タケルダ配合錠の効果・副作用を解説!【医師監修】
「血液をサラサラにする薬を飲んでいるけど、胃が荒れないか心配…」
「心筋梗塞や脳梗塞の再発予防ってどんな薬を使うの?」
そんな方に処方されるのがタケルダ配合錠です。
血栓を防ぐ薬と胃を守る薬が1つに合わさった配合剤で、再発予防と副作用対策を同時に行えるのが特徴です。
この記事では、タケルダ配合錠の効果や副作用、バイアスピリンとの違いなどについて医師がわかりやすく解説します。
タケルダ配合錠は、血液をサラサラにして血栓(血の塊)を防ぐ成分と、胃酸を抑えて胃を守る成分が一つになったお薬です。
この2つの作用により、血栓予防と胃潰瘍予防を同時に行うことができます。
主に、心筋梗塞や脳梗塞などの再発予防のために使われます。
タケルダ配合錠の種類(剤型)
配合錠(錠剤):白地に淡い赤色の斑点がある錠剤です。
タケルダ配合錠の成分
タケルダ配合錠には、2つの有効成分が入っています。
- アスピリン:血液を固まりにくくし、血栓ができるのを防ぎます。
- ランソプラゾール:強力に胃酸の分泌を抑え、アスピリンによる胃の荒れや潰瘍を防ぎます。
タケルダ配合錠の効果
血液中の血小板という成分の働きを抑えることで、血管の中で血が固まるのを防ぎます(血液をサラサラにする効果)。
同時に、胃酸の分泌を抑えて胃粘膜を守る効果があります。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
主に、過去に胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある方で、以下の病気による血栓・塞栓(血の塊が詰まること)を予防する場合に使われます。
- 狭心症、心筋梗塞
- 虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作、脳梗塞)
- 冠動脈バイパス術(CABG)あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後
タケルダ配合錠はオンライン診療で出せる?
「薬がなくなったけれど、病院に行く時間がない」
「いつものお薬を自宅で受け取りたい」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
タケルダ配合錠のようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ウチカラクリニックでも、タケルダ配合錠に関するご相談をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
タケルダ配合錠の使い方(用法・用量)
通常、大人は1日1回1錠を服用します。
タケルダ配合錠は、薬の成分が胃ではなく「腸」でしっかり溶けて効くように特殊な構造で作られています。そのため、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりせず、噛まずにそのまま服用してください。
また、毎日決まった時間に飲むことが大切です。
必ず医師の指示通りに服用を続けましょう。
タケルダ配合錠の副作用
主な副作用
- 吐き気、胃の不快感
- 下痢、便秘
- 出血(鼻血、歯ぐき出血、青あざができやすい、便が黒くなるなど)
- 肝機能の数値上昇
副作用への対処法
血液をサラサラにするお薬のため、普段よりも出血しやすくなったり、血が止まりにくくなったりすることがあります。包丁を使う際や転倒など、日常でのケガには注意しましょう。
もし、鼻血がなかなか止まらない、ぶつけた記憶がないのに大きなあざができる、黒い便が出る、激しい頭痛や吐き気がするなどの症状が現れた場合は、自己判断で服用をやめず、すぐに医師や薬剤師に連絡してください。
タケルダ配合錠の注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
- 本剤の成分やサリチル酸系製剤(アスピリンなど)でアレルギーを起こしたことがある方(禁忌)
- リルピビリン塩酸塩(抗ウイルス薬)を飲んでいる方(禁忌)
- 現在、消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)がある方(禁忌)
- 出血している、または出血しやすい体質(血友病など)の方(禁忌)
- アスピリン喘息がある、または過去にかかったことがある方(禁忌)
- 出産予定日12週以内の妊婦の方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 気管支喘息のある方
- 腎障害や肝障害のある方、または過去にあった方
- アルコールを日常的に飲んでいる方
- 手術、心臓カテーテル検査、抜歯を1週間以内に控えている方
- 妊婦(出産予定日12週以内を除く)、授乳婦、妊娠している可能性のある方
- 高齢者
併用禁忌の薬
- リルピビリン塩酸塩(商品名:エジュラント):主にHIV感染症の治療に使われるお薬です。
- タケルダ配合錠に含まれる「ランソプラゾール」は胃酸の分泌を強力に抑える働きがあります。しかし、エジュラントは胃酸がないと体に吸収されにくい性質があるため、一緒に飲むとエジュラントが十分に吸収されず、血液中の成分量が減って本来の効果が発揮できなくなってしまいます。
併用に注意が必要な薬
出血しやすくなるお薬・飲み物
一緒に使うと、血が止まりにくくなったり、胃腸から出血しやすくなったりする危険があります。
- 血液をサラサラにするお薬(ワルファリン、ヘパリン、クロピドグレルなど)
- 他の痛み止め・解熱剤(インドメタシン、ジクロフェナクなど)
- うつ病のお薬(SSRIなど)
- アルコール(お酒も胃腸からの出血リスクを相乗的に高めます)
相手の薬の「効果が弱くなってしまう」お薬
胃酸が抑えられる影響で吸収が悪くなったり、成分同士が反発して効果が打ち消されたりします。
- 一部の抗がん剤(ゲフィチニブ、ボスチニブなど)
- 便秘のお薬(酸化マグネシウム)
- 気管支を広げるお薬(テオフィリン)
- 痛風のお薬(プロベネシドなど)
- 血圧や心臓のお薬(利尿剤、降圧剤、ニトログリセリンなど)
その他の注意が必要なお薬
- 認知症のお薬(ドネペジル): 胃潰瘍を起こしやすくなる報告があります。
- 緑内障などの一部のお薬(アセタゾラミド): 相手の副作用(錯乱などの中枢神経症状)を強める危険があります。
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ケガや出血に注意する | 出血した際に血が止まりにくくなるため、カミソリの使用や刃物の扱い、転倒には十分注意しましょう。 |
| 手術や抜歯前の報告 | 手術や抜歯、内視鏡検査を受ける際は、血が止まらなくなるのを防ぐため事前にお薬を休む場合があります。必ず担当医・歯科医に伝えてください。 |
| 自己判断で中止しない | 勝手に飲むのをやめると、血栓ができて心筋梗塞や脳梗塞を再発するリスクが急増します。医師の指示に従いましょう。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない安全な場所に置いてください。
- 湿気に弱いため、シートのまま保管しましょう。
飲み忘れたら?
飲み忘れに気づいた時点で、なるべく早く1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飛ばして、次の決まった時間に1回分だけを飲んでください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
タケルダ配合錠に市販薬はある?値段は?
市販薬
現在、タケルダ配合錠と同じ成分の市販薬はありません。(処方薬のみ)
※血液をサラサラにするお薬は厳密な管理が必要なため、ドラッグストアなどでは購入できません。
ジェネリック
現在、タケルダ配合錠のジェネリックは販売されていません。
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1錠あたり) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| タケルダ配合錠 | 先発 | 約150円/錠 | 約45円 |
※2026年8月現在の目安です。薬価は改定などで変わる可能性があります。
※3割負担は薬剤料のみの単純計算です。実際は調剤料・診察料などが加わります。
添付文書
まとめ
タケルダ配合錠は、血液をサラサラにする効果と胃を守る効果を兼ね備えた大切なお薬です。
バイアスピリンなどの単剤に比べて胃潰瘍のリスクを減らしながら、心筋梗塞や脳梗塞の再発をしっかり防ぐことができます。
ただし、出血リスクがあるため、体調の変化には注意しながら継続することが大切です。
勝手に飲むのをやめると命に関わる病気が再発する危険があります。必ず医師の指示を守って服用を続けましょう。
「お薬の残りが少なくなってきたけれど、通院する時間がない」
「ケガをした時の出血が心配で相談したい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
毎日の服用が将来の大きなリスクを防ぎます。無理なく、安全に治療を続けていきましょう。
よくある質問(FAQ)
妊娠中・授乳中でも使えますか?
出産予定日12週以内の妊婦さんは使用できません(禁忌)。妊娠期間の延長や赤ちゃんの血管への影響、分娩時の出血リスクが高まるためです。それ以外の時期の妊婦さんも、治療上の有益性が上回る場合のみ慎重に処方されます。また、母乳へ成分が移行するため、服用中の授乳は避ける必要があります。
小児(子供)でも使えますか?
小児に対する安全性は確立されていません。特に水ぼうそうやインフルエンザにかかっているお子さんがアスピリンを飲むと、「ライ症候群」という激しい嘔吐や意識障害を起こす重篤な副作用のリスクがあるため、原則処方されません。
運転しても大丈夫ですか?
タケルダ配合錠には、直接眠気を引き起こす成分は入っていません。そのため、お薬を飲んだ後に車の運転や機械の操作を行っても基本的には問題ありません。
いつから効き始めますか?
アスピリン成分は吸収が早く、服用後1〜2時間ほどで血小板の働きを抑え始めます。ただし、飲んで症状が良くなったと自分で実感できる種類のお薬ではありません。効果が出ていないと感じても、自己判断でやめないことが重要です。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
お酒と一緒に飲むのは避けてください。アルコールとアスピリンを同時に摂取すると、胃の粘膜がダメージを受けやすくなり、胃腸から出血するリスクが高まります。日常的にお酒を飲む方は、必ず医師に相談してください。