アストミン(アストミン錠10mg)の効果・副作用を解説!【医師監修】
「風邪をひいてから咳が止まらなくて、夜も眠れなくてつらい…」
「アストミンって副作用はある?子供や持病があっても大丈夫?」
つらい咳によく使われる「アストミン」ですが、安心して服用するためには効果や注意点をしっかり知っておくことが大切です。
この記事では、アストミンの効果や副作用、正しい飲み方、そしてよく似たお薬である「メジコン」との違いまで、医師が詳しく解説します。
目次
アストミンとは?効果は?
アストミンは、「ジメモルファンリン酸塩」という有効成分を含む咳止めのお薬です。脳にある「咳中枢(せきちゅうすう)」という咳の司令塔に直接働きかけることで、つらい咳をピタッと鎮めてくれる効果があります。
アストミンの種類(剤型)
| アストミン錠(10mg) | 主に大人向けに処方されます。小粒で飲みやすい錠剤です。 |
| アストミン散(粉薬) | 細粒状のお薬で、錠剤を飲み込むのが苦手な方や小児によく処方されます。 量を細かく調整する必要がある場合に選ばれます。 |
| アストミンシロップ | 甘みがあり、小さなお子様でも飲みやすい液体のお薬です。 |
アストミンの成分
有効成分は「ジメモルファンリン酸塩」です。
脳の咳中枢(せきちゅうすう)の興奮を抑える働き(中枢性鎮咳作用)を持っています。いわゆる「非麻薬性」の咳止めなので、依存性やクセになる心配が少なく、安全性の高い成分です。
また、同じ咳止めの「コデイン」などで起こりやすい便秘の副作用が出にくいという優れた特徴もあります。
アストミンの効果
主な効果は、気道への刺激などによって起こる「咳」を直接的に抑えることです。咳による喉の痛みや、夜眠れないほどの咳込みを和らげてくれます。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
主に以下のような病気や症状に伴う「咳(鎮咳)」に対して処方されます。
- 風邪(上気道炎)
- 急性気管支炎、慢性気管支炎
- 肺炎
- 肺結核、珪肺および珪肺結核
アストミンはオンライン診療で出せる?
「風邪を引いて咳がひどいけれど、外に出るのがしんどい」
「仕事が忙しくて、咳止めの薬をもらうためだけに病院に並ぶ時間がない」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
ウチカラクリニックでも、アストミンの処方をオンライン診療にて承っております。
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。
ウチカラクリニックでも、アストミンに関するご相談や継続的な処方をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「待つのが苦手なお子様の受診」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
アストミンの使い方(用法・用量)
- 成人(15歳以上)の場合:通常、1回1〜2錠(主成分として10〜20mg)を1日3回服用します。※年齢や症状によって適宜増減します。
- 子供(小児)の場合:年齢や体重に合わせて、アストミンシロップやアストミン散などの量が細かく計算されて処方されます。
年齢や症状、医師の判断によって量は調整されます。特に小さなお子様の場合は体重に合わせて細かく計算されます。必ず医師または薬剤師の指示を守って服用しましょう。
アストミンの副作用
主な副作用
- めまい、眠気、頭痛・頭重
- 口の渇き、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢
- 脱力感、倦怠感
- 脈が速くなる(頻脈)、動悸、顔のほてり(顔面潮紅)
- 発疹、かゆみ
副作用への対処法
もしお薬を飲んで強い眠気やめまい、ふらつきを感じた場合は、無理をして動かず、しばらく安静にして休みましょう。口の渇きが気になるときは、こまめに水分をとったり、うがいをしたりするのがおすすめです。
万が一、発疹などのアレルギー症状が出た場合や、吐き気がひどく水分も摂れないような場合は、服用を中止して医師や薬剤師にご相談ください。
アストミンの注意事項(禁忌)
使ってはいけない方(禁忌)
- 本剤の成分でアレルギー症状(発疹やかゆみなど)を起こしたことがある方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 糖尿病又はその疑いのある方
- 妊婦/授乳婦
- 高齢者
併用に注意が必要な薬
現在は併用禁忌の薬は報告されていません。
ただし、他の咳止め薬や総合感冒薬(市販の風邪薬など)と一緒に飲むと、似た成分が重なって副作用が強く出る可能性があるため、自己判断での併用は避けましょう。他のお薬を飲んでいる場合は必ず医師へ伝えてください。
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 眠気への注意 | 眠気を感じることがあるため、車の運転や危険な作業は避けましょう。 |
| 長期使用 | 長く飲み続ける薬ではなく、症状が治まったら服用を終了するのが一般的です。 |
| サプリ | 成分の特性上、血糖値がわずかに変動することがあるため、持病がある方は注意が必要です。 |
保管方法
- 直射日光、高温多湿を避けて保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない場所に保管してください。
- シロップ剤の場合は、処方時の指示に従い、必要であれば冷蔵庫で保管しましょう。
飲み忘れたら?
飲み忘れたことに気づいた時は、気づいた時点で1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合(目安として本来の時間の半分以上過ぎてしまった場合)は、忘れた分は1回飛ばして、次の時間に1回分を飲んでください。
絶対に2回分を一度にまとめて飲まないようにしましょう。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
※美容目的の場合は、自費診療です。
アストミンに市販薬はある?値段は?
市販薬
「アストミン」という商品名の市販薬は販売されていません。アストミンは医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。
ただし、同じ非麻薬性の咳止め薬としては「メジコンせき止め錠」などの市販薬がドラッグストアで購入可能です。
ジェネリック
アストミンには「ジメモルファンリン酸塩錠」などの名称でジェネリック医薬品(後発品)が存在します。
薬価
時期や薬局によって金額は変わってきますが、以下のような目安です。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1錠あたり) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| アストミン錠10mg | 先発 | 6.8円/錠 | 約2円 |
| ジメモルファンリン酸塩錠10mg「トーワ」 | 後発 | 6.8円/錠 | 約2円 |
| アストミン散10% | 先発 | 26.6円/g | 約10円 |
| ジメモルファンリン酸塩DS小児用2.5%「タカタ」 | 後発 | 22.7円/g | 約7円 |
| アストミンシロップ0.25% | 先発 | 7.1円/mL | 約2.1円 |
| ジメモルファンリン酸塩シロップ0.25%「TCK」 | 後発 | 7.1円/mL | 約2.1円 |
※2026年4月現在。薬価は改定などで変わる可能性があります。
添付文書
アストミン錠10mg
アストミン散10%
アストミンシロップ0.25%
ジメモルファンリン酸塩錠10mg「TCK」
まとめ
アストミンは、脳の咳中枢に直接働きかけることで、辛い咳を鎮めてくれるお薬です。
非麻薬性なので依存性の心配がほとんどなく、お子様から大人まで幅広く処方される安心感のある薬の一つと言えます。
「咳が止まらなくて夜も眠れない」
「病院に行きたいけれど時間が取れない」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
体の内側から整えるケア、無理なく続けていきましょう。
よくある質問(FAQ)
妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠中の方については、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ処方されます。授乳中の方も、治療の必要性と母乳栄養のメリットを考慮して、授乳を続けるか一時中止するかを判断します。自己判断せず、必ず事前に医師にご相談ください。
小児(子供)でも使えますか?
はい、使えます。
お子様向けにはシロップや散剤がよく使われます。
年齢や体重に合わせた適切な量を服用することが大切です。
運転しても大丈夫ですか?
眠気が出ることがあります。
安全のため、服用後の車の運転や高い所での作業は控えるようにしてください。
いつから効き始めますか?
個人差はありますが、一般的に服用後 30分〜1時間ほど で血中濃度が上がり始め、効果を実感し始めます。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
飲酒は避けてください。
アルコールによって薬の副作用(眠気やふらつき)が強く出てしまう恐れがあります。
アストミンとメジコンの違いは何ですか?
どちらも脳の咳中枢に作用する「非麻薬性の咳止め」であり、お薬としての働きや効果の強さに大きな違いはありません。違いは「有効成分の種類」が異なる点です。お薬の効き目や副作用の出方には個人差があるため、医師がより適切な方を処方します。
フスコデなど他の風邪薬・咳止めと一緒に飲んでもいいですか?
自己判断で他のお薬(特にフスコデなどの咳止めや、市販の風邪薬)と一緒に飲むのは避けてください。咳止めの成分が重複してしまい、副作用が強く出る恐れがあります。併用したいお薬がある場合は、必ず事前に医師や薬剤師に確認しましょう。
