「朝、どうしても体が動かない…」 「仕事に行っても集中できず、ミスばかりしてしまう…」 「休みたいけど、周りに『ずるい』と思われたらどうしよう…」
仕事に関するこんなお悩み、一人で抱え込んでいませんか? もしかしたら、それは単なる気分の落ち込みではなく、「うつ病」のサインかもしれません。
この記事では、うつ病と仕事に関する悩み、特に「休職」や「退職」を考えたときの不安や疑問について、医師が分かりやすく解説します。お金の制度や、今後の働き方についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
「うつ病」とは?
うつ病セルフチェック (PHQ-9)
過去2週間のあなたの状態について、
最も当てはまるものを選んでください。
Q1.物事にほとんど興味がない、または楽しめない
Q2.気分が落ち込む、憂うつだ、または絶望的だ
Q3.寝つきが悪い、途中で目が覚める、または逆に寝すぎる
Q4.疲れた感じがする、または気力がない
Q5.あまり食欲がない、または食べすぎる
Q6.自分はダメだ、または家族や自分自身を失望させている、と感じる
Q7.新聞を読む、テレビを見るなど、物事に集中するのが難しい
Q8.他人が気づくほど、そわそわしたりイライラする。または逆に、動きや話し方が遅くなる
Q9.死んだほうがましだ、または自分を何らかの方法で傷つけたい、と思う
Q10.もし上記のいずれかの問題があった場合、それらの問題によって、仕事や家事、または他者との関わり合いにどれくらい困難を感じましたか?
<このチェックについて>
- このセルフチェックは、うつ病の可能性に気づくための目安であり、医学的な診断に代わるものではありません。
- PHQ-9は、うつ病の重症度を評価するために医療現場で広く用いられている質問票です。
- 質問9(「死にたい」「自分を傷つけたい」)で「まったくない」以外を選んだ方は、合計点に関わらず、できるだけ早く専門の医療機関(精神科、心療内科)や相談窓口にご相談ください。
- 結果が「軽度」以上の場合や、点数が低くても生活上の困難(質問10)を感じている場合は、専門家への相談をご検討ください。
うつ病は、「心の風邪」と例えられることもありますが、実際はもっと深刻で、脳のエネルギーが欠乏してしまう病気です。
気分が落ち込むだけでなく、意欲や集中力の低下、眠れない、食欲がない、体がだるいといった、心と体の両方に様々な症状が現れます。
決して「気持ちの問題」や「甘え」ではなく、誰にでも起こりうる病気であり、治療には十分な休養と専門的なサポートが必要です。
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一人で抱え込まず、まずはあなたの今の気持ちや状況を、私たちにお聞かせください。専門医が、あなたに合った解決策を一緒に考えます。

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よくあるご質問(FAQ)
Q. うつ病で休職するのは「ずるい」「甘え」なのでしょうか?
決してそんなことはありません。うつ病は脳のエネルギーが不足する病気であり、休養は回復のために不可欠な「治療」です。自分を責める必要は全くありません。
Q. うつ病でも生命保険はおりますか?
ご加入の保険契約によります。入院給付金や就業不能保険など、支払い対象となる可能性がありますので、まずは保険会社にご自身の契約内容を確認してみてください。
Q. 退職後の末路が不安です。生活していけるでしょうか?
すぐに働けない状況でも、傷病手当金(退職後も継続給付の条件あり)や失業保険、自立支援医療、生活保護など、あなたを支えるための様々な公的制度があります。一人で悩まず、まずは専門家や公的機関に相談しましょう。
Q. 休職にはどんなデメリットがありますか?
デメリットとしては、収入の減少や、キャリアが一時的にストップすること、復職への不安などが挙げられます。しかし、無理して働き続けて症状を悪化させることに比べれば、一時的な休養は長期的に見て大きなメリットになります。
Q. 部下をうつ病にしてしまったかもしれません。上司としての責任はどうなりますか?
上司・会社には、部下が心身ともに健康に働けるよう配慮する「安全配慮義務」があります。もし長時間労働やハラスメントなどが原因と認められた場合、会社の責任が問われる可能性があります。
何より大切なのは、今後の対応です。 ご本人が安心して治療に専念できるよう、業務量の調整など職場環境の改善に取り組みましょう。人事部門や産業医といった専門家と連携することも重要です。
まとめ
うつ病と仕事の問題は、非常に根深く、一人で解決するのは困難です。
- うつ病での休職は「ずるい」ことではなく、必要な「治療」です。
- 仕事に行ける状態でも、無理は禁物。早めの相談が大切です。
- 傷病手当金や失業保険など、生活を支える公的制度があります。
- 復職や転職は焦らず、自分のペースで進めましょう。
もしあなたが今、仕事のことで深く悩み、どうしていいか分からなくなっているのなら、それは専門家の助けが必要なサインです。
ウチカラクリニックのオンライン診療は、そんなあなたのための身近な相談窓口です。あなたの心と体の健康を取り戻すための一歩を、私たちが全力でサポートします。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。













