【医師監修】あがり症に効く薬おすすめ比較!緊張・手の震えを抑える処方薬まとめ
「大勢の前でのプレゼンやスピーチを控えていて、緊張する…」
「面接や会議で手や声が震えてしまい、話したいことが話せなくなる…」
人前に立つと極度の緊張から身体が震えたり、頭が真っ白になってしまったりする「あがり症」。
気合いや深呼吸だけで乗り切ろうとしても、一度始まった身体の反応を止めるのはなかなか難しいものです。
あがり症によるつらい症状(手の震え・動悸・赤面など)は、医療機関で処方されるお薬で適切にコントロールすることが可能です。
今回は、あがり症の治療でよく用いられる代表的な処方薬の比較と、最も選ばれている「インデラル」の特徴や処方の受け方について分かりやすく解説します。
目次
あがり症の薬はどう選ぶ?2つのアプローチ
あがり症のお薬は、大きく分けると「身体の震えや動悸を止める薬」と「精神的な不安を和らげる薬」の2つのタイプがあります。
| タイプ | 主な作用 | こんなお悩みに | 代表的な薬 |
|---|---|---|---|
| 身体の症状を抑える薬 (β遮断薬) | 交感神経の高ぶりをブロックし、心拍数の急上昇や筋肉の強張りを防ぐ | ・手や声が震えてしまう ・心臓がバクバクする ・息苦しい ・人前で頭が真っ白になるのを防ぎたい | ・インデラル ・プロプラノロール |
| 心の不安を和らげる薬 (抗不安薬・自律神経調整薬) | 脳の神経の興奮を落ち着かせ、リラックスした状態に導く | ・何日も前から強い不安に襲われる ・漠然とした恐怖感やパニック感がある | ・ソラナックス ・グランダキシン |
「手や声が震えることでさらに焦ってしまい、頭が真っ白になる」という悪循環に陥る方が多いため、まず身体の症状を直接ブロックする「β遮断薬(インデラルなど)」が第一選択として最も多く選ばれています。
あがり症に効果的な処方薬の比較まとめ
身体の震え・心臓のバクバクを抑える薬(β遮断薬)
【一番選ばれている薬】インデラル錠

| 効果 | あがり症の身体症状を抑える代表的なお薬。 交感神経の過剰な興奮を抑え、心臓のバクバク(動悸)や手・声の震え、多汗を速やかに落ち着かせます。 |
| ポイント | 眠気が出ないため、集中力を保ったまま大事な本番に臨めます。 服用後30分〜1時間ほどで効果が現れ、大事な場面の前だけ服用する「頓服」として重宝されます。 ※気管支喘息をお持ちの方は使えません。 |
プロプラノロール塩酸塩錠

| 効果 | インデラル錠と同等の効果を持つジェネリック医薬品。 緊張による手足の震えや心拍数の急上昇をしっかり抑え込みます。 |
| ポイント | インデラル錠と同じ有効成分を含み、同等の効果を期待しながらお薬代を抑えて治療を行えます。 |
アロチノロール塩酸塩錠

| 効果 | 手や身体の震えをピンポイントで抑えるお薬。 身体の震え(本態性振戦など)の治療にも使われており、緊張による手先の震えに効果を発揮します。 |
| ポイント | 作用が比較的穏やかで、副作用が少なめな傾向があります。 人前で文字を書く場面や、楽器の演奏、細かい手作業が必要な場面で選ばれます。 |
心の緊張やパニック感を和らげる薬(自律神経調整薬・抗不安薬)
グランダキシン錠 / トフィソパム錠

| 効果 | 自律神経のバランスを整え、緊張をほぐすお薬。 緊張からくる動悸、息苦しさ、胃の不快感などの自律神経症状や、漠然とした不安感を和らげます。 |
| ポイント | 眠気やふらつきが非常に少なく、依存性も極めて低いのが特徴です。 日中の仕事や運転に影響を与えにくく、穏やかに緊張をほぐしたい方に適しています。 |
ソラナックス錠 / アルプラゾラム錠

| 効果 | 高ぶった神経を鎮め、強い不安や恐怖を和らげる抗不安薬。 「パニックになりそう」「不安で胸が苦しい」といった精神的な興奮状態を速やかに鎮静化させます。 |
| ポイント | 即効性に優れており、頓服として服用すると30分〜1時間ほどで気持ちが落ち着きます。個人差により眠気やだるさを感じることがあるため、事前の確認が大切です。 |
体質から緊張を整える漢方薬
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

| 効果 | 精神的な不安や動悸、イライラを穏やかに整える漢方薬。 体内にこもった熱や高ぶった神経を鎮め、自律神経の乱れを改善します。 |
| ポイント | 比較的体力があり、日頃からストレスを感じやすく緊張で胸が苦しくなる方、不眠気味な方に適しています。 |
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

| 効果 | 過敏になった神経を落ち着かせ、不安や動悸を和らげる漢方薬。 気の巡りを整え、ささいな刺激によるドキドキ感を静めます。 |
| ポイント | 体力が虚弱で疲れやすいタイプの方に向いています。西洋薬の副作用が気になる方でも取り入れやすいお薬です。 |
インデラルは「あがり症・緊張」緩和の代表薬(保険適用外)
数あるあがり症のお薬の中でも、特に多くの方に選ばれているのが「インデラル」です。
インデラルは本来、心臓の疾患や高血圧、片頭痛などの治療に使われるお薬ですが、その「心臓のドキドキを強制的に抑える」という作用から、極度の緊張(あがり症)からくる声の震え、手足の震え、赤面といった症状を和らげる目的で処方されます。
大勢の前でのスピーチや大事な面接、音楽の発表会など、ここぞという場面の直前に「頓服(症状が出た時だけ飲む)」として使われています。

緊張対策としての処方は自由診療(全額自己負担)
「あがり症・緊張緩和」の目的でインデラルなどのお薬を処方される場合、健康保険は適用されず「全額自己負担(自由診療)」となります。
保険診療はあくまで高血圧や片頭痛などの「病気の治療」に限られるため、緊張対策としての処方は自費扱いとなりますのでご注意ください。
ウチカラクリニックの場合は院内処方でのお取り扱いで、お薬代・診察代・送料全て込みで下記の費用がかかります!
- 10錠:1,980円
- 30錠:5,980円
- 60錠:9,980円
- 90錠:13,500円
病院に行く時間がない…そんな時は「オンライン診療」を!
「あがり症の相談で心療内科を受診するのは少しハードルが高い……」
「仕事が忙しくて、平日に病院や薬局へ行く時間が取れない」
「来週に大事な本番が迫っていて、すぐに手元にお薬が欲しい」
そんなあなたのための新しい選択肢が「オンライン診療」です。
オンライン診療なら、お手持ちのスマートフォンやパソコンを使って、自宅にいながら医師の診察を受け、処方薬を受け取ることができます。
保険適応可能で、システム利用料も0円!診察料は対面の病院とほぼ同じです!
(心療内科ではシステム手数料をいただいております。)
\ オンライン診療の3つのメリット /
①自宅で完結、待ち時間ゼロ
予約から診察、決済まで全てオンライン。病院での長い待ち時間や、通院の手間がありません。
24時間365日いつでも予約可能で、早朝/夜間や土日も診療中!

②薬は近くの薬局or自宅への郵送で!
診察後、ご希望の近くの薬局でお薬受け取れます。
薬局に行けない場合でも、お薬は郵送可能!最短で当日中に処方薬が発送され、ご自宅のポストに届きます。

③感染リスクなし
病院の待合室などで、他の病気に感染する心配がありません。体調が悪い時だからこそ、安心して利用できます。

一人で抱え込まず、まずはあなたの今の気持ちや状況を、私たちにお聞かせください。専門医が、あなたに合った解決策を一緒に考えます。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
インデラルを安全に使うためのポイント
飲むタイミングは「本番の30分〜1時間前」

インデラルは、服用後およそ30分〜1時間で血中濃度がピークに近づき、効果を発揮し始めます。
プレゼンや面接の直前ではなく、予定されている本番の30〜60分前に水で服用するのが最も効果的です。
効果は約3〜4時間持続します。
本番前に必ず「お試し服用」をしておく
本番当日に初めて飲むと、「どのくらい効くのか」「体調に変化はないか」が分からず、かえって不安になってしまうことがあります。
大事な本番の数日前の休日に一度服用してみて、効き目や脈の落ち着き具合を事前に確かめておくことをおすすめします。
お酒(アルコール)と一緒に飲まない

インデラルとお酒を一緒に飲むと、血圧が下がりすぎてふらつきや立ちくらみを起こす危険があります。
服用前後の飲酒は控えましょう。
まとめ
あがり症による手や声の震え、心臓のバクバクは、あなたの意志の弱さや性格のせいではありません。
交感神経が急激に過敏になってしまう身体の自然な反射です。
インデラルなどのお薬を上手に活用することで、過剰な身体の震えや動悸をピンポイントで抑え、「いつも通りの自分」で本番に挑むことができます。
「大切な場面があるけどあがり症で不安…」
「定期的にお薬を処方してほしい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
医師へお気軽にご相談いただき、適切な点眼薬で目をケアしていきましょう!
FAQ(よくある質問)
あがり症の薬を飲むと癖になったり、依存したりしませんか?
頓服(必要なときだけ飲む)の使い方であれば、過度に依存を心配する必要はありません。
特に手や声の震え・動悸を抑えるβ遮断薬(インデラルなど)には精神的な依存性や習慣性はありません。また、抗不安薬に関しても、大事なプレゼンや発表の場面に限定して使用する範囲であれば安全にコントロールできます。
市販薬(ドラッグストアの薬)と処方薬の違いは何ですか?
作用の強さと即効性に大きな違いがあります。
市販薬として販売されているものは、主に生薬や漢方薬、穏やかな鎮静薬など「気分の高ぶりを緩やかに整える」ものが中心です。一方、医療機関で処方されるお薬は、心拍数の急上昇や手先の震えをピンポイントで抑えたり、強いパニック感を速やかに鎮静化させたりと、特定の症状に対して高い即効性と確実な効果が期待できます。
薬を飲むと頭がボーッとしたり眠くなったりしませんか?
「インデラル」をはじめとするβ遮断薬などは、脳の覚醒を落とす作用がないため眠気が出にくいのが大きなメリットです。集中力やクリアな思考を維持したまま本番に臨めます。一方、強いパニックや不安を抑える「抗不安薬(ソラナックスなど)」はリラックス効果に伴い眠気やだるさを感じることがあるため、事前に自分に合うかを試しておくことが推奨されます。
薬を飲むだけであがり症は根本的に治りますか?
お薬は「つらい症状を一時的にブロックして成功体験を作る」ためのサポートです。
あがり症が悪化する主な原因は、「以前失敗して手や声が震えたから、次もまた震えるのではないか」という予期不安のループにあります。お薬の力を借りて「震えずにしっかり話せた」という成功体験を積み重ねていくことで、人前に立つことへの恐怖心が薄れ、根本的な克服へとつながっていきます。
喘息を持っていますが、インデラルは飲めますか?
気管支喘息をお持ちの方は、インデラルを服用できません。 インデラルの作用によって気管支が収縮し、喘息発作を誘発するおそれがあるためです。喘息の既往がある方は、診察時に必ず医師へお伝えください(症状に合わせて別のお薬をご提案いたします)。