
「腰痛がひどくて、なかなか治らない……」 「湿布をもらったけれど、日光に当ててはいけないって本当?」 「1日1回貼るだけで効く湿布が欲しい」
そんな悩みを持つ方によく処方されるのがモーラスパップです。
強力な痛み止めの成分が入っており、多くの整形外科で処方されるポピュラーな貼り薬ですが、使い方に少し特殊な注意点があるお薬でもあります。
今回は、モーラパップの効果や、絶対に気をつけてほしい副作用について医師が詳しく解説します。
目次
モーラステープとは?効果は?
モーラスパップは、「ケトプロフェン」という有効成分を含んだ、経皮鎮痛消炎剤(痛み止めの貼り薬)です。
皮膚から痛み止めの成分が浸透し、炎症を起こしている場所に直接届いて、痛みや腫れを強力に抑えてくれるお薬です。
モーラステープ(剤型)
モーラスには大きく分けて「パップ剤」と「テープ剤」があります。それぞれ特徴が異なるため、症状や部位によって使い分けられます。
パップ剤(モーラスパップ)
- 白くて厚みがあるタイプ。水分を多く含んでおり、ひんやりとした冷感があります。
- 皮膚への刺激が比較的少ないため、肌が弱い方やかぶれやすい方に適しています。
- 粘着力はテープより弱いため、動きの激しい関節や、はがれやすい部位にはネット包帯などで固定が必要です。
テープ剤(モーラステープ)
肌色で薄いタイプ。伸縮性に優れ、ピタッと密着します。
- 肌色で薄いタイプ。伸縮性に優れ、ピタッと密着します。
- はがれにくいですが、密閉性が高いため、パップに比べるとかぶれやすい傾向があります。
有効成分は「ケトプロフェン」です。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一種で、強力な鎮痛・消炎作用を持っています。
※30mg(標準サイズ)や60mg(大判サイズ)、また1日1回貼付型の「モーラスパップXR」などがあります。
モーラスパップの効果
主に、筋肉や関節の炎症による痛みを和らげる効果があります。 飲み薬とは違い、貼った場所周辺に集中的に効果を発揮します
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
以下のような病気や症状で処方されます。
- 腰痛症(ぎっくり腰や慢性の腰痛)
- 変形性関節症(膝の痛みなど)
- 腱鞘炎(手首の痛み)
- 肩関節周囲炎(五十肩など)
- 筋肉痛
- 外傷後の腫れ・痛み(打撲、捻挫など)
モーラスパップはオンライン診療で出せる?
「腰が痛くて病院まで歩いて行くのがつらい」 「湿布だけ欲しいけれど、病院の待ち時間が長いのは嫌だ」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
モーラスパップのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
モーラスパップに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
モーラスパップの使い方(用法・用量)
一般的な「モーラスパップ30mg」の場合、1日2回、患部に貼付します。
(※「モーラスパップXR」の場合は、1日1回の貼り替えで効果が持続します。)
- 汗や水分をよく拭き取ってから貼ってください。
- 傷口や湿疹がある部分には貼らないでください。
- 必ず医師の指示に従った回数、枚数を使用してください。
モーラスパップの副作用
主な副作用
貼り薬ですので、全身への副作用は飲み薬に比べて少ないですが、皮膚トラブルが中心となります。
- 皮膚症状: かぶれ、発赤、かゆみ、ヒリヒリ感、水ぶくれなど。
- 接触皮膚炎: 貼った場所に一致して赤くなる症状です
上記のような症状が一定頻度で起こりうるがあります。
副作用への対処法
もし貼った場所が赤くなったり、強いかゆみが出たりした場合は、すぐに使用を中止してください。
無理に使い続けると色素沈着(シミのような跡)が残ってしまうことがあります。
症状がひどい場合は、皮膚科や処方医に相談して、塗り薬などで治療する必要があります。
【重要】光線過敏症について
モーラスパップ(ケトプロフェン)で最も注意が必要なのが、光線過敏症です。 貼っていた部分に直射日光(紫外線)が当たると、ひどい赤み、腫れ、水ぶくれなどの皮膚炎を起こすことがあります。
モーラステープの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
特に注意してほしいポイント
- はがした後も、成分が皮膚に残っています。
はがしてから少なくとも4週間は、貼っていた部分を日光に当てないでください。 - 曇りの日や、窓ガラス越しの日光でも反応することがあります。
- 服の上からでも紫外線を通すことがあるため、サポーターや濃い色の服で覆うようにしましょう
モーラスパップの注意事項(禁忌)
以下の条件に当てはまる方は、モーラスパップを使用できません。
- ケトプロフェン(本剤の成分)に対して過敏症の既往歴がある方(禁忌)
- アスピリン喘息(非ステロイド性抗炎症薬による喘息発作)のある方:発作を誘発するおそれがあります。(禁忌)
- チアプロフェン酸、スプロフェン、フェノフィブラート、オキシベンゾン及びオクトクリレン(日焼け止めや香水に含まれる成分)に対して過敏症の既往歴がある方(禁忌)
- 光線過敏症の既往歴がある方(禁忌)
- 妊娠後期の女性(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 気管支喘息のある方(アスピリン喘息以外)
- 皮膚感染症のある方(湿布で覆うことで感染が悪化する可能性があります)
併用に注意が必要な薬
モーラスパップは塗り薬ですが、成分が体内に吸収されるため、飲み合わせに注意が必要な薬があります。
- メトトレキサート(リウマチの薬):副作用が増強されるおそれがあります。
- ニューキノロン系抗菌剤(抗生物質):けいれんを起こすリスクがわずかながらあります。
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紫外線に注意 | 貼っている間はもちろん、剥がした後も約4週間は貼っていた場所を日光に当てないでください。 紫外線と反応してひどい皮膚炎(光線過敏症)を起こすことがあります。 |
| 服装の工夫 | 白い服や薄手の服は紫外線を通すことがあります。サポーターを使ったり、濃い色の服を着たりして、患部を完全に遮光してください。 |
| お風呂 | お風呂に入る30分〜1時間前には剥がしておくと、皮膚への刺激が少なく、剥がす時の痛みも軽減されます。 |
保管方法
- 直射日光や高温を避けて保管してください。
- 開封後は、袋のチャックをしっかり閉めてください(成分の劣化を防ぐため)。
剥がした後はどうする?(紫外線対策)
- モーラスパップの成分は、パップを剥がした後も皮膚に数週間残ります。
「剥がしたからもう大丈夫」と思って日光に当てると、ひどい腫れやかゆみが出ることがあります。 - 剥がした後も、最低4週間は患部を露出しないように注意してください。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、モーラスパップの処方なども行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。

※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は、自費診療です。
モーラスパップに市販薬はある?値段は?
市販薬
モーラスパップと同じ「ケトプロフェン」を成分とする市販薬は存在します(例:オムニフェンなど)。
「要指導医薬品」または「第一類医薬品」に分類されるため、薬剤師がいる薬局・ドラッグストアで対面販売で購入する必要があります。
また、より一般的な市販薬としては「ロキソプロフェン(ロキソニンSなど)」や「フェルビナク」を配合した湿布薬が多く販売されています。
ジェネリック
モーラスパップにはジェネリック医薬品(後発品)として「ケトプロフェンパップ」があります。
薬価
時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1枚あたり) | 3割負担の目安 (7枚あたり) |
|---|---|---|---|
| モーラスパップ30mg | 先発品 | 17.6円/枚 | 約37円 |
| ケトプロフェンパップ30mg | 後発品 | 12.3円 | 約26円 |
| モーラスパップXR120mg | 先発品 | 28.9円 | 約61円 |
※2026年1月現在の薬価目安です。価格は改定などで変わる可能性があります。
※調剤料や診察料などは別途かかります
添付文書
よくある質問(FAQ)
Q.妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)の方は使用できません。お腹の赤ちゃんの心臓や血管に影響を与える危険性があります。
妊娠初期・中期の方や授乳中の方も、安全性が確立されていないため、医師が必要と判断した場合のみ、期間を限定して使用することがあります。
自己判断では使用せず、必ず医師に相談してください。
Q. 小児(子供)でも使えますか?
小児に対する安全性は確立されていません。
子供の皮膚は薄く敏感なため、副作用が出やすい可能性があります。
医師の指示がない限り、子供への使用は避けてください。
Q.運転しても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。飲み薬の痛み止めとは異なり、眠くなる成分は入っていないため、運転や機械の操作に影響はありません
Q.いつから効き始めますか
皮膚から徐々に成分が吸収されるため、貼ってすぐに痛みが消えるわけではありません。
通常、貼ってから数時間程度で鎮痛効果が現れ始め、継続して貼ることで炎症を抑える効果が高まります。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
基本的に少量の飲酒は問題ありません。
ただし、アルコールによって血流が良くなると、炎症部位の痛みやズキズキ感(拍動痛)が増したり、湿布によるかゆみを感じやすくなったりすることがあります。
痛みが強い時は、お酒は控えたほうが回復が早まります。
Q日光に当たるとどうなりますか?
「光線過敏症」という副作用により、貼った部分がひどくかぶれ、赤く腫れ上がったり、水ぶくれができたりします。
ひどい場合は全身に広がることがあります。 曇りの日でも、また湿布をはがしてから数週間経っていても起こる可能性があるため、夏場などで露出する部位(腕や足など)への使用は特に注意が必要です。
まとめ
モーラスパップは、優れた鎮痛・消炎効果を持つ、整形外科領域のスタンダードなお薬です。
「腰痛がひどくて動けない」 「湿布が欲しいけれど、病院に行く時間がない」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
医師が症状に合わせて、モーラスパップが良いか、他の湿布が良いかを適切に判断いたします。つらい痛みは我慢せず、お気軽にご相談ください。
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