セルベックス(テプレノン)の効果・副作用を解説!【医師監修】
「胃もたれや胃の痛みが治らなくてつらい…」
「セルベックスという胃薬を処方されたけど、副作用や飲み合わせが心配」
そんな方に処方されるのがセルベックスです。
この記事では、セルベックスの効果や副作用、正しい飲み方、市販薬や他のお薬との違いについて、医師が詳しく解説します。
セルベックスは、「テプレノン」という成分を配合した胃粘膜を保護・修復するお薬です。
胃のバリア機能である「粘液」を増やすことで、胃酸などの刺激から胃を守り、胃炎や胃潰瘍を改善してくれます。
セルベックスの種類(剤型)
セルベックスには、主に飲みやすさに合わせた2つの種類があります。
効果や成分量に違いはありません。
- セルベックスカプセル50mg
- 有効成分が50mg含まれたカプセル剤です。
- 味が気にならず、飲みやすいのが特徴です。
- セルベックス細粒10%
- 有効成分が10%含まれた粉薬(細粒)です。
- カプセルを飲み込むのが苦手な方や、ご高齢の方でも服用しやすいタイプです。
患者さんの症状や年齢などに合わせて種類が選ばれます。
セルベックスの成分
有効成分は「テプレノン」です。
胃の粘液の分泌を促して胃のバリア機能を高め、傷ついた胃の粘膜を修復する働きがあります。
セルベックスの効果
胃酸や刺激物などでダメージを受けた胃の粘膜(びらん、出血、発赤、浮腫)を保護・修復し、胃痛や胃もたれなどの不快な症状を改善します。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変の改善
- 胃潰瘍の治療
- ロキソニンなどの解熱鎮痛薬(NSAIDs)服用に伴う、胃荒れ防止・保護
セルベックスはオンライン診療で出せる?
「胃の調子が悪くて病院に行くのがつらい」
「いつも飲んでいる胃薬を切らしてしまった」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
セルベックスのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、 セルベックスに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
セルベックスの使い方(用法・用量)
通常、成人は1日量としてテプレノン150mgを1日3回に分けて、食後に服用します。
| 剤型 | 用法 |
| カプセルの場合 (成人) | 1日3回に分けて食後に服用 (1回1カプセル) |
| 細粒の場合 (成人) | 1日3回に分けて食後に服用 (1回0.5g) |
セルベックスの成分(テプレノン)は油に溶けやすい性質(脂溶性)があるため、空腹時よりも食後に食事の脂質と一緒に飲むほうが体に吸収されやすく、効果的です。
※症状や年齢に合わせて増減されることもありますので、必ず医師の指示に従って服用してください
セルベックスの副作用
主な副作用
一般的な副作用
- 便秘、下痢
- 嘔気(吐き気)
- 口渇(口の渇き)
- 腹痛、腹部膨満感(お腹の張り)
- AST、ALT(肝臓の数値)の上昇
- 頭痛
- 発疹、そう痒感(かゆみ)
- 総コレステロールの上昇、眼瞼(まぶた)の発赤・熱感、血小板減少など
副作用への対処法
お薬を飲み始めてから、軽い下痢や便秘、お腹の張り、口の渇きなどを感じた場合は、一時的なものであることも多いため少し様子を見てください。もし症状が長引いたり辛かったりする場合は無理をせず、医師や薬剤師に相談しましょう。
また、極めてまれですが、重大な副作用として肝機能障害や黄疸(皮ふや白目が黄色くなる、強いだるさなど)があらわれることがあります。
このような異変を感じた場合はすぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。
エリキュースの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
- 過去にセルベックス(テプレノン)の成分で過敏症(アレルギー症状)を起こしたことがある方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 妊婦・妊娠している可能性がある方、授乳中の方
- 高齢者
- 小児等
併用に注意が必要な薬
絶対に一緒に飲んではいけない「併用禁忌」の薬は特にありません。
他のお薬とも比較的安心して一緒に飲むことができます。
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 服用タイミング | 吸収を高めるため、指示通り「食後」に服用しましょう。 |
| 即効性について | 痛みを一瞬で消す鎮痛薬ではなく、傷ついた胃の粘膜を徐々に修復するお薬です。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない、安全な場所で保管してください。
飲み忘れたら?
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次の飲む時間が近づいている場合は忘れた分は飛ばし、次の時間に1回分だけを飲んでください。
絶対に一度に2回分をまとめて飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
セルベックスに市販薬はある?値段は?
市販薬
医療用の「セルベックス」と全く同じ市販薬はありませんが、有効成分「テプレノン」を配合した市販薬が薬局やドラッグストアで購入できます。
- セルベール
- 新セルベール整胃プレミアム
※市販薬には、テプレノンの他に胃の動きを助ける生薬や消化酵素などが一緒に配合されています。
ジェネリック
セルベックスにはジェネリック医薬品(後発品)があります。
- テプレノンカプセル50mg
- テプレノン細粒10%
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価 | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| セルベックスカプセル50mg | 先発 | 10.8円/カプセル | 約10円(3カプセル) |
| テプレノンカプセル50mg | 後発 | 約5.7円/カプセル | 約5円(3カプセル) |
| セルベックス細粒10% | 先発 | 8.1円/g | 約4円(1.5g) |
| テプレノン細粒10% | 後発 | 約4.5円/g | 約2円(1.5g) |
※2026年8月現在。薬価は改定などで変わる可能性があります。
※実際の窓口支払額には診察料や調剤料などが加算されます。
セルベックスと他のお薬との違い・関係
なぜ「ロキソニン」と一緒に処方されるの?
ロキソニンなどの解熱鎮痛薬は、痛みを抑える一方で胃粘膜を傷つけやすい性質があります。
そのため、鎮痛薬による胃荒れを未然に防ぎ、胃を守る目的でセルベックスが一緒に処方されるケースがとても多いです。
ムコスタ(レバミピド)との違いは?
どちらも「胃粘膜保護薬」というカテゴリーの薬ですが、以下のような違いがあります。
- セルベックス(テプレノン)
- 胃を守る「粘液」の分泌を増やし、バリア機能を強める働きが中心です。
- ムコスタ(レバミピド)
- 胃粘膜の炎症を抑え、組織の修復を促す働きが中心です。
症状や状態に合わせて、医師が適切に使い分けています。
添付文書
テプレノンカプセル50mg「トーワ」/テプレノン細粒10%「トーワ」
まとめ
セルベックス(成分名:テプレノン)は、胃のバリアとなる粘液を増やして胃粘膜を修復・保護する、安全性の高い胃薬です。
急性胃炎・慢性胃炎の悪化時や胃潰瘍のほか、ロキソニンなどによる胃荒れ防止としても幅広く活躍しています。
「胃の不調がなかなか治らない」
「仕事や家事が忙しく、病院へ行く時間がとれない」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
通院にかかる時間や手間を減らしながら、専門の医師にお薬の悩みを気軽に相談できます。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
よくある質問(FAQ)
妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠中の方は、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ処方されます。授乳中の方は、治療と母乳栄養のメリットを考慮して継続か中止かを医師と相談して決めます。自己判断で服用せず、必ず医師にご相談ください。
小児(子供)でも使えますか?
小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。お子様に使う場合は、医師が症状や年齢を考慮して必要と判断した場合のみ処方されます。
運転しても大丈夫ですか?
セルベックスの副作用として眠気やふらつきなどは報告されていないため、服用後の車の運転や機械操作には特に支障ありません。
いつから効き始めますか?
服用後1〜2時間程度で胃の粘膜保護作用があらわれ始めます。ただし、傷ついた胃粘膜をしっかりと修復するには、数日から数週間程度指示通りに継続して飲む必要があります。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
セルベックスとお酒の直接的な危険な飲み合わせはありません。しかし、アルコール自体が胃の粘膜を強く刺激して症状を悪化させるため、胃の治療期間中の飲酒は控えましょう。
食べ過ぎ、吐き気、逆流性食道炎にも効きますか?
食べ過ぎによる胃もたれや胃炎に伴う吐き気には、胃粘膜を保護することで症状の和らげが期待できます。逆流性食道炎に対しては、胃酸分泌抑制薬(PPI等)と組み合わせて補助的に使われることがあります。