新型コロナウイルスの流行から数年が経ち、私たちの生活も少しずつ変化してきました。そんな中、コロナワクチンとの付き合い方も新しいステージに入ります。
2024年度からは、季節性インフルエンザのように「定期接種」という形でワクチン接種が行われることになりました。
「定期接種って、今までと何が違うの?」 「新しいワクチンは安全なのかな?」 「副反応や後遺症、ネットの噂がやっぱり心配…」
この記事では、そんなあなたの疑問や不安に医師が一つひとつお答えしていきます。最新の情報を基に、コロナワクチンの「今」を一緒に確認していきましょう。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは?
新型コロナウイルス感染症は、「SARS-CoV-2」というウイルスが体の中に入ることで起こる病気です。
主な症状は、発熱や咳、のどの痛み、だるさなどで、風邪とよく似ています。
多くの人は軽症で回復しますが、特にご高齢の方や持病がある方は、肺炎など重い症状になることがあるため注意が必要です。

コロナワクチンの主な効果とは?
では、なぜワクチンを接種するのでしょうか?
コロナワクチンに期待される効果を分かりやすくご紹介します。
重症化予防

コロナワクチンの最大の目的は、感染したときに重い症状になるのを防ぐ「重症化予防」です。
ワクチンを接種していても、残念ながら感染してしまうこと(ブレイクスルー感染)はあります。しかし、接種しておくことで、万が一感染しても入院や、さらに重い状態になるリスクをぐっと下げることができます。
これは、多くの研究で明らかになっている、ワクチンの一番大切な効果です。
感染・発症を予防する効果
ワクチンには、ウイルスが体内で増えるのを抑え、発症する可能性を下げる効果も期待できます。
また、発症したとしても、熱や咳などの症状を軽く済ませる助けになります。

後遺症のリスクを減らす効果

感染後に咳やだるさ、記憶力の低下といった症状が長く続く「後遺症」が問題になっています。
ワクチンを接種しておくことで、この後遺症が起こるリスクを減らせる可能性も研究で示唆されています。
効果の持続期間
ワクチンの効果は、残念ながら永遠には続きません。
時間が経つと少しずつ弱まっていくため、インフルエンザワクチンのように、定期的に接種することで効果を保つことが大切になります。

コロナワクチンの定期接種【2024年度から】
2024年度から、コロナワクチンの位置づけが大きく変わりました。それが「定期接種」です。
定期接種とは?
一言でいうと、「年に1回、秋冬の時期に受けることが推奨される予防接種」のことです。
季節性インフルエンザの予防接種をイメージすると分かりやすいかもしれません。重症化しやすい方を守ることを目的に、国が接種を勧めるものです。

対象者と費用
定期接種の主な対象となるのは、重症化リスクが高い方です。
- 主な対象者:
65歳以上の方、60~64歳で心臓や腎臓、呼吸器などに重い持病がある方など
- 費用:
- 対象となる方(定期接種):
お住まいの自治体によっては独自の補助があり、数千円~1万円超まで様々です。最新額はお住まいの自治体ページでご確認ください。 - 上記以外の方(任意接種):
全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なりますが、1万5千円前後が目安です。
- 対象となる方(定期接種):
いつ、どこで接種できる?
インフルエンザの流行シーズンに合わせて、秋冬ごろに接種が始まる予定です。
お近くの病院やクリニックなどで接種できるようになります。
ワクチンの種類 【レプリコンワクチンとは?】
2025年秋冬に接種できるワクチンの種類
2025年の秋冬シーズンに定期接種で用いられるコロナワクチンは、現在の流行状況に合わせて、主に「LP.8.1」または「XEC」系統のウイルスに対応した1価ワクチンが供給される予定です。
ワクチンの製法にはいくつかの種類があり、従来からある「mRNAワクチン」や「組換えタンパクワクチン」に加えて、「レプリコンワクチン」も選択肢の一つとなります。
「レプリコンワクチン(コスタイベ)」とは?

ワクチンの種類の一つに、日本のMeiji Seika ファルマ社が開発した「レプリコンワクチン(製品名:コスタイベ)」があります。
このワクチンは2023年に日本で承認されており、2025年の秋冬シーズンも供給される予定です。
その最大の特徴は、体の中に入ったワクチンの成分(mRNA)が“自分でコピーを作って増える”という点です。
この仕組みのおかげで、より少ない接種量で、長い間効果が続くことが期待されています。もちろん、安全性は国によって厳しく審査されています。
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多くの人が気になる「副反応」と「後遺症」
ワクチン接種で心配なのが、体の反応だと思います。
正しい知識を持って、冷静に対応することが大切です。
ワクチン接種後の主な副反応
接種後に見られる主な副反応は、体がウイルスと戦うための免疫をつくっている正常な反応です。多くは数日で自然に治まります。
- よくある副反応: 注射した場所の痛みや腫れ、発熱、頭痛、だるさ など
- 対処法: 熱や痛みでつらい時は、市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)が使えます。ゆっくり体を休めるようにしましょう。
ワクチン後遺症とは?
ごく稀に、ワクチン接種後に原因がはっきりしない体調不良が長く続くという報告もあります。これは「ワクチン後遺症」と呼ばれることもありますが、まだ研究段階で分かっていないことも多いのが現状です。
もし、接種後に長引く症状で不安な場合は、一人で抱え込まず、まずはかかりつけ医やお住まいの自治体が設置している専門の相談窓口に相談してください。

「コロナワクチンを打つとがんになる」は本当?
SNSなどで「コロナワクチンを打つとがんになる」といった情報を見かけることがあり、不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、結論から言うと、その情報に科学的な根拠はありません。
厚生労働省やWHO(世界保健機関)など、国内外の専門機関は「ワクチン接種が原因でがんが発生するという事実は確認されていない」と明確に発表しています。
mRNAワクチンが人の遺伝子情報を書き換えることもありません。
不確かな情報に惑わされず、公的機関が発信する信頼できる情報を確認することがとても重要です。
コロナワクチンに関するFAQ(よくある質問)
過去にコロナに感染しましたが、ワクチンは接種した方がいいですか?
感染によってもある程度の免疫はつきますが、その強さや持続期間には個人差があります。
ワクチンを接種することで、よりしっかりとした免疫が期待できるため、専門家は感染歴がある方への接種も推奨しています。
インフルエンザワクチンと同じ日に接種できますか?
はい、コロナワクチンとインフルエンザワクチンは、医師が必要と認めれば同時に接種しても問題ないとされています。接種間隔をあける必要もありません。
【インフルエンザワクチンについてはこちら!】
インフルエンザワクチンの予防接種はいつがいい?費用・効果・副反応を医師が解説!
副反応に備えて準備しておくことはありますか?
念のため、解熱鎮痛剤や、水分補給のための飲み物、すぐに食べられるものなどを準備しておくと安心です。
接種当日は、激しい運動などを避けてゆっくり過ごしましょう。
コロナの治療はウチカラクリニックオンライン診療へ!
コロナワクチンの定期接種や新しいワクチンの種類など、今後の具体的な対策が見えてきたかと思います。しかし、実際に接種を検討する時、「副反応が出たらどうしよう」「このネット情報は本当?」と、冷静な判断が難しい場面は少なくありません。
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コロナと上手に付き合っていくためには、正しい知識を持つことはもちろん、「いざという時にすぐ相談できる」という安心感の確保が何よりの対策になります。
ワクチン接種に関するあなたの疑問や不安に寄り添い、ライフスタイルに合わせた最適な備えを、ウチカラクリニックの専門の医師と一緒に見つけていきましょう。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。