ソラナックスの効果・副作用を解説!【医師監修】
「心身の不調や強い不安・緊張があってつらい…」
「病院でソラナックスを処方されたけれど、どんなお薬なの?」
そんな方によく処方されるのがソラナックスです。
この記事では、ソラナックスの効果や正しい飲み方、副作用、注意点について、医師が詳しく解説します。
※当院では、ソラナックスの処方は行っておりません。
目次
ソラナックスとは?効果は?
ソラナックスは、有効成分「アルプラゾラム」を含有する抗不安薬(心身安定剤)と呼ばれるお薬です。
脳の神経活動の過剰な興奮を抑えることで、不安や緊張、抑うつ、睡眠障害などの心身の症状をやわらげ、気持ちを落ち着かせる働きがあります。
ソラナックスの種類(剤型)
ソラナックスには、有効成分の含有量によって2つの種類(規格)があります。
- ソラナックス0.4mg錠
- 最も一般的に処方される標準的な強さの錠剤です。
- ソラナックス0.8mg錠
- 0.4mg錠よりも成分量が多い錠剤です。
どちらも小粒で飲みやすい錠剤で、割線(割るための溝)が入っているため、医師の指示に合わせて半量にして調整することもあります。
ソラナックスの成分
有効成分は「アルプラゾラム」です。
脳内にある「GABA(ギャバ)」という興奮を抑える神経伝達物質の作用を高めることで、神経の鎮静をもたらします。
ソラナックスの効果
脳の興奮をやわらげることで、心身のストレスからくる緊張や不安、それに伴う体の不調や眠れない症状を改善します。
比較的作用の発現が早く、急な不安症状に対しても効果を発揮しやすいのが特徴です。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害
ソラナックスはオンライン診療で出せる?
ウチカラクリニックのオンライン診療では、ソラナックスの処方は行っておりません。
ソラナックスの処方を希望される方や、現在服用中でお悩みがある方は、精神科や心療内科などの対面診療を行っている医療機関をご受診ください。
ウチカラクリニックではソラナックス以外のさまざまな体調不良やお悩み(風邪症状、アレルギー・花粉症、皮膚トラブル、生活習慣病、睡眠のお悩み、各種定期的なお薬の処方など)に対するオンライン診療を幅広く承っております。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでは、
さまざまな体調不良やお悩みに関するご相談やお薬の処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
ソラナックスの使い方(用法・用量)
通常、アルプラゾラムとして1日1.2mg(0.4mg錠の場合は1日3錠)を3回に分けて服用します。
高齢者の方は作用が強く出やすいため、1回0.4mgを1日1〜2回から開始し、増量する場合でも1日1.2mgを超えないものとされています。
症状に応じて増量することもありますが、1日の最高用量は2.4mg(0.4mg錠で1日6錠まで)と定められています。
(この場合、3〜4回に分けて服用します。)
必ず医師の指示に従った量を服用しましょう。
※ソラナックスは、症状や年齢に合わせて医師が細かく量を調整します。必ず医師の指示に従って服用してください
ソラナックスの副作用
主な副作用
一般的な副作用
- 眠気
- めまい・ふらつき
- 口渇(口の渇き)
- 頭痛
- 消化器症状(吐き気、便秘、腹痛など)
- 脱力感・倦怠感(体がだるい)
重大な副作用
- 依存性・離脱症状
- 呼吸抑制(息苦しさや息切れ、呼吸が浅くなる症状)
- 刺激興奮・錯乱
- 重いアレルギー症状(アナフィラキシー)
- 肝機能障害・黄疸(おうだん)
副作用への対処法
服薬後に眠気や体のふらつきを感じた場合は、転倒などを防ぐため無理をせず安全な場所で横になり安静に過ごしましょう。
初めて飲む際や薬の量を増やした直後は特にあらわれやすいため注意が必要です。
症状が続いて日常生活に支障が出る場合や、重大な副作用が疑われる症状が出た場合は、自己判断で服用を急にやめず、すみやかに処方した医師に相談してください。
ソラナックスの「離脱症状」と「やめ時」について
ソラナックスを長期間続けていると、身体がお薬に慣れることで依存が生じることがあります。
そのため、自分の判断で急に飲むのをやめてしまうと「離脱症状(りだつしょうじょう)」を引き起こす危険があります。
- 主な離脱症状
- 痙攣(けいれん)発作
- せん妄
- 手足の震え(振戦)
- 不眠
- 強い不安感、幻覚、妄想など
症状が良くなったと感じても、自分の判断で服薬を突然ストップするのは大変危険です。
お薬をやめる時期(やめ時)については必ず医師と相談し、「少しずつ量を減らしていく(漸減法)」ステップを踏んで安全に減薬・中止を進めましょう。
ソラナックスの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
- 過去にソラナックスの成分で過敏症(アレルギー症状)を起こしたことがある方(禁忌)
- 急性閉塞隅角緑内障の方
- 重症筋無力症の方
特に注意して使う方(慎重投与)
- 心障害、脳に器質的障害のある方
- 衰弱している方
- 中等度〜重篤な呼吸障害(呼吸不全)のある方(慢性気管支炎など)
- 腎機能障害・肝機能障害のある方
- 妊婦・妊娠している可能性がある方、授乳中の方
- 高齢者
- 小児等
併用に注意が必要な薬
以下のお薬と併用すると、ソラナックスの血中濃度が上昇して副作用が出やすくなったり、逆にお薬の効果が弱まったりすることがあります。
- 中枢神経抑制剤(他の抗不安薬、睡眠薬、フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体など)
- アルコール(飲酒)
- CYP3Aを阻害・代謝に影響を与えるお薬
- イトラコナゾール、ポサコナゾール(抗真菌薬)
- リトナビル含有製剤、エンシトレルビル フマル酸(抗ウイルス薬)
- フルボキサミンマレイン酸塩(抗うつ薬)
- シメチジン(抗潰瘍薬)
- カルバマゼピン(抗悪性腫瘍薬・抗てんかん薬など)
- ジゴキシン(強心薬)など
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自動車の運転・危険作業 | 吸収を高めるため、指示通り「食後」に服用しましょう眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるため、車の運転や危険を伴う機械の操作は行わないでください。 |
| お酒(アルコール)との併用 | アルコールと併用すると中枢神経抑制作用がお互いに強まり大変危険です。服薬期間中の飲酒は控えましょう。 |
| 漫然とした長期投与の回避 | 連用により薬物依存を生じることがあるため、漫然とした長期使用を避け、必要な期間のみ服用します。 |
| 急な服薬中止(離脱症状) | 突然服用を中止すると、痙攣発作、せん妄、振戦(震え)、不眠、不安などの離脱症状があらわれることがあります。減量・中止の際は徐々に減らします。 |
| 処方日数制限 | 法律上の「第三種向精神薬」に指定されているため、1回に処方できる日数は原則30日までと定められています。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない、安全な場所で保管してください。
飲み忘れたら?
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次の飲む時間が近づいている場合は忘れた分は飛ばし、次の時間に1回分だけを飲んでください。
絶対に一度に2回分をまとめて飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
ソラナックスに市販薬はある?値段は?
市販薬
ソラナックスと同じ有効成分(アルプラゾラム)が含まれた市販薬(OTC医薬品)は販売されていません。(処方薬のみ)
ジェネリック
ソラナックスにはジェネリック医薬品(後発品)があります。
- アルプラゾラム錠0.4mg
- アルプラゾラム錠0.8mg
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1錠あたり) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| ソラナックス0.4mg錠 | 先発 | 6.3円 | 約2円 |
| ソラナックス0.8mg錠 | 先発 | 6.4円 | 約2円 |
| アルプラゾラム錠0.4mg | 後発 | 約5.9円 | 約2円 |
※2026年8月現在。薬価は改定などで変わる可能性があります。
※実際の窓口支払額には診察料や調剤料などが加算されます。
添付文書
アルプラゾラム錠0.4mg「トーワ」/アルプラゾラム錠0.8mg「トーワ」
まとめ
ソラナックス(有効成分:アルプラゾラム)は、心身症に伴う不安・緊張・抑うつ・睡眠障害などのつらい症状をすばやく和らげてくれるお薬です。
正しく使えばとても効果的ですが、運転の禁止やアルコールとの併用禁止、自己判断での急な減薬を避けることなど、正しく安全に使うルールを守ることが大切です。
「病院へ行く時間が取れないけれど、身体の不調を相談したい」
「持病のことで医師のアドバイスを受けたい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院にかかる時間や手間を減らしながら、専門の医師にお薬の悩みを気軽に相談できます。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
よくある質問(FAQ)
妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠中・授乳中とも原則として使用を避ける、または慎重な判断が必要です。
妊娠中(特に初期)の投与により、副作用の発現新生児への各種症状(哺乳困難、過緊張、呼吸抑制、離脱症状等)も報告されています。治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合のみ投与されます。また、母乳中への移行が確認されているため、授乳中の方は授乳を避ける必要があります。
小児(子供)でも使えますか?
小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。お子様への使用は慎重な検討が必要です。自己判断で飲ませないようにしてください。
運転しても大丈夫ですか?
自動車の運転や危険を伴う機械の操作は禁止されています。
眠気や注意力・集中力・反射運動能力の低下が起こることがあるため、投与中の患者様は運転等の危険な操作を行わないようにしてください。
いつから効き始めますか?
服用後およそ30分〜1時間ほどで効き始めます。
抗不安薬の中でも吸収が早く、効果の発現が速やかな「短時間作用型」に分類されます。通常、服薬後2時間前後で血中の薬物濃度がピークに達します。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
お酒(アルコール)との併用は厳禁です。
アルコールもソラナックスも、ともに脳などの中枢神経の働きを抑える作用を持っています。同時に摂取するとお互いの作用を過剰に強め合い、強い眠気、ふらつき、運動機能障害、さらには記憶障害や意識障害を起こす危険があるため、服薬中の飲酒は控えましょう。
ソラナックスを飲むと「太る」って本当ですか?
お薬自体に直接体重を増やす成分や代謝を落とす作用はありません。
ただし、不安や緊張によるストレス、胃潰瘍・過敏性腸症候群などの身体症状がやわらぐことで、低下していた食欲が戻り、結果として体重が増加することがあります。食事量や生活習慣に留意していれば極端に太る心配はありません。