
「のどの痛みや咳が長引いている」 「ニキビが悪化して、化膿してしまった」
そんなとき、病院で「ルリッド錠」という抗生物質を処方された経験はありませんか?風邪や皮膚トラブルなど、様々な場面で処方される身近なお薬です。
今回は、このルリッドがどのようなお薬なのか、その効果や副作用を医師がやさしく解説していきます。
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ルリッドとは?効果は?
ルリッドは、「マクロライド系」というグループに属する抗生物質(抗菌薬)です。
様々な細菌が増えるのを抑える効果のお薬です。
特に、のどや鼻、気管支といった呼吸器の感染症や、皮膚の感染症、耳鼻科領域の感染症などの原因となる細菌に対して効果を発揮します。
ルリッドは「ルリッド錠150」という、有効成分を150mg含む錠剤タイプで処方されます。
ルリッドの成分
有効成分は「ロキシスロマイシン」です。
この成分は、細菌の細胞の中に入り込み、細菌が生きていくために必要な「タンパク質」を作る工場(リボソーム)の働きを邪魔します。
タンパク質を作れなくなった細菌は、それ以上増殖することができなくなり、やがて体内の免疫によって退治されていきます。
ルリッドの効果
- 細菌の増殖を抑える効果(静菌作用)
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎などの呼吸器感染症
- 中耳炎、副鼻腔炎(蓄膿症)など
- 毛のう炎(おでき)、せつ、よう、とびひなどの皮膚感染症
- クラミジア感染症
ルリッドはオンライン診療で出せる?
「肌荒れが酷くなってきた」「急に症状が出たけど、病院に行く時間がない…」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
ルリッドのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
ルリッドに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。
特に、症状が安定している場合の継続処方や、お薬への切り替え相談などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
ルリッドの使い方(用法・用量)
通常、成人には1回1錠(150mg)を、1日2回(朝・夕)、食後に服用します。
年齢・症状によって異なるので、必ず医師の指示した用法・用量を守ってください。
ルリッドの副作用
主な副作用
主な副作用として、下痢、軟便、吐き気、胃の不快感・痛みといった胃腸症状が報告されています。これは、ルリッドが腸内細菌のバランスを少し変化させてしまうために起こることがあります。
まれですが、注意すべき重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー、重い皮膚障害、偽膜性大腸炎(血便を伴うひどい下痢)、肝機能障害などがあります。
副作用への対処法
- 胃腸症状: 軽い下痢や胃の不快感であれば、お薬を飲み続けているうちに治まることも多いです。しかし、症状がひどい場合や、血が混じった下痢が出る場合は、すぐに服用を中止し、処方した医師に連絡してください。
- 発疹・かゆみ: 皮膚に発疹やかゆみが出た場合、アレルギーの可能性があるので、医師や薬剤師に相談しましょう。
ルリッドの注意事項(禁忌)
使ってはいけない方
- 過去にルリッドでアレルギーを起こしたことがある方(禁忌)
- 他のマクロライド系抗生物質(クラリス、ジスロマックなど)でアレルギーを起こしたことがある方
- 重い肝臓の病気がある方
併用に注意が必要な薬
- エルゴタミン酒石酸塩(禁忌)
- 無水カフェイン(禁忌)
- イソプロピルアンチピリン(禁忌)
- ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(禁忌)
- 一部の片頭痛治療薬(エルゴタミン製剤)
- 一部の喘息治療薬(テオフィリンなど)
- 一部の睡眠薬や精神安定薬
- 一部のコレステロールの薬
他に飲んでいる薬(市販薬やサプリメントを含む)がある場合は、必ず医師・薬剤師にすべて伝えましょう。
使用上の注意
必ず飲み切る | 症状が良くなったからといって自己判断で中断すると、菌が完全に死滅せずに生き残り、再発したり、薬が効きにくい「耐性菌」になったりする危険があります。 |
アルコール(お酒) | ルリッドもアルコールも肝臓で分解されます。肝臓への負担を避けるためにも、服用中の飲酒は控えるか、ごく少量に留めるのが賢明です。 |
ジェネリック
ルリッドにはジェネリック医薬品が多数あります。
「ロキシスロマイシン錠150mg『製薬会社名』」という名前で処方されます。
薬価
時期や規格によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
- ルリッド錠150(先発品):約23.4 円/錠(3割負担の場合:約7円)
- ロキシスロマイシン錠150mg(ジェネリック):約14.4円/錠(3割負担の場合:約4円)
※2025年8月14日現在
※薬価は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
よくある質問(FAQ)
Q.妊婦・授乳中でも飲めますか?
妊娠中は、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ使用されます。授乳中の方も、医師への相談が必要です。自己判断で服用せず、必ず医師に伝えてください。
Q.子どもでも飲めますか?
ルリッド(ロキシスロマイシン)は、現行の製品では基本的に成人向けの薬剤であり、小児に対する安全性は確立されていません。お子さんの感染症には、別の種類の抗生物質が処方されます。
Q.どのくらいで効きますか?
感染症の種類や重症度によりますが、通常は服用を始めて2~3日で、熱が下がったり、のどの痛みが和らいだりといった効果が現れ始めます。ただし、症状が軽くなっても、処方された日数は必ず飲み切ることが大切です。
Q.飲むと眠くなりますか?運転はできますか?
眠くなる成分は含まれていないため、運転や機械の操作に影響は基本的にありません。
Q.お酒(アルコール)との飲み合わせは?
一緒に飲むことで急に体に悪影響が出るわけではありませんが、抗生物質もアルコールも肝臓で分解されるため、肝臓に負担がかかります。
また、アルコールは体の免疫力を下げる可能性もあります。お薬の効果をしっかり得るためにも、治療期間中の飲酒は控えるのが望ましいです。
ルリッドの処方はウチカラクリニックオンライン診療で!
ルリッドは、様々な細菌感染症に効果を発揮する頼りになる抗生物質です。一番のポイントは、症状が良くなっても、処方された分は必ず最後まで飲み切ること。これが、病気をしっかり治し、将来薬が効きにくくなる「耐性菌」を防ぐために非常に重要です。
「病院に行く時間がないけど、のどの痛みがひどくなってきた」 「この症状で抗生物質が必要か、医師に相談したい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
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通院の手間なく、専門医に症状を相談し、ご自身の状態に合った適切なお薬を処方してもらうことができます。つらい症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にウチカラクリニックにご相談ください。
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