「なんだかずっと気分が晴れない…」 「前は楽しかったことが、今は何も楽しくない」 「体が鉛のように重くて、仕事に行くのが辛い…」
このような心と体の不調が続き、「もしかしてうつ病かも?」と不安に感じていませんか? それは、あなたの心が弱いからでも、怠けているからでもありません。
この記事では、うつ病の基本的な知識(原因・症状・治療法)について、医師が分かりやすく解説します。ご自身の状態を正しく理解し、回復への第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
うつ病とは?
うつ病は、単なる気分の落ち込みとは異なります。ストレスなどをきっかけに、感情や意欲をコントロールする脳の働きに、一時的な不調が生じている状態です。
具体的には、セロトニンやノルアドレナリンといった、気分や意欲に関わる「神経伝達物質」のバランスが乱れ、情報伝達がスムーズに行かなくなってしまうなどの脳内の働きの変化やストレス、睡眠、体の病気、環境要因など複数の要因が重なって起こることが多い疾患です。
つまり、うつ病は「根性」や「気合」で乗り越える精神論の問題ではなく、適切な治療によって回復が見込める「脳の病気」なのです。
また、「うつ病」と一言でいっても、典型的な「大うつ病性障害」のほか、気分の変動が特徴的な「双極性障害(躁うつ病)」、軽めの抑うつ症状が長く続く「持続性抑うつ障害(気分変調症)」など、様々なタイプがあります。

うつ病の症状・サイン
うつ病の症状を簡単にご紹介します。それぞれの詳しい解説は、リンク先の記事をご覧ください。
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どんな症状が出るの?
うつ病のサインは、心だけでなく体にも現れるのが大きな特徴です。特に、これまで楽しめていたことに対して喜びを感じなくなる「興味・喜びの喪失(アンヘドニア)」は、うつ病の重要なサインの一つです。
精神症状

抑うつ気分、興味・喜びの喪失、思考力・集中力の低下、自分を責める(自責感)、消えてしまいたいと考える(希死念慮) など
身体症状

睡眠障害(不眠・過眠)、食欲の変化(増加または減少)、疲労感・倦怠感、頭痛、動悸、めまい など
これらの症状が2週間以上続く場合は、専門家への相談をおすすめします。
うつ病のセルフチェック
ご自身の状態を客観的に把握するためのセルフチェックは、受診を考える一つのきっかけになります。
これらのチェックリストは、DSM-5などの国際的な診断基準を参考に作られていますが、あくまでも簡易的なものです。自己判断せず、必ず医師の診断を受けてください。

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うつ病の治療【薬物療法・精神療法】
うつ病治療の三本柱は「休養」「薬物療法」「精神療法」です。
まずは心と体をしっかり休ませる「休養」が最も重要です。その上で、医師と相談しながら治療を進めます。
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薬物療法
主にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)といった抗うつ薬を用いて、脳内の神経伝達物質のバランスを整えます。
状態や患者様の希望に応じて睡眠導入剤や漢方薬を用いることもあります。身体症状が顕著な場合には吐き気止めや胃薬などのお薬を処方することもあります。
薬は飲み続けないといけないの?

抗うつ薬は、脳の機能が回復するのを手助けし、辛い症状を和らげるためのお薬です。「一度飲み始めたらやめられないのでは?」と心配される方もいますが、医師の指示通りに服用することが大切です。
症状が良くなっても、再発を防ぐために一定期間服用を続ける「維持療法」が必要な場合もあります。自己判断で中断せず、必ず医師に相談しましょう。
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精神療法【カウンセリング】
専門家との対話を通じて、うつ病になりやすい考え方や行動パターンを見直し、ストレスにうまく対処できるこころの状態をつくっていく治療法です。
代表的なものに「認知行動療法(CBT)」があります。これは、自分の考え方のクセ(認知のゆがみ)に気づき、より柔軟でバランスの取れた考え方ができるように練習していく方法です。
例えば、「一つのミスですべてがダメだ」と考えてしまうのを、「誰にでもミスはある。次はこうしてみよう」と考えられるように、カウンセラーと一緒にトレーニングを行います。
この他にも、対人関係の問題に焦点を当てる「対人関係療法」など、様々なアプローチがあります。薬物療法と組み合わせることで、再発予防にも高い効果が期待できます。

うつ病の種類と間違えられやすい疾患
「うつ病」と一言でいっても、実はその現れ方は一つではありません。 楽しいことには反応できる「非定型うつ病(新型うつ病)」、身体の不調が前面に出る「仮面うつ病」など、様々な種類があります。

また、うつ病と症状が非常によく似ていても、全く異なる治療が必要な病気もあります。
例えば、気分の高揚を伴う「躁うつ病(双極性障害)」や、特定のストレスが原因の「適応障害」、強い不安が中心となる「不安障害」などです。
これらを自分で見分けるのは非常に難しく、特に「躁うつ病」を「うつ病」と間違えて治療すると、かえって症状が悪化する危険性もあります。 ご自身の状態を正しく理解するために、まずはどのような種類や違いがあるかも知っておきましょう。
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うつ病と仕事・お金の不安
うつ病になると、集中力が続かなかったり、思うように体が動かなかったりして、仕事に影響が出ることも少なくありません。 「このまま働き続けられるだろうか…」 「休職や退職をしたら、生活費はどうしよう…」 こうした仕事やお金に関する不安を抱えるのは、ごく自然なことです。
うつ病の治療では、安心して休養できる環境を整えることが非常に大切です。そのために、傷病手当金や失業保険、自立支援医療制度など、公的なサポート制度がいくつも用意されています。
休職や復職、転職の考え方や、利用できる経済的な支援について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。一人で抱え込まず、利用できる制度をうまく活用しましょう。
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よくあるご質問(FAQ)
Q. うつ病は、性格が弱い人がなるのですか?
いいえ、全く関係ありません。うつ病は、ストレスや環境要因、脳の機能的な問題などが複雑に絡み合って発症する病気です。責任感が強く、真面目な人ほどなりやすいとも言われており、決して性格の問題ではありません。
Q. うつ病を放置するとどうなりますか?
適切な治療を受けずに放置すると、症状が重症化・慢性化し、回復までに長い時間が必要になることがあります。社会生活への影響が大きくなる前に、できるだけ早く専門家に相談することが、早期回復への一番の近道です。
Q. 何科を受診すればいいですか?
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- 幻聴や妄想など、現実との区別が難しくなっている場合。
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電話で気持ちを聞いてもらえる公的な相談窓口としては、厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」や、「#いのちSOS(0120-061-338)」なども利用できます。
まとめ
うつ病は、誰にでも起こりうる病気であり、そして「正しく治療すれば、必ず回復できる病気」です。
一番辛いのは、先の見えない暗闇の中で、不確かな情報に惑わされたり、自分を責めたりすることかもしれません。
この記事を読んで、「自分の状態をきちんと知りたい」と感じたら、それは回復に向けた大切なサインです。ウチカラクリニックのオンライン診療に、お気軽にご相談ください。
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この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。













