「いつもと違う、泡立ったようなおりものが出る…」 「デリケートゾーンの我慢できないかゆみと、嫌なニオイがずっと続いている…」
そんな不快な症状に、一人で悩んでいませんか?「もしかして性病(性感染症)かも…」という不安や恥ずかしさから、誰にも相談できず、医療機関に行くのをためらってしまう方は少なくありません。
ご安心ください。この記事を読めば、トリコモナスとは何か、その原因から正しい検査・治療法まで、あなたの疑問がすべて解決します。
トリコモナスは正しく治療すればきちんと治せる病気です。正しい知識で不安を解消し、解決への一歩を踏み出しましょう。
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トリコモナス症とは?
まずは、トリコモナス症の全体像を分かりやすく解説します。
トリコモナス症の原因

トリコモナス症の原因は、「トリコモナス原虫」という目に見えない小さな寄生虫です。
大きさは白血球と同じくらいで、腟や尿道、前立腺などに寄生します。
細菌やウイルスとは異なる種類の病原体です。
主な感染経路
感染のほとんどは、性行為(膣性交やアナルセックスなど)による粘膜接触です。
感染している人の性器や分泌液に触れることで、原虫がパートナーの性器に移動します。
コンドームを正しく使用することで、感染リスクを大きく減らすことができます。

稀な感染経路

下着、タオル、浴槽、トイレの便座などからの感染を心配する方がいますが、トリコモナス原虫は体の外の環境、特に乾燥に非常に弱く、長くは生きられません。
そのため、これらの経路で感染することは「極めてまれ」であり、過度に心配する必要はありません。
トリコモナス症は性病?男女ともになるの?
トリコモナス症は性感染症(STD/性病)の一つです。主に性行為によって感染が広がります。
「トリコモナス膣炎」という名前が有名のため、女性特有の病気と思われがちですが、男性も女性も感染はします。
ただし、症状の出方に大きな違いがあり、女性は強い症状が出やすいのに対し、男性は感染しても症状が出ない「無症状キャリア」となることが非常に多いのが特徴です。
そのため、男性が気づかないうちにパートナーに感染を広げているケースが少なくありません。

【男女別】トリコモナス症状のセルフチェック
女性の主な症状
- おりものが泡立っている(泡状帯下)
- おりものが黄色〜薄緑色で、悪臭がする
- デリケートゾーン(膣やその周辺)に、我慢できないほどの強いかゆみや痛みがある
- 性行為の時に痛みを感じる
- 排尿時に痛みを感じる
男性の主な症状
- 尿道から少量の膿(白っぽい液体)が出ることがある
- 排尿時に軽い痛みや違和感、かゆみがある
前述の通り、多くの男性は症状が全く出ません。
パートナーが感染した場合は、症状がなくても必ず検査・治療が必要です。
「トリコモナス膣炎」とは?
女性がトリコモナスに感染した場合、そのほとんどが「トリコモナス膣炎」として発症します。以下のような特徴的な症状が現れます。
泡状帯下(ほうじょうたいげ)

トリコモナス膣炎の最も典型的なサインです。原虫が活動する際にガスを発生させるため、おりものが黄色〜薄緑色で、細かく泡立っているように見えます。また、生臭いような強い悪臭を伴うことも特徴です。
外陰部の激しいかゆみと痛み
炎症による強い刺激で、時には掻きむしってしまうほどの激しいかゆみや、ヒリヒリとした痛みを感じます。

膣壁の発赤(苺状頸部)

医療機関での診察時には、膣の壁が炎症によって充血し、イチゴの表面のように赤く点状に出血している「苺状頸部(いちごじょうけいぶ)」という特徴的な所見が見られることがあります。頻度は多くはありません。
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トリコモナス症が引き起こすリスク
トリコモナスは、不快な症状だけでなく、放置することで将来の健康にまで影響を及ぼす可能性があるため、早期の治療が非常に重要です。
女性への影響【不妊や早産のリスク】
炎症が膣から子宮頸管、そして子宮の奥にある卵管にまで達すると、「卵管炎」を引き起こすことがあります。

卵管が炎症で傷ついたり、詰まってしまったりすると、不妊症の深刻な原因となる可能性があります。
また、妊娠中に感染していると、早産のリスクが高まることも知られています。
このように、トリコモナスを放置することは、将来のライフプランにも関わる深刻な事態を招きかねないです。
また、トリコモナスによる炎症は、膣の粘膜の正常なバリア機能を低下させます。これにより、HIV(エイズウイルス)やクラミジアなど、他の深刻な性感染症にもかかりやすい無防備な状態になってしまいます。
パートナーへの影響(ピンポン感染)
トリコモナス治療で最も重要なのが「ピンポン感染」の防止です。
自分だけが治療して治っても、無症状のパートナーから再びうつされてしまう…という卓球のラリーのようなイタチごっこ状態を指します。
これを断ち切るためには、症状がなくても、必ずパートナーと同時に治療することが絶対条件です。

トリコモナスは自然に治るの?
いいえ、トリコモナスが自然に治ることは基本的にはありません。
人間の免疫力だけでは、膣内や尿道に寄生した原虫を完全に排除することはできないためです。
症状が軽くなったり、一時的に治まったりしたように感じられても、原虫は体内に潜伏し続けている「キャリア」の状態です。
そのため、体調が悪化すると再発したり、気づかないうちにパートナーに感染させたりするリスクが残ります。
完治のためには、必ず抗菌薬による治療が必要です。

トリコモナス症の検査・治療法
トリコモナス症の検査
女性は膣分泌物(おりもの)、男性は尿を採取し、顕微鏡で調べるか、より精度の高い遺伝子検査(PCR法など)を行います。
医療機関での検査のほか、自宅で検体を採取して送る郵送検査キットもあります。
トリコモナス症の治療法
治療は、原因である原虫を駆除する抗菌薬の内服が基本です。
膣剤が使われることもありますが、膣内にしか効果がないため、尿道などにいる原虫も殺せる内服薬での治療が一般的です。市販薬はありません。
フラジール(メトロニダゾール)

トリコモナス症の治療における第一選択薬です。原虫のDNAに直接ダメージを与えて死滅させる働きがあります。女性は通常、1日2回、7日間服用することで完治を目指します。
お酒との飲み合わせが悪いため服用中~服用3日後まで飲酒は厳禁です。
【詳しい解説はこちら】
→フラジール(メトロニダゾール)
最も大切なことはパートナーの同時治療です。
症状がなくても、パートナーと一緒に、同時に薬を飲み切ることが、ピンポン感染を防ぎ、完治させるため重要です。
完治のためにできること
治療中のセルフケア

- 処方された薬は、症状が消えても必ず最後まで飲み切る。
- 治療中は禁酒を徹底する。
- 治療が終わるまでは、感染を広げないために性行為を控える。
- 治療後3か月後に再検査をする。(確実に治療を終えるため)
今後のための予防法
- コンドームの正しい使用: 最も効果的な予防法です。
- 不特定多数との性交渉を避ける: 感染リスクを減らす基本です。
- デリケートゾーンを清潔に保つ: ただし、膣内まで洗いすぎるのは、膣の自浄作用を弱めるため逆効果です。

トリコモナス症のよくある質問
トリコモナス症に関して、多くの方が抱く疑問についてお答えします。
ご自身の状況と照らし合わせて、解決のヒントを見つけてください。
どれくらいの期間で治りますか?

処方された薬を正しく7〜10日間服用すれば、ほとんどの場合完治します。治療せずに時間経過で治ることはありません。
症状がなくても検査は受けるべきですか?
はい。パートナーが感染した場合は、ご自身に症状がなくても必ず検査・治療が必要です。無症状でも感染している可能性が非常に高いです。
受診や治療にかかる費用はどのくらいですか?
トリコモナス症の検査・治療は、公的医療保険が適用されます。3割負担の場合、初診で2,000円〜4,000円程度(診察料+検査料)が目安です。これに薬代が別途かかります。

なりやすい人の特徴はありますか?
性行為の経験がある方なら誰でも感染する可能性がありますが、特にコンドームを使用しない性行為が多い方や、不特定多数のパートナーがいる方はリスクが高まります。
感染に全く心当たりがないのですが…
パートナーが無症状のキャリアである可能性が非常に高いです。何年も前に感染したパートナーから、最近になってうつされたというケースも考えられます。心当たりがなくても、症状があれば検査を受けることが大切です。
親やパートナーにバレずに治療したいです…
オンライン診療であれば、自宅で受診でき、薬の郵送も可能です。
また、健康保険を使わずに自費診療で治療することもできますので、医師にご相談ください。ただし、完治のためにはパートナーの治療が不可欠であることはご理解ください。
オンライン診療でもトリコモナスの相談はできますか?

はい、可能です。 オンラインでの問診後、検査結果に基づいてお薬を処方します。通院の手間なく、プライバシーを守りながら治療を進められます。
トリコモナス症の治療はウチカラクリニックで!
トリコモナス症の治療は、原因であるトリコモナス原虫に直接作用する抗菌薬の内服が基本となり、市販のデリケートゾーン用軟膏では治らなかった、しつこいかゆみや悪臭、おりものの異常を根本から改善します。
医師の診断のもとで適切な薬を服用すれば、不快な症状を速やかに鎮めることが可能です。自分だけ治療しても再感染(ピンポン感染)を繰り返すため、パートナーとの同時治療が完治の絶対条件です。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。