【毎日抗生物質を飲んだら、とんでもないことになる!?】
「なんとなく体調悪いから家にある抗生物質飲んじゃお~」
あなたはこんな事してませんか?
抗生物質を飲んだ後、体の中で何が起きているのかあなたはご存じでしょうか?
意外に知られていない抗生物質の仕組み、人間への影響や害も含めて徹底解説していこうと思います。

抗生物質とは?
以外に結構知らない人が多いのですが、抗生物質は「細菌」を退治するために作られた薬です。
例えば風邪の80-90%の原因は細菌ではなくウイルス。
コロナもウイルスですが、このウイルスが原因な場合は抗生物質は全く効きません。
医者の間では「抗菌薬」と呼ぶ事が多いです。
抗生物質の始まりは、1929年のイギリスに遡ります。
当時細菌の研究をしていたフレミング博士が、ふと細菌を培養している培地を見ると青カビが生えていることに気が付きました。
そして、よく見てみると青カビの生えている所には細菌が育っていないことを発見しました。
これは何らかの関係があるのではないかと、カビの成分を調べた所、青カビの作るペニシリンという物質が、ブドウ球菌という細菌の成長を抑えることが発見され、のちの世界初の抗生物質である「ペニシリン」誕生のきっかけになりました。
当時は兵士が戦闘中の傷からばい菌がはいり、非常に多くの兵士が感染症で命を落としていましたが、このペニシリンの出現により状況は一変しました。
ペニシリンの発見以降、抗生物質の開発はどんどん進み、昔は不治の病と呼ばれていた結核もストレイプトマイシンと呼ばれる抗生物質により治る病気になり、現在では流行は激減しています。

このような抗生物質の歴史をみてわかるように、抗生物質は人類の素晴らしい発明品であることにい疑いの余地はありません。
しかし、抗生物質が世の中に普及し、皆さんに知れ渡ってから、いくつかの問題点が浮き彫りになってきています。
常在菌
人間の体は、細菌たちのおうちでもあります。
皮膚の表面、口のなか、腸の中など、様々な所に細菌たちが生息しています。
そして体の中には、ヒトに良い作用をもたらしてくれる菌も住んでいます。
代表的なものが「腸内細菌」です。

腸内細菌の代表格であるビフィズス菌や、乳酸菌は「善玉菌」とも呼ばれ、腸の調子を整えてくれる作用があるとされています。
しかし、抗生物質を闇雲に飲んでしまうと、抗生物質は良い菌と悪い菌の見境がつかないため、これらの善玉菌も倒してしまいます。
そうすると、腸を守ってくれる人がいなくなり下痢になります。
勿論本当に必要な病気の時はよいですが、ただ単に体調が悪いなどの理由で抗生物質を飲んでしまう癖がある人は本当に改めた方が良いでしょう。
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耐性菌
抗生物質を闇雲に飲んでは絶対にいけない最大の理由が「耐性菌」の問題なんです。
人間の体の中にいると抗生物質の攻撃を受け、大量に死滅することを余儀なくされます。
しかし、このまま黙っていては細菌たちが滅びてしまいます。
そこで細菌たちは、抗生物質の攻撃を受けて生き残ったものの中から、敵の性質をとらえ、その姿形を変えることで、抗生物質が効かない体を手に入れることがあります。
この瞬間が「耐性菌」の誕生になります。
耐性菌が誕生すると、人間界の方でも今度はこの耐性を持った細菌をせん滅する為に新たな抗生物質の開発や研究に力を注ぐことになります。
実は新型コロナウイルス以外でも知らない所で医師と細菌の戦いは今でも続いています。
そしてこの耐性菌の問題が、今後世界にさらなる大惨事を引き起こす可能性があります。
例えば、病院の現場では、様々な手を尽くしてもなかなかよくならない患者さんに、【抗生物質の最終兵器】とも呼ばれるカルバペネムという抗生物質を投与することがあります。

しかし、この最終兵器に対しても耐性を持ち、なかなか効かな細菌が出現してきているとアメリカの疾病予防センターが警告を出しています。
このように、最終兵器とも呼ばれる抗生物質でも太刀打ちできず、あらゆる抗生物質が効かない細菌が世界で大流行したらどうなるでしょうか?
まさに新型コロナウイルスの出現の恐怖、それ以上のものを「悪魔の耐性菌」のせいで味わうことになるかもしれません。
抗生物質を毎日飲んでしまうと、知らないうちに体の中で耐性菌を生み出してしまうかもしれません。
2020年、新型コロナが流行しだした時の事を覚えていますか?
今はコロナに対する薬が病院では用意されていますが、コロナが流行しだした時は肺炎が悪化して病院に救急車で運ばれても、現場では手探りの医療が続きました。
あんな混乱、悲劇を繰り返さないためにも、自分たちの手でそんな未来を引き起こさないようにしましょう。

家にある昔処方された抗生物質を体調が悪いからといって適当に飲んだり、安易に近くのクリニックで抗生物質をリクエストするのはやめましょう。
まとめ
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。













