ハイペン錠の効果・副作用を解説!【医師監修】
「関節や腰の痛みが強くてつらい…」
「ロキソニンとは何が違うのかな?」
関節の痛みや腰痛、手術後の強い炎症を抑えるためによく処方されるのが「ハイペン錠」です。
痛みや腫れをしっかり鎮めてくれる頼もしいお薬ですが、「ロキソニンと比べてどう違うのか」「胃への負担や副作用は大丈夫か」など、気になることも多いのではないでしょうか。
この記事では、ハイペン錠の効果や使い方、気になる副作用、ロキソニンとの違いや強さについて、医師が詳しく解説します。
目次
ハイペンとは?効果は?
ハイペンは、「エトドラク」を有効成分とする「非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)」です。
痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)を作る酵素のうち、特に炎症部位で働く酵素(COX-2)を優先的に抑えることで、強い痛みや腫れを効率よく鎮めてくれます。
ハイペンの種類(剤型)
- ハイペン錠100mg・200mg
- 一般的に処方される錠剤タイプです。
- 症状の程度や年齢に合わせて用量が調整されます。
ハイペンの成分
有効成分はエトドラクです。
炎症を引き起こす酵素(COX-2)を選択的に抑える特徴を持っているため、従来の消炎鎮痛薬と比べて胃腸への負担に配慮された設計となっています。
ハイペンの効果
主に以下のような効果があります。
- 関節や骨、筋肉の強い痛みや炎症を鎮める
- 手術後や外傷後、抜歯後の腫れや痛みを緩和する
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 関節リウマチ
- 変形性関節症
- 腰痛症
- 肩関節周囲炎
- 頸腕症候群
- 腱鞘炎
- 手術後並びに外傷後の消炎・鎮痛
ハイペンはオンライン診療で出せる?
「肩こりや腰痛がつらくて、病院の待合室で待つのがしんどい…」
「忙しくて定期的にクリニックへ通う時間がとれない…」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
ハイペンのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ウチカラクリニックでも、ハイペンに関するご相談をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
ハイペンの使い方(用法・用量)
通常、成人の場合は1日量400mgを朝・夕食後の2回(ハイペン錠200mgなら1回1錠を1日2回)に分けて経口投与します。
高齢者では、状態を観察しながら少量(例:200mg/日=1回100mgを1日2回など)から投与を開始することがあります。
※年齢や症状により適宜増減されます。自己判断で量を増やしたり飲む回数を変えたりせず、必ず医師の指示通りに服用しましょう。
空腹時に服用すると胃に負担がかかりやすいため、原則として食後に多めの水で服用してください。
ミオナールの副作用
主な副作用
- 消化器症状
- 腹痛
- 悪心・嘔吐
- 食欲不振
- 下痢
- 口内炎
- 消化不良
- 腹部膨満感
- 胃炎
- 便秘
- 皮膚・アレルギー
- 発疹
- そう痒感(かゆみ)
- 蕁麻疹
- 紅斑
- 精神神経系・循環器
- めまい
- 眠気
- 頭痛
- しびれ
- 動悸
- 浮腫(むくみ)
- その他
- 肝機能異常(AST、ALTの上昇等)
- 腎機能異常
- 倦怠感
副作用への対処法
ハイペンで比較的見られやすいのは、胃の不快感や腹痛といった消化器系の副作用です。
これを防ぐため、必ず食事の後に多めのお水で飲むようにしましょう。必要に応じて胃粘膜を保護する胃薬が一緒に処方されることもあります。
軽度の胃の違和感であれば経過を見ることが多いですが、激しい胃痛や黒い便(胃出血のサイン)、全身の発疹や息苦しさが出た場合は直ちに服用を中止し、速やかに主治医や薬剤師にご相談ください。
また、重大な副作用として
- 消化性潰瘍(穿孔伴うことあり)
- ショック・アナフィラキシー
- 皮膚粘膜眼症候群(SJS)
- 急性腎障害
- 汎血球減少
- 肝機能障害・黄疸
- うっ血性心不全
- 心筋梗塞
- 脳血管障害
などが報告されています。
ハイペンの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
- 消化性潰瘍のある方(禁忌)
- 重篤な血液の異常のある方(禁忌)
- 重篤な肝障害、重篤な腎障害、重篤な心機能不全のある方(禁忌)
- 重篤な高血圧症のある方(禁忌)
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による発作誘発)又はその既往歴のある方(禁忌)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方(禁忌)
- 妊娠後期の女性(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 消化性潰瘍の既往歴のある方
- 血液の異常、肝障害、腎障害、心機能障害、高血圧症の既往歴・既往のある方
- 気管支喘息のある方
- SLE(全身性エリテマトーデス)、潰瘍性大腸炎、クローン病のある方
- 高齢者の方
- 妊婦・授乳婦の方
- 小児等
併用に注意が必要な薬
- 他の消炎鎮痛剤(NSAIDs)
- クマリン系抗凝血剤(ワルファリン等)
- チアジド系利尿降圧剤
- リチウム製剤(炭酸リチウム)、メトトレキサート
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 空腹時の服用を避ける | 胃障害を防ぐため、必ず食後に多めの水またはぬるま湯で服用してください。 |
| アスピリン喘息の方は服用厳禁 | 鎮痛薬で喘息発作を起こしたことがある方は大変危険なため服用できません。 |
| 長期投与時は定期的な検査を受ける | リウマチ等で長期服用する場合は、定期的に尿検査、血液検査、肝機能検査を受けましょう。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない安全な場所で保管してください。
飲み忘れたら?
飲み忘れたことに気づいたときは、気づいた時点でできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は1回飛ばし、指定の時間に次の1回分を飲みましょう。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
ハイペン錠とロキソニンの違いは?強さや特徴
ロキソニン(ロキソプロフェン)との違いと強さの比較
よく処方される解熱鎮痛薬「ロキソニン(成分名:ロキソプロフェン)」との主な違いは以下の通りです。
| ハイペン錠 | ロキソニン (ロキソプロフェン) | |
| 服用の回数・持続時間 | 半減期が長く効果が持続しやすいため、 1日2回(朝・夕)の服用でしっかり効く | 効果の発現が早い一方、 1日3回服用することが多い |
| 胃への配慮 (COX-2選択性) | 比較的胃障害を起こしにくい | 胃腸障害予防に胃薬を併用することもある |
| 主な適応・使い道 | 関節リウマチや変形性関節症 腰痛など 慢性的な炎症や持続する強い痛み | 頭痛 歯痛 生理痛などの急性期の痛み 発熱時の解熱など |
痛みの種類や持続時間、患者さんの胃腸の状態に合わせて医師が適切に使い分けています。
【ロキソニンについて詳しくはコチラ!】
ハイペンに市販薬はある?値段は?
市販薬
ハイペン(エトドラク)と同じ有効成分を含んだ市販薬はドラッグストア等では販売されていません。(処方薬のみ)
ジェネリック
「エトドラク錠100mg『サワイ』」「エトドラク錠200mg『トーワ』」などの成分名で各メーカーからジェネリック医薬品(後発品)が販売されています。
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価 | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| ハイペン錠100mg | 先発 | 6.8円/錠 | 約2.0円/錠 |
| ハイペン錠200mg | 先発 | 10.5円/錠 | 約3.2円/錠 |
| エトドラク錠200mg(各種後発品) | 後発 | 約10円〜12円前後/錠 | 約3.0円〜3.6円前後/錠 |
※2026年10月現在
※薬価は改定などで変わる可能性があります。別途、調剤技術料や処方箋料などが加算されます。
添付文書
エトドラク錠100mg「SW」/エトドラク錠200mg「SW」
まとめ
ハイペン錠(エトドラク)は、関節リウマチや腰痛症などのつらい痛みや炎症を抑えてくれる頼もしいお薬です。
胃への配慮がなされた設計ですが、安全に使用するためには空腹時の服用を避け、医師の指示通りの用法・用量を守ることが大切です。
「関節痛や腰痛がつらくて通院の待ち時間が負担」
「定期的に処方してもらっているお薬を自宅から相談したい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
経験豊富な医師があなたの症状や生活スタイルに寄り添って対応いたします。お気軽にご相談くださいね。
よくある質問(FAQ)
妊娠中・授乳中でも使えますか?
注意が必要です。 特に妊娠後期の女性は服用禁止(禁忌)です(胎児の動脈管収縮や分娩障害などの危険があるため)。妊娠初期・中期の場合も、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合のみ最小限で処方されます。授乳中の方についても、母乳中へ移行することが報告されているため、医師と相談の上で授乳の継続や中断を検討します。
小児(子供)でも使えますか?
小児等への安全性は確定していません。そのため、お子様への投与は医師が慎重に判断します。
運転しても大丈夫ですか?
注意が必要です。 副作用としてめまいや眠気、しびれがあらわれることがあるため、自動車の運転や危険を伴う機械の操作に従事する場合は十分注意してください。
いつから効き始めますか?
服用後、通常1〜2時間程度で血液中の薬の濃度が高まり、痛みや炎症が和らぎ始めます。1日2回の継続服用で安定した鎮痛効果が維持されます。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
原則としてお控えください。 アルコールとお薬を同時に摂取すると胃粘膜への刺激が強まり、胃潰瘍や胃出血などの消化器障害のリスクが高まるため危険です。
痛みが治まっても飲み続ける必要がありますか?
処方目的によって異なります。 関節リウマチや変形性関節症などの慢性的な炎症治療として処方されている場合は、自己判断で中断せず医師の指示に従いましょう。手術後や抜歯後などの一時的な痛みの場合は、痛みが治まった際の服用継続についてあらかじめ医師・薬剤師に確認しておくと安心です。
