているケースに使用します。鼻の治療で治らない場合、この薬を使うことで劇的に改善することがあります。 |
生物学的製剤(デュピクセントなど)

| 効果 | 炎症を引き起こす特定の物質をピンポイントでブロックし、難治性の炎症を鎮めます。 |
| ポイント | 現在は、鼻茸(はなたけ)を伴う慢性副鼻腔炎に対して生物学的製剤(デュピルマブなど)が保険適用となっており、既存治療で効果不十分な一部の難治例で選択されます。 |
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自宅ですぐにできる後鼻漏の対処法
薬はあくまで症状を和らげるサポート役。合わせてセルフケアを行うことで、効果を実感しやすくなります。
鼻うがい(鼻洗浄)

後鼻漏や副鼻腔炎に対して、エビデンスのある代表的なセルフケアの1つです。生理食塩水で鼻の奥の粘液や膿を物理的に洗い流します。
上咽頭(いわゆるBスポット周辺)に付着した粘液や汚れを洗い流すのにも役立つと報告されており、慢性上咽頭炎の治療を補助する目的でもよく用いられます。
なお、急性の副鼻腔炎で膿性鼻汁が強い時や、強い耳の痛み・中耳炎が疑われる場合には、自己流の鼻うがいで症状が悪化する可能性もあります。そのような時は、自己判断で続けず、一度耳鼻科で相談してください。
水分補給

体の水分が不足すると、鼻水などの分泌液も水分を失い、ドロドロに固まって喉に張り付きやすくなります。これを防ぐために、のどが渇く前にこまめに水を飲む習慣をつけましょう。
冷たい水よりも、常温の水や白湯(さゆ)の方が、鼻や喉の血行を良くして繊毛運動を助けるためおすすめです。逆に、カフェインやアルコールは利尿作用があり水分を排出してしまうので、摂りすぎには注意が必要です。
加湿

乾燥は後鼻漏の大敵です。空気が乾いていると、鼻水から水分が奪われて濃縮され、ネバネバとした不快な粘り気が出てしまいます。さらに、鼻の中の異物を外に出す「線毛(せんもう)」の働きも弱ってしまいます。
加湿器を使って室内の湿度を50〜60%に保つのが理想的です。また、寝ている間は特に乾燥しやすいため、マスクをして寝るのも自分の息で保湿できる非常に効果的な方法です。
これらのセルフケアで身体をいたわりながら、
次のステップとして症状に合った薬を選んでいきましょう!
FAQ(よくある質問)
Q. 後鼻漏は自然に治りますか?
風邪による一時的なものであれば自然に治りますが、副鼻腔炎や慢性上咽頭炎が原因の場合、自然に良くなることもありますが、治療せずに放置すると、症状が何か月〜年単位で続いてしまう方も少なくありません。数週間以上続く場合や、生活に支障が出るほどつらい場合は、一度耳鼻科で相談することをおすすめします。
Q. 鼻うがいは痛くないですか?
体液と同じ浸透圧の洗浄液(生理食塩水)を使えば、ツーンとした痛みは全くありません。市販の「ハナノア」などのキットを使うと初心者でも簡単に行えます。
Q. 「総合風邪薬」を後鼻漏に使ってもいいですか?
風邪のごく初期で「数日だけ症状を楽にしたい」という目的であれば、総合風邪薬が役立つこともありますが、慢性的な後鼻漏を長期間治したい目的には向きません。
総合風邪薬には、鼻水を「止める(乾かす)」成分が含まれていることが多く、水分を奪って鼻水をさらにネバネバさせてしまい、かえって喉に張り付きやすくなることがあります。
Q. 漢方薬(チクナインなど)とアレルギー薬(アレグラなど)は一緒に飲めますか?
基本的には併用可能です。作用の仕組みが異なるため、一緒に飲んでも問題ないケースがほとんどです。ただし、漢方薬同士の併用は生薬が重複する可能性があるため避けてください。飲み合わせに不安がある場合は、購入時に薬剤師または登録販売者にご相談ください。
Q. 市販薬をどれくらい続けても治らなければ病院へ行くべきですか?
「1〜2週間」が目安です。漢方薬などは効果が出るまで少し時間がかかることもありますが、2週間服用しても変化がない場合、市販薬では対応できない原因(重度の副鼻腔炎やカビ、腫瘍など)が隠れている可能性があります。漫然と飲み続けず、耳鼻咽喉科を受診してください。
Q. 子供(15歳未満)でも飲める市販薬はありますか?
年齢制限を確認して選びましょう。例えば「チクナインb」は5歳から服用可能ですが、「アレグラFX」は15歳未満服用不可(小児用の『アレグラFXジュニア』があります)など、薬によって異なります。必ずパッケージの「用法・用量」を確認し、対象年齢に合ったものを選んでください。
Q. 「すぐ効く」と書いてあっても実感がありません。なぜですか?
慢性化している場合、即効性は期待しにくいからです。アレルギー性のサラサラ鼻水なら比較的早く止まりますが、慢性的な炎症で粘膜が変質している場合や、膿が溜まっている場合は、市販薬だけで「劇的に、すぐに」治すのは難しいのが現実です。即効性を求めるなら、耳鼻科での処置(吸引や洗浄)や処方薬での治療が最も近道です。
まとめ
今回は、後鼻漏の市販薬の選び方と、処方薬のメリットについて解説しました。軽い症状なら、市販薬で様子を見るのも一つの手ですが、症状が長引く場合や、早く治したい場合は、成分量の多い処方薬がおすすめです。
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