「血圧なんて誰が測っても一緒!」こう思ってませんか?
それ、大間違いです。
血圧を測る事は簡単そうに見えますが、誤った測り方をして、本来の自分の血圧を測れていない人が意外と多いです。
中高年にとって最も身近な病気である高血圧、放っておくと動脈硬化が進行し脳梗塞や心筋梗塞に繋がりかねない「時限爆弾」ともいえる高血圧を正確に評価する事は非常に重要です。
血圧を測るという行為は少し面倒ですが、最も手っ取り早く自分の健康を意識するきっかけになる行為です。
少なくとも1カ月に1回はおうちで測って血圧をチェックしましょう。
そんな血圧について、結局高血圧の基準ってなんなのか、
いくつから気を付けた方が良いのか。
そして血圧の正しい測り方について徹底解説していきます。

目次
高血圧の基準とは?
高血圧っていうけど、結局基準はどのくらいなの?
どれくらい高いと問題なの?
こういった疑問をお持ちの方は結構多いでしょう。
日本での基準について説明します。
日本では、高血圧の基準は、病院で測った時に、上の血圧(収縮期血圧)が140以上、下(拡張期血圧)が90以上、
またおうちで測った血圧(家庭血圧)では上が135以上、下が85以上、が基準です。

後程詳しく説明しますが、要するに病院で測る方が血圧が上がりやすい人が多いので、こんな基準になっています。
ちなみに上の血圧と下の血圧、どっちを見たらよいか疑問があると思いますが、基本的にはどっちも重要です。どっちも高くない方が良いです。
ただ下の血圧より上の血圧を下げた方が心臓病のリスクを下げる効果が大きかったというエビデンスもありますし、まあ一般的には上の血圧に注目しておけば良いでしょう。
実はアメリカでは、2017年にアメリカの心臓協会で、AHA2017という高血圧の基準が定められました。
生活習慣病も関係するので一概には言えませんが、この基準を本当に簡単に説明すると、
上の血圧が140以上のひと、病気のリスクが上がるのでお薬を飲んで血圧を下げた方が良いです。
130以上の人、高血圧です。
食事や運動で血圧を下げたいです。
120以上の人、高血圧とは言いませんが、血圧が高めです。
できれば生活習慣を調整して下げていきたいです。

最も大きなポイントとしては、高血圧の基準が140以上から130以上に変更された事です。
この基準になった理由としては、2015年にアメリカやプエルトリコで約1万人を対象に行われた「SPRINT試験」という研究で、上の血圧が120未満だった人の方が死亡率や心臓病が起きる確率が低かった、というデータが発表されたり、
2016年に医学雑誌ランセットで発表された、約61万人ものデータを対象に行われた分析で、上の血圧が130未満だと心不全、腎不全、脳卒中などのリスクが下がるという結果が出たりした為です。
データを整理した上で、130越えてると病気のリスクが上がるから高血圧って考えた方が良い、このようにアメリカの心臓協会が設定しました。

血圧がこの値以上だと健康に良くない、という事がデータとして蓄積し、昔よりはっきりとしたデータになってきたということになります。
今後新たなデータで日本の基準も変わるかもしれません。
でもそんなに過度に気にしなくても大丈夫です。
ネガティブに捉える必要はなく「より人間が健康になるためのデータが揃ってきているんだ」ということです。
理想の数値を目指して、食事、運動で血圧を下げていく、それでも血圧がなかなかに高い状態が続いて、動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなってしまう、そんな場合は薬を飲んでおいた方が、大病のリスクを下げられます。
必要な時はお薬に頼るのも大事ですし、できるなら生活の工夫で血圧を下げていきましょう。
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血圧測定タイミングとは?
正しい血圧の測り方について説明していきます。
まず、血圧を測るタイミング、これを間違えてしまう人が結構多いです。
タイミングを間違えると、本来の値より血圧が低くなってしまう場合があります。
例えばお風呂に入った後です。
正直言ってあまりお風呂上りに血圧を測っても参考にはなりません。
お風呂に入ると血管が拡張してしまい、血管の抵抗が弱くなり、本来の値より血圧が下がってしまう事があるんですね。
また高齢者の人の場合は逆に普段より上がってしまう場合もあるというデータもあり、
風呂上りの血圧はあてになりません。
また、測定するタイミングによって普通より血圧が高くなってしまう場合もあります。
それが「病院」で測定した場合ですね。
病院は白衣姿の威厳のある医者から、何か病気を宣告されるのではないか…といった不安にさせる要素がたくさんある非日常空間です。
これは白衣の医者を目の前にした時だけ血圧が上がってしまうので「白衣高血圧」こういう医学用語があるくらい病院ではありふれたものです。
病院で測ってもらった方が正確な気がする人もいるかもしれませんが、機械や測り方に特別な方法がある訳ではありません。

白衣高血圧自体も、それがあると普通の高血圧に移行するリスクが上がるというデータもあり、全く参考にならない訳ではありませんが、やはり病院で測る事の余分な影響は否めません。
他にもたばこを吸った後や運動した後は血圧が上がりやすくなりますし、お酒を飲んだ後は血圧が下がるとされており、落ち着いた状況で測る事も重要です。
血圧はおうちで測るのが重要なんです。
高血圧を恐れる一番の理由としては、銭湯や病院で一時的に血圧が上がったり、下がったりしている事ではなく、普段の生活の中で血圧が慢性的に高い事で血管にダメージが蓄積していく事なので、一番自分の「日常」の血圧を反映するおうちでの血圧を確認するのが一番大事です。
だからこそ「いつも病院で測ってるから別に家では大丈夫でしょ~」ではなく、
血圧計は一家に一台置いておき、家での血圧を確認しておく事がとっても重要です。

この家で測定した血圧を医学用語で「家庭血圧」と呼びます。
血圧の正しい測り方とは?
地べたにすわって机やこたつの上に血圧計を置いて測定する人もいると思います。
これ残念ながら不正解です。
血圧はちゃんと背もたれのある椅子に座って測定しないと数値が変わってしまう事もあります。
できればかかともしっかり床につけて、足も組まずにきれいに座って行いましょう。
時間に余裕があればその状態で1-2分待って、リラックスした状態で行うと良いとされています。
手を置く位置も重要です。心臓と同じ高さで測定しましょう。
血液は心臓が押し出す事で全身をめぐっています。
出発地点の心臓から見たら、測る高さが心臓より上になったら上り坂、下になったら下り坂で、血液の勢いも血圧も変わってきてしまいます。
測る時は机の上に手をじっと置いておいて、だいたい地面に対して心臓と並行になるようにしましょう。
肘を曲げるのもよくないので、肘をのばした状態で測定するようにしましょう。
服の上からはかると正確な数値が出ないので、地肌に血圧計のカフを巻くようにしましょう。
また測るタイミングとしては、朝起きたあとや寝る前の落ち着いた時間帯がおススメとされています。
寒い所で測ると高く出てしまうので、適温の環境ではかりましょう。
- 背もたれのある椅子
- かかとをしっかり床につける
- 足を組まずきれいに座る
- 1~2分待って、深呼吸しリラックスする
- 手を肘を曲げずに心臓と同じ高さにする
- 地肌に血圧計のカフを巻く
- 適温の環境にする
- 朝起きた後や寝る前に測る

高血圧の診断については、朝と夜の血圧を1日2回測って、血圧手帳に2週間程度まとめたものの平均値で判断する事が多いです。
この平均の数値を下げていけるようにしましょう。

そして血圧計は使用期間にもよりますが、だいたいどこのメーカーも5年が血圧計の寿命、と言われているので、できるだけ5年おきくらいで交換するようにしましょう。
ちなみに、血圧計のメーカーは特にどれが良いという事はありませんが、日本高血圧学会からは手首に巻くタイプのものより腕に巻くタイプの方が数値にぶれがなく正確に測定できるとされています。
このように、正確な血圧を測ろうと思うと結構準備が必要で、しっかり条件を整えなければいけません。
まとめ
高血圧は、脳血管疾患や心臓病などのリスクを高めるとても怖い病気です。
早めに生活習慣の見直しや内服で治療していくことが大切なので、「大丈夫かな?」と感じたら、決して一人で悩まず、放置しないでください。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。













