ベンザリンの効果・副作用を解説!【医師監修】
「なかなか寝付けない、夜中に目が覚めてしまう」
「ベンザリンを処方されたけれど、依存性が心配」
「朝起きた時にふらつきや眠気が残ることはある?」
そんな方によく処方されるのがベンザリン(一般名:ニトラゼパム)です。
催眠作用、抗不安作用、筋弛緩作用などを持ち、睡眠の質を改善する効果があります。
この記事では、ベンザリンがどのような効果を持つお薬なのか、正しい飲み方や気になる副作用、注意すべき点について、医師が詳しく解説します。
※当院ではベンゾジアゼピン系のお薬は処方できません※
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目次
ベンザリンとは?効果は?
ベンザリンは、「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれるグループに分類される睡眠導入剤(睡眠薬)・抗てんかん薬です。
脳の神経の興奮を鎮めてリラックスさせることで、睡眠を促したり、筋肉のこわばりや発作を抑えたりする働きがあります。
※当院ではベンゾジアゼピン系のお薬は処方できません※
ベンザリンの種類(剤型)
ベンザリンには、主に以下の種類(剤型)があります。
- ベンザリン錠2mg / 5mg / 10mg
- ベンザリン細粒1%
患者さんの症状の重さや年齢などに合わせて、医師が適切なお薬の量を選びます。
ベンザリンの成分
有効成分はニトラゼパムです
脳内にある「GABA(ギャバ)」という神経伝達物質の働きを強めることで、脳の活動をスローダウンさせ、心と体をリラックス状態に導きます。
ベンザリンの効果
- 睡眠導入・維持:寝付きを良くし、夜中に目が覚める(中途覚醒)回数を減らします。
- 抗けいれん作用:脳の異常な興奮を抑えるため、てんかんの治療にも用いられます。
どんなときに使う?(適応疾患・部位)
- 不眠症
- 異型小発作群(点頭てんかん、ミオクロヌス発作、失立発作など)
- 麻酔前投薬(手術前などの不安や緊張を和らげる)
- 焦点性発作(焦点性痙攣発作、精神運動発作、自律神経発作等)
ベンザリンはオンライン診療で出せる?
「お薬が切れてしまいそうだが、病院に行く時間が取れない」
「寝不足で体がだるく、病院の長い待ち時間がつらい」
※当院ではベンゾジアゼピン系のお薬は処方できません※
ベンゾジアゼピン系薬剤であるため、初めて服用する場合や、長期服用による依存のリスク管理が必要な場合は、医師による慎重な判断が行われます
ご自宅や職場など、好きな場所からスマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられ、お薬も自宅に届けてもらえるので、通院の手間や待ち時間をぐっと減らすことができます。。
ウチカラクリニックでも、
不眠症の継続治療や、お薬の調整に関する相談をオンライン診療にて承っております。
スマホひとつで、これまでの治療経過を伺いながら、安全な服用スケジュールをサポートいたします。
ベンザリンの使い方(用法・用量)
通常、大人は以下の量を服用します。
- 不眠症:1回5〜10mgを就寝前に服用します。
- てんかん:1日5〜15mgを分割服用します。
※年齢、症状、目的に応じて医師が適宜増減します。特に高齢者では、副作用が出やすいため少ない量から開始することが推奨されます。
ベンザリンの副作用
1.持ち越し効果(翌朝の眠気・だるさ)
ベンザリンは作用時間が比較的長い(中間型)ため、朝起きた時に「頭がぼんやりする」「眠気が残る」「体が重い」と感じることがあります。
2.ふらつき・転倒
筋肉をリラックスさせる作用(筋弛緩作用)があるため、足元がふらつくことがあります。
特に夜中にトイレに起きた際や、翌朝の歩行時の転倒による骨折に注意が必要です。
3.依存性と離脱症状
長期間、漫然と服用を続けると、お薬がないと眠れなくなる「依存性」が生じることがあります。急に服用を中止すると、不眠が悪化したり、イライラ、震えなどの「離脱症状」が出ることがあるため、やめる際は医師の指導のもと徐々に減らすことが重要です。
副作用への対処法
- 眠気・ふらつき対策
- 服用後は車の運転や危険作業は避けましょう。
- 朝に眠気が残る場合は、医師に相談して量の調整を行います。
- 転倒予防(特に高齢者)
- 夜中にトイレへ行く際は、足元を明るくしてゆっくり動きましょう。
- 依存・長期使用の注意
- 自己判断で飲み続けず、必要最小限の期間で使用します。
- やめるときは急に中止せず、医師と相談しながら徐々に減量します。
- 記憶障害・ぼんやり感
- 強く出る場合は薬が合っていない可能性があるため、医師へ相談してください。
ベンザリンの注意事項(禁忌)
使用に注意が必要な方
使ってはいけない方(禁忌)
以下の条件にあてはまる方は、症状を悪化させる危険があるため使用できません。
- 本剤にアレルギーがある方
- 重症筋無力症の方(筋力低下が悪化するおそれ)
- 急性閉塞隅角緑内障の方(眼圧が上がる可能性)
特に注意して使う方(慎重投与)
- 高齢者(眠気・ふらつき→転倒リスク)
- 肝機能障害のある方(薬が体に残りやすい)
- 呼吸機能が低下している方(COPD・睡眠時無呼吸など)
- 薬物依存の既往がある方
- 心障害のある方
- 脳に障害(器質的障害・老年性変化など)がある方
併用に注意が必要な薬
- 他の中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体など)
- MAO阻害剤
- アルコール
- シメチジン(胃薬)
生活上の注意(使用上の注意)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アルコール厳禁 | アルコールはお薬の作用を過剰に強め、非常に危険な状態(呼吸抑制など)を招くため、併用しないでください。 |
| 運転や危険な作業の禁止 | 翌朝以降も眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下が続くことがあるため、自動車の運転や機械の操作は絶対に避けてください。 |
| 途中で起きる用事がある時の服用禁止 | 服用して寝た後、夜中に一時的に起きて仕事や用事をする可能性があるときは、健忘(記憶が飛ぶ)などの原因になるため飲まないでください。 |
| 漫然とした長期連用の禁止 | てんかんの治療以外では、お薬に頼り切ってしまう「依存性」を防ぐため、効果が出たらダラダラと長く飲み続けないよう医師と相談します。 |
保管方法
直射日光や高温多湿を避け、子どもやペットの手の届かない涼しい場所に保管してください。
飲み忘れたら?
- 十分な時間がある場合:1回分を服用しても構いません。
- 起きるまであと4〜5時間しかない場合:服用は避けてください。
- 翌日の激しい眠気、ふらつき、倦怠感(持ち越し効果)を招く危険があります。
- 朝起きてから気づいた場合
- 飲み忘れた分を朝に飲むのは絶対にやめてください。
- 日中に強い眠気や集中力の低下が起こり、事故や転倒の原因となります。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
ウチカラクリニックのオンライン診療でも、お薬の処方も行っています。気になる症状がある方はいつでもお気軽にご相談ください。年中無休で診察しています。
※当院ではベンゾジアゼピン系のお薬は処方できません※


※心療内科ではシステム手数料をいただいております。
ベンザリンに市販薬はある?値段は?
市販薬
ベンザリン(一般名:ニトラゼパム)と同じ成分を含んだ市販薬は、ドラッグストア等では販売されていません。
ジェネリック
ベンザリンには、成分名である「ニトラゼパム」という名称で多くのジェネリック医薬品が発売されています。
薬価
時期や規格によって金額は変わってきますが、2026年4月現在の目安は以下の通りです。
| 薬剤名 | 区分 | 薬価(1錠あたり) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|---|
| ベンザリン錠2mg | 先発 | 7.90円 / 1錠 | 約2.4円 |
| ベンザリン錠5mg | 先発 | 7.20円 / 1錠 | 約2.2円 |
| ベンザリン錠10mg | 先発 | 11.70円 / 1錠 | 約3.5円 |
| ベンザリン細粒1% | 先発 | 21.10円 / 1g | 約6.3円 |
| ニトラゼパム錠5mg | 後発 | 6.30円 / 1錠 | 約1.9円 |
| ニトラゼパム錠10mg | 後発 | 6.30円 / 1錠 | 約1.9円 |
| ニトラゼパム細粒1% | 後発 | 16.20円 / 1g | 約4.9円 |
※2026年5月現在
※別途、診察料や調剤料、処方箋料などがかかります。
添付文書
ニトラゼパム錠5mg
ベンザリン錠2/ベンザリン錠5/ベンザリン錠10/ベンザリン細粒1%
よくある質問(FAQ)
Q.妊婦・授乳中でも使えますか?
妊娠中、特に初期の服用は胎児への影響を考慮し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ処方されます。授乳中の服用は、お薬が母乳へ移行するため、授乳を避けることが推奨されています。
Q.他の睡眠薬との違いは何ですか?
最近主流の「ベルソムラ」や「デエビゴ」などは自然な眠気を促すタイプですが、ベンザリンなどのベンゾジアゼピン系は脳の活動を直接鎮めるタイプです。
即効性が高い反面、ふらつきや依存のリスクに配慮が必要となります。
Q.運転しても大丈夫ですか?
自動車の運転や危険な機械の操作は控えてください。
Q.いつから効き始めますか?
ベンザリンを服用してから眠気を感じ始めるまでの目安は、およそ15〜45分です。
また、ベンザリンは睡眠薬の中でも「中間型」に分類され、一晩じゅう安定して効果が続くのが特徴です。
Q.お酒(アルコール)を飲んでもいいですか?
ベンザリンもアルコールも、どちらも脳の活動を鎮める(抑制する)働きがあります。
また、お酒と併用することで、「薬を飲んだ後の行動を全く覚えていない」という健忘(記憶喪失)が起こりやすくなります。
まとめ
ベンザリンは強力な催眠作用を持つ頼りになるお薬ですが、正しく使わなければ「ふらつき」や「依存」というリスクも伴います。特に「翌朝の運転」や「アルコールとの併用」には十分な注意が必要です。
「最近お薬の効きが悪くなってきた気がする」
「副作用が心配なので量を減らしたい」
そんなときは、ウチカラクリニックのオンライン診療が便利です。
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