タダラフィル(ザルティア錠)の効果・副作用を解説!【医師監修】
「おしっこの勢いが弱くなって時間がかかる…」
「ザルティア(タダラフィル)というお薬を処方されたけれど、どんな効果や副作用があるの?」
夜間に何度もトイレで目が覚めたり、おしっこが出にくくて悩んだりしていませんか?
そんな前立腺肥大症に伴う排尿トラブルによく処方されるのが「ザルティア錠(有効成分:タダラフィル)」です。
この記事では、タダラフィルの効果や副作用、正しい飲み方、正確な薬価やオンライン診療での処方について、医師が詳しく解説しますね。
タダラフィル(ザルティア錠)は、主に前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられるお薬です。
前立腺や尿道の筋肉(平滑筋)を緩めるとともに、血管を広げて血流をスムーズにすることで、おしっこを出しやすくする存在です。
タダラフィル(ザルティア錠)の種類(剤型)
タダラフィル(ザルティア錠)には、水で服用する「錠剤」のタイプがあり、2つの種類があります。
- ザルティア錠2.5mg
- 主に腎機能が低下している方や、他のお薬との飲み合わせの兼ね合いで低用量から開始する場合に使用されます。
- ザルティア錠5mg
- 成人の標準的な投与量として広く処方されている規格です。
なお、同じ有効成分「タダラフィル」を含むお薬として、ED(勃起不全)治療に使用される「シアリス錠(10mg・20mg)」なども存在しますが、治療目的や用量が異なります。
ザルティア錠とシアリスの違いは?
同じ「タダラフィル」を有効成分とするお薬でも、医療用医薬品としての目的や承認内容が分かれています。
- ザルティア錠(2.5mg・5mg)
- 前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬(保険適用)。
- 毎日決まった時間に継続服用します。
- シアリス錠(10mg・20mg)
- 勃起不全(ED)の治療薬(自費診療・保険適用外)。
- 性行為の前に頓服で服用します。
タダラフィル(ザルティア錠)の成分
有効成分は「タダラフィル」です。
体内で血管を収縮させる酵素「PDE5(ホスホジエステラーゼ5)」の働きを抑え、血管を拡張させる「cGMP」という物質を増やして血流を改善します。
タダラフィル(ザルティア錠)の効果
前立腺や尿道、血管の平滑筋を緩めることで、排尿抵抗を減らし、勢いよく排尿できるように改善します。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 前立腺肥大症に伴う排尿障害(尿が出にくい、頻尿、残尿感、尿勢低下など)
タダラフィル(ザルティア錠)はオンライン診療で出せる?
「排尿の悩みを病院の待合室で相談するのが恥ずかしい…」
「毎月お薬をもらうためだけに、長い時間クリニックで待ちたくない…」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
タダラフィル(ザルティア錠)のようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、タダラフィル(ザルティア錠)に関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
タダラフィル(ザルティア錠)の使い方(用法・用量)
通常、成人は毎日決まった時間(朝食後や夕食後など)に1日1回5mgを服用します。
中等度の腎障害がある方や、特定の抗生物質・抗真菌薬(CYP3A4を強く阻害する薬剤)を服用中の方は、1日1回2.5mgから投与を開始する場合があります。
※症状や年齢に合わせて増減されることもありますので、必ず医師の指示に従って服用してください
タダラフィル(ザルティア錠)の副作用
主な副作用
一般的な副作用
- 消化不良
- 頭痛
- 動悸
- ほてり、潮紅
- 胃食道逆流性疾患
- 下痢
- 胃炎
- 筋肉痛、背部痛、四肢痛
- めまい
副作用への対処法
タダラフィル(ザルティア錠)の副作用の多くは、血管が広がる作用に伴う一時的なものです。
特に飲み始めの時期に頭痛や消化不良、ほてりなどを感じることがありますが、継続するうちに和らぐことも多くあります。
頭痛がつらい場合は、医師に確認のうえで市販の解熱鎮痛薬を併用して対処することが可能です。
ただし、持続的な背部痛や激しい頭痛が続く場合、または異常を感じた場合は、自己判断をせず医師や薬剤師にご相談ください。
タダラフィル(ザルティア錠)の注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
- 過去にタダラフィル(ザルティア錠)の成分で過敏症(アレルギー症状)を起こしたことがある方(禁忌)
- 硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤を投与中の方(禁忌)
- ニトログリセリン
- 亜硝酸アミル
- 硝酸イソソルビド
- ニコランジル 等
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤を投与中の方(禁忌)
- (リオシグアト[アデムパス])を投与中の方(禁忌)
- 重度の心血管系障害を有する方(禁忌)
- 最近3ヶ月以内に心筋梗塞を起こした方、最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を起こした方(禁忌)
- 重度の腎障害のある方(禁忌)
- 重度の肝障害のある方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 軽度〜中等度の腎障害・肝障害のある方
- 出血性疾患または消化性潰瘍のある方
- 陰茎の構造上欠陥(屈曲、線維化等)のある方
- 持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある方
- 網膜色素変性症の患者様
- 高齢者
併用に注意が必要な薬
併用禁忌
- 硝酸剤・NO供与剤(ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)
- sGC刺激剤(リオシグアト[アデムパス])
併用注意
- CYP3A4阻害剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン、グレープフルーツジュース等)
- HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)
- CYP3A4誘導剤(リファンピシン、フェニトイン等)
- CYP3A4誘導剤(リファンピシン、フェニトイン等)
- 降圧剤(アムロジピン、カンデサルタン等)
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 高所作業・車の運転 | 「めまい」や「視覚障害」が起こる可能性があるため、車の運転や高所での作業など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。 |
| 急激な視力・聴力の低下 | まれに急激な視力低下(NAION等)や突発性難聴(耳鳴り・めまいを伴う)があらわれることがあります。異変を感じたら直ちに服用を中止し、専門医(眼科・耳鼻科)を受診してください。 |
| 持続勃起への注意 | 4時間以上の勃起の延長や持続勃起(6時間以上持続する痛みを伴う勃起)がみられた場合は、陰茎組織の損傷を防ぐため直ちに医師の診察を受けてください。 |
| グレープフルーツの摂取 | グレープフルーツジュースとの併用は、お薬の血中濃度を上昇させる可能性があるため控えましょう。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない、安全な場所で保管してください。
飲み忘れたら?
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次の飲む時間が近づいている場合は忘れた分は飛ばし、次の時間に1回分だけを飲んでください。
絶対に一度に2回分をまとめて飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
タダラフィル(ザルティア錠)に市販薬はある?値段は?
市販薬
現在、タダラフィル(ザルティア錠)と同じ成分を含有する市販薬(OTC医薬品)は販売されていません。
ジェネリック
ザルティア錠の特許満了に伴い、「タダラフィル錠5mg『製薬会社名』」などの名称で各社からジェネリック医薬品(後発品)が販売されています。
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価 | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| ザルティア錠2.5mg | 先発 | 40.3円/錠 | 約12円/錠 |
| ザルティア錠5mg | 先発 | 78.6円/錠 | 約24円/錠 |
| タダラフィル錠5mg | 後発 | 約30〜40円/錠 | 約9〜12円/錠 |
※2026年8月現在。薬価は改定などで変わる可能性があります。
※上記以外に初診料・再診料や調剤料などが加算されます。前立腺肥大症の治療目的であれば健康保険が適用されます。
添付文書
タダラフィル錠2.5mgZA「シオエ」/タダラフィル錠5mgZA「シオエ」
まとめ
タダラフィル(ザルティア錠)は、前立腺肥大症による排尿障害を和らげ、日々の排尿トラブルを改善してくれるお薬です。
効果や安全性を確保するためにも、決められた用法・用量を守り、併用禁忌のお薬(心臓の薬など)がないか事前にしっかり確認することが大切です。
「夜間のトイレの回数が多くて眠れない」
「排尿の悩みがあるけれど、病院に通う時間がない」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院にかかる時間や手間を減らしながら、専門の医師にお薬の悩みを気軽に相談できます。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
よくある質問(FAQ)
小児(子供)でも使えますか?
小児等に対する安全性が確立されていないため、使用されません。
運転しても大丈夫ですか?
めまいや視覚障害(かすみ目など)があらわれることがあるため、自動車の運転や危険を伴う機械の操作を行う際は十分な注意が必要です。
いつから効き始めますか?
服用後、成分の血中濃度は約1〜3時間でピークに達します。毎日服用を継続することで体内の薬中濃度が安定し、排尿症状の改善を実感できるようになります。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
少量の飲酒であれば相互に大きな影響はありませんが、大量のアルコールを摂取すると、タダラフィルの血管拡張作用と相まって「めまい」や「起立性低血圧(立ちくらみ)」を起こしやすくなります。服用中のお酒は控えめを心がけましょう。
タダラフィル(ザルティア錠)5mgは保険適用になりますか?
医師により「前立腺肥大症に伴う排尿障害」と診断されて処方される場合は健康保険が適用されます。ただし、ED改善やアンチエイジング目的等で処方を受ける場合は自由診療(全額自己負担)となります。