高血圧の薬(降圧薬)の種類と副作用を医師が解説!

「健康診断で血圧を指摘され、ついに薬を処方された…」
「毎日飲んでいるけど、この薬、どう効いているのか実はよく知らない…」
「高血圧の薬は一度始めたら、一生やめられないって本当?」

医師から高血圧の薬(降圧薬)を処方された時、多くの方が様々な期待や不安を抱くことでしょう。

高血圧の薬にはたくさんの名前がありますが、その作用の仕方によっていくつかのグループに分けられます。この記事を読めば、ご自身が飲んでいる薬がどの種類に属し、どんな効果や注意点があるのかがわかり、安心して治療に取り組むことができるようになります。

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高血圧での薬物治療の開始基準

「血圧が高い=すぐに薬」という訳ではありません。治療の基本は、あくまで「生活習慣の改善」です。

日本の高血圧治療ガイドラインでは、まず食事や運動などの生活習慣を修正し、それでも血圧が目標値まで下がらない場合に、薬物療法を検討するのが一般的です。

ただし、血圧のレベルや、糖尿病・腎臓病といった他の病気の有無によって、治療方針は異なります。

  • 比較的リスクが低い場合まず数ヶ月間の生活習慣改善を優先し、効果が見られない場合に薬物療法を検討します。
     
  • 血圧が非常に高い場合(例:160/100mmHg以上)将来のリスクが高いため、生活習慣の改善と同時に、速やかに薬物療法を開始することが多くなります。
     
  • 糖尿病や腎臓病などがある高リスクの場合合併症を防ぐため、血圧がそれほど高くなくても、より早期から薬物療法を検討することがあります。

 

最終的な治療方針は、医師が個々の状態を総合的に判断して決定します。

 

降圧薬の種類/特徴の早見表

ここでは、高血圧治療で使われる主な薬の種類について、まずは全体像がわかる「早見表」で、その後に各種の詳細を解説します。

薬の種類主な作用こんな方に代表的な商品名
カルシウム拮抗薬血管を広げる幅広い高血圧症ノルバスク、アダラート
ARB血管を収縮させる物質をブロック糖尿病、腎臓病合併などアジルバ、ブロプレス
ACE阻害薬同上心臓病合併などタナトリル
利尿薬余分な塩分と水分を排出むくみやすい、心不全合併などラシックス、フルイトラン
β遮断薬心臓の働きを穏やかにする脈が速い、狭心症合併などメインテート、アーチスト

 

高血圧の主な治療薬

カルシウム拮抗薬

アムロジピン

血管の筋肉(平滑筋)を緩めることで血管を広げ、血液の通り道をスムーズにして血圧を下げます。
効果が安定しており、日本で最も広く使われている薬の一つです。

【代表的な薬
アムロジピン(ノルバスク、アムロジン)
ニフェジピンアダラート

ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)

azilva

体内で血管を収縮させる「アンジオテンシンⅡ」という物質の働きを直接ブロックし、血管を広げて血圧を下げます。
副作用が比較的少なく、心臓や腎臓を保護する作用も期待されます。

【代表的な薬
アジルサルタン(アジルバ)
カンデサルタン(ブロプレス)
イルベサルタン(アバプロ、イルベタン)
オルメサルタンオルメテック

ACE阻害薬

タナトリル

ARBと同様の系統で、アンジオテンシンⅡが作られるのを抑えることで血圧を下げます。
「空咳」の副作用が出ることがあります。

【代表的な薬
イミダプリル(タナトリル)

利尿薬

トリクロルメチアジド

腎臓に働きかけ、体内の余分な塩分と水分を尿として排出します。
血液の全体量を減らすことで血圧を下げます。

【代表的な薬
トリクロルメチアジド
フロセミドラシックス

β遮断薬(ベータしゃだんやく)

カルベジロール

心臓の過剰な働きを穏やかにし、心拍数を抑えることで血圧を下げます。
脈が速い方や心臓に持病がある方に使われることが多いです。

【代表的な薬
カルベジロールアーチスト
ビソプロロールメインテート
アテノロールテノーミン

 

「配合錠」とは

「薬が2種類になったのに、飲むのは1錠だけって言われた…」実は高血圧のお薬には「配合錠」というものがあります。

配合錠とは、異なる作用を持つ2種類以上の有効成分を1錠にまとめた薬です。 飲む薬の数を減らして飲み忘れを防いだり、相乗効果でより高い降圧効果を期待したりする目的で使われます。

日本の配合錠は「ARB」と「カルシウム拮抗薬」または「利尿薬」の組み合わせが主流です。

 

 

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降圧薬の注意点

飲み忘れた場合

基本は「気づいた時点ですぐに飲む」ですが、次の服用時間が近い場合は1回分飛ばしましょう。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。血圧が下がりすぎて低血圧の症状が出るリスクがあります。

注意すべき飲み合わせ

グレープフルーツ(ジュース)は一部のカルシウム拮抗薬の効果を強めすぎることがあります。

 

グレープフルーツ(果物)と血圧の詳しい解説はこちら!
高血圧で食べてはいけない果物とは?食べると何が起きる?医師が完全解説!

 

また、市販の痛み止め(NSAIDs)は薬の効果を弱めることがあるため、併用する際は医師や薬剤師に相談してください。

 

高血圧の薬は、一生飲み続けないといけないの?

結論から言うと、「必ずしも一生ではないが、多くの場合、長く付き合う必要がある」のが現状です。

高血圧は、生活習慣や遺伝的要因が関わる「慢性的な病気」であり、薬で血圧を「コントロールしている」状態です。
薬をやめれば、元の高い血圧に戻ってしまうことがほとんどです。

しかし、生活習慣の改善(大幅な減塩や減量など)によって、長期間安定した正常血圧を維持できた場合、医師の判断で薬を減らしたり、中止したりできる可能性は十分にあります。

「やめたい」と思ったら、自己判断せず、まずは主治医に「やめるためには何が必要か」を相談してみましょう。

 

 

よくある質問(FAQ)

Q.ジェネリック医薬品でも本当に効果は同じですか?

はい、同じです。国が定める厳しい試験基準をクリアしており、有効成分、効果、安全性は先発医薬品と同等であることが保証されています。

Q.薬を飲んでいれば、食事や運動は気にしなくてもいいですか?

いいえ、全くそんなことはありません。生活習慣を改善することで、薬の効果がより高まり、将来的な減薬・中止の可能性も出てきます。薬はあくまで治療のサポート役と考えましょう。

Q.薬が効きすぎて血圧が下がりすぎたらどうなりますか?

めまい、ふらつき、立ちくらみ、だるさといった症状が出ることがあります。これを「過降圧」と呼びます。特に立ち上がった時にクラっとする「起立性低血圧」には注意が必要です。
もし、このような症状を感じたら、自己判断で薬の量を調整せず、すぐに主治医に相談してください。

 

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アムロジピンやアジルバといった高血圧の治療薬は、心臓や血管の働きを調整し、血圧をコントロールすることで、脳卒中や心筋梗塞からあなたを守る、信頼性の高いお薬です。
ジェネリック医薬品も多く普及しており、治療費の負担を軽減しながら治療を続けることも可能です。

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ウチカラクリニック代表医師

経歴

東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。

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