男性の陰部のできもの・ブツブツ・しこりは放置してもいい?原因は?性病?医師が完全解説!

実は男性の半数上の人に、陰部(陰茎や亀頭の部分)にぶつぶつができているとされています。

「お風呂で、ふと気付くと陰部にぶつぶつができていた。」「いつからあったのか検討がつかない。」「これは放っておいて大丈夫?性病?危ないものでは?」こんな下半身の悩み、なかなか人には相談し辛いですよね。

ペニスのぶつぶつには、放っておいてても大丈夫なものから、すぐに緊急で病院を受診した方がよいものまで千差万別です。

ぶつぶつの正しい見分け方、危ない病気のサインや対策について、徹底解剖していきます。

男性なら必ず知っておきたい医学知識について学んでいきましょう。

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陰部の状態や症状でお困りの方、通院中の薬をご希望の方はお気軽にオンライン診療でご相談ください。

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安全な陰部のできもの・ブツブツ・しこり

フォアダイス

陰部のできものにも様々な種類があります。あなたはこんなぶつぶつはないでしょうか。

これは医学用語でフォアダイスと呼ぶものなんです。

写真を見ると、ペニスの竿の真ん中あたりに、小さなイボやぶつぶつのようなものができていますね。

なんだかあまり聞きなれない言葉で不安になる人もいるかもしれませんが、安心して下さい。

これは特に病気ではなく、生理現象です。性行為とも関係ありません。

ペニスというのは人間の体の中でも特殊な臓器です。

おしっこの通り道である尿道を取り巻くように海綿体という構造で覆われていて、先の部分が亀頭になっています。

そして、海綿体の部分を覆うように、包皮で包まれている、このような構造になっています。

そして、この包皮の分には、脂を分泌している皮脂腺の通り道です。

ペニスの皮脂腺から分泌された脂分が皮膚の下にたまって、脂肪の所が外からみてぶつぶつに見えている状態なんです。

陰部でいう所のニキビのようなものと思えば差し支えないでしょう。

男性の半数以上に存在するとも言われていますので、あなたにもあってもおかしくはないでしょう。

見た目が気になる人はレーザーなどの治療法はありますが、そうでなければ基本放っておいて良いです。

真珠様陰茎小丘疹

俗にいう亀頭のカリの部分に沿ってぐるっと一周するようにぶつぶつができてます。色は少し白っぽい感じ。

このぶつぶつは、真珠様陰茎小丘疹(しんじゅよういんけいしょうきゅうしん)と呼びます。

実はこれも脂肪のかたまり。包茎の方に起きやすいとされていますが、

フォアダイスより頻度は少なく、男性の2-3割くらいにできると言われています。

こちらも見た目が気にならなければ治療はしなくてOKです。

ちなみにレーザー治療は保険適応にならないので、数万から10数万円くらいすることが多いです。

包皮腺(タイソン腺)

今度は俗にいう裏筋の部分のぶつぶつ、これは一体何なのでしょうか。

これは包皮腺(タイソン腺)と呼びます。

裏筋のことを専門用語で包皮小帯と呼ぶのですが、この部分に左右対称に1個ずつあることが多く、生理的な現象になります。

先ほど紹介したフォアダイスは脂が溜まったものですが、こちらは脂を分泌する皮脂腺そのものなんです。

包茎の人は、この包皮腺から分泌された皮脂が悪臭の原因とも言われています。

だいたい男性の3人に1人にあるといわれて言われている、特に珍しいものではないんです。

危険な陰部のできもの

尖圭コンジローマ

まるで鳥のとさかやカリフラワーのように見えますよね。これがこの病気の特徴で尖圭コンジローマと呼びます。

尖圭コンジローマという病気は、まぎれもない性感染症で、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することが原因なんです。

HPVは女性の子宮頸がんの原因となるウイルスとして有名ですが、男性にも感染するとこのような症状が出ることがあるんですね。

潜伏期間も3週間から8か月と結構長いので、「いつ感染したか分からない」という事もあります。

尖圭コンジローマの最も大きな特徴として、見た目の派手さとは対照的に、痛みやかゆみといった嫌な症状が全然ないんです。

なので、最初のいぼが小さいうちは前半で紹介したフォアダイスなどと見分けがつかないことがあるんです。

だからこそ、「なんかぶつぶつしたのができてるけど、痛くもかゆくもないから多分悪いもんじゃないでしょ」と放置してしまい、だんだんいぼが大きくなり、数が増えてきたので不安になって病院を受診。原因は尖圭コンジローマだった。

こんなことは珍しい話ではないんですね。

あまりに放置してしまうと、この鳥のとさかのようなぶつぶつが陰部全体を覆いつくしてしまい、本当に大変なことになります。

診断は最初のぶつぶつが小さい時は見分けがつかないこともありますが、基本的には見た目で一発で医師が診断してくれることも多いです。

だからこそぶつぶつがある時点でまず病院で医師の診察を受けておいても良いと思います。

治療は塗薬や、液体窒素というものを使って、イボを破壊する「凍結療法」という少し珍しい方法もあります。

なんにせよ治療法のある病気なので、こんなイボができたら広がる前にすぐ病院へ行きましょう。

性行為が原因となる病気については、もちろんコンドームをすることが一番の予防法です。尖圭コンジローマについては、ライフスタイルにもよりますが、男性でもHPVワクチンを接種しておくことも一つの予防法です。

梅毒

陰部の一部が真っ赤に腫れあがって、しこり状になる。これも放置は禁物のペニスの異常。

この原因は、最近感染者が急増中のあの病気梅毒です。

梅毒の特徴としては、このように硬いしこりがペニスの部分にできてしまうこと。医学用語で硬性下疳と呼ばれる症状なんです。

また、尖圭コンジローマのように痛みやかゆみがないこと特徴です。

そしてより怖いポイントが、実は梅毒、感染してからまずこのしこりが出現する事が多いですが、実は治療をしなくても3週間くらいでしこりがなくなってしまうんです。

しかしこれは梅毒が体から消えた訳ではなく、一旦体内にもぐって次の作戦の準備期間に入るんです。

そして、「なんかしこりがあったけど治ったからいっか」と思っていると、体に潜伏している梅毒はなんとそれから2.3か月後に今度は血液にのって全身を巡り、今度は陰部だけではなく手足や全身にまでぶつぶつを出現させるんです。

そしてその先にはなんと心臓や神経にも影響を及ぼすことがある、本当に侮れない病気なんです。

こんな嫌らしい「治ったふり」のような現象を起こす特徴がある病気だからこそ梅毒は「偽装の達人」とも言われている病気なんですね。

だからこそもしペニスにしこりができたら、この偽装の達人こと梅毒に騙されないように、様子をみず病院で診て貰って下さい。

命に関わることは少ないとはいえ、治療は早ければ早いほど良いですし、抗生物質の飲み薬で治すことができるので梅毒の知識を覚えておいてください。

水イボ(伝染性軟属腫)

1mmか2mmくらいの小さいいぼがパラパラとできる状態。このぶつぶつの正体は水いぼです。

水いぼは専門用語で伝染性軟属腫と呼びます。

水いぼは性行為でうつることもありますし、お子さんのいる家庭だと、子供が感染し、そのウイルスから感染することも多いです。

潜伏期間は2週間から6か月くらい。

水いぼの特徴としては、イボの真ん中あたりがへこんでいるんです。なかなか小さいのでわかりにくい場合もありますが、もしこのくぼみがあればこれが水いぼの特徴です。

またつまむと乳白色の中身が出てくるのも水いぼらしい特徴です。プチプチ潰れてしまいます。

水いぼは治療をしなくても治る病気ではあるのですが、他の人にうつすリスクや、タオルなどから接触して感染することはあるので、気になる人は病院を受診しましょう。

治療としてはピンセットでいぼをつまみとる方法や、レーザー治療を行うことがあります。

性器ヘルペス

なんだか水ぶくれのようになっているこちらの状態。この正体は性器ヘルペスです。

性器ヘルペスの特徴は水疱と呼ばれる水ぶくれのような異常が出ることがあり、これを放っておくとただれてしまうことも。この状態を潰瘍と呼びます。

性器ヘルペスはピリピリした痛みやかゆみが出ることがほとんどですし、ひどい場合はおしっこの通り道にできて、排尿の時に激痛を引き起こすことも。

性行為や、タオルや持ち物などから接触感染することがあり、一度感染すると、神経の所に永住して住み着くようになり、疲れている時や季節の変わり目に再発を繰り返すこともあるため、本当に厄介な病気です。

病院ではみずぶくれになっている部分をこすって検査したり、初めての感染の時は血液検査も役に立つ場合があります。

性器ヘルペスの予防に関しては、もちろんコンドームをすることが一番の予防法です。

性器ヘルペスについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

https://backup.uchikara-clinic.com/media/urinary/genitalherpes

また、ヘルペスの症状が再発している方や、梅毒・尖圭コンジローマの診断がついている方はウチカラクリニックでのオンライン診療の受診も可能です。

ウチカラクリニックではオンライン診療に完全対応し、忙しい方向けに夜間や土日も診療を行っております。

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陰部の状態や症状でお困りの方、通院中の薬をご希望の方はお気軽にオンライン診療でご相談ください。

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陰部にぶつぶつができたら

このように、ペニスのいぼといっても様々な原因がありますし、タイミングによってなかなか見分けがつかなかったり、放置すると重症化してしまう場合もあります。

これからもし自分の陰部にいぼができたら、紹介した知識を参考にしてくださいね。

ウチカラクリニック

経歴

内科医/産業医/労働衛生コンサルタント
ウチカラクリニック代表
予防医学ch/医師監修 管理人