ミオナール(ミオナール錠)の効果・副作用を解説!【医師監修】
「肩こりや腰の痛みがひどくてつらい…」
「筋肉がガチガチで動かしづらい…」
そんな方によく処方されるのがミオナールです。
ミオナールは、筋肉の緊張をゆるめて痛みを和らげるお薬です。
この記事では、ミオナールがどんな症状に効くのか、主な副作用や正しい飲み方、他の薬との飲み合わせについて、医師が詳しく解説します。
目次
ミオナールとは?効果は?
ミオナールは、有効成分「エペリゾン塩酸塩」を含む「筋緊張改善剤(筋弛緩薬)」です。
肩こりや腰痛の原因となる筋肉のこわばりや緊張をほぐし、血流量を増やすことでつらい症状や痛みを和らげてくれます。
ミオナールの種類(剤型)
- ミオナール錠50mg:標準的な錠剤タイプ
- ミオナール顆粒10%:錠剤を飲み込むのが苦手な方向けの粉薬タイプ
どちらも成分や期待できる効果に違いはありませんので、患者さんの飲みやすさに合わせて処方されます。
ミオナールの成分
ミオナールの有効成分はエペリゾン塩酸塩です。
脊髄や血管の平滑筋に直接働きかけることで、過剰に緊張して硬くなった筋肉を緩めると同時に、血管を広げて血行を促すダブルの作用を持っています。
ミオナールの効果
筋肉のこわばり(筋緊張)を緩めることで、痛みの悪循環を断ち切る効果があります。

筋肉が硬くなると周囲の血管が圧迫されて血行が悪くなり、さらに痛みの物質が蓄積して痛みが強まります。ミオナールは筋肉をリラックスさせて血流を改善することで、こうしたつらい痛みを根本から和らげてくれます。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 筋肉の緊張状態の改善
- 頸肩腕症候群(首から肩、腕にかけてのコリや痛み)
- 肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)
- 腰痛症(慢性・急性の腰の痛み)
- 痙性麻痺(筋肉がつっぱる症状)の改善
- 脳血管障害、頸部脊椎症、術後・外傷後遺症、脳性小児麻痺などによる手足のこわばりやりきみ
ミオナールはオンライン診療で出せる?
「肩こりや腰痛がつらくて、病院の待合室で待つのがしんどい…」
「忙しくて定期的にクリニックへ通う時間がとれない…」
そんな方に知っていただきたいのが、オンライン診療という選択肢です。
ミオナールのようなお薬も、医師が適切と判断すれば、オンライン診療で相談したり、処方を受けたりすることが可能です。
ウチカラクリニックでも、ミオナールに関するご相談をオンライン診療にて承っております。
特に、「体調が悪く外出がつらいとき」や「仕事の合間に受診したい」などに、オンライン診療は便利です。経験豊富な医師が親身になってお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。
ミオナールの使い方(用法・用量)
通常、成人の場合の使い方は以下の通りです。
| ミオナール錠50mg | 1日量3錠を3回に分けて、食後に水などで服用します。 |
| ミオナール顆粒10% | 1日1.5gを3回に分けて、食後に服用します。 |
なお、年齢や症状によって適宜増減されますので、必ず医師や薬剤師の指示に従って服用してください。
ミオナールの副作用
主な副作用
- 眠気、だるさ(脱力感)
- ふらつき、めまい
- 頭痛
- 吐き気、胃の不快感
- 腹痛
- 下痢・便秘
- 発疹、かゆみ
副作用への対処法
ミオナールを服用して軽度の眠気や胃の不快感が生じた場合は、無理をせず体を休めるようにしましょう。
もし、手足の脱力感や強いふらつき、めまいが起こって歩行が危険な場合、あるいは全身のかゆみ、発疹、発熱、呼吸のしづらさなどの症状が出た場合は、自己判断で飲み続けず、すぐに服用を中止して医師や薬剤師にご相談ください。
ミオナールの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
- 過去にミオナール(エペリゾン塩酸塩)の成分に対して過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方(禁忌)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 肝機能障害のある方
- 高齢者の方
- 妊婦・授乳婦の方
- 小児等
併用に注意が必要な薬
- メトカルバモール:類似の筋弛緩剤
- 目のピントが合いにくくなる「眼の調節障害」があらわれたという報告があります。
他のお薬を飲んでいる場合は、必ず医師や薬剤師に伝えましょう。
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車の運転や危険な作業 | 脱力感、ふらつき、眠気などが現れることがあるため、服用中は車の運転や高所での作業など、危険を伴う機械操作を行わないようにしてください。 |
| 生活習慣の改善 | お薬だけに頼るのではなく、姿勢の改善や適度なストレッチ、入浴で体を温めるなど、筋肉をほぐす取り組みを並行して行うとより効果的です。 |
保管方法
- 直射日光や高温多湿を避け、室温で保管してください。
- 小さなお子様の手の届かない安全な場所で保管してください。
飲み忘れたら?
飲み忘れたことに気づいたときは、気づいた時点でできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は1回飛ばし、指定の時間に次の1回分を飲みましょう。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方を行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
ミオナールとロキソニンの併用やテルネリンとの違いは?
ミオナールとロキソニンの併用について
ミオナールと痛み止めである「ロキソニン(ロキソプロフェン)」は、整形外科などで一緒によく処方される非常に相性の良い組み合わせです。
ロキソニンで痛みの炎症を抑えつつ、ミオナールで筋肉のこりをほぐすことで、相乗的に痛みを和らげる効果が期待できます。飲み合わせの相互作用としても問題ありません。
ミオナールとテルネリン(チザニジン)との違い
ミオナールとテルネリン(チザニジン)はどちらも同じ「筋緊張改善剤」ですが、以下のような特徴の違いがあります。
- ミオナール:効果がマイルドで副作用(強い眠気や血圧低下)が出にくく、使いやすい。
- テルネリン:筋肉を緩める作用がやや強めだが、その分「強い眠気」や「血圧低下」などの副作用が現れやすい傾向がある。
日常生活への影響(眠気など)をできるだけ抑えながらコリをほぐしたい方には、ミオナールが選ばれることが多いです。
ミオナールに市販薬はある?値段は?
市販薬
現在、ミオナールと同じ有効成分(エペリゾン塩酸塩)を含んだ市販薬はドラッグストア等では販売されていません。(処方薬のみ)
ジェネリック
ミオナールにはジェネリック医薬品(後発品)が存在します。
- エペリゾン塩酸塩錠50mg
薬価
| 薬剤名 | 区分 | 薬価 | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| ミオナール錠50mg | 先発 | 約7.7円/錠 | 約2.3円 |
| ミオナール顆粒10% | 先発 | 約24.7円/g | 約7.4円(1.5gで約11円) |
| エペリゾン塩酸塩錠50mg | 後発 | 約5.7円/錠 | 約1.7円 |
※薬価は改定などで変わる可能性があります。
※実際の支払額には診察料や調剤料などが加算されます。
添付文書
まとめ
ミオナールは、肩こりや腰痛、痙性麻痺などの原因となる「筋肉のこわばりや緊張」をほぐし、血行を改善して痛みを和らげてくれるお薬です。
正しく使えばつらいコリや痛みを大きく軽減してくれます。
「肩こりや腰痛がつらくて我慢できない…」
「病院に通う時間がないけれど、お薬を処方してほしい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
- スマホやPCがあれば、全国どこからでも受診可能
- 対面診療と料金は変わらず、安心してご利用いただけます
- お忙しい方でも安心の年中無休で診療
- 処方された薬は郵送、またはお近くの薬局で受け取り可能
症状に合わせて正しく使うことが、体を守る一番のポイントです。無理せず、適切にケアしていきましょう。
よくある質問(FAQ)
妊娠中・授乳中でも使えますか?
妊娠中(または妊娠の可能性がある方)の服用は、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ処方されます。また、授乳中の方は原則として服用を避けるか、服用する場合は授乳を中止・中断することを医師とご相談ください。
小児(子供)でも使えますか?
小児等を対象とした臨床試験は実施されておらず、安全性は確定していません。そのため、基本的にはお子様へ処方されることは少ないお薬です。
運転しても大丈夫ですか?
服用中の車の運転はお控えください。 添付文書でも「自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事させないように注意すること」と明確に定められています。眠気、ふらつき、脱力感が現れることがあるため大変危険です。
いつから効き始めますか?
服用後、およそ1〜2時間程度で有効成分の血中濃度がピークに達するため、比較的速やかに効果が現れ始めます。ただし、慢性的な肩こりや腰痛の場合は、指示通り数日間服用を続けることで徐々に症状の改善を実感することが多いです。
お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
ミオナール服用中のお酒(アルコール)は控えましょう。 アルコールとお薬の両方が脳や中枢神経に作用するため、眠気やめまい、ふらつきなどの副作用が強く出てしまうおそれがあり大変危険です。
ミオナールを飲むと太ることはありますか?
「太る(体重増加)」につながる成分は含まれていません。ただし、お薬によって肩や腰のつらい痛みが和らぎ、食欲が戻ったり運動量が変化したりすることで、結果的に体重が増えたと感じる方がいらっしゃるようです。
ミオナールは「睡眠薬」や「うつ」の薬として使えますか?
いいえ、ミオナールは睡眠薬や抗うつ薬ではありません。 副作用に「眠気」があるため睡眠薬と誤解されることがありますが、本来は筋肉のこりをほぐすお薬です。また、ストレスやメンタルの不調に伴う「肩や首の強いコリ」を和らげる目的で処方されることはありますが、うつ病そのものを治療する効果はありません。