エストラーナテープの効果・副作用を解説!【医師監修】
「更年期症状がつらくて、ホルモン補充療法を勧められた」
「貼り薬と飲み薬、どっちがいいの?」
「不妊治療で使うけれど、貼る場所によって効果が変わる?」
更年期障害や不妊治療など、女性の健康をサポートするお薬としてよく処方されるのが「エストラーナテープ」です。
飲み薬と違って、皮膚から直接成分を吸収させるため、胃腸への負担が少ないというメリットがあります。
この記事では、正しい貼る場所や「痩せる」という噂の真相、副作用について医師が詳しく解説します。
目次
エストラーナテープとは?効果は?
エストラーナテープは、「エストラジオール」という女性ホルモン(エストロゲン)を主成分とする、皮膚に貼るタイプのお薬です。
非常に薄いため、服の上から目立たず、剥がれにくい設計になっています。
飲み薬に比べて肝臓への負担が少なく、血栓症のリスクを抑えやすいのが特徴です。
エストラーナテープの種類(剤型)
エストラーナテープは、薄い円形のシール状のお薬です。
規格: 0.09mg、0.18mg、0.36mg、0.72mgの4種類があります。
- テープ(貼り薬): 2日に1回の貼り替えで済むため、飲み忘れが多い方に適しています。
- 錠剤(飲み薬): 毎日服用する必要がありますが、肌が弱くてかぶれが心配な方に選ばれることがあります。
エストラーナテープの成分
有効成分は「エストラジオール」です。
卵巣から分泌される天然のエストロゲンと全く同じ構造をしています。
エストラーナテープの効果
閉経に伴って急激に減少するエストロゲンを補うことで、ホルモンバランスの乱れによる心身の不調を改善します。
また、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きもあります。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 更年期障害の諸症状(ほてり、のぼせ、発汗)
- 性腺機能不全、卵巣欠落症状:手術などで卵巣を失った場合のホルモン補充。
- 閉経後骨粗鬆症
エストラーナテープはオンライン診療で出せる?
「不妊治療中で頻繁に通院するのが大変」
「更年期のつらさで、病院の長い待ち時間が耐えられない」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
エストラーナテープのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、
エストラーナテープに関するご相談や処方をオンライン診療にて承っております。
気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は自費診療となります。
エストラーナテープの使い方(用法・用量)
通常、成人には1回0.72mgを2日ごとに1回、下腹部や臀部(お尻)に貼り替えます。
- 貼る場所
- 「下腹部」または「お尻」です。
- 太ももや腕などは吸収効率が変わる可能性があるため、医師の指示を守りましょう。
- 場所を変える
- 皮膚のかぶれを防ぐため、毎回貼る場所を少しずつずらしてください。
- 避ける場所
- 胸(乳房)の周りには絶対に貼らないでください。
エストラーナテープの副作用
主な副作用
一般的な副作用
- 貼った場所のかぶれ(紅斑)、かゆみ
- 乳房の張りや痛み
- 不正出血
- 吐き気
色素沈着を防ぐために、剥がした後の保湿を徹底しましょう。
重大な副作用
- アナフィラキシー。
- 静脈血栓塞栓症(下肢の痛み・腫れ、息苦しさなど)。
- 血栓性静脈炎。
副作用への対処法
かぶれが気になる場合は、貼る場所を細かく変える、保湿剤を併用するなどの工夫で改善することが多いです。
もし乳房の強い痛みや、出血が長く続く場合は、ホルモン量の調整が必要な場合があるため、早めに医師に相談しましょう。
エストラーナテープの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
- 本剤の成分に対して過敏症の既往がある方
- 乳がん・子宮がんのある方、または疑いのある方
- 乳がんの既往がある方
- 血栓性静脈炎や肺塞栓症のある方、冠動脈性心疾患、脳卒中などの血栓塞栓疾患がある方、または既往のある方
- 重い肝障害のある方
- 診断の確定していない異常性器出血のある患者
- 妊娠中、または授乳中の方
- 診断の確定していない異常性器出血のある患者
特に注意して使う方(慎重投与)
- 子宮筋腫、子宮内膜症のある方
- 高血圧、心疾患、腎疾患のある方
- 糖尿病、てんかんのある方
- 全身性エリテマトーデス
併用に注意が必要な薬
下記の薬剤を服用している場合は必ず医師に伝えてください。
- 抗てんかん薬
- 結核治療薬
- HIV逆転写酵素阻害剤
- ハーブ(健康食品)
- ステロイドホルモン剤
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 即効性 | ほてりなどは数日で改善を感じることが多いですが、安定までには時間がかかります。 |
| 跡が消えない? | かぶれ跡は時間とともに消えることがほとんどですが、強く掻くと跡が残ることがあります。 |
| お風呂・プール | 貼ったまま入っても大丈夫ですが、剥がれやすくなるため強くこすらないでください。 |
| 貼り忘れ | 気づいたらすぐに新しいものを貼り、次回からは元のスケジュール通りに貼り替えます。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所で保管してください。
エストラーナテープに市販薬はある?値段は?
市販薬
現在、エストラーナテープと同じ成分を含む市販の貼り薬はありません。
ジェネリック
エストラーナテープは先発医薬品です。
現時点では同じ成分のジェネリック医薬品(後発品)は販売されていません。
薬価
時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1枚あたり) | 3割負担の目安(1枚あたり) |
|---|---|---|---|
| エストラーナテープ0.09mg | 先発 | 86.5円 | 約26.0円 |
| エストラーナテープ0.18mg | 先発 | 125.9円 | 約37.8円 |
| エストラーナテープ0.36mg | 先発 | 45.0円 | 約13.5円 |
| エストラーナテープ0.72mg | 先発 | 66.1円 | 約19.8円 |
※2026年4月現在、薬価は改定などで変わる可能性があります。
※調剤料や診察料などは別途かかります
添付文書
エストラーナテープ0.09mg
/エストラーナテープ0.18mg
/エストラーナテープ0.36mg
/エストラーナテープ0.72mg
よくある質問(FAQ)
Q.妊娠中・授乳中でも使えますか?
いいえ、使えません。
妊娠中や授乳中の方は使用が禁止されています。
Q. 小児(子供)でも使えますか?
基本的には成人女性用のお薬です。特別な事情がない限り、小児には使用しません。
Q.運転しても大丈夫ですか?
特に眠気などの副作用は一般的ではないため、運転に支障はありません。
Q.いつから効き始めますか
個人差はありますが、ホットフラッシュなどの血管運動神経症状については、服用開始から数日〜1週間程度で効果を実感し始める方が多いです。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
適量であれば問題ありませんが、アルコールは肝機能に影響を与えるため、過度な飲酒は避けてください。不妊治療中の方は、胚移植への影響を考え、控えるよう指導されることが一般的です。
まとめ
エストラーナテープは、更年期のつらい症状を和らげ、骨の健康を守るための非常に効果的なお薬です。飲み薬よりも血栓症のリスクが低いという安心感もあり、多くの女性に選ばれています。
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医師が症状に合わせて、モーラステープが良いか、他の湿布が良いかを適切に判断いたします。つらい痛みは我慢せず、お気軽にご相談ください。