血管収縮薬配合剤(飲み薬)
ひどい鼻づまりをすばやく解消したい時に使われます。
ディレグラ配合錠

抗ヒスタミン薬アレグラに、鼻づまりを解消する血管収縮薬を配合したお薬です。
詳しい解説はこちら
→ディレグラ配合錠
お子さん向けのお薬について
お子さんのアレルギー性鼻炎には、飲みやすいように作られたお薬もあります。
レボセチリジン塩酸塩ドライシロップやアレロック顆粒(抗ヒスタミン薬)、キプレス細粒・チュアブル錠やプランルカストDS(ロイコトリエン受容体拮抗薬)、ザジテンドライシロップなど、年齢や体重に合わせて適切なものが処方されます。

市販薬で治療する場合の注意点
ドラッグストアでも、アレグラFXなど、多くの抗ヒスタミン薬や点鼻薬が販売されています。
軽い花粉症であれば有効ですが、鼻づまりを解消する市販の点鼻薬(血管収縮薬)の長期間の使用は、かえって鼻づまりを悪化させる(点鼻薬性鼻炎)ことがあるため、1〜2週間以上の連続使用は避けましょう。
鼻水・鼻炎の治し方・予防
薬による治療と合わせて、日々のセルフケアを行うことで、つらい症状を和らげ、快適に過ごすことができます。
アレルゲンの回避と除去
最も重要な対策です。花粉症の場合は、花粉が多い日の外出を避け、マスクやメガネでガードしましょう。
帰宅時は、家に入る前に衣服についた花粉を払い落とすのが効果的です。ハウスダストの場合は、こまめな掃除や換気、空気清浄機の使用が有効です。
鼻うがい

鼻の中に入り込んだ花粉やハウスダストを、物理的に洗い流すことができます。
通常の水道水などで行うと痛みが強いため、体液に近い濃度の生理食塩水で行うのがポイントです。薬局に専用のキットも販売されています。
生活習慣を整える
ストレスや睡眠不足、アルコールの飲み過ぎは、自律神経のバランスを乱し、アレルギー症状を悪化させることがあります。規則正しい生活を心がけましょう。
レーザー治療や免疫療法
薬で症状が十分にコントロールできない重症の場合は、鼻の粘膜をレーザーで焼いてアレルギー反応を鈍くする治療や、アレルゲンを少量ずつ体に入れて慣らしていく「舌下免疫療法」などの選択肢もあります。
舌下免疫療法について、詳しい解説はこちら!⇩
舌下免疫療法とは?費用はいくら?スギ・ダニアレルギー治療について医師が解説!

鼻水・鼻炎のよくある質問
鼻水・鼻炎について、よくあるご質問にお答えします。
ご自身の状況と照らし合わせて、解決のヒントを見つけてください。
どんな人が鼻炎になりやすいですか?
ご自身やご家族に、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど、他のアレルギー疾患がある「アレルギー体質」の方は、アレルギー性鼻炎を発症しやすい傾向があります。
受診や治療にかかる費用はどのくらいですか?
健康保険(3割負担)の場合、初診料と簡単な検査で2,000円~5,000円程度、これに加えてお薬代がかかるのが一般的です。
アレルギーの原因を詳しく調べる血液検査を行う場合は、追加で5,000円程度の費用がかかります。

放置しても大丈夫?自然に治ることはありますか?
鼻かぜであれば自然に治りますが、アレルギー性鼻炎は、原因物質がある限り症状が続きます。
放置すると、副鼻腔炎や中耳炎を併発したり、鼻づまりによる睡眠不足や集中力の低下を招いたりするため、つらい症状は我慢せず、治療を受けることをおすすめします。
鼻炎の薬はネットやドラッグストアで買えますか?
はい、多くの抗ヒスタミン薬や点鼻薬が市販されています。ただし、病院で処方される薬には、より多くの種類や、市販されていない配合の薬もあります。市販薬で効果が不十分な場合は、専門医に相談しましょう。
治療期間はどのくらいですか?
花粉症などの季節性の場合は、花粉が飛んでいるシーズン中は、症状を抑えるために治療を続けるのが一般的です。ハウスダストなどによる通年性の場合は、症状をコントロールするために、長期的に薬を使用することもあります。
何科を受診すればよいですか?

鼻の症状が中心ですので、耳鼻咽喉科が最も専門的です。
アレルギー全般を診るアレルギー科や、かかりつけの内科、お子さんの場合は小児科でも相談・治療が可能です。
鼻炎はオンライン診療でも診察できますか?
はい、オンライン診療に非常に適した病気の一つです。詳しい問診を通じて、症状からアレルギー性鼻炎が強く疑われる場合には、抗ヒスタミン薬や点鼻薬などを処方することができます。特に、毎年同じ症状に悩まされている方や、継続的なお薬が必要な方にとっては、通院の手間が省ける便利な選択肢です。
鼻水・鼻炎が気になる場合はウチカラクリニックに相談を
つらい鼻水やくしゃみ、鼻づまりは、私たちの生活の質(QOL)を大きく下げてしまいます。大切なのは、自分の症状の原因が何なのかを正しく理解し、原因物質を避けながら、適切な薬で症状をコントロールすることです。
「市販薬を色々試したけれど、どれも効かない」 「毎年、花粉の季節が来るのが憂鬱だ…」
そのように感じたら、ぜひ専門医にご相談ください。
ウチカラクリニックでは、ご自宅からスマホ一つで相談できるオンライン診療にて、鼻水・鼻炎(アレルギー性鼻炎など)の診察・治療を行っています。忙しくて通院の時間が取れない方や、花粉症シーズンで継続的なお薬の処方が必要な方も、気軽に専門的なアドバイスを受けることが可能です。
そのつらい鼻の症状、一人で悩まず、私たちと一緒に改善していきませんか?まずはお気軽にご相談ください。
アレルギー症状は
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- 夜間・土日も診療
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※医師の判断で希望のお薬が処方できない場合があります。
耳鼻科のオンライン診療
この記事の監修者

ウチカラクリニック代表医師
森 勇磨
経歴
東海高校、神戸大学医学部医学科卒業。名古屋記念病院基本臨床研修プログラム修了。藤田医科大学救急総合内科、株式会社リコー専属産業医を経てMEDU株式会社(旧Preventive Room)創業。|ウチカラクリニック代表医師|一般社団法人 健康経営専門医機構理事|日本医師会認定産業医|労働衛生コンサルタント(保健衛生)
YouTubeチャンネル「 予防医学ch/医師監修」監修 著書に「40歳からの予防医学(ダイヤモンド社)」など多数。