「病院の薬を飲んでいるけど、もっと早くスッキリしたい」
「鼻が詰まって苦しくて、仕事も家事も集中できない」
「鼻うがいって痛そう…でも本当に効果があるならやってみたい」
副鼻腔炎の治療中、誰もが一度は「もっと自分でできることはないか」と考えるはずです。実は、副鼻腔炎の回復を後押しするためには、病院での治療だけでなく、「自宅でどれだけ鼻の環境を整えられるか」も大切です。
いわば、病院の薬が「炎症を抑えたり感染を治療する役割」なら、セルフケアは「鼻の機能をサポートし、回復を良好にするための土台作り」のようなものです。本記事では、医師が推奨する正しい鼻うがいの方法や、日常生活で気をつけるべきポイント、そして回復を助けるためのヒントを詳しく解説します。
そもそも副鼻腔炎(蓄膿症)とは?はこちらの記事で解説しています。
目次
副鼻腔炎(蓄膿症)の治し方|鼻うがいと膿の排出サポート
自宅でできる有力なセルフケアの一つが「鼻うがい(鼻洗浄)」です。慢性副鼻腔炎などの症状を和らげ、回復を後押しする可能性があります。
なぜ鼻うがいが役立つの?
副鼻腔炎は、副鼻腔(顔の奥の空洞)に炎症が起き、鼻腔内に粘液が溜まりやすい状態です。
薬が、炎症や痛みを抑えたり、必要に応じて細菌感染を治療したりする中、鼻うがいは鼻の中(鼻腔)の余分な粘液や刺激物を物理的に洗い流し、排出を助けます。これにより薬が粘膜に届きやすくなる効果も期待できます。

鼻うがいの注意点
鼻うがいを行う際は、以下の安全事項を必ず守ってください。
- 水道水をそのまま使わない
まれに重篤な感染症の原因となることがあるため、必ず「滅菌水・蒸留水」か「一度沸騰させて冷ました水」を使用してください。 - 器具を清潔に保つ
使用後は器具をしっかり洗浄・乾燥させ、定期的に消毒を行うことで、新たな感染のリスクを減らせます。 - 強く鼻をかむのは避ける
耳に圧力がかかり、中耳炎を併発してかえって症状が悪化する恐れがあります。鼻うがいや洗浄後は、軽く下を向いて液体が自然に垂れるのを待つか、ごく優しく鼻を通す程度にとどめましょう。
鼻うがいの痛みを減らすコツ
「プールで鼻に水が入った時のツンとする感じ」が苦手な方も多いでしょう。以下のポイントを守れば、痛みを感じることなくスッキリ洗浄できます。
- 体温に近い「ぬるま湯」を使う
真水や冷たい水は刺激が強すぎます。 - 「生理食塩水(0.9%の塩水)」を使う
体液と同じ濃度にすることで、刺激を感じなくなります。市販の専用液(ハナノアなど)を使うのが最も簡単です。
副鼻腔炎(蓄膿症)に効くツボと温熱ケア
リラックスや一時的な緩和に「ツボ押し」
鼻づまりで苦しいとき、一時的に楽に感じたり、リラックス効果を得るためのツボ押しも補助的なケアとして知られています。

- 迎香(げいこう)
小鼻のすぐ脇にあるくぼみ。指の腹で優しく円を描くように押します。 - 印堂(いんどう)
眉間の中央。ゆっくりと深呼吸をしながら、心地よい強さで押しましょう。
温めて楽にする「蒸しタオル」
タオルを電子レンジで温め(火傷に注意)、鼻や頬に数分当ててください。顔を温めることで血流が良くなり、重だるさが和らいで楽に感じる方もいます。
無理に出そうとせず、洗浄や加湿と合わせて「流れやすい環境」を整えてあげることが大切です。お風呂でゆっくり湯気を吸い込むのも、粘膜を潤すのに役立ちます。

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副鼻腔炎(蓄膿症)に効く食事と飲み物
「これを飲めば副鼻腔炎が治る」という特定の食品は証明されていませんが、全身の体調を整えることは回復の土台になります。
乳酸菌飲料(ヤクルトなど)
直接的に鼻の症状を治すものではありませんが、腸内環境を整えることは健康維持や免疫機能のコンディション作りに役立ちます。
こまめな水分補給(特に温かいもの)
水分が不足すると鼻水がドロドロになり、排出されにくくなります。白湯やカフェインレスのお茶などで粘膜を潤し、排出しやすい状態を保ちましょう。

医療機関の受診が必要なとき
抗菌薬(抗生物質)の検討が必要
鼻水の色がついただけでは、必ずしも抗生物質が必要なわけではありません。以下のような場合は、細菌感染が疑われるため受診を強くおすすめします。
- 10日以上症状が改善しない(または悪化している)
- 一度良くなってから再び症状が悪化した(二峰性悪化)
- 39℃以上の高熱と、強い顔面痛が数日続いている
すぐに受診すべきサイン
副鼻腔炎の炎症が目や脳に波及することがあります。以下の症状がある場合は、早急に眼科・耳鼻咽喉科、または夜間救急を受診してください。
- 目の周りの腫れや赤み
- 視力の低下、物が二重に見える(複視)
- 今まで経験したことのない、耐えがたい頭痛
- 意識がぼんやりする、呼びかけへの反応が鈍い
- 首の後ろが硬くなり、動かしにくい(髄膜炎の疑い)
- 経験したことのないほどの高熱が続く

副鼻腔炎(蓄膿症)の病院での治療
セルフケアで改善が見られない場合や、症状が強い場合には、医療機関での専門的な処置が必要です。
鼻処置(吸引)

専用の機器を使用して、鼻の中の分泌物を除去します。
鼻の通りを良くすることで症状を楽にしたり、ネブライザーや点鼻薬などの薬剤が患部(粘膜)に届きやすい環境を作る目的で行います。
ネブライザー療法

薬剤を細かい霧状にして鼻から吸い込む治療です。鼻の粘膜に薬剤を直接届け、炎症を抑える補助療法です。
副鼻腔の中まで確実に届く治療というより、鼻の通りや粘膜の状態を整えて回復を助けます。
専門的な薬物療法
症状や原因に応じて、以下のようなお薬を組み合わせて処方します。
- 粘液調整薬(去痰薬):ドロドロの鼻水をサラサラにして、排出しやすくします。(例:L-カルボシステインなど)
- 抗菌薬(抗生物質):症状の経過から細菌感染が強く疑われる場合(例:10日以上改善しない、二峰性悪化、高熱+強い顔面痛など)に検討します。急性期にはアモキシシリンなどが一般的です。
- マクロライド療法:慢性副鼻腔炎の一部では、炎症を抑える目的で少量の抗菌薬(クラリスロマイシンなど)を数ヶ月継続することがあります。ただし、好酸球性副鼻腔炎など病型によっては効果が乏しいため、医師が適正な適応を判断します。
- 点鼻ステロイド薬:鼻の粘膜の炎症を直接抑え、鼻詰まりを改善します。(例:フルチカゾン、モメタゾンなど)効果は数日〜2週間ほどでじわじわと現れることが多いため、毎日の継続が大切です。
副鼻腔炎の薬については、こちらの記事も参考にしてください。
手術治療(根本的な解決を目指す場合)
適切な薬物療法を数ヶ月続けても改善しない慢性副鼻腔炎や、鼻茸(ポリープ)が原因で空気の通り道が塞がっている場合には、手術が根本的な解決策となることがあります。
現在は、内視鏡を使用して鼻の穴からアプローチする「内視鏡下副鼻腔手術(ESS)」が一般的です。
手術の詳細は、こちらの記事も参考にしてください。
副鼻腔炎が「治ったサイン」と仕事への影響
どんな状態になれば「治った」と言える?
以下の状態になれば、順調に回復しているサインです。
- 鼻水が黄色い膿状から、無色透明のサラサラしたものに変わった
- 顔面の重だるさや痛みが完全に消えた
- 鼻の通りが良くなり、匂いを感じるようになった
※完治したと思っても、粘膜の奥に炎症が残っている場合があります。医師に指示された期間は薬を飲み切り、鼻うがいでケアを続けましょう。
仕事を休むべき?出勤停止はある?
インフルエンザのように法律で定められた「出勤停止」はありません。
しかし、「激しい頭痛」や「高熱」がある場合は、安静をおすすめします。無理をして悪化させると、細菌感染を併発して治療が長期化するリスクがあります。

よくある質問 (FAQ)
Q1. 鼻うがいは1日何回やればいいですか?
朝晩の2回程度が目安です。鼻の中をリセットすることで、不快感を和らげることができます。
Q2. 鼻うがいで水道水を使ってはいけないのはなぜですか?
水道水にはごくまれに有害な微生物(アメーバなど)が含まれている場合があり、鼻から侵入すると重篤な感染症を引き起こすリスクがあるためです(CDC/FDAの推奨)。必ず一度沸騰させて冷ました水や、滅菌水を使用しましょう。
Q3. 運動はしてもいいですか?
軽いストレッチ程度ならリラックス効果が期待できます。ただし、激しい運動は鼻の粘膜が腫れて鼻づまりを悪化させたり、痛みを強めたりすることがあるため、体調が落ち着くまでは控えましょう。
Q4. 治ったと思ったらまた鼻が詰まってきたのですが…
副鼻腔炎は、表面の症状が消えても奥に炎症が残っていることがあります。再発を防ぐためにも、医師に指示された期間の投薬を続け、鼻洗浄などのケアを数日は継続することをお勧めします。再び症状が悪化した場合は、速やかに再受診してください。
副鼻腔炎の治し方・セルフケアのご相談は、ウチカラクリニックオンライン診療へ!
今回は、副鼻腔炎の回復をサポートするためのセルフケアと、注意すべき点について解説しました。
自宅でできる工夫は、治療をスムーズに進めるための大切なステップです。しかし、セルフケアだけで無理をせず、症状が長引く場合や、前述した危険なサインに気づいたときは、迷わず専門医を頼ってください。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。













