「あれ、なんだかトイレが変…」 「はっきり痛いわけじゃないけど、残尿感があってスッキリしない」 「さっきからトイレのことばかり考えてしまう…」
こうした膀胱炎になりかけの“微妙な違和感”は、多くの方が経験するサインです。「これくらいで病院に行くのは大げさかな?」と、つい我慢してしまいがちですよね。
しかし、そのサインを見逃してしまうと、つらい症状が悪化してしまうことも。
この記事のチェックリストを使えば、その“なんとなくの不調”が膀胱炎の初期症状なのか、そしてどのくらい急いで対処すべきかが分かります。症状が悪化する前に、ご自身でできる対処法と、専門家に相談するタイミングを知り、早期回復を目指しましょう。
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INDEX
膀胱炎とは?

まず基本的なこととして、膀胱炎とは、尿を溜める臓器である「膀胱」に細菌が侵入し、粘膜で炎症が起こる病気です。原因菌の多くは、私たちの腸内に普段からいる大腸菌です。
特に女性は、男性に比べて尿道が短く、細菌が膀胱に到達しやすいため、疲れが溜まっていたり、体が冷えたりした時などに発症しやすくなります
さらに詳しい膀胱炎の解説はこちらの記事をチェック!
→膀胱炎の症状は?原因や薬は?やってはいけないこと、治し方を医師が解説!【医師監修】
膀胱炎のよくある初期症状
本格的な膀胱炎になる前には、多くの場合、下記のような初期症状が現れます。
- トイレの回数が増える(頻尿): いつもよりトイレが近い、夜中にトイレで起きるようになった。
- 排尿時の違和感・軽い痛み: 排尿の最後にツーンとしたり、下腹部がムズムズしたりする。
- すっきりしない感じ(残尿感): 尿を出し切ったはずなのに、まだ残っているような感覚がある。
これらの症状は、膀胱に細菌が侵入し、粘膜が刺激され始めているサインです。
「気のせいかな?」と見過ごさず、ご自身の体の変化に注意を向けてみましょう。

膀胱炎の初期症状セルフチェックリスト
それでは、現在のあなたの症状を具体的にチェックしてみましょう!
当てはまる項目がいくつあるか、数えながら読み進めてください。
※あくまで目安で医学的診断を確定させるものではありません。膀胱炎の確定には医師の診断が必須です。
膀胱炎かも?セルフチェックリスト
- トイレに行く回数が、いつもより明らかに増えた(例:1日に10回以上)
- 夜、トイレのために起きることがある(または増えた)
- 排尿の終わりに、ツーンとした軽い痛みや違和感がある
- 尿を出し切っても、まだ残っているような感じがする(残尿感)
- 急に我慢できないほどの強い尿意を感じることがある
- 下腹部(おへその下あたり)が重い感じや、しくしく痛む感じがする
- 尿の色が、いつもより白っぽく濁っているように見える
- トイレットペーパーに、うっすら血がつくことがある
- 最近、疲れが溜まっていたり、体が冷えたりした実感がある
あなたの膀胱炎リスクと今すぐすべきこと
チェックがついた個数に応じて、あなたの現在の状態と、とるべきアクションを確認しましょう。
A. チェックが1〜2個だったあなた:「膀胱炎なりかけ」注意報
膀胱炎のほんの始まりのサインか、一時的な体調不良の可能性があります。まだ症状は軽いですが、油断は禁物です。
下記のセルフケアで症状が改善するか、1〜2日様子を見ましょう。しかし、男性/妊娠中、糖尿病・免疫抑制/尿路異常/カテーテル留置などの方は自己判断せずすぐに受診しましょう。
- 水分をたくさん摂る: まずは意識して水分(水やお茶など)を摂り、尿で菌を洗い流しましょう。
- 体を温める: 体を冷やさないように、温かい服装や飲み物を心がけてください。
もし症状が悪化する、または改善しない場合は、次のステップに進んでください。
B. チェックが3〜5個だったあなた:「膀胱炎」の可能性・高
膀胱炎を発症している可能性が非常に高いです。
セルフケアだけで治すのは難しく、原因菌を殺すための抗菌薬(抗生物質)が必要です。放置すると、痛みや頻尿が悪化する可能性があります。
つらい症状が悪化する前に治療を始めるべき段階です。
C. チェックが6個以上だったあなた:「すぐに治療が必要」な膀胱炎
典型的な膀胱炎の症状が複数出ており、炎症がかなり進んでいると考えられます。
我慢していると、腎盂腎炎など重い病気に進行するリスクもあります。
今日・明日中にでも医療機関を受診し、適切な抗菌薬の処方を受けてください。
すぐに病院に行けない場合でも、ウチカラクリニックのオンライン診療なら、スマホ一つで医師の診察を受け、その日のうちに薬局で薬を受け取ることも可能です。

腎盂腎炎(じんうじんえん)のサイン
もし膀胱炎の症状に加えて、以下のうち一つでも当てはまる場合は、細菌が腎臓まで達した「腎盂腎炎」の可能性があります。

- 38度以上の高熱が出ている
- 寒気がして、ガタガタと体が震える
- 背中や腰のあたりに強い痛みがある
- 吐き気や嘔吐がある
腎盂腎炎は入院が必要になることもあるため、これらのサインが見られたら、ただちに医療機関(内科や泌尿器科)を受診してください。
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性行為と膀胱炎に関するFAQ
膀胱炎になる原因は何ですか?
膀胱炎のほとんどは、大腸などにいる大腸菌といった細菌が、尿道から膀胱へ侵入することが直接的な原因です。
その上で、以下のような生活習慣が引き金となり、膀胱内で菌が増殖しやすくなることで発症します。
- 長時間のトイレの我慢
- 水分不足による尿量の減少
- 疲労やストレス、睡眠不足による免疫力の低下
- 体の冷え
- 性行為による細菌の侵入
膀胱炎は何科を受診すればいいですか?

内科、泌尿器科、婦人科のいずれでも大丈夫です。どの科にかかればいいか迷う場合は、かかりつけの病院に相談してみましょう。
市販薬では治せませんか?
市販の漢方薬や鎮痛薬は、膀胱炎のなりかけの対処や一時的に症状を和らげることはできますが、原因である細菌を殺すことはできません。根本的な治療には抗菌薬(抗生物質)が必須ですので、必ず医療機関を受申してください。
【詳しい解説はこちら!】
→【医師監修】膀胱炎に効く市販薬!早く治したいなら処方薬?【排尿痛・残尿感に】
放置した場合、自然に治りますか?
ごく軽い初期症状であれば、体の免疫力で治ることも稀にありますが、悪化して腎盂腎炎(じんうじんえん)という重い病気になるリスクを考えると、抗菌薬でしっかり治しきることが強く推奨されます。

なぜ膀胱炎は癖になる(繰り返す)のですか?
膀胱炎を繰り返す主な理由として、
①処方された抗菌薬を途中でやめてしまい、菌を完全に殺しきれていない
②膀胱炎になりやすい生活習慣(水分不足、冷え、トイレの我慢など)が改善されていない
の2点が挙げられます。何度も繰り返す場合は、一度しっかりと医師に相談し、根本的な原因を探ることが大切です。
尿に血が混じった(血尿)のですが、大丈夫でしょうか?
膀胱炎の炎症が強くなると、膀胱の粘膜から出血して尿に血が混じること(出血性膀胱炎)は珍しくありません。多くの場合、抗菌薬による治療で炎症が治まれば出血も止まります。ただし、血尿は他の病気のサインである可能性もゼロではありません。
「血が出た」ということは、すぐに治療を始めるべきサインだと捉え、速やかに医師に相談してください。
ヒリヒリとした痛みが辛いのですが、市販の痛み止めを飲んでもいいですか?

ロキソニンやイブプロフェンなどの市販の鎮痛薬を服用して、一時的に痛みを和らげることは可能です。
しかし、これはあくまで対症療法であり、原因となっている細菌を殺すことはできません。痛みが治まっても膀胱炎が治ったわけではないため、根本的な治療のためには必ず医療機関を受診し、抗菌薬を処方してもらいましょう。
膀胱炎の治療はウチカラクリニックオンライン診療へ!
膀胱炎は多くの方が経験する身近な病気だからと我慢してしまう人が多いです。「トイレが近い」「少ししみる」といった些細な初期症状は、体からの重要なSOSサイン。このサインを見逃さず、早期に対処することが、つらい症状の悪化を防ぐ一番の鍵となります。
「気のせいかな?」と放置するのではなく、セルフチェックリストでご自身の状態を客観的に把握すること。そして、ご紹介した水分摂取や体を温めるといったセルフケアを、症状が軽いうちから始めてみてください。
「チェックリストに3つ以上当てはまったけど、このくらいで病院に行くのは大げさかも…」
「症状はまだ軽いけど、仕事が忙しくて悪化する前に相談だけしておきたい」
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軽い初期症状だからと我慢して、つらい排尿痛や頻尿に悩まされる必要はありません。あなたのライフスタイルに寄り添いながら、症状が悪化する前に、無理なく始められる治療や対策を専門の医師と一緒に見つけていきましょう。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。