「背中やデコルテに、赤いブツブツができて治らない…」
「ニキビケアをしているのに、一向に良くならないどころか、かゆみも出てきた…」
「夏になると、特に症状がひどくなる気がする…」
そんなお悩み、ありませんか?その症状、一般的なニキビではなく、マラセチア毛包炎(もうほうえん)という皮膚の病気かもしれません。
マラセチア毛包炎は、ニキビの原因である「アクネ菌」とは違い、「マラセチア」というカビ(真菌)の一種が原因で起こります。そのため、ニキビの治療薬を使っても効果がなく、むしろ悪化させてしまうことさえあります。
この記事では、医師が、マラセチア毛包炎の正体から、ニキビとの決定的な見分け方、そして効果的な治療法と再発させないためのセルフケアまで、詳しく解説します。
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マラセチア毛包炎とは?
マラセチア毛包炎とは

マラセチア毛包炎は、誰の皮膚にも普段から存在している「マラセチア菌」というカビ(真菌)の一種が、毛穴(毛包)の中で異常に増殖し、炎症を起こした状態です。
原因はカビですが、水虫などとは異なり、通常は他人からうつる、あるいは他人にうつすといった感染症ではありません。
(稀に共有カミソリに使用で例外的に起こる場合もあります。)
マラセチア毛包炎の症状
マラセチア毛包炎の症状には、ニキビとは異なるいくつかの特徴があります。
かゆみ
多くのケースでかゆみを伴います。チクチクとした軽いかゆみから、強いかゆみまで様々です。
見た目
赤みを帯びた、均一な大きさ(1〜3mm程度)のブツブツが広範囲に多発します。ニキビのように芯(コメド)を持ったり、大きく膿んだりすることは稀です。
場所
皮脂腺が多く、汗で蒸れやすい背中、胸(デコルテ)、肩、二の腕によく見られます。時に、おでこやフェイスラインなど顔にできることもあります。

マラセチア毛包炎とニキビの違い
正しい治療のためには、この2つを見分けることが何よりも重要です。
項目 | マラセチア毛包炎 | ニキビ(尋常性ざ瘡) |
---|---|---|
原因菌 | マラセチア菌(カビ・真菌) | アクネ菌(細菌) |
かゆみ | あることが多い | ほとんどない |
見た目 | 均一な大きさの赤いブツブツ | 大きさも色も様々(白、黒、赤、膿) |
芯(コメド) | ない | ある |
主な治療薬 | 抗真菌薬 | 抗菌薬(抗生物質)、外用レチノイド等 |
ニキビ治療で使われる抗菌薬(抗生物質)は、細菌には効きますがカビには全く効果がありません。
むしろ、皮膚の菌バランスを崩し、マラセチア菌を増やす原因にもなりかねないため、自己判断での治療は危険です。
マラセチア毛包炎の原因
普段は肌にいるだけのマラセチア菌は、以下の要因が重なることで異常に増殖し、毛包炎を引き起こします。
高温多湿な環境

マラセチア菌は、汗や皮脂、湿気が大好きです。汗をかく夏場や、湿度の高い梅雨の時期、運動後などに症状が悪化しやすくなります。
不適切なスキンケア

油分の多い保湿クリームやボディオイル、日焼け止めなどは、マラセチア菌のエサとなり、増殖を促してしまいます。
免疫力の低下

ストレス、疲労、睡眠不足などで体の免疫力が低下すると、菌の活動を抑える力が弱まり、症状が出やすくなります。
抗菌薬(抗生物質)の長期使用

他の病気の治療などで抗菌薬を長期間服用すると、皮膚の常在菌のバランスが崩れ、細菌が減った隙にカビであるマラセチア菌が優位になり、増殖することがあります。

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マラセチア毛包炎は何科を受診?市販薬は?
何科を受診すればいい?

治らない背中や胸のブツブツに悩んだら、まずは皮膚科を受診してください。
ニキビとの正確な鑑別診断には、専門医の診察が不可欠です。
市販薬で対処できる?
軽症の場合や、再発予防として、市販薬を活用することも選択肢の一つです。
ただし、使用する際は必ず「抗真菌成分」が配合されているものを選んでください。
市販薬を選ぶ際は、「ミコナゾール硝酸塩」や「クロトリマゾール」といった抗真菌成分が含まれているかを確認しましょう。これらは、水虫やカンジダ症の治療薬として販売されていることが多いです。
ニキビ用の市販薬(殺菌成分や抗炎症成分のみ)は効果がないため注意が必要です。
市販薬の選び方はこちらの記事をチェック!
→マラセチア毛包炎に市販薬はある?医師が徹底解説!
マラセチア毛包炎の治し方【処方薬】
マラセチア毛包炎の治療は、原因であるマラセチア菌の増殖を抑える「抗真菌薬」の使用が基本となります。皮膚科では、症状の範囲や重症度に応じて、塗り薬と飲み薬を適切に使い分けます。
塗り薬(外用薬)
症状が限定的な場合や、軽症〜中等症では、まず塗り薬による治療が行われます。
毛穴の中に潜むマラセチア菌に直接作用させ、殺菌または増殖を抑制します。
ケトコナゾール(ニゾラールクリーム/ローション)

マラセチア菌に対して高い効果を示す、最も代表的な治療薬です。
クリームタイプと、背中など広範囲に塗りやすいローションタイプがあり、症状の場所によって使い分けられます。
【詳しい解説はこちら】
→ケトコナゾール(ニゾラールクリーム)
ミコナゾール硝酸塩(フロリードDクリーム)

カンジダ症など、他の真菌感染症にも広く使われるお薬です。
皮膚への刺激が比較的少なく、マイルドに作用します。
【詳しい解説はこちら】
→ミコナゾール硝酸塩(フロリードDクリーム)
再発する場合も多いので、治った後もしばらくは週1-2回の使用がオススメです。
飲み薬(内服薬)
塗り薬だけでは改善が難しい場合や、背中全体など症状が広範囲に及ぶ場合には、体の中から菌の増殖を抑える飲み薬が処方されます。
飲み薬は、塗り薬よりも高い効果が期待できる一方、まれに肝臓への負担などの副作用が起こる可能性があるため、必ず医師の指示通りに定められた期間、服用することが大切です。
イトラコナゾール(イトリゾール)

皮脂の多い部分に薬剤が移行しやすいため、毛穴の奥にいるマラセチア菌に高い効果を発揮します。マラセチア毛包炎の飲み薬として最も標準的に使われるお薬の一つです。
【詳しい解説はこちら】
→イトラコナゾール(イトリゾール)
フルコナゾール(ジフルカン)

体への吸収が良く、全身に行き渡りやすいという特徴があります。他の真菌症にも広く使われ、効果が期待できるお薬です。
【詳しい解説はこちら】
→フルコナゾール(ジフルカン)
マラセチア毛包炎の予防とセルフケア
マラセチア毛包炎は、一度治っても再発しやすいのが特徴です。日頃のケアで、マラセチア菌が増えにくい清潔な肌環境を保ちましょう。
清潔を保つ

汗をかいたら放置せず、すぐにシャワーを浴びるか、濡れたタオルで優しく拭き取りましょう。
パジャマやシーツ、タオルもこまめに交換し、清潔に保つことが大切です。
適切なスキンケア
抗真菌成分(ミコナゾール硝酸塩など)が配合された石鹸やボディソープ、シャンプーの使用が予防に効果的です。
また、体の保湿には、油分の少ない「オイルフリー」と表示されたローションやジェルタイプの保湿剤を選びましょう。

生活習慣の見直し

十分な睡眠時間を確保し、ストレスを溜めないように心がけましょう。
また、脂質や糖質の多い食事は皮脂の分泌を増やすため、バランスの良い食生活を送ることも予防につながります。
マラセチア毛包炎のよくある質問
汗疱に関して、多くの方が抱く疑問についてお答えします。
ご自身の状況と照らし合わせて、解決のヒントを見つけてください。
どれくらいの期間で治りますか?
適切な治療を行えば、通常2週間〜1ヶ月程度で症状の改善が見られます。ただし、マラセチア菌が増えやすい環境(高温多湿など)が続くと再発しやすいため、日頃の予防ケアが非常に重要です。
顔にもできますか?

はい、できます。特におでこや髪の生え際、フェイスラインなど、皮脂の分泌が多い場所にニキビと混在して見られることがあります。
ブツブツを潰してもいいですか?
いいえ、絶対に潰さないでください。ニキビのように芯が出ることはなく、無理に潰すと皮膚を傷つけ、細菌感染を起こしたり、色素沈着(シミ)の原因になったりします。
受診や治療にかかる費用はどのくらいですか?
マラセチア毛包炎の治療は、公的医療保険が適用されます。
3割負担の場合、初診で診察を受け、塗り薬が1〜2種類処方された場合、診察料と薬局でのお薬代を合わせて2,000円~3,500円程度が一般的な目安です。(飲み薬が処方される場合は、もう少し高くなります)

汗疱は子供にもできますか?
はい、お子さんにもできます。特に、新陳代謝が活発で汗をかきやすい思春期のお子さんによく見られます。あせも(汗疹)やアトピー性皮膚炎など、他の皮膚トラブルと見分けがつきにくい場合もあるため、治りにくいブツブツがあれば、小児科または皮膚科に相談することをお勧めします。
放置してもいい?自然に治りますか?
軽症の場合、汗をかかない季節になると自然に症状が軽快することもあります。しかし、かゆみを伴うブツブツを放置すると、掻き壊して二次感染を起こしたり、色素沈着が残ったりする可能性があります。
何よりニキビと見分けがつかないため、一度は皮膚科を受診して、正しい診断を受けることを強くお勧めします。
マラセチア毛包炎になりやすい人の特徴はありますか?
以下のような方は、マラセチア菌が増殖しやすく、発症しやすい傾向があります。
- 汗をかきやすい、皮脂の分泌が多い体質の方(特に若い男性)
- 高温多湿な環境で過ごすことが多い方
- 油分の多いスキンケア製品を好んで使う方
- ストレスや疲労で免疫力が低下している方
汗疱はオンライン診療でも診察できますか?

はい、可能です。マラセチア毛包炎は、患部の見た目や症状の問診が診断の重要な手がかりとなるため、オンライン診療にも適しています。
仕事などで忙しく、なかなか皮膚科に行けない方でも、自宅から専門医の診察を受け、処方箋を発行してもらうことができます。
汗疱が気になる場合はウチカラクリニックに相談を!
マラセチア毛包炎の治療は、原因であるマラセチア菌(カビ)に直接作用する抗真菌薬が基本となり、ニキビケアでは治らなかった、しつこいブツブツやかゆみを効果的に改善します。
皮膚科医による正しい診断のもとで適切な薬を使えば、症状を速やかに鎮めることが可能です。ただし、自己判断でニキビ薬を使い続けると悪化する恐れがあるため、ニキビとの鑑別が何よりも大切です。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。