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【医師解説】脳出血の初期症状とは?原因や治療は?【クモ膜下出血】

こんにちは。ウチカラクリニック健康メディア「予防医学大辞典」です。

今回は「脳出血の見逃してはいけない症状」について医師の視点から解説していきます。

皆さんも一度は聞いたことがあるであろう、クモ膜下出血を代表する脳出血の症状は、「頑張れば我慢できてしまう事がある」のが本当に恐ろしいポイントです。

症状があったのに無理に辛抱して病院に来るのが遅れてしまい、マヒなどの後遺症がひどくなったり、最悪の場合命を落としてしまうケースも存在します。

医者から見た、必ず病院に行かなければならない脳出血を疑う症状には実は「あるポイント」が存在します。

もしもの時に後悔しない為にも、脳出血に関する正しい医学知識を身に着けておきましょう。

脳出血・クモ膜下出血とは?

まず、そもそも脳出血やクモ膜下出血とはどういった状態の事をいうのか、ご存じない方も多いかと思うので説明しておきます。

脳出血とは?

脳出血とはその名の通り「脳内で起きる出血」の事です。

・脳をはりめぐらされている血管が何らかの原因で裂ける

・「動脈瘤」と呼ばれる動脈にできたふくらみ、こぶのような部分がもともと存在していて、そこが何かの拍子に破裂したりして血液があふれ出す

こういった現象の事を指します。

脳出血の何が恐ろしいかと言いますと、「出血した血液が脳の神経を圧迫する」事なんです。

圧迫が原因で様々な症状を引き起こし、後遺症として残ってしまう事も珍しくない恐ろしい病気です。

クモ膜下出血とは?

クモ膜下出血は英語の名称の頭文字をとって通称SAH(Sub-Arachnoid Hemorrhage )と呼ぶのですが、広い意味での脳出血に含まれます。

脳は人間にとって死ぬほど大事な場所なので、頭蓋骨の下に三枚の膜(硬膜、くも膜、軟膜)で覆われています。

この真ん中の膜であるくも膜の下で動脈瘤が破裂したりして、くも膜の下で出血が広がっていくのが有名な「クモ膜下出血」なんです。

脳出血の原因・治療は?

脳出血の原因

脳出血には様々な原因があります。

当然加齢で血管が脆くなる事もリスクですが、動脈硬化が進行しているとさらに起こりやすいです。

特に

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病持ちの方

・喫煙者の方

・アルコール摂取量が多い方

に起こりやすい病気です。

脳出血の治療

救急の現場では脳出血らしい症状の人が救急車で搬送されると、治療までの時間が命なので即座に頭のCTを撮影します。

そしてCTで脳出血が見つかると、緊急で治療対応をします。

脳出血の治療としては、まずは出血の勢いを少しでも食い止める為に降圧、すなわち血圧を下げる治療や、脳出血による脳のむくみをとってあげる治療が行われる事があります。

また出血から時間が経っていて、出血量がかなり多い場合は、血腫、すなわち血の塊をとってあげて脳の神経の圧迫を解除してあげなければならないので、頭をあけて血の塊を取り除く緊急手術が行われる場合もあります。

この手術を「開頭血腫除去手術」と呼びます。

脳出血の治療は一分一秒を争うからこそ、医者から見た、脳出血を疑わせるような症状を是非皆さんも知っておいて、自分や身近な人に万が一起きた時に、この症状は危ないんだ、我慢しちゃいけないんだという事を知っておくのは非常に重要です。

脳出血の初期症状とは?

では、脳出血の初期症状について解説していきます。

脳出血の初期症状①半身の動かし辛さ

脳出血は、脳の内部のどのあたりで出血が起きたかによって症状が全然違ってくるんです。

例えば脳の被殻という場所で出血した場合、この被殻は運動神経、すなわち体を動かす神経の通り道なので、この通り道が血腫によってさえぎられ、そのせいで被殻出血の場合は運動神経の伝達ができなくなり半身まひが起こる事があります。

脳出血の初期症状②感覚の感じ辛さ

また視床という場所は主に感覚神経の通り道で、例えば左の視床で出血が起きると、脳は逆側の体に指令を送っているので、右半身の感覚が全然感じなくなったりするんです。

脳出血の初期症状③バランスを取れなくなる

他にも小脳という場所は体のバランスをコントロールしている場所なので、小脳出血が起きると体のバランスがとれなくなり、めまいがしたり、立っていられなくなる事があります。

このように脳出血と一口に言っても、部位によってさまざまな症状を引き起こします。

クモ膜下出血の前兆・症状

ただ、今説明したような脳出血の症状は明らかにおかしいと瞬時にわかる事が多いので、おそらくほとんどの人はすぐに病院に行く事ができるでしょう。

しかし、脳出血は必ずしもこのような異常がわかりやすい症状ばかりではありません。

特にクモ膜下出血の時に起こりやすい症状なのですが、「頭が痛いだけで他の症状が出ない」、こういう事があるんですね。

頭が痛いだけだと、特にもともと偏頭痛持ちの方なんかにとっては区別がつきにくいので病院に行った方がいいのか、いつもの偏頭痛の延長なのかがわかりにくい訳です。

なのでここでこういう頭痛は必ず脳出血を疑って欲しい、注意して欲しいポイントを4つ解説します。

クモ膜下出血の前兆・症状①人生で最も激しい頭痛

まず一つ目が、「人生で最も激しい頭痛」です。

偏頭痛持ちの方だとしても、今まで感じた事のないレベルの痛みであれば一度病院でチェックしてもらった方が良いです。

よく脳出血を経験者の方は、出血の際の頭痛をハンマーで殴られたみたいとか、頭の中で爆発が起きたみたい、といった表現をされます。

今まで経験した事のないレベルで痛いという事は、今まで経験した事のない何かが頭の中で起きている可能性が否定できない訳なので、油断は禁物です。病院に行きましょう。

クモ膜下出血の前兆・症状②突然起こった頭痛

そして2つ目が、「突然起こった頭痛」です。

これは要するに、何時何分とはっきり言えるとか、本当に具体的に起こったタイミングを自覚してる場合ですね。

例えば、

・家でテレビを見ていて自動車保険のCMに入った所、ここでいきなり頭痛が起きた

・朝食を食べていてコーヒーを飲もうとマグカップを持ちあげた瞬間に起きた

このようにはっきり痛みが0から100になる瞬間を記憶している場合です。

例えば脳動脈瘤の破裂にするクモ膜下出血であれば、破裂したその瞬間から症状が起きるので、こういったはっきり突然発症の症状の出方をしやすいんです。

瞬間的な頭痛には警戒心を持って下さい。

クモ膜下出血の前兆・症状③今まで頭痛が起きた事がない人の頭痛

最後、3つ目が、「今まで頭痛が起きた事がない人の頭痛」です。

要するに、偏頭痛持ちでない人の頭痛ですね。

このケースは特に高齢者の人、警戒してください。

ある研究では、65歳以上の人は、今までなかったのにいきなり片頭痛持ちになる確率はなんと0.52%というエビデンスがあります。

要するに、高齢者の方がいきなり偏頭痛持ちになるというのはほとんどない訳です。

また50歳以上の頭痛では偏頭痛の頻度が減るというデータもあり、要するに、高齢者の初の頭痛は脳で何か起きている可能性が十分にあるという事です。

動脈硬化は年齢とともに進行していくので当然と言えば当然なのですが、普段頭痛が無い人はこの話は覚えておいて下さい。

クモ膜下出血の前兆・症状④著明な高血圧を伴う頭痛

そしてこういったケースにもはっきりあてまらず、病院に行くか迷ってしまう場合には、血圧を測りましょう。

脳出血の場合は、発症している時に血圧が上がる事が多いです。

普段と違う頭痛に加えて、上の血圧が160を超えていたりなどかなり血圧が上がっている場合はさらに脳出血の怪しさがアップします。

勿論血圧が上がっている=脳出血という訳ではないですが、なんとなく普段と違う頭痛で血圧が上がっていたら、病院で見てもらっても良いのかなと思います。

脳出血の症状 まとめ

最後に、脳出血の症状についてまとめておきます。

・半身の動かし辛さ

・感覚の感じ辛さ

・バランスが取れない、立てない

・人生で最も激しい頭痛

・突然起こった頭痛

・今まで頭痛が起きた事がない人の頭痛

・著明な高血圧を伴う頭痛

これらの症状には注意してください。

脳出血の原因は生まれた時からの血管の異常などが原因の事もありますが、最も多い原因は高血圧です

血圧が高く、血管の壁に負担がかかる状況が続く事で、動脈硬化が進行し脳出血のリスクが上がります。

高血圧は本当にありふれていて、「みんななってるから大丈夫でしょ!」といった感覚になりがちですが、積もり積もって血管を痛めつける事でとんでもない大病の引き金を引く場合がありますので、絶対に油断しないようにして下さい。

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この記事の監修者

この記事の監修者

ウチカラクリニック
森 勇磨

経歴

内科医/産業医/労働衛生コンサルタント
ウチカラクリニック代表
予防医学ch/医師監修 管理人

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