それは「コロナ後遺症(ロングコビット)」と呼ばれる状態かもしれません。コロナ後遺症は、感染時の症状の重さに関わらず、誰にでも起こりうるものです。
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強い倦怠感や疲労感に
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

「元気の素」である”気”を補う代表的な漢方薬です。胃腸の働きを高めて栄養の吸収を助け、体の中からエネルギーを作り出すことで、病後の著しい体力低下や疲労感を改善します。
【詳しい解説はこちら】
→補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
頭痛や関節痛・筋肉痛に
アセトアミノフェン(カロナール)

脳の体温調節中枢や痛みを伝える神経に穏やかに作用する解熱鎮痛薬です。胃腸への負担が比較的少なく、幅広い年代の方に使いやすいため、まず最初に選択されることが多いです。
【詳しい解説はこちら】
→アセトアミノフェン
→カロナール
ロキソプロフェン(ロキソニン)

痛みの原因となる物質(プロスタグランジン)の生成を抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。炎症を伴うような関節痛や筋肉痛に対して、アセトアミノフェンより強い鎮痛効果が期待できます。
【詳しい解説はこちら】
→ロキソプロフェン
→ロキソニン
リリカ(プレガバリン)

過剰に興奮した痛みを感じる神経を落ち着かせる作用があります。ウイルス感染後に起こることがある、ジンジン・ピリピリとした神経障害性の痛みに対して使われることがあります。
【詳しい解説はこちら】
→リリカ
→プレガバリン
思考力の低下(ブレインフォグ)やめまいなどに
メリスロン(ベタヒスチンメシル酸塩)

内耳の血流を増やすことで、めまいの症状を和らげる目的で処方されます。メニエール病などにも使われる、めまいの治療では一般的なお薬です。
【詳しい解説はこちら】
→メリスロン
人参養栄湯(にんじんようえいとう)

気力と栄養(血)の両方を補い、心身の回復を助ける漢方薬です。疲労感や食欲不振、貧血、不眠などを伴う思考力低下(ブレ-ンフォグ)の改善が期待されます。
【詳しい解説はこちら】
→人参養栄湯(にんじんようえいとう)
自宅でできるセルフケア
焦らず、自分のペースで回復を目指すことが何よりも大切です。
最も重要なのは「無理をしない(ペーシング)」こと

「少し調子が良いから」と普段通りに活動すると、翌日以降に動けないほどの強い倦怠感(クラッシュ)に襲われることがあります。
1日の活動を予め計画し、何事も「疲れる一歩手前」でやめてこまめに休憩を挟む、「活動八分目」の意識が回復への一番の近道です。
質の良い睡眠を心がける
後遺症からの回復には、質の良い睡眠で体をしっかり休ませることが不可欠です。
毎日なるべく同じ時間に就寝・起床して生活リズムを整え、寝る前のスマートフォンやカフェインを控えることで、脳と体を回復モードに切り替えやすくしましょう。

栄養バランスの取れた食事

体の細胞が修復されるためには、その材料となる栄養素が必要です。
特に、筋肉や免疫細胞の素となるタンパク質(肉、魚、大豆製品)、体の調子を整えるビタミンやミネラル(野菜、果物)をバランス良く摂り、回復を内側からサポートしましょう。
ストレスを溜めない工夫
先の見えない症状は大きなストレスとなり、自律神経の乱れを招いて回復を妨げることがあります。
ゆったりとした深呼吸や軽いストレッチ、負担にならない程度の趣味(音楽鑑賞や読書など)の時間を作り、意識的に心と体をリラックスさせましょう。

コロナ後遺症のよくある質問
コロナ後遺症について、よくあるご質問にお答えします。
ご自身の状況と照らし合わせて、解決のヒントを見つけてください。
子供もコロナ後遺症になりますか?
はい、お子さんにも後遺症が見られることがあります。大人の症状とは少し異なる場合もあるため、感染後に元気がない、集中力がない、頭痛を訴えるなどの変化があれば、かかりつけの小児科に相談してください。
受診や治療にかかる費用はどのくらいですか?
コロナ後遺症の診察や検査、処方されるお薬は、基本的に保険が適用されます。そのため、窓口での自己負担はかかった費用の1割〜3割となり、2-3,000円程度です。
ただし、検査内容や治療法によっては保険適用外となる場合もありますので、詳細は受診する医療機関にご確認ください。

ワクチンを接種していると、後遺症になりにくいですか?

研究により、ワクチン接種は新型コロナウイルスの発症や重症化を防ぐだけでなく、後遺症のリスクを低減させる効果があることが示唆されています。
仕事に復帰する際の注意点はありますか?
焦って以前と同じように働こうとすると、症状が悪化してしまうことがあります。
可能であれば、時短勤務や在宅勤務などを活用し、少しずつ体を慣らしていく「段階的な復帰」が望ましいです。産業医や上司に相談し、無理のない勤務形態を検討しましょう。

職場や家族など、周りの人はどう接すればいいですか?
コロナ後遺症のつらさは、外見からは分かりにくいものです。「怠けている」などと誤解せず、症状に波があることを理解し、本人のペースを尊重してあげることが大切です。
具体的なサポート(家事の分担、仕事の調整など)について、本人と話し合うことも助けになります。
味覚障害で食欲が出ないのですが、どうすればいいですか?
まずは耳鼻咽喉科などで専門的な診察を受けることをお勧めします。ご自宅では、
- 温度(温かい・冷たい)や食感(サクサク・つるつる)を楽しむ
- 出汁の旨味やハーブ、香辛料、酸味などを活用して風味を補う
- 栄養補助食品やプロテイン飲料で栄養を確保する
といった工夫を試してみてください。
疲れやすくて日常生活も困難です。何か対策はありますか?
コロナ後遺症で最も多く、つらい症状が倦怠感です。対策の基本は「無理をしない(ペーシング)」に尽きます。
「少し調子が良いから」と頑張りすぎず、家事や仕事は細かく分け、こまめに休息を挟むようにしましょう。ご家族や職場に状況を伝え、理解と協力を得ることも非常に重要です。

コロナ後遺症はオンライン診療でも診察できますか?
はい、オンライン診療が可能です。特に、倦怠感が強く外出が困難な方にとっては、自宅から専門医の診察を受けられるメリットは大きいです。かかりつけ医に相談したり、オンライン診療に対応している後遺症外来を探したりしてみましょう。
コロナ後遺症はウチカラクリニックに相談を
コロナ後遺症からの回復には、「無理をしない(ペーシング)」といったセルフケアが何よりも基本となります。しかし、咳や倦怠感、ブレインフォグなどのつらい症状が続く場合には、症状を和らげるためのお薬や専門的なリハビリが大きな助けになります。
「療養期間は終わったのに、いつまでこの不調が続くんだろう…」
「体がだるくて病院に行くのもつらいけど、専門の先生に相談したい」
そんなときは、通院の手間なく専門医に相談できるウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
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通院の時間や手間をかけずに、ご自身の症状に合った薬の処方や、今後の治療方針について専門医に相談することが可能です。一人で悩まず、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。