高血圧の症状とは?頭痛・めまいは危険なサイン?医師が解説!

「健康診断で血圧が高いと言われたけど、自覚症状は何もない…」 「最近、頭痛やめまいがするけど、これって高血圧のせい?」

高血圧について、このような疑問や不安を感じている方は少なくありません。特に、はっきりとした症状がないため、「自分は大丈夫」と自己判断してしまうケースが多く見られます。

しかし、その「症状がない」ことこそが高血圧の最も怖い特徴です。この記事では、高血圧と症状に関する正しい知識、基準となる血圧の数値、そして本当に注意すべき危険なサインについて、医師が解説していきます。

 

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「高血圧」とは?基準値は?

まずは、高血圧の基本から理解しましょう。

高血圧とは

高血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁を押す力(圧力)が、常に基準値よりも高い状態が続く病気です。
血管に常に強い圧力がかかっていると、血管の壁は次第に厚く、硬くなり、もろくなってしまいます動脈硬化)

血圧は「上の血圧」と「下の血圧」で表されます。

  • 上の血圧(収縮期血圧)心臓が収縮して、血液を全身に送り出す時の最も強い圧力。
  • 下の血圧(拡張期血圧)心臓が拡張して、血液を取り込む時の最も弱い圧力。

 

 

高血圧の基準値

高血圧と診断される基準値は、測定場所によって以下のように定められており、上の血圧か下の血圧のどちらか一方でも、この基準値を慢性的に超えている場合に高血圧と診断されます。

病院で測る「診察室血圧」と、家庭で測る「家庭血圧」では基準値が異なるため注意が必要です。(病院では緊張で血圧が上がりやすいため:白衣高血圧)

測定場所収縮期血圧(上の血圧)拡張期血圧(下の血圧)
診察室140mmHg 以上90mmHg 以上
ご家庭135mmHg 以上85mmHg 以上

※日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン」による基準値

一般的に、診察室血圧で140/90mmHg以上、または家庭血圧で135/85mmHg以上の場合に「高血圧」と診断されます。

 

高血圧の症状

高血圧に症状は基本的にはありません

残念ながら、高血圧には「これが初期症状だ」と断言できるような、特徴的な症状はほとんどありません。

高血圧は「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれています。
症状がないからと放置していると、静かに体を蝕み、ある日突然、命に関わる病気を引き起こします。

頭痛や肩こりなどを高血圧の症状だと思われている方もいますが、多くは直接関係ないことがほとんどです。

高血圧の本当の怖さは、症状の有無ではなく、血圧の「数値」そのものにあります。

 

なぜ高血圧は症状がないの?

なぜ、血圧が高い状態が続いても症状が出ないのでしょうか?

それは、血管へのダメージが非常にゆっくりと、静かに進行するためです。

常に高い圧力にさらされた血管は、その力に耐えようとして少しずつ厚く、硬くなっていきます。この動脈硬化が全身で静かに進んでいくため、初期の段階では痛みも不調も感じないんです。

そして、長年かけてダメージが蓄積し、血管が詰まったり、破れたりした時に初めて、脳卒中や心筋梗塞といった恐ろしい合併症として、突然牙をむきます。

症状が出た時には、すでに取り返しのつかない事態になっているケースが少なくありません。

 

 

頭痛・めまい・肩こり・動悸は高血圧の症状?

「血圧が高いと頭が痛くなる」とよく言われますが、これらの症状と高血圧の関係性は少し複雑です。

頭痛・肩こり

一般的な高血圧が、直接これらの原因になることは医学的には稀とされています。

しかし、ストレスや自律神経の乱れが、血圧の上昇と頭痛・肩こりの両方を引き起こしている可能性はあります。ただし、今までに経験したことのないような激しい頭痛は、危険な合併症のサインであるため、すぐに医療機関を受診してください。

 

めまい・ふらつき

これも典型的な症状ではありません。

しかし、動脈硬化によって脳の血流が悪くなっている場合や、血圧の急な変動、あるいは降圧薬の影響で起こることもあります。続く場合は注意が必要です。

 

動悸・息切れ

高血圧によって心臓に負担がかかり、心臓が大きくなる「心肥大」や、不整脈が起きているサインの可能性があります。これらは放置すべきではない症状です。

 

命に関わる合併症の危険な症状

高血圧を放置した結果として現れる、本当に危険なサインを紹介します。
これらの症状は、高血圧そのものの症状ではなく、進行した合併症の症状です。一つでも当てはまれば、緊急を要する可能性があります。

【脳】のサイン:脳卒中など

  • 突然の激しい頭痛、吐き気
  • ろれつが回らない、言葉がうまく出てこない
  • 片方の手足や顔に力が入らない、しびれる
  • 立っていられない、歩けない

【心臓】のサイン:心筋梗塞・狭心症・心不全など

  • 胸の中央が締め付けられるような痛み、圧迫感(痛みは左肩やあごに広がることも)
  • 急な息切れ、安静にしていても呼吸が苦しい
  • 冷や汗を伴う動悸

【腎臓】のサイン:腎不全など

  • 足や顔のむくみがひどい
  • 夜中に何度もトイレに起きる
  • 体がだるい、疲れやすい、食欲がない

【血管】のサイン:大動脈解離など

  • 胸から背中にかけての、突然の引き裂かれるような激痛

 

 

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高血圧の治療

高血圧の治療は、まず「生活習慣の改善」から始めるのが大原則です。
それでも血圧が十分に下がらない場合や、血圧が非常に高い場合、あるいは糖尿病などの他の病気がある場合には、「薬物療法(降圧薬)」が併せて行われます。

生活習慣の改善

薬に頼る前に、まずはご自身の生活を見直すことが最も重要です。

  • 食事療法(減塩)1日の塩分摂取量を6g未満にすることが目標です。ラーメンの汁を飲まない、加工食品を減らすなど、できることから始めましょう。
  • 運動療法ウォーキングなどの有酸素運動を、1日30分程度、できれば毎日続けるのが効果的です。
  • 適正体重の維持肥満は高血圧の大きな原因です。体重を減らすだけで血圧は下がることがあります。
  • 節酒アルコールの飲み過ぎは血圧を上げます。適量を守りましょう。(ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合程度)
  • 禁煙喫煙は動脈硬化を強力に推し進めます。禁煙は必須です。

 

薬物療法(降圧薬)

降圧薬には様々な種類があり、医師が患者さんの年齢や血圧の高さ、合併症の有無などを考慮して、最適な薬を選択します。

カルシウム拮抗薬

アムロジピン

血管を広げて血圧を下げます。日本で最も広く使われている薬の一つです。

【代表的な薬】
アムロジピン(ノルバスク、アムロジン)
ニフェジピンアダラート

ARB / ACE阻害薬

azilva

血管を収縮させるホルモンの働きを抑えることで血圧を下げます。臓器を保護する作用も期待されます。

【代表的な薬】
アジルサルタン(アジルバ)
オルメサルタンオルメテック

利尿薬

フロセミド

体内の余分な塩分と水分を尿として排出し、血液量を減らすことで血圧を下げます。

【代表的な薬】
フロセミドラシックス
トリクロルメチアジド(フルイトラン)

β遮断薬(ベータしゃだんやく)

メインテート

心臓の働きを少し休ませて、心臓から送り出される血液の量を減らすことで血圧を下げます。脈が速い方や、狭心症を合併している方などにも使われます。

【代表的な薬】
ビソプロロールメインテート
アテノロールテノーミン

 

「一度薬を飲み始めると、一生やめられないのでは?」と心配される方もいますが、生活習慣の改善によって血圧が安定すれば、薬の量を減らしたり、中止したりすることも可能です。

自己判断で薬をやめず、必ず医師に相談しましょう。

 

高血圧は何科へ?受診の目安

血圧が高いと指摘されたら、放置せずに医療機関を受診しましょう。

受診すべきタイミング

□ 会社の健康診断などで、血圧が高いと指摘された。
□ 家庭で血圧を測り、基準値(135/85mmHg以上)を継続して超えている。
□ 合併症の危険な症状が少しでも見られた。※この場合はためらわずに救急車を

 

何科を受診する?

まずはかかりつけの「内科」で相談するのが一般的です。

より専門的な診断や治療が必要な場合は「循環器内科」「腎臓内科」「内分泌内科」などを紹介されることもあります。

 

 

よくある質問

血圧はいつ測るのが一番正確ですか?

朝と夜の2回、決まった時間に測るのが推奨されています。
朝は起床後1時間以内で、食事や薬を飲む前。夜は就寝前に、リラックスした状態で測りましょう。毎日の記録が大切です。

上の血圧と下の血圧、どちらが重要ですか?

どちらも重要です。
以前は上の血圧が重視されていましたが、現在はどちらか一方でも基準値を超えていれば高血圧と診断されます。

急に血圧が上がってしまった時、どうすればいいですか?

慌てず、まずは楽な姿勢で座り、深呼吸をして安静にしましょう。多くは一時的なもので落ち着きます。
しかし、激しい頭痛や胸の痛みなど、危険な症状を伴う場合は、すぐに医療機関に連絡してください。

 

高血圧の治療はウチカラクリニックオンライン診療へ!

この記事で解説した通り、高血圧の本当の怖さは、自覚症状がほとんどないまま静かに進行し、ある日突然、命に関わる病気を引き起こす点にあります。
頭痛や肩こりといった症状で判断するのではなく、定期的な血圧測定でご自身の血圧の「数値」を正しく把握すること。そして、ご紹介した食生活の改善や運動など、できることから始めてみてください。

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症状がないからと放置して、将来の健康をリスクに晒す必要はありません。あなたのライフスタイルに寄り添いながら、無理なく続けられる治療法を専門の医師と一緒に見つけていきましょう。

 

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。

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